気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

参議院

2009-01-30 07:43:47 | Weblog
「貴族院」とは、貴族制度が存在する国の2院制の議会において、貴族やその他の議員により組織される議院であり、日本には1947年(昭和22年)、終戦の2年後まで存在した。
その組織は、華族議員、国家に功労があったか学識ある30歳以上の男子の中から天皇が任命した勅選議員、多額納税者議員等により構成され、衆議院の行き過ぎた決定を見守る役目を果たしていた。
戦後その貴族院が廃止された後に、選挙により議員を選ぶ参議院が創設された。当初は貴族院議員経験者も多く、両院には人的な連続性もあった。従って、政党人が争う衆議院に対し、参議院は“良識の府”と呼ばれたものである。だが現在のように、政党人に占められ政争の場と化してしまった参議院は、どうみても“良識の府”とは言い難い。
以前のように自民党がそれなりの支持率を集め両院の多数を占めていた時代には、“参議院は衆議院のカーボンコピー”と軽視され、現在のように衆参両院でネジレ現象が生ずれば政策決定が遅れ、何一つとしていいことはない。私には必要のない代物と思えるのだが・・・。

「ほっぺが落ちそう」

2009-01-29 07:46:10 | Weblog
≪甘くてほっぺが落ちそう…長野・小諸でイチゴ狩り最盛期≫
これはつい最近「YOMIURI ONLINE」の記事で見付けた見出しである。この「ほっぺが落ちそう」との表現、“とびきり美味しい”ことを意味するのは解っていたが、はっきりとした語源は解らなかった。そこでこれを機会に調べてみようとインターネットの検索システムに頼ってみたが、目的は達成できなかった。
見つかった結果の殆どが「ほっぺが落ちそう」の表現を使ったブログの文章であり、その意味の根本的な解説は見付けられなかったのだ。
私がこの表現に拘るのは、毎日のように“頬が落ちそう”な痛さに悩んでいるからである。
先日の頸部リンパ節削除手術の際、一部の血管と神経も削除されているが、その影響からか、舌にある種の刺激を受けると、そこからは距離のある頬に痛烈な痛みを感じるのである。食事が終わるころには段々とその痛みも消え失せるのであるが、このことにより、舌と頬の神経に関心をもった次第である。以前はいくら美味しいものを食べても、頬が痛くなる経験はなかったので・・・。

確率

2009-01-27 09:27:46 | Weblog
昨26日の朝刊には「お年玉付年賀はがき当選番号」が載っていた。
毎年100通ほどの年賀状を出し、同数程度の年賀状を受け取っている私の場合、1・2等の上位当選は別として、「お年玉切手シート」が2枚は当たる確率であり、実際に過去には最低で2枚、最高で6枚も当たったことがある。確率からいくと当たり過ぎであった。だが、今年になって初めて、1枚も当たらないという無念さを味わった。
やはり毎年そうそう旨くは行かないもので、改めて確率の信頼性に思い至った次第である。
何十年もの間、確率から外れたことが起こり続ける筈はない。今年当たらなかったことにより、平均すると“計算された確率の2枚”に近付いたわけである。
物事を長い期間繰り返した結果は、予想される計算値に近付くということである。従って、夢を壊すようなことを記すが、馬券を買っても宝くじを買っても、続ければ殆どの場合は結果的に損をすることになる。尤もそれらの人々は、その“損”を夢の代償として支払い、万が1の夢に期待するわけであるのだが・・・。

