大和ハウス不適切建築で中間報告
「違法性を認識も」
外部調査委員会による調査の状況に関するお知らせ
https://www.daiwahouse.com/about/release/house/pdf/release_20190531.pdf
大和ハウス不適切建築で中間報告「違法性を認識も」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45524710R30C19A5000000/
大和ハウス工業が建てた賃貸アパートと戸建て住宅の2000棟超に不適切な柱や基礎が使われていた問題
で、同社は31日、外部調査委員会から中間報告を受けたと発表した。調査委は一部の設計責任者が違法性
を認識していたことなどを指摘した。調査委は6月中に再発防止策を含む最終報告書をまとめる。
調査委は国の認定を取得していない柱や基礎を使っていた一因を「設計責任者が認定を取得していると誤
認した可能性がある」と言及。アパート屋外の2階廊下を支える柱については「関東の設計責任者の多く
が本来の手続きに違反して建築確認申請をしていたことを認識」したという。調査委は違反を是正できな
かった理由の調査を進めるとしている。
同社を巡っては、中国グループ会社で預金残高と帳簿に約234億円の差額が発生する不正も見つかってい
る。相次ぐ不祥事を受け、全社的な企業統治(ガバナンス)強化策を秋にも策定、公表する予定だ。