気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

終末期医療

2012-01-31 06:51:58 | Weblog

医療技術が進歩して平均寿命が大幅に伸びたことは大変喜ばしいことである。

だが半面、終末期の医療に関しては、“もう必要ないのでは?”と思われる延命治療が施されているのも事実である。終末期医療に関しては、特に定められた法的ルールはないようだが、後々起こる可能性のある裁判を考慮してか、営業上の観点からか、一度取り取り付けられた生命維持装置は、回復の希望がないにも拘わらず最後まで取り外されないようである。

患者の尊厳を損ねるともいわれ、また医療財政にとっても好ましくない現状は、速やかに改善されるべきだと思う。

この度、≪日本老年医学会は、胃に管で栄養を送る“胃ろう”などの人工栄養や人工呼吸器の装着は慎重に検討し、差し控えや中止も選択肢として考慮するとの“立場表明”をまとめた≫という。法的拘束力はないが、高齢者医療に携わる医師が治療方針を考える際の基本原則となり、具体的な手順などを定めたガイドラインを作る際の基になるという。

実際のところ、そうした装置により生命を長らえたとて患者は幸せではない。回復の望みがなく死が差し迫った患者に最新の医療技術を注ぎ込むことに、ようやく問題意識が芽生えたようである。一歩前進との気はする。


給与も差押え

2012-01-29 07:11:10 | Weblog

わが埼玉県の県税納税率は全国最下位だそうである。昨年9月、県はその汚名からの脱却を目指して対策本部を設置し、わが川口市にも6人の県職員を派遣していたそうである。

恥ずかしながら、わが市の2010年度の市税納税率は、最悪の県平均を更に2,6ポイント下回る89,2%。県内市町村のワースト10に入っているようである。1割以上の人が滞納しているとは情けない。その累積額は約97億円に上るという。わが市の場合、東京都に隣接していて住民の転出入や外国人労働者が多く、それも滞納額が膨らむ一因であるようだ。

そうした状況を考慮したからであろう。この度川口市は市税・国民健康保険税の納税率アップを図り、来月1日に緊急対策本部を設置すると発表した。

差押えの対象を、従来の固定資産に限らず、預金・生命保険・給与にも広げるという。実効を上げやすい方法であり私も賛成である。しかし、具体的な目標が『前年度比で6億円増の885億円、“納税率を90%に引き上げる”』と知ると、改めて徴収業務の難しさを感じさせられる。公平という面からも、少しでも多くの成果を上げて欲しい。


死亡届

2012-01-27 06:55:27 | Weblog

おかしくなった世の中、何が起きても驚かなくなった。昨日も変わったニュースが報じられていた。

≪病死の兄になりすまし、自分の死亡届提出≫

兄が病死した機会をとらえ、自分が病死したとする虚偽の死亡届を提出していたというのである。どのような策を弄したのであろうか? 事実が発覚してからは、当然“電磁的公正証書原本不実記録・同供用”の疑いで逮捕された。

発表によると、58歳になるその男はタクシー運転手であったが交通違反で免許を取り消され、兄になり済まして2種免許を取得して別のタクシー会社に就職したようで、それが遠因であるようではある。その後、2008年1月に兄が病死した際、それを機に死亡届事件を起こしたようである。その後は兄になりすまし、生活保護手当てをも受給していたという。

私がこのニュースの見出しを眼にしたとき、最初に感じたのは「何故そんなことを?」との疑問であったが、この事件は気抜けするほど単純なものであった。本人が「うそに疲れた」と自ら名乗り出たそうであるが、この事件のそもそもの発端は、借金から逃れるためとの見方もあるようである。簡単に借金をしてはいけないとの見本にはなる。


一生

2012-01-23 06:53:56 | Weblog

先日、また知人のお通夜に行ってきた。

従兄弟会のメンバーに、私の体調を気遣い絵手紙を送り続けてくれていた人がいたが、その方の旦那のお通夜である。彼は享年83歳、私と彼も知合いの間柄であったが、特別悲しいとの感情も湧いてこなかった。誤解を招かぬようその理由を示しておくこととする。

