気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

小倉久寛に思う

2008-04-30 05:53:26 | Weblog
今回叙勲の最高位受章者は「倉田寛之」氏である。その名から連想した偽名のような名前の、タレント「小倉久寛」について考えてみる。
彼の体型は、身長160cm・体重70kg、顔の方もお世辞にもハンサムとは言い難い。だが性格はいいのだろう。その彼が12歳年下の元宝塚の男役美女と結婚したときには、“美女と野獣夫婦”と言われたものだ。
だが、彼はどうして彼女と結婚できたのであろうか? 初デートの際に「結婚してください」と頼み、デートの度に言い続け、“100回以上は言った”そうである。言い換えれば99回以上断わられたということだ。このことは、特別嫌われていないと思える限り、自信を持って何度でもアタックしろとの教訓になる。
私は、絶対にOKされるだろうとの自信がないと断念してしまうタイプだが、考えを変えた。気の弱い男の孫たちには、「いいと思ったら高嶺の花と諦めず、何回でも攻めろ!」とアドバイスをする積りだ。できることならば、私がもう1度若くなって試してみたい。

4月29日

2008-04-29 05:42:58 | Weblog
4月29日、この祝日の名称は何度も変っている。
私が生まれた時は既に「天長節」と呼ばれていたし、終戦後も3年間ほどはそう呼ばれていた。しかし、1949年からは「天皇誕生日」、昭和天皇が亡くなられた1989年からは「みどりの日」、そして昨2007年からは「昭和の日」と呼ばれるようになった。これで「昭和」は完全に過去の時代になったのであろう。
私がこの「昭和」を過ごしたのは、生まれた時から53歳までであった。53歳といえば、石川達三の作品「48歳の抵抗」で話題になった48歳を5歳も過ぎている。私の人生の主たる部分は「昭和」であったことを実感させられた次第である。特別長く生きたいとは思わないが、あとは自分に与えられた期間を悔いのないように生きたい! そう考えるようになった今日この頃である。
平成生まれの若い人たちにとっての昭和初期は、私にとっての明治時代のようなものかも知れない。時は刻々と流れて行く。4月29日という日を迎えての感想である。

手締め

2008-04-28 05:27:32 | Weblog
昨日に続いて言葉の使い方。今日は「手締め」に関してである。
地方によって一部風習は異なるようでもあるが、関東地方に於いての一般的な決まりを記してみる。
基本は「3本締め」で、“シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャンと全部で10回手を叩く”のを3回繰り返えす。1番格調の高い「手締め」である。東京証券取引所の大発会・大納会等で馴染みであろう。一昨日出かけた寄席の「大喜利」での「高座舞」の後にも全員で行なわれた。これを1回で済ませるのが「1本締め」である。
この他に、「よおー、ポン」と1度だけ手を叩き、簡単にすませる「1丁締め」(関東一本締め)があるが、これはあまり勧められない。「1本締め」と混同し往々にして失敗する。やるならば、司会者が事前に簡単な説明をするべきであろう。
尚、この手締めの際に、「それでは3・3・7拍子で・・・」と言う司会者もいる。だが、「3・3・7拍子」は運動会のときの応援の手拍子である。恥を掻かないようにして欲しい。

日本語の乱れ

2008-04-27 05:58:57 | Weblog
「最近、日本語が乱れている!」――よく言われることだ。
私も常々苦々しく思っていたが、今更私が・・・、との諦めに近い感じで、いちいち口には出さなかった。
だが、司会者のように大勢の前で話す人には確りした日本語を使って欲しい。正しくない日本語を使うのを聞いているとイライラしてしまう。
1番多いのが、「〇〇様が申された通り・・・」のような使い方だ。本人は「“され”」との言葉を付けているために、正しい尊敬語と思っているようであるが、この場合「申す」は間違いだ。「申す」は謙譲語である。正しくは「〇〇様がおっしゃった通り・・・」である。
また、ある事項から次の事項へ移る場合に、「次に移らさせて・・・」もよく耳にする間違いである。このような言葉はワープロでも変換できない。この場合は「移らせて・・・」が正しい日本語である。
司会を務めるような人は、所属団体の名誉のためにも正しい日本語を勉強して欲しい。

