南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
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7月4日 今日の畑

2024-07-04 18:46:52 | トマト

和泉屋トマト農園にも梅雨の季節がやって来ました。東北南部は6月23日に梅雨入りです。

それまでの南郷アメダスの降水量は平年の60%程度しかなく、トマトの活着に悪影響が出そうなくらい乾燥した状況でした。以前にも同じようなことがあったので、今年は定植前に株元の点滴潅水チューブの位置をずらして広く水分が行き渡るように対策したので、乾燥にも関わらず順調にトマトは育っていますよ。

土を湿らせた分、草はいつもより大変なことになっていますが…汗。

さて、今は芽欠きやら誘引やら摘果、草取りなどの作業に追われております。

摘果とは、ひと房に成らせるトマトを厳選して余計な果実を取り除く作業です。

よく見るとこのように穴が開いた玉や虫に刺された跡が残る玉などがあるので、このような最初から製品にならない玉は取ってしまいます。すべてがきれいな玉の場合は、将来麗しい玉になるものを見極めて3個だけ残すのです。

人事力・スカウト眼の疎いわたしでも、この玉の見極めだけは任せてください!この時ばかりは老眼も気になりません。

このように3個を厳選しました。あとは売られてゆくまでじっくりと育てるのです。

トマトの出荷が始まると、必ずトマト狙いの獣たちが畑に侵入して来ます。

そういう時にはこれ。熊ちゃんの生毛皮です。

今年は春の熊猟で獲物は授からなかったので、有害駆除で処分されたものをいただきました。

これを小分けにして、獣道の入り口や受粉バチの巣箱近くに置いておくと、タヌキ・アナグマ・ハクビシンなどの中型動物は原則寄らなくなるのです。野生動物界の序列とは本当にすごいものですね。

しかし、極まれに何者かが珍しがって毛皮をくわえて持って行ってしまうのです。おそらく、集落内で一生を過ごす山を知らない若い獣が珍しがって持って行ってしまうのだと…。わたしはそいつらを「アーバンタヌキ」とよんでいます。

我が集落ではタチアオイ(立葵)の花が下から順に盛んに咲いています。この花が一番上に達するころに梅雨が明けるといわれています。

何はともあれ、当たり障りのない梅雨であってほしいですね。

トマト農家にとって定植が終わり収穫が始まるまでは、ちょっと一息つける期間でもあります。今までは子供たちを連れて新潟の水族館や磯遊びに連れて行っていたのですが、この春みな進学や就職で家を離れました。

ただでさえ会話のキャッチボールの少ない我々はこれではいかんと、半日遠出をしました。午前中で畑作業を終え、あわただしく着替えて新潟ビックスワンスタジアムでの第108回日本陸上選手権を観戦してきました。

それにしても日本のトップアスリートの本物のパフォーマンスは本当に素晴らしかった。女子槍投げ北口榛花選手の群を抜いて伸びる投てきや、女子1,500m田中希実選手の外国人ペースメーカーも抜き去るような圧倒的な走りには鳥肌が立ち、予選通過できなかった選手やU20の若い選手の一生懸命のパフォーマンスは美しくもあり感動しっぱなしでした。

高校時代に少しだけ陸上をかじった私には、まるで夢のような半日だけの陸上日本選手権観戦でした!

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2 コメント

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Unknown (RST)
2024-07-07 19:28:53
手は昔からチョキだけど、良いですね。奥さん孝行。

田中の圧倒的走りを支えているのは、あの大臀筋だね。
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Unknown (阿久津)
2024-07-08 20:49:38
そうなんですよ、RSTさん。自分でも笑っちゃいました、チョキ。

なるほど、お尻の筋肉か。そういえばアスリートのみなさん、お尻が上がって骨盤が前傾してましたね。自分の腰痛改善の参考になります。
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