私はかねがね、より長く生きることだけが幸せだとは考えていなかった。地球の長い歴史と較べたら、たとえ100年、150年生きたところでその人生の長さは微々たるものである。人間最後に、“自分の一生は幸せだった”と思えなかったら、何年生きようと意味がないと考えていたからである。

その点、彼は自分の信念に基づき真面目に生業に打ち込み、然も趣味にも生きた人であった。そして、最後に1年間ほどの入院生活を送った後の永眠であった。1度しかない人生、入院1年という長さは微妙であるが、彼は幸せだったと思う。そうした彼の生き方が、私の望んでいる一生と重なるように感じられたから、悲しいとも思わなかったのであろう。合掌。


ハンバーガー

2012-01-21 07:04:41 | Weblog

ハンバーガーに関しては以下のように説明されている。

≪ハンバーガー (hamburger) とは、円形に成形して2つ割りにしたパン(バンズという)に、主に牛のひき肉を薄い円形に固めて焼いたハンバーグを挟み込んだ、アメリカ合衆国の料理。サンドイッチの一種である。パンの上部は「クラウン」、下部は「ヒール」と呼ばれる≫

間に挟むものにはヴァリエーションがあっても、挟むものはパンに決まっていると思っていた。ところがである・・・。

パンの代わりに、調理したチキンフィレ(鶏むね肉)2枚を使用し、その間に2種類のチーズ・ベーコン・マヨネーズを挟んだ「チキンフィレダブル」なる新製品が発売されたようである。

日本ケンタッキー・フライド・チキンの製品だそうであるが、“パンで挟む常識を覆す商品”といえよう。海外での販売、そして順調な売れ行きにより、日本でも発売に踏み切ったようである。2月2日の全国販売に先駆け、昨日20日、「池袋サンシャイン通り店」で、その新製品を専門に先行販売を開始した模様である。


失職市長

2012-01-19 06:11:26 | Weblog

わが埼玉県川口市は、昨年の20111011日に隣接の鳩ヶ谷市を吸収合併した。

川口市の人口は50万強であるのに対し、鳩ヶ谷市の人口はその1/10、地形的にも殆んどの部分を川口市に囲まれている状態であったから、今まで合併しなかったのが不思議なくらいであった。

当然の結果として、合併時に鳩ケ谷市長であったK氏は失職することとなった。

ところがこの度、政令指定都市である「さいたま市」のS市長が、その前鳩ケ谷市長のK氏を市政策局幹部に起用することが判明した。市長経験者が別の市の幹部に登用されるのは異例な人事といえるが、“副市長”待遇として迎えられなかったのは、市議会との関係で議決に自信がなかったのであろうか?

真実かどうかは判らぬが、さいたま市長が「全国には県と政令市がうまくいっていないケースが多い。そうなりたくないので、県とのパイプ役として協力してほしい」と旧知のK氏を口説いたと伝えられている。以前K氏は県職員として勤め、故土屋義彦元知事の下で特別秘書を務めた経験を買われたのかも知れぬが・・・。世の中、何が起こるか判らない。


身分証明書

2012-01-17 06:55:56 | Weblog

世の中、身分証明書の提出を求められることが多々ある。パスポートや運転免許証ならば文句はないが、それらを所持しない人も多く、現実には健康保険証を示せばそれで済む場合が多いといえる。

オウム真理教の平田信容疑者をかくまっていた、斎藤明美容疑者の潜伏生活を支えたのも、偽名で取得した健康保険証が大いに寄与したようである。

2000年、斎藤容疑者は大阪の整骨院に偽名で就職、採用時の身元確認資料は履歴書だけだそうで、全国健康保険協会が発行した健康保険証を取得した。身元確認は雇用主任せである点が制度の穴となっているようである。彼女は入手した偽名の身分証明書を、銀行口座の開設・携帯電話の契約・レンタルビデオ店への入会等に利用したようである。

全国銀行協会のガイドラインでも、口座開設時の本人確認書類として健康保険証を認めている。これに対し、警察庁の中には、「関係省庁とも連携し、健康保険証発行の前提となる本人確認の方法を徹底させる必要があるだろう」との意見があるようである。今更そうした点が問題になるということに、制度の不備を感じるとともに驚いた。


