歌謡コンサート

火曜日のＮＨＫ歌謡コンサートは、北島三郎、キム・ヨンジャ、石川さゆりと出演者が３人だけだった。それぞれのファンにとってはいいだろうが、この番組でやるべき企画かといえば疑問に感じる。
ただでさえ少ない歌番組なのだから、より多くの歌手を出演させ、売れている新曲をどんどん唄わせるべきではないか。また、若手歌手にも出演の機会を少しでも与えてほしい。そういえば若手歌手を２週にわたって応援するコーナーはどうなったのだろう。休止しているだけでまた再開されるのならいいが、なくなったのなら残念だ。
今回のようにベテランに数曲を唄わせるのであれば、「ＢＳ日本のうた」の熱唱ひとり舞台があるし、「ふたりのビッグショー」のような番組を復活させるべきであろう。

石川さゆりの『秋のメルヘン』を聴いていると、この歌手も演歌よりこういった歌謡曲のほうに向いた声のように思えてきた。ファルセットも味わいがある。この曲は、携帯、メール、ジョギングといった現代的な言葉が歌詞に出てきてなかなか面白い曲だ。