気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

郵便局での出来事

2007-03-31 08:15:13 | Weblog
先日、次の要件で郵便局の窓口へでかけた。
A:私の住所氏名が印刷された「払込取扱票」で同窓会費の払込み
B:女房の貯金通帳への、500円硬貨80,000円分の入金
C:女房の貯金通帳から200,000円の払い戻し
結果、A,Bは処理されたが、Cはパスポート・免許証・保険証の何れかがなければと拒否された。従来は問題なかったのに、今回は“女性名義の通帳なのに、引き出すのが男の私である”との理由で断られたのだ。だが、他の人たちの払い戻しに関しては、一切チェックがなかったことが私を勇気付けた。
私は銀行カード等のカードを広げ、Aの本人である傍証を示した。だが局長まで出てきて「指定された公的証明書類ではないから」を繰り返すばかりだ。余裕を持った私は、「単に同性だからとノーチェックの人々より、住所も同じ私の方がよほど身元がはっきりしているではないか!」と理路整然と?相手の弱点を突き、遂に払い戻しを成し遂げた。
対応への不満と幾分の後味の悪さは感じたが、達成感に満ちた気分で家路についた。

延命治療中止問題

2007-03-30 07:57:33 | Weblog
昨年3月に富山県で発覚した、末期がん患者ら7人が人工呼吸器を外され死亡した“延命治療中止問題”で、県警の依頼を受けた専門医が、人工呼吸器を外した行為と死との因果関係についての鑑定結果をまとめたそうだ。
殺人事件として立件するするには、以下の3要件を満たす必要があるという。
◎人工呼吸器を外した担当医に殺意があった。
◎担当医の行為と患者の死に因果関係がある。
◎行為に刑事罰を科するほどの違法性がある。
問題の医師は、患者7人のうち6人への関与を認めた上で、「救命が不可能で家族の希望もあった」と主張している模様で、患者の家族も医師の処罰を求ていないようだ。
一方院長は、取り外しについて患者本人の意思が不明で、「医療倫理上、問題がある」など発言しているが、私が勘ぐるには、万が一の責任逃れと医療費稼ぎと感じてしまう。
生命維持装置を取り付けられた93歳の私の父の場合も、どう見ても回復するとは思えない状態だったが最後まで取り外されず、哀れな永い時間が続き、疑問を感じた。

褒める

2007-03-29 07:55:38 | Weblog
春休みになって孫たちが遊びに来ている。
孫に対しては、子育てのときとは比較にならぬ程の余裕を持った気持ちで接することができる。申し訳ないが、子供を育てるような重い責任を感じないで済むからかもしれない。
しかし、教育に関して無関心でいるわけには行かないので、叱らなければいけないときは叱る。だが長い人生経験の結果からか、子育ての時にはあまりしなかった、“褒める”ことが加わるようになった。
以前、「女性に対しては、相手が怒るかなと思うくらいのお世辞を言って丁度いい!」と聞いたこともある。しかし、自分にはそんな見え透いたと思えるような言葉を発することはできなかった。ところが、孫たちを褒め過ぎるぐらい褒めると、彼らは気分をよくして本当にいい子になった。褒めることは叱ることと同じくらい大切だ。
理性で考えると「ひとをバカにして!」と反発されそうなオーバーな褒め言葉も、大概は感情に訴えるようで好ましい結果を生むようだ。そしてそうした言葉は、女房にも通じることを遅まきながら知った。

好き嫌い

2007-03-28 07:49:11 | Weblog
人にはそれぞれ好きな食べ物と嫌いな食べ物があるようだ。納豆やナマコのように匂いや形状で受け付けないものは別にして、最初に食べたものに影響されることが多い。
私が最初に食べた鯵のフライが冷めていて魚のフライが嫌いになり、その後に簗で「鮎のフライ」を口にして驚いた。内蔵もジューシーで旨く、フライというものを見直した。だがその後、2度とそんな旨いのには当たらない。
また、私がステーキを注文する場合、いつも「サーロイン」だった。「フィレはパサパサして好みに合わないから」・・・だがあるとき、それが認識不足であることを知った。高級な「フィレステーキ」はシットリと柔らかく驚くほど旨かった。
ところで私の娘は、捕鯨の仕事もする「極洋」の秘書課に勤めていた。あるとき役員に連れられて最高の「鯨の尾の身」をご馳走になり、その美味しさに感激したという。だがその話を聞いても、終戦直後の学校給食で“臭い・まずい鯨”を経験した私には全然魅力が湧かなかった。最初に不味いものを食べてはいけないのである。