「シクラメンのかほり」

2012-01-15 06:44:59 | Weblog

由紀さおりがCD「1969」を発表して世界規模で返り咲いているが、小椋桂の作詞作曲である「シクラメンのかほり」

は布施明の歌で大ヒット、1975年の『第17回日本レコード大賞』を始め音楽番組のタイトルを総なめにした。

小椋桂は、日本勧業銀行勤務を経た後にシンガーソングライターとなった。だが、“作品を他人に歌われると自分の描いたイメージとは違ってしまう”との思いから、当初は自分だけで気に入ったものを歌っていたようである。だが、「作詞・作曲家なら他人にも作品を提供すべきだ!」との圧力に屈し、「シクラメンのかほり」を手放したというのが経緯だそうである。

これは作り置いてあった作品で自分では歌わなかったが、妻“佳穂里さん”に捧げた詩と思われる。だがそれを架空のこととするため、1番「真綿色したシクラメンほど清しいものはない」2番「うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない」に、『うす紫のシクラメンほど淋しいものはない』との現実ではあり得ない3番を付け加えたと本人が語っていた。

文法的には「かおり」が正しい。旧かな使いでも「かをり」であるが、彼にとっては「かほり」でなければならなかったのであろう。芸名「小椋桂」にも妻の名1字を使っている愛妻家だ。現在はうす紫の・香りのあるシクラメンも造られている。


小沢裁判

2012-01-13 06:28:43 | Weblog

小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る公判が東京地裁で開かれた。政治資金規正法違反(虚偽記入)を問われた事件である。

彼は「私の関心は天下国家。政治資金収支報告書を見たことは一度もない」と語り、元秘書との関係については「私は政治のことに集中していた。私が干渉しては任せた意味がない」と述べ、共謀を否定した模様である。信じられぬ!

土地購入に使われた自身の4億円の出所については、「親から相続した不動産の売却益のほか、出版した本の印税や40年以上の議員報酬などが基になった」と説明したそうである。現金があるのに借り入れをしているのも不自然である。

私たち一般国民は、マスコミ情報等により事件の内容を知り判断する。一部には「小沢を狙い撃ちにした検察の陰謀」との発言もあるが、マスコミが揃って“作られた真実”を伝えているとも思えない。常時4億円もの大金を事務所の金庫に保管していると言うのも不自然に感じる。表に出せぬ旧新生党の資金や土建業者からの賄賂と解釈するのが自然であろう。

今回の事件では、巧妙に証拠が消し去られているようで彼は無罪になるかもしれない。益々世の中が信じられなくなる。


「HIJK」

2012-01-11 07:31:55 | Weblog

結婚する前に妊娠している「できちゃった婚」で生まれた子が、全体の1/4を占めるまで増えているそうだ。 出産した女性の年齢が若いほど、「できちゃった婚」率は高くなり、1519歳では8割を超えているというから驚く。

流石に、その親の世代以上の年齢の人々の間では抵抗感を持つ人が多いようであるが、2030代ではこうした結婚に対する違和感も薄れ、昔ほどのマイナスイメージを抱かないようである。

妊娠がきっかけとなっての結婚は、「HIJK」の4文字で表現されるという。ある作家が著書の中で、最近の恋愛結婚を表現したフレーズだそうだ。『エッチ(H)してから愛(I)が生まれ? ジュニア(J)ができて、結婚(K)』なのだという。結婚のきっかけがどうであれ、本当に愛に包まれた幸せな家庭を築けるなら、それはそれでいいのかもしれない。

だが、気になるデータがある。そうした結婚の44%が5年以内に離婚しているという事実である。「本当は結婚するつもりはなかったが、責任をとり、仕方なく結婚した」というカップルも多く、結局耐え切れずに破局の道を辿るのであろう。

だが犠牲になるのは、親を選ぶことができない“できちゃった子供”だ。やはり「HIJK」なる風潮には問題がある。


新聞投稿

2012-01-09 07:22:09 | Weblog

昨年暮れの読売新聞に、投書欄である“気流”への原稿募集が載っていた。発表は1月8日の朝刊であった。

指定テーマの1つに『私流 お酒の飲み方』があった。今まで投稿などしたことはなかった私であるが、休肝日を作らず、毎日定量を守り晩酌に“焼酎の牛乳割”を飲んでいる私は珍しい部類に属すると自覚していたので、初めて投稿を試みた。だが東京本社版だけでも600万以上の購読者がいるという読売新聞、予想はしていたが結果は不採用。