雑草

2008-04-26 05:52:30 | Weblog
多くの方のブログで毎日のように美しい花を見せて戴いている。
花に疎い私も少しづつ名前を知るようになってきた。有難いことであり、心から感謝している次第だ。
そのような状態であるから、私が自分のブログで花をアップするなどとは考えても見なかった。だが今回はカットとして載せることにした。
私は、家を建て直す際、庭の手入れが大変だとの考えから、植木はハナミズキとシャラの木(夏椿)ぐらいにして、殆どを芝生にしておいた。だが年を追うごとに雑草が殖え、その駆除に悩まされているのが現状だ。ところがその雑草である「ニワゼキショウ」と「カタバミ」が花を咲かせた。
よく眺めると、雑草とはいえ直径1センチあるかないかの可憐な花だ。何れも芝生の中などを好むそうである。こうなったからには、少し考えを変えてそれらの植物との共生もいいかもしれない。いや、それは単に、手入れを億劫がる怠け心のいい訳にしか過ぎない。

品格本

2008-04-25 06:48:22 | Weblog
半年以上も前に図書館の予約処理を済ませてあった坂東眞理子の『女性の品格』がようやく手に入った。いくら人気があるとはいえ、これほど待たされた本は初めてである。
2005年11月に藤原正彦の『国家の品格』、そして2006年10月に坂東眞理子の『女性の品格』が発行された。既にそれぞれ265万部、300万部を突破する大ヒットとなったようだ。時あたかも、
≪・・・そうしたことが刺激になったのであろう。最近『〇〇の品格』というタイトルの本がむやみに目につくようになった≫との記事が、一昨日の読売新聞に載っていた。
それによると、大手書店には、「品格」をタイトルに含めた本の在庫は100種類近くに及ぶそうで、今年新たに発行されたものが30冊ほど並んでいるそうだ。
こうした本が沢山売れるとは結構なことだ。だがそのお陰で、わが国日本は“品格”を誇れる国になるのであろうか? そうなれば大変喜ばしいことであるが・・・。

熊蜂

2008-04-24 06:18:43 | Weblog
家の藤ももう終わりと思っていたが、最近になって大きな蜂が何匹もやって来た。蜜を吸っている様子である。
私は花について疎いが、昆虫に関しても同様である。その蜂はずんぐりした体形で、全体は黒く胸部だけが黄色で、体長は2~3cmもあった。一見恐ろしい。調べてみるとそれは人に危害を加えない「熊蜂」であった。危険なのは、胴体が黒と黄色の縞からなるスマートな「スズメバチ」で、全く異なった外見なので直ぐに判るという。
「熊蜂」はスズメバチと混同され危険な蜂として誤解されるようであるが、人間の方が攻撃しなければ人を襲うことは少ないという。そこで安心してシャッターを切った次第。
尚、「熊蜂」について面白い情報を得た。この蜂は、その大型の体とそれに見合わない小さな翅から、かつては「航空力学的に、飛べるはずのない形なのに飛んでいる」と不思議がられ、“不可能を可能にする象徴”とみなされていたそうだ。そのため、そうしたシンボルマークにも利用されるのだという。