城昇の里(塩原町):だったん蕎麦

2007-03-27 07:28:28 | Weblog
塩原病院へ入院している友人を、仲間3人と共に見舞いに行った。
遠方へ転院したために2月は行き損ねたが、リハビリ効果で想像した以上に口を利けるようになり、充分意思の疎通を図れるまでに回復した。ひと時、最悪の事態を考えたことを思うと信じられぬくらいだった。
ちょうど昼時にあたり、話も弾み自分たちの昼食の機会を逸し、2時過ぎに帰路の途中で食事をとることとなった。
東北道の「那須塩原IC」までの両側には多くの蕎麦屋が軒を連ねている。全員が大の蕎麦好き、蕎麦に関してはうるさい連中だ。だが旨いか不味いかは入ってみなければ判らない。運を天に任せ街道から奥まった店に入た。結果は大当たり。言うことなしで満足。
旧家のたたずまいを残す広い敷地に入ると、滝と水車で風情がある。母屋の横には店に相応しい雰囲気の建物が新築されていた。蕎麦打ち暦40年以上という女性主の、高価な“だったん蕎麦粉”を使った旨いやつが出てくる。半人分の蕎麦にご飯・肉料理・サラダ・漬物、それにデザートの「蕎麦湯ゼリー」まで付いた定食が、金千円也と値段も安かった。

船越英二と城山三郎

2007-03-24 07:14:59 | Weblog
70歳を過ぎた人生を振り返ってみると、実に多くの人々の影響を受けていることに気付く。
自分が生まれた時、既に存在しない歴史上の人物はともかくとして、子供時代の記憶にある東条英機、吉田茂等は大昔に亡くなったが、それでも実在の人としての実感がある。そして更に、私より僅か年長の人たちも次々と亡くなっていくが、共に同世代を生きた者としての惜別の念は大きい。
数日前にも俳優の船越英二、作家の城山三郎がこの世を去った。自分より10歳程度年長の人には、遠い歴史上の人物へとはまた違った、一段の親しみを感ずるものである。
大学生役から始まり老人役まで多くの作品に出演した船越英二、経済小説のパイオニアと呼ばれた、円熟した作風で多数の作品を発表した城山三郎の両氏と、共に同じ時代を過ごしたものとして、時代の流れを感じつつご冥福をお祈りする次第だ。

宮内被告の実刑

2007-03-23 08:05:18 | Weblog
ライブドアの連結決算を粉飾したなどとして、証券取引法違反の罪に問われた前取締役の宮内亮治被告に対し、東京地裁は懲役1年8カ月(求刑懲役2年6カ月)の実刑判決を言い渡した。
ライブドアの旧経営陣は、法律を犯し多くの人に迷惑をかけて個人資産を作り上げた。そうしたことを考えれば一般国民の感情からすれば“実刑”が当然との気もする。しかし過去において、桁違いの粉飾を犯した大企業に対し、実刑判決が下った記憶がない。何かバランスを欠いている感じだ。
だが一方、見方を変えてみると、徹底抗戦した堀江前社長には懲役2年6カ月の実刑が下っているので、捜査段階から詳細な供述をして事件の解明に協力してきたとはいえ、その行動内容からして、宮内前取締役にも実刑判決が下ったのは当然だろう。
当初は、己と組織の維持のために裁判での偽証も計画した宮内被告だ。決して反省したわけではないだろう。計画が予定通りに進まぬため、自分の保身のために堀江を裏切っただけだと思う。

