今朝の最低気温は6.5℃。日中の最高気温は26℃…。この時期はまだ暑さにも慣れず、しかも気温差が20℃越えはさすがにキツいっす。
さて畑では、トマト苗の定植に向けて急ピッチで準備を進めている。
トマトシーズンには忙しい波が三波ある。その第一波がこの定植までの畑準備なのだ。
いつもなら尾白山を見上げながら、ああ山に行きてーなーなんて思うのだが、今はそんな心と身体の余裕はない。
畑では定植前の支柱立てが真っ最中。
メジャーテープの印に合わせ、きっちり均等に刺していく。
全20棟、合計5,400本。この時期、上半身は年甲斐になくムキムキになる。
この忙しい時期に合わせ、今年も東京から頼もしい助っ人がやって来てくれた。そうトマト応援隊リーダーの阪本部長だ。
東武鉄道や路線バスを乗り継ぎ自ら畑にやって来て、気になっていたハウス内のスギナ刈りを率先して取り組んでいる。
阪本部長は、我が和泉屋トマト農園の敏腕営業販売部長なのだ。南会津のような首都圏消費地から離れた産地では、生産者と消費者のつながりが薄いのが現状。しかしそういった難所に橋渡しをしてくれたのが彼女である。もともと冬季のテレマークスキーのゲストであったのだが、このように夏に畑にやって来てはトマトの生育具合や味を確かめ、和泉屋トマトファンを増やしていってくれた。そしていつしか彼女のお陰で和泉屋トマトファンが遠く首都圏から収穫や草取りの手伝いにやって来てくれるまでになったのだ。
植物学、肥料学、土壌学、気象学、数学、経営学、そして体力。総合力が試される。農業は究極のものづくりだ。
形だけでなく味も評価される。いや、むしろ味が優先して評価される。このように消費者と直接意見を交わせるのがまたトマト作りの励みになっている。
(ちなみに「和泉屋トマト」は南郷トマトの跳ねだしトマト(規格外品)でーす。)
(数年前の地元紙福島民報より)
毎朝の水管理には気を遣う。今のトマト苗はまだ8葉苗。あと10日で定植かなあ…。
その前に身体が悲鳴をあげ始めました…泣。
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