せっかく投稿した原稿、せめてブログを訪れて下さった方々の目に触れればと、記入した投稿用「入力フォーム」の一部を、本日のカットに利用することとした。


“gooからのお知らせ”

2012-01-07 07:01:37 | Weblog

私が利用しているブログ「goo」のお知らせ欄の中に『女の子が密かに思っている2012年の目標は?』なるものがあった。

新年を迎えると「今年こそは○○をがんばろう!」との目標を立てるのは、若い女性も例外ではないであろう。その上位にはどのような目標が位置しているのであろうか? 男であり若くない私は好奇心と、認識を広め世の流れに遅れたくないという意味で、そのサイトを訪れてみた。

ところで、多くの女性にとって最もショックを受ける言葉は、男性からの『太っている!』との一言だそうであるから、目標の第1位はダイエットだろうと予想した。しかし、彼女等の“その目標”の第1位は違っていた。――食べ物への誘惑には勝てず最初から諦めて放棄したためと私は解釈したが、そうではなく、“総ての若い女性が肥っているとは限らない”という現実を私が見落としていただけのようである。

結果は、『1位貯金、2位節約、3位ダイエット、4位整理整頓を保つ、5位毎日笑顔で過ごす』だそうで、思いのほか堅実である。更に、長い結婚生活で夫を満足させる必要条件の1つである、“料理”が6位に入っているのも喜ばしい限りである。


感謝!!!

2012-01-05 07:49:36 | Weblog

大晦日にわが家へやってきた娘たち2家族8人は、私たちに充分な幸福感を与えてくれた。お互い充分に楽しんだ時間を過ごした後、それぞれの予定に従い、元旦の夜と2日の朝に帰って行った。

3日の9時、私たち夫婦は近くに住む女房の妹夫妻の車に便乗させてもらい、茨城にある女房の実家へ年始の挨拶に出向いた。埼玉と茨城は決して遠い距離ではないが、例年通り先方の好意に甘えての1泊行程であった。その間はいつもながらの至れり尽くせりの接待を受け、心から感謝をして帰宅した。

昨日4日には早くも仕事始めを迎えた。昨年は過去に経験したことのないような大震災に見舞われ、絶望ともいえる年であったことを思えば、いつもと変わらぬような正月を迎えられた幸せには感慨深いものを感じる。今年は、少しでも我々日本人の生活が上向くことを期待している。

そして、もう自分では働きもせず、他の多くの人々のお陰で毎日を生きている自分の立場を考えると、改めて、“もっと世間に対して感謝しなければ・・・”との自戒の念が湧いてくる次第である。


箱根駅伝

2012-01-03 07:30:11 | Weblog

1月3日のブログは、早稲田の順位に拘わらず「箱根駅伝」ついて記すことになる。

予想通り優勝候補の早稲田と東洋大の争いになった。1区は早稲田の大迫が、2位以下に23秒差をつけ2年連続の区間賞を獲得する素晴らしい走りであった。2位は日体大、3位が駒大、4位に東洋大。先ずは順調な滑り出しであった。2区17キロ地点で先頭の早稲田がブレーキ、19キロを過ぎた地点で東洋大に追い付かれ、抜き去られた。

3区の5キロ過ぎ、首位の東洋大に早稲田の矢沢が追い付き併走したが、序盤のハイペースがたたったのであろう、13キロ付近で東洋大に引き離された。4区では首位の東洋大にその差を約2分に広げられ、最終の5区では、山の神・柏原の区間新記録を樹立した圧倒的強さに、その差は5分にも広がった。早稲田もよく戦い決して悪い成績ではなかった。しかし、復路早稲田がいくら頑張っても、逆転優勝の望みは絶たれた気がする。

これだけ完璧ともいえる走りを見せられると、「参った!」と言わざるを得ない。残念ではあるが、選手でない私は何か清々しいような気さえする。東洋大には優秀な選手が揃っていたが、中でも柏原はずば抜けて素晴らしかった。