オープンセット

2007-03-22 08:00:03 | Weblog
今年に入ってから、川口市のSKIPシティで撮影の始まった吉永小百合主演映画「母べえ」、そのオープンセットが公開されると聞いたので、早速、遊びに来ていた孫を連れて出掛けた。
セットは、大通りに3軒の大きな商店が並び、路地を挟んで交番がある状態だ。写真では見えないが、狭い路地の両側には沢山の家が並んでいる。そして大通りの反対側にはセットが何もない。
行った時は撮影が休みで、大通りのセットに手を加えているところだった。太平洋戦争直前の古い家を戦後の別の商店に改造し、交番も映画館に造り替えるのだという。
ところで、路地奥から大通りに向かって歩くと、突き当たりに写真のような大きな黒い板が設置してあった。撮影時にはこの板にブルーのシートを掛け、後のコンピューター処理で、別の街並みを背景とするのだそうだ。
また、大通りを交番方向に行った先は現在の情景であるが、映画では昔の東京になり、中央線の電車が走る風景になるという。来年の公開が楽しみだ。

「かぜ症候群」

2007-03-21 08:07:11 | Weblog
例年は3月で終息するインフルエンザが未だ猛威を振るっているようだ。
ところで、かぜとインフルエンザの違いをご存知だろうか?
先ず、かぜもインフルエンザも総てをまとめて「かぜ症候群」と呼ぶのだそうだ。そしてその中で、インフルエンザウイルスの感染により生じる「かぜ症候群」をインフルエンザと呼ぶのだという。
「かぜ症候群」の代表的な症状を大別すると、
1.上気道の症状(くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・咽頭通)と下気道の症状(咳・痰)
2.消化器症状(悪心・嘔吐・下痢)
3.全身症状(発熱・頭痛・全身倦怠感・食欲不振・筋肉痛・間接痛)
と以上のようになる。
そして典型的なインフルエンザの症状は、上気道の症状と全身症状が起こる。即ち、くしゃみ・鼻水・ぞくぞくする全身の筋肉痛・節々の痛みがあり、1~2日で突然発熱するのが特徴のようである。

さくら

2007-03-20 07:59:05 | Weblog
桜前線が、いよいよ明日あたり東京にやってくるようだ。
公園・街路・堤防など各所に植栽され、花見の主役であるソメイヨシノは、里桜の代表でありバラ科に属し、梅と同じサクラ属だそうだ。
この桜は、白色で大輪のオオシマザクラと淡紅色で小輪のエドヒガンの雑種であり、開花しても普通果実はできない。もし花の後に「さくらんぼ」ができれば理想的であるが、そう上手くはいかない。残念ながら、発芽する種子は殆どないようである。
植えてから20-40年間は見事に花を咲かせ、その後次第に樹勢が衰え、100年も花を咲かせ続けるソメイヨシノは珍しいそうだ。桜の名所を維持するためには、20年後を予想しながら長期にわたる管理計画をたてる必要があるのだそうだ。
ところで、このソメイヨシノ満開の時期に、時として葉ばかりが茂って花の咲いていない枝を見かけたことはないだろうか? 天狗が巣を作っているようにも見えるとの意味から、「天狗巣病」と呼ばれている伝染病だそうで、焼却処分が必要なのだと言う。
それにしても、もう何年も桜の下で飲んでいない。

女房の古希の祝い

2007-03-18 08:12:16 | Weblog
子供たちが、女房の古希のお祝いを赤坂のレストランで催してくれた。
歳をとるにつけて食欲の落ちた私にとって、料理1人前は少し多すぎる。従って、特別感激するような味でない限り少し残すのが普通だが、その対象になるのは多くの場合肉料理である。
ところが招待された店は、新鮮な魚介類を使ったオードブルも大変旨かったが、店の看板メニューだけあって、ローストビーフの味は抜群だった。とろけるように柔らかく、過去にあまり出会ったことがないような口当たりと表現したい。勿論完食。
孫たちまでもが一緒になり、皆が示してくれたお祝いの気持ち、その気持ちと共に噛みしめた料理に、充分満足させてもらった。