ねんきん特別便

2008-04-23 06:33:17 | Weblog
遂に私にも届いた。今話題の「ねんきん特別便」が。
「私の場合は何も・・・」との気持であったが、問題になっている通知だ。ある種の興味を持って開封した。
だが開封して驚いた。「平成14年4月1日」までの約2年間ほどの空白期間があるのだ。私は喜んだ。私が勤務していたのは自分の会社だ。そんな馬鹿なことはない。「漏れていた2年間分を1時金で受け取れる!」そう期待して、直ぐに「ねんきん特別専用ダイヤル」に電話した。だが結果は残念。説明によれば以下の通りであった。
『年金制度は平成14年4月1日に変更になりました。それ以前は65歳までの人が加入義務者でしたが、その日以降から70歳までの人が義務者になったのです。ですから貴方は、65歳を過ぎた日から平成14年3月31日までの間は資格がないのです』
「説明されて解りました。でも私と同じような電話をする人はいませんか?」
「もう毎日数えきれない位いますよ。でも説明すると皆さん納得してくれます」
法律を知らぬ人間も悪いが、皆が理解し難いことを前もって説明しない方も悪い。

ウイルス感染

2008-04-22 06:37:49 | Weblog
以前には考えられなかったような、快適なネット生活を楽しめるようになった。しかし、当初から迷惑メールには悩まされている。
新聞報道によれば、経済産業省所管の独立行政法人や警察庁など“実在する公的機関”や「ゆうちょ銀行」の名前をかたって電子メールを送り、ウイルス感染を計ったり詐欺メールをばら撒いているようである。
従来の迷惑メールは英文のものが多く、機械的に削除しやすかった。しかし最近の手口は、実在のドメインを使用したり、タイトルにも工夫を凝らし巧妙化しているそうで、うっかりすると被害に遭いやすい。
悪用された経産省所管の独立行政法人によれば、送信元は本物と同じドメイン(インターネット上の登録名)『ipa.go.jp』で、件名には『セキュリティ調査報告』とあるそうだ。充分気をつけて欲しい。
それらの 各機関は「メールは開かず、そのまま削除して」と呼びかけている

「犬と私の10の約束」

2008-04-21 06:07:26 | Weblog
①私と気長につきあってください。
②私を信じてください。それだけで私は幸せです。
③私にも心があることを忘れないでください。
④言うことをきかないときは理由があります。
⑤私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
⑥私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。
⑦私が年を取っても、仲良くしてください。
⑧私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
⑨あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
⑩私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。

以上は昨日観た映画のテーマだが、若いお母さんには子育て等の参考にもなると思う。

高齢者の医療費

2008-04-20 06:47:18 | Weblog
高齢者の医療費には毎年12兆円近くも要しており、それは医療費全体の1/3以上を占めている。そして「後期高齢者」1人当たりの医療費は、現役世代の5倍にも達しているそうである。
そうした実情からか、4月から「後期高齢者医療制度」がスタートした。対象者は従来の国民健康保険などから脱退して新制度に加入し、全員が保険料を負担することになる。
今回の制度は、75歳以上の年配者の、増加する老人医療費抑制が狙いだ。大雑把に言へば、「従来は扶養家族等の扱いで保険全体の中で扱われてきたが、負担が大変だから、今後は老人は老人で・・・」とのことだ。だから“姥捨て山”などとも言われている。
だが考えてみると、無駄とも思える医療費も多い。“意識を取り戻すことなど絶対にあり得ない”と素人目にも思える患者に生命維持装置を取り付けているのもその1例だ。当の患者も、あんな尊厳を傷つけられているような状態を望んではいない筈だ。現在の法律ではいろいろと問題もあるようではあるが、根本から見直すべき問題であろう。

法事

2008-04-19 06:33:04 | Weblog
3月と4月の短い期間に、6回もの法事が集中した。
他家の法事に招かれたのが5回と、身内の人たちを呼んで私が予定した母親の十七回忌法要だ。それらの行事も今日で総て終る
法要は、厳密には大変短い間隔で何度も行なはなければならぬようであるが、現実には、七七日(49日目)、一周忌、三回忌(2年目)、七回忌、十三回忌、十七回忌・・・などが行なわれるようである。
法事は、葬儀・告別式と違い、招待された人だけが出席する。計画したらお寺の都合を聞いて日時を決める。日時が決ったら招待する人への通知である。その際、郵便あるいは電話・口頭により出欠を確認することが必要だ。招待を受けた人はできるだけ出席するのが礼儀であろう。卒塔婆供養をしたいときは、施主に事前に申し出ておく。
出席する人には貴重な時間の消費と出費の負担を掛けることになる。一方声が掛からないことで気分を害する人もいる。そうしたわけで、招待者リストには気を使うことになる。