障子

2009-01-26 07:36:34 | Weblog
九州大分県の奥耶馬渓にある、うたい文句が≪峰と森に囲まれた自然の中で、ゆったりと過ごせる隠れ家風宿≫――へ仲間10人程と旅行をしたのは1998年の秋であったから、もう10年も昔のことである。
林立する奇岩と紅葉の絶景、その広大な敷地の中に建つ木造平屋建ての純和風の建物の窓からは、部屋に居ながらにして素晴らしい景色を堪能できた。またその宿のシェフがパリとリヨンで3年半の経験を積んだ経歴を持つ人だそうで、ワインを傾けながら箸を使ってフレンチのフルコースを楽しめるという宿でもあった。
何故そんな昔を思い出したのか? 「成人式→和服→左前」で『左前』が話題に挙ったのが原因だ。私たちが旅行したとき、その宿の障子が全て「左前」であり、一寸した事件があったからである。
「左前」とは和服を着る場合、左右の上下が逆な間違った着方だ、2枚組の障子も、着物同様“部屋の中の人から見て右側が手前でなければならぬ”。そのことを指摘しとき、若い女将からは「そうしたことには拘らないのです」との驚くべき返事。流石、次の朝には正しく直っていたのだが・・・。

プロフェッショナル

2009-01-24 07:27:51 | Weblog
柄本明。彼は高校卒業後、精密機械の商社に就職しセールスマンとして働いていたが、早稲田小劇場の演劇を観てからその面白さに魅かれ、その道に進もうと会社を辞めてしまったという。
以上は、彼がラジオで話していた内容であるが、対談相手のアナウンサーは至極当然のことを質問した。「せっかくの会社を辞めてしまうなんて生活のことは? 食べていけると思ったのですか?」「そうは思いませんでした。しかし、楽しみながらやるのにそこまでは考えられませんでした。プロになった今でも、楽しみ優先ならばアマチュアでなければと思っています」
谷村新司も「歌って生活を維持できるとは思わなかったが、歌って過ごす生活をしたかった」と言っていたし、多くの読者が天才と認める、多数の作品を生み出している五木寛之も語っていた。「出版社の1室に缶詰にされて書かされたこともある。仕事となれば何をやっても全て大変ですよ」
こうした点から考えると、書きたい時に書きたいことを書けばいいブロガーは、作家よりも誰よりも、1番“書くこと”を楽しんでいるのかも知れない。

評論家・解説者

2009-01-22 07:02:03 | Weblog
朝青龍が、初日から11連勝で単独トップを走り続けている。
だが、去る1月7日に行われた横綱審議委員会の稽古総見に於ける、新聞の見出しは散々であった。――『朝青龍ピンチ 横綱総見 惨敗に出場不安視』
白鵬とは7番取って6連敗の後にようやく1勝。新大関日馬富士(はるまふじ)とは2勝2敗、大関琴欧洲とは1勝1敗となり、朝青龍の結果は6勝10敗に終わった。
多くの関係者も、「息がすぐに上がっている。気持ちはやろうとしているが、体がついていっていない」「誰が見ても優勝を狙える横綱の姿じゃない!」と言い、「休場なら場所後に引退勧告もあり得る」「やることをやっていないのだから春場所に持ち越しても同じ」と指摘した協会幹部もいた。例外として、朝青龍と特別仲がいいといわれる、元横綱の輪島だけが希望的見方をこめて、この活躍を予想するような発言をしていたが・・・。
殆どの専門家が“朝青龍の作戦と演技”に嵌ってしまったような気がする。彼はそうした報道にほくそ笑んでいたのではないか? 的中しないのは“経済評論家の予想”だけではないようである。

オバマ新大統領

2009-01-21 07:39:25 | Weblog
夜中に起きてアメリカの新しい大統領オバマ氏の就任演説を聴いた。
「素晴らしく、感激した!」――感想はこの一言であった。
信念を持ち、世界情勢を確りと見つめ、アメリカの歴史を語り、立派な指導者になるであろうとの信頼感を、多くの国民に与えた演説であったと思う。
昨年行われた予備選や大統領選挙の時のような熱気を帯びた演説とは趣が異なったが、知性と情熱を感じさせる“若さ溢れる大統領”の就任演説は、聴いていても涙が出そうになった。
日本に対しどのような政策を取るのか未知の部分はあるが、少なくともアメリカに対しては素晴らしい大統領になるであろう。羨ましい限りである。
翻って、我が国の総理大臣の就任演説を思い出すと情けなくなってしまう。近年のそれに関しては今更触れるまでもないほどお粗末なものが多かった。考えてみると当然かも知れない。片や信念を持った飛び切りの秀才であり、一部の日本の総理大臣の中には自国語もおぼつかない人もいるのだから・・・。