暗い人・明るい人

2007-03-17 08:12:48 | Weblog
一重まぶたで眼が細く、背中が丸くうつむき加減な暗い感じの人、いつもニコニコしてときにケラケラと大きな声で笑う、能天気とも思える明るい感じの人、これほど極端でなくとも、世の中の人は“暗い人”あるいは“明るい人”と色分けされることも多いようだ。
私は、自分では決して暗い部類の人間だとも思わないのだが、あまり愛想を振り撒いたりもしないし、いつでも笑っているわけでもない。だから明るい人間とは思われていないだろう。
本当は自分が暗いか明るいか解かっていない人も多いのではないのだろうか?
ただ、人間誰でも「暗い人!」と言われたり思われたりするのは嫌なものだろう。できれば明るい人間として見られたいようだ。暗いと自認しているある人が、少しでも明るく見られたいと毎日努力し、ぐったりと疲れてしまったと告白している文章を読んだこともある。
自分を冷静に判断するのは難しいものだ。見た目と関係なく、殆どの人は自分自身を“普通”と考えているのではないだろうか? そしてそれが案外真実に近いかもしれない。

国立国会図書館長

2007-03-16 08:15:38 | Weblog
衆議院は14日、次の国立国会図書館長に元京都大学総長の長尾真氏を起用する方針を固めたそうだ。
国立国会図書館は、昭和23年(1948)年に国会法および国立国会図書館法に基づいて設立された。初代館長のポストには貴族院議員出身者、2代目からは参議院か衆議院の事務総長経験者が就任するのが慣例となっていたようだが、それを破る異例の人事となりそうだ。
こうした問題が持ち上がった理由、これも今流行りの“不祥事”だった。前衆院事務総長の谷福丸という人を起用する方向で調整が進められていたようだが、衆議院の国政調査活動費約1億円を、料亭などで議員らの飲食代に使った過去の問題が発覚したからだそうだ。
このようなポストが、今問題の“官の為の天下り先”であっては困る。広く“民”から、良識のある知性の感じられる人材を求めるべきだろう。
国会の機能強化と共に、国民への奉仕という設立の理念を見失うことなく、「国立国会図書館」本来の任務を果たすよう努めてして欲しい。

作曲家・指揮者「大中恩(おおなかめぐみ)」氏

2007-03-15 08:15:05 | Weblog
NHKのラジオ深夜便「こころの時代」で作曲家大中恩氏の話を聞いた。
大中恩氏は、数々の合唱曲・歌曲・子どもの歌を世に送り出しているだけではなく、自作の曲を発表するための合唱団を結成しているという。その理由が「女の子に惹かれているから」とも語っている。
だがそれよりも、時代を超えて歌い継がれている「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」「おなかのへるうた」等の作者と言った方が理解しやすいだろう。そして、それらを集大成した「現代こどものうた秀作選・大中恩選集」で日本童謡大賞を受賞しているという。
30年に亘り全国で演奏会を開催、82歳の今日も、月3回ほどの演奏会の舞台に立つそうだ。会の最後はいつも会場全体で「サッちゃん」の大合唱をするのだという。
羨ましいと思ったのは、80歳を過ぎてから歳の差のある若い歌手と結婚したことではなく?「元作曲家と呼ばれるのではなく、何時までも作曲家と呼ばれるよう頑張りたい」との前向きなタフさ加減である。

松岡利勝農林水産大臣

2007-03-14 08:11:31 | Weblog
野党3党の幹事長は13日午前の会談で、松岡農相の証人喚問を参院予算委員会で求めることで一致したようだ。
松岡農相とは、自分の資金管理団体の政治資金収支報告書で、光熱費や水道代の掛からない衆院議員会館を事務所にしながら、光熱水費として5年間で計約2,880万円を計上した人だ。先に世間を騒がせた“柳沢伯夫厚生労働大臣の問題”とは本質的に違う。
国会での答弁を聞いていても、しどろもどろで説明にもなっていない。悪いことをしているのは明白だ。他の議員も、「こうした人間をそのままにして置いては議員全体の信用にもかかわる」と辞めさせる動きになると思っていた。ところが呆れた。久間防衛大臣は「説明したくても1人が説明すると、他でもみんな洗いざらい報告することになる」と擁護発言をしているそうだ。
松岡農相は13日の閣議後の記者会見で進退について問われ、辞任する考えはないことを強調したようだ。こうした時期に安倍総理大臣の指導力と決断とが求められると思う。さもないと、ここを上手く逃げ切ったにしても、国民は益々離れて行ってしまう。