「不法占拠」という文言、やっと入りました!!!!昨日閣議決定された「外交青書2018年」に、です。いまさら、ですが。
「韓国による竹島の占拠は不法占拠であり、国際法上何ら根拠がないまま行われている」
外交部会等や外務省との打ち合わせの度、外交青書にこの文言が入らないことを再三再四指摘してきました。これまで政府は「歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに我が国固有の領土である」ことだけを主張してきました。一方で韓国はあらゆる情報発信において、竹島不法占拠を正当化してきました。日本側のミスはこの部分を打ち返してこなかったことです。民主党政権における岡田外務大臣は不法占拠されているという答弁を拒否してきました。まさに相手に塩を送るような行為です。
歴史的にも、国際法上においても、我が国固有の領土であるにも関わらず、現場の状態は不法占拠状態であるということにまで言及せず、結果として韓国による根拠のない正当性ばかりが拡大してきたのです。
そして、李明博大統領が竹島に上陸します。時の総理は野田総理でした。これを受け、平成24年8月24日の総理記者会見で「竹島の問題は、歴史認識の文脈で論じるべき問題ではありません。戦後の韓国政府による一方的な占拠という行為が国際社会の法と正義に叶うのかという問題であります。」と発言したのです。一方的な占拠、つまり不法占拠であると。
野田総理ですら、という言い方も失礼かと存じますが、安倍政権下でこの発言よりも後退するようなメッセージを発することはできません。「不法占拠」であることを政府の主張に入れるべきであると繰り返し主張し、ようやく今回に至りました。
閣議決定に関わることなので水面下で外務省等とやり取りをしてきましたが、こんな当たり前のことに時間が掛かる。これが戦後「負の蓄積」だということを体で感じ、忸怩たる思いでありながらも、マイナスを一つずつ減らしていくため、心新たに公務に勤しみます。
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