臭素酸カリウム

2008-04-18 05:38:39 | Weblog
パンの大量生産では、「生地」の分割は“重量ではなく容積で測る”そうだ。その場合、生地が膨れていては正確に測れない。そこで、ガスで膨れた「生地」に、計量前にピストンで圧力を加え圧縮する方法を用いるという。生地は痛みボロボロになり、普通だと元への回復は困難だそうだ。そこで「臭素酸カリウム」が登場する。それを使うと「生地」が楽に元に戻るのだという。
だが、1992年 国際機関の合同食品添加物専門家会議が、発ガン性・催奇形性があるため小麦粉改良剤として使用するのは不適当と発表した。その年、日本パン工業会・全日本パン協同組合連合会はその使用の自主規制を発表した経緯がある。
「臭素酸カリウム」の毒性はハッキリしている。だがわが国はそんな毒性の強い「臭素酸カリウム」の使用をパンには禁止していない。理由は、その薬品は熱に極めて弱く“充分に焼かれたパンの中では分解して検出されない”というのが根拠。だが不安ではある。
そんな中「山崎パン」は、この「臭素酸カリウム」を使用した食パンを販売している。

シャリ

2008-04-17 06:41:45 | Weblog
銀座の高級寿司屋の特徴の1つはシャリが旨いことだと聞いた。
家でもときどき「手巻き寿司」をやる。多種類のネタを準備することはできぬが、近所の寿司屋で食べるより旨いと感じる。それは、食べる時間に合わせて作られた1番いい状態のシャリのせいだろう。
一昨年、少し離れたところに新しい寿司屋が開店した。住宅街でこれだけ捌けるのかと心配になるほどのネタを揃えていた。私の行きつけの店と比べ遙かに旨かった。
だがその店も徐々に客足が減るにつれ、ネタの種類は少なくシャリの方も落ちてきた。夜遅く行っても「朝のシャリ!」と思うときがある。“ネタの種類が少ない”のは我慢できるが、“日が経ったネタと「賞味期間」の過ぎたシャリ”は戴けない。
先日紹介した「寿司屋のかみさんうちあけ話」にも載っていたが、前日の残りをその日のシャリに混ぜる店もあるようだ。客が減り材料が残る悪循環で、近所の寿司屋も質が落ちてきた。もしかしたら人気の「回転寿司」の方が旨いかも・・・と考えてしまう。

高齢者

2008-04-16 06:08:59 | Weblog
「後期高齢者」の年金から医療保険料の天引きが始まった。
一昔前まで、ある程度の年齢に達した人達のことは、“お年寄り・老人・高齢者”と呼んでいた。ところが平成14年10月1日から医療制度が見直され、前期高齢者・後期高齢者の制度が創設された。65歳から74歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者だという。今回は「高齢者」の呼び方についてのみ記してみる。
一般には前半と後半とに分けた場合、各々の期間は同じになる。従って、前期高齢者が65歳から74歳であるなら、後期高齢者は75歳から84歳であるのが妥当だと思う。
事務的に呼ぶなら。そうした呼び方より、第1期高齢者・第2期高齢者・第3期高齢者・・・の方がすっきりする。また、歳を取ると子供に返るともいわれているから、いっそ幼稚園のように、“高齢者桜・高齢者松・高齢者楓”なんていうのもいいかも知れない。
「前期高齢者・後期高齢者」から連想されるのは「超期高齢者」「末期高齢者」「終期高齢者」など寂しい言葉ばかりである。――ある前期高齢者(私)の感想。