♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

港町恋唄・お前の涙を俺にくれ

2006年09月04日 | 演歌・歌謡曲
★最近発売された若手女性演歌歌手の新曲には、力強くて演歌本来のよさを感じさせる曲が多い。そんな中からきょうは2曲取り上げてみたい。

☆まず川野夏美の『港町恋唄』、これは『じょんがら恋唄』からほぼ1年ぶりとなる新曲。衣装は引き続いて和服。タイトルに地名は入っていないものの、彼女自身のご当地である豊後水道を舞台とした威勢のいい海洋ものの演歌である。この手の曲はデビュー曲『あばれ海峡』に通じる彼女の原点とも言っていい。ただし、今回は女歌で、海の男の女房としての心意気を歌ったもの。張りのある声と、小気味よく回るこぶしが心地よく響く。






☆続いては前田有紀の『お前の涙を俺にくれ』、こちらは1年10ヶ月ぶりとずいぶん間隔が空いた。ポップな感覚の歌謡曲を次々に出してきた彼女も、一時はどうなったのかと心配していた。それが今回は力強い男歌の「ど演歌」を引っさげて、前田有紀健在なりというところを見せてくれた。これまでのイメージをガラッと変えた意外性が面白いし、前田有紀ってこんなに歌がうまかったのか、こんなに声に力があったのかと再認識させてくれる。ジャケ写もなかなか格好よく決まっている


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BS日本のうた

2006年09月03日 | 演歌・歌謡曲
★昨夜放送された「BS日本のうた」は、千葉県四街道市からだった。出演者にはあまり新鮮味が感じられなかったが、カバー曲のほうでいいと思えるのがあった。
まず水森かおりの『旅愁』。この曲はもともと必殺シリーズの「暗闇仕留人」の主題歌で、西崎みどりが唄ってヒットしたが、なぜかNHKの番組でよくカバーで唄われる。大黒裕貴が2年前に歌謡コンサートで唄ったのを覚えている。今回の水森かおりは、割合淡白な感じで唄っていて好感が持てた。
次に林あさ美の『能登半島』だが、これもオリジナルの持ち味をそこなわないようにていねいに唄っている感じだった。
神野美伽の『つぐない』も、彼女自身の個性を抑えて、テレサ・テンに似た感じで唄っていた。

☆以上3人ともに共通しているのが、自分の個性をあまり出さず、その曲を引き立てるように唄ったこと。カバーとはそういうものだと思う。

☆水森かおり、林あさ美の二人にはカバーだけで持ち歌を唄わせなかったことは感心できない。

☆小柳ルミ子の『私の城下町』は、カバーではよく聴くが、本人歌唱で聴いたのは本当に久しぶりだと思う。でも何か勿体ぶったような唄い方で残念だった。色んな意味で35年という時の流れの大きさを感じてしまった。
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