おでんカレー

2009-01-19 07:47:38 | Weblog
先日のテレビ「波瀾爆笑」に和泉元彌と結婚した羽野晶紀が出演していた。
番組の中では、当然のこととして2人の馴れ初めや家庭生活について面白おかしく語られていた。だがその番組を見て、1番私の印象に残ったのは「おでんカレー」であった。
もともと私は“おでん”が大好きである。だが、好きな材料をあれもこれもと選んでいくと、どうしても量が多くなってしまう。当然1度では食べきれないから次も続けて食べる。それも美味しく食べられる。だが3度目ともなると最初の感激は薄れ、それ以降は手を出し難くなってしまう。
結果、少量の“おでんパック”を買ってはみたが、イマイチその味に満足できず結局は自家製に戻ってしまっている。そうしたときに、彼女が紹介していた「おでんカレー」を知ったのである。
スープの分量を少なめにして少し水を加え、カレールーと香り付け程度にシュガーカットのココアパウダーを加えて煮込むのだそうである。彼女は自信満々で紹介していた。おでんのダシによりまろやかなカレーに仕上がっているようだ。それを食べた出演者も「そば屋のカレーのようで旨い!」。1度試してみる価値はありそうである。この「おでんカレー」市販もされているようだ。

「トータルネック」

2009-01-18 07:17:01 | Weblog
寒い日が続き、普段あまり着ないタートルネックのセーターを着ていた。別に、顎の下から鎖骨に至る手術の跡を隠すためではないのだが、気付いた他人はそのように思うかも知れない。話が脇にそれてしまった・・・。
「首の長い人はいいね! 俺なんか短いからトータルネックは駄目だ!」
そう言われた私は一瞬戸惑った。相手は年配者でありどちらかといえばプライドの高い人である。思ったことは割合はっきりと口にする私であるが、よく考えてから言った。
「“タートルネック”は五木寛之のトレードマークのようにもなっているが、確かに首から空気が出入りしなくて温かいね。“タートルネック”は・・・」と2度も正しい言葉を使って話してみた。
だが、残念ながら彼の頭には間違った言葉が余程しっかりとインプットされてしまっていたのであろう。私の思いも届かずその後も初めの言葉を繰り返していた。しかし、驚いたことに、販売店の中にも『トータルネック』と記述している処がある。呆れて口が塞がらない。だが、これに類することは意外と多いのかも知れない。

5万円パソコンⅡ

2009-01-16 12:27:42 | Weblog
予定より早く“5万円パソコン”が届いた。DELLの「Inspiron Mini 9」だ。
昨日梱包を解いたばかりで使い始めたとはいえぬが、これからまた新しい楽しみが始まる筈だ。サイズは、232×172×27.2-31.7で1,035g、B5サイズの用紙(257×182)より一回り小さい。前にも触れたとおり、持ち出すにはぎりぎりのサイズであろう。
今まで、「ディスプレイは大きい方が楽だ!」とデスクトップばかりを使用してきた視力の衰えてきている私にとって、9インチというサイズが唯一の不安であったが、その点は既にクリアー済みだ。ハードディスク代わりのメモリーも倍に増量し、WEBカメラもオブションとして追加した。
だが、デスクトップと比較すれば当然使い勝手は劣る筈で、そのことに負け使わなくなってしまうかが唯一の不安といえば不安である。しかし、私にはそうしてはいられない事情もあるのだ。
“趣味”に“意地”はおかしいが、「どうせ直ぐに飽きてしまうでしょう!」と購入に難色を示した家人の手前もあり、大いに使い倒して大いに楽しむ意気込みでいる。そうしてこそ私の意地と威厳を保てるという次第。「Inspiron Mini 9」は、私の期待に応えてくれるだろう。

演歌の新人:さくらまや

2009-01-15 07:33:13 | Weblog
1998年(平成10年)7月生まれだからまだ10歳の少女だ。
彼女の憧れの歌手が美空ひばりと言うだけあって、その歌唱力は