♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

演歌新曲を試聴

2005年06月25日 | 演歌・歌謡曲
演歌の新曲をいくつか試聴してみた。音羽しのぶの『二年酒』は、2か月後の発売だが、実は3年前の『昔の彼に逢うのなら』のカップリング曲である。さすがにカップリングにしておくのはもったいない曲だ。
『佐渡なさけ』が出て、まだ日が浅いのだが、本格的に売るのだろうか。彼女はどちらかというとしんみりした演歌のほうが得意のようで、この『二年酒』はプッシュすれば売れると思う。

若山かずさの『伊良湖悲曲』は、しっとりと味わいのある旅情演歌だ。くせのない歌唱で、哀愁味もよく表現していると思う。

野中彩央里の『恋路』は、歌謡曲っぽく始まって、途中からぐっと情感を込める盛り上げ方がいい。

男性歌手も取り上げておこう。岩出和也の『北フェリー』は、カラオケで気持よく、格好よく唄えそうな曲なので、覚えたいという気になった。
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三代目コロムビア・ローズ

2005年06月24日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」は、三代目コロムビア・ローズによる司会の最終日で、マイ・セレクションだった。子供の頃から日本舞踊を習っていて、歌手の公演の前座で踊ったことが歌手を目指すきっかけになったとの、一風変わった経歴を持っている。
彼女自身もカバーしている、初代コロムビア・ローズの『東京のバスガール』は、やはり外せないという感じだ。
父が好きという『さようならは五つのひらがな』を選曲していたのをみると、彼女は父親思いのようだ。

持ち歌は『出航五分前』『零時の街角』『蒼いバラの伝説』の3曲。くせのない素直な声で、力強い歌唱だと思う。
『零時の街角』は『出航五分前』のカップリング曲で、初めて聴いたが、イントロのトランペットが印象的で、藤圭子の『新宿の女』を思わせるようないい曲だ。

先日は彼女のナレーションが棒読みだと酷評したが、言い方を変えれば飾り気のない素朴な味があり、真面目さが出ていてそれなりによかったと見直しておきたい。
コロムビア・ローズの名前をもらったことを誇りに思って、彼女にはこれからも頑張ってもらいたいものだ。
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好調の長保有紀・城ヶ島雨情

2005年06月23日 | 演歌・歌謡曲
長保有紀の新曲『城ヶ島雨情』が好調である。
最新の各種チャートを見ると、オリコン演歌ランキングウィークリーでは3位、カセットチャートでは4位、有線リクエストチャートでは何と演歌ではトップというすごさである。まさに快進撃といってもいい。

この好調の理由はどこにあるのだろうか。私もこの曲をFMからの録音で初めて聴いたときに、妙に印象に残り、何度も聴き直して、いい曲だなと思った。
まず演歌のツボを押さえた小気味好いアレンジがいい。聴いていて何とも言えず気持がよくなるようだ。
長保有紀の歌唱は、独特のひっかかるようなくせがあるが、この曲においては、流れるようなメロディーに調和して、ほどよい情緒をかもし出していると思う。
北原白秋の「城ヶ島の雨」を本歌取りしたような、木下龍太郎氏による歌詞も味わいがある。韻律が七五調になっているので安定感がある。

こうして見ると、この曲は大衆歌謡としての演歌の魅力に満ちていて、まさに「安心して聴ける演歌」といえるだろう。



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竹川美子の新曲

2005年06月22日 | 演歌・歌謡曲
いよいよ竹川美子のセカンドシングルが出るとの情報である。タイトルは『室津のあなた』とのことだ。『江釣子のおんな』と同様に、全国的にはほとんど知名度のない地名をタイトルにしている。ジャンル的には、港もの、海峡ものということになるのだろうか。北国の江釣子に対して、瀬戸内の室津とくれば、のどかな陽光といった明るいイメージが浮かぶ。

とにかくデビュー以来2年以上にわたって、『江釣子のおんな』で頑張ってきたのが竹川美子である。私としては、昨年来、そろそろ新曲をとの期待もしていたが、『江釣子のおんな』が地道ながら粘り強く売れ続けているので、新曲を出すタイミングが難しかったようだ。
まだどんな曲かはわからないが、竹川美子の持ち味を熟知した池田充男氏、叶弦大氏の作詞・作曲コンビのことだから、彼女の歌唱力、表現力を十分に生かした作品であることだけは間違いないだろう。
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ひるの歌謡曲

2005年06月21日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」は石原裕次郎の特集だった。裕次郎の魅力を一口で言えば、「偉大なる素人」ではないかと思う。声といい、節回しといい、その親しみやすさは、聴いていてゆったりとした気分にひたれる感じである。そのため、カラオケでも多くの人によって、長きにわたって愛唱されている。昭和歌謡におけるムード歌謡の王者と言ってもいいだろう。
きょうの曲目は、『赤いハンカチ』以降のヒット曲だったが、それ以前の映画主題歌にも名曲がたくさんある。45分番組で紹介できる石原裕次郎の世界は、ほんの氷山の一角にすぎない。
その中でも、カラオケデュエットソングの定番「銀恋」こと『銀座の恋の物語』、鶴岡雅義のレキントギターが美しい『二人の世界』、テナーサックスの響きが印象的な『夜霧よ今夜もありがとう』など、それぞれに時代を彩った名曲ばかりだった。

ところで三代目コロムビア・ローズの司会は、素人っぽいと言うか、台本を棒読みしている感じだった。あまりこういうことには慣れていないようだ。まあこういうのも経験だし、いろんなことにチャレンジして吸収していってほしい。
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