3.the race day
台風接近が心配されたが、当日は波も無く台風一過の炎天下でのレースとなりました。
前日まで本当にレースがあるのかどうか?判らんほど普通だった会場も、盛り上がりをみせ、スタート前には海口市長のスピーチも。
7時スタート、べたなぎ。水温は23,4度か?派手な花火も上がった。
スイムコースは縦長のホームベース型を2周、ブイは角部の5個のみコースロープ無し。海外レースでは標準仕様。
予想外に早く折り返し着、がここから進まない。更に2つ目折返しからどちらへ進んだらいいかが全くわからず右往左往!監視船上の中国人スタッフも行き先を教えてくれず。
幸いここからでも岸が見えたので、とりあえず岸を目指して泳ぐ。
復路は殆ど進んでいる感じがしないほどうねりが強く苦戦、1周54分、2周1時間43分。自己ワースト。
T1&T2の海口シェラトンホテルをバイクスタート。
バイクは一部折り返しのある高速道路、海口市街地含むコースを2周。
1周目はそこそこでいくものの2周目100km辺りから熱中症と塩分不足の攣りで失速開始。
120km過ぎの高速上でもうろうとしてバイクを降りると両脚が攣った。
更に時折攣り、140km位の村落を抜ける頃の長い登り坂でも両脚が攣りバイクを降り、しばらく休んでバイクを押して坂を越える。
海口市街へ下る時も時折攣り、持っていた梅干類も底を尽きバイクを無事終えることだけを考える。バイクフィニッシュはスタート後10時間、カットオフ30分前。
バイクを降りると両脚が激痛と共に攣り、バイクを跨いだまま思わずうめき声を上げる。
しばらく動けず足をさする。脚が攣っていると察してくれた中国のボランティアが氷を持ってきて冷やしてくれた、謝謝…。
数分後落ち着いてきたのでバイクを横にして降りた。脚を引きずりながらランスタート。10kmまで海岸沿いを走り、一旦トランジットまで戻り再度10km地点まで行くことで30kmをこなし、最後は海口市街地の繁華街を抜け市街地の人民公園がフィニッシュ。
最初から歩き。残り7時間弱。少しでも走らないとフィニッシュ出来ないことはわかっていた。が10kmまでは歩くだけで精一杯、折り返して少し楽なってから時折小走りを試みるも攣りそうになって断念を繰り返す。
15km位から歩くだけでも時折攣ってしばらく休むを繰り返す。
20kmで再びトランジットに戻りスペシャルニーズで梅パワージェルを摂るも攣りは快方に向かわず梅干も底を付いた。
後はゲータレードでミネラル補給しかない。
日も暮れて寒気を感じてきた、ちょっと風邪気味になったか?
もう2時間も無い、潮時か…。
しばらくして中国のマーシャルがMTBでやってきて「後ろ没有(メイヨウ。無い)」というのでラストランナーであることを教えてくれた。
周りへの迷惑も考えると、ここらでリタイヤも考えた。
しかし、
歩いてばかりいるのを見かねてマーシャルが「快点!(グヮイデン。急いで)。フィニッシュに間に合わないぞ」と激を飛ばしてくれた。脚をさすって動かないことをジェスチャーすると、以後医療スタッフがいるエイドではスプレーをしてくれた。
途中トイレに入ろうとしたら脚が攣って入れず、しばらく休んでいるとボランティアが椅子やスープを勧めてくれた。
もう走ることの出来ないボロ雑巾の様な自分でもエイドを出るときには「加油!(ジャーヨウ。頑張れ)」と熱心に励ましてくれた。
彼等の思いを考えると自分から易々とリタイヤできなかった。
残り時間からフィニッシュは無理。
ならば、彼等の思いを無駄にしたくない、自分が納得いく形でこのレースを終わりたい思いでタイムアウトで終わろうと決心。玉砕覚悟でジョグ。
きれいな海沿いの公園はまさにみなとみらいの臨海パーク、遠くに見えるライトアップされた世紀大橋はまさにベイブリッジ。
ああ…懐かしいなぁ、横浜…。
最後のエイドを出てしばらく行くと、30km地点でWTCのアメリカ人スタッフが待っていた。「This is bad news for you…」残り1時間でタイムアウトを宣告されました。
自身15回記念のIMは、奇しくも人生初のDNFとなりました…。
目頭が熱くなりましたが、悔いはありませんでした。もう全部出し切りました。
走ってきたコースに向かって「謝謝!」と叫んでから回収車に乗りました。
お上が言うことは絶対、の国だけに本心で応援してくれていたのかは定かではない。
それでも最近何かとぎすぎすした関係の中国にあって、人の優しさを感じたDNFでした。
車でフィニッシュの人民公園に連れて行ってもらいました。丁度24時のラストフィニッシュ間近。市街地のためか?予想以上に人が集まってにぎやかでした。
フィニッシュで再会することを約束したウィットさんのMCが今回は辛く聞こえました。
今回のDNFは、きっと甘い考えでIMに挑んだ事に対するコナの神様の戒め。
また新たな挑戦が始まります。
台風接近が心配されたが、当日は波も無く台風一過の炎天下でのレースとなりました。
前日まで本当にレースがあるのかどうか?判らんほど普通だった会場も、盛り上がりをみせ、スタート前には海口市長のスピーチも。
7時スタート、べたなぎ。水温は23,4度か?派手な花火も上がった。
スイムコースは縦長のホームベース型を2周、ブイは角部の5個のみコースロープ無し。海外レースでは標準仕様。
予想外に早く折り返し着、がここから進まない。更に2つ目折返しからどちらへ進んだらいいかが全くわからず右往左往!監視船上の中国人スタッフも行き先を教えてくれず。
幸いここからでも岸が見えたので、とりあえず岸を目指して泳ぐ。
復路は殆ど進んでいる感じがしないほどうねりが強く苦戦、1周54分、2周1時間43分。自己ワースト。
T1&T2の海口シェラトンホテルをバイクスタート。
バイクは一部折り返しのある高速道路、海口市街地含むコースを2周。
1周目はそこそこでいくものの2周目100km辺りから熱中症と塩分不足の攣りで失速開始。
120km過ぎの高速上でもうろうとしてバイクを降りると両脚が攣った。
更に時折攣り、140km位の村落を抜ける頃の長い登り坂でも両脚が攣りバイクを降り、しばらく休んでバイクを押して坂を越える。
海口市街へ下る時も時折攣り、持っていた梅干類も底を尽きバイクを無事終えることだけを考える。バイクフィニッシュはスタート後10時間、カットオフ30分前。
バイクを降りると両脚が激痛と共に攣り、バイクを跨いだまま思わずうめき声を上げる。
しばらく動けず足をさする。脚が攣っていると察してくれた中国のボランティアが氷を持ってきて冷やしてくれた、謝謝…。
数分後落ち着いてきたのでバイクを横にして降りた。脚を引きずりながらランスタート。10kmまで海岸沿いを走り、一旦トランジットまで戻り再度10km地点まで行くことで30kmをこなし、最後は海口市街地の繁華街を抜け市街地の人民公園がフィニッシュ。
最初から歩き。残り7時間弱。少しでも走らないとフィニッシュ出来ないことはわかっていた。が10kmまでは歩くだけで精一杯、折り返して少し楽なってから時折小走りを試みるも攣りそうになって断念を繰り返す。
15km位から歩くだけでも時折攣ってしばらく休むを繰り返す。
20kmで再びトランジットに戻りスペシャルニーズで梅パワージェルを摂るも攣りは快方に向かわず梅干も底を付いた。
後はゲータレードでミネラル補給しかない。
日も暮れて寒気を感じてきた、ちょっと風邪気味になったか?
もう2時間も無い、潮時か…。
しばらくして中国のマーシャルがMTBでやってきて「後ろ没有(メイヨウ。無い)」というのでラストランナーであることを教えてくれた。
周りへの迷惑も考えると、ここらでリタイヤも考えた。
しかし、
歩いてばかりいるのを見かねてマーシャルが「快点!(グヮイデン。急いで)。フィニッシュに間に合わないぞ」と激を飛ばしてくれた。脚をさすって動かないことをジェスチャーすると、以後医療スタッフがいるエイドではスプレーをしてくれた。
途中トイレに入ろうとしたら脚が攣って入れず、しばらく休んでいるとボランティアが椅子やスープを勧めてくれた。
もう走ることの出来ないボロ雑巾の様な自分でもエイドを出るときには「加油!(ジャーヨウ。頑張れ)」と熱心に励ましてくれた。
彼等の思いを考えると自分から易々とリタイヤできなかった。
残り時間からフィニッシュは無理。
ならば、彼等の思いを無駄にしたくない、自分が納得いく形でこのレースを終わりたい思いでタイムアウトで終わろうと決心。玉砕覚悟でジョグ。
きれいな海沿いの公園はまさにみなとみらいの臨海パーク、遠くに見えるライトアップされた世紀大橋はまさにベイブリッジ。
ああ…懐かしいなぁ、横浜…。
最後のエイドを出てしばらく行くと、30km地点でWTCのアメリカ人スタッフが待っていた。「This is bad news for you…」残り1時間でタイムアウトを宣告されました。
自身15回記念のIMは、奇しくも人生初のDNFとなりました…。
目頭が熱くなりましたが、悔いはありませんでした。もう全部出し切りました。
走ってきたコースに向かって「謝謝!」と叫んでから回収車に乗りました。
お上が言うことは絶対、の国だけに本心で応援してくれていたのかは定かではない。
それでも最近何かとぎすぎすした関係の中国にあって、人の優しさを感じたDNFでした。
車でフィニッシュの人民公園に連れて行ってもらいました。丁度24時のラストフィニッシュ間近。市街地のためか?予想以上に人が集まってにぎやかでした。
フィニッシュで再会することを約束したウィットさんのMCが今回は辛く聞こえました。
今回のDNFは、きっと甘い考えでIMに挑んだ事に対するコナの神様の戒め。
また新たな挑戦が始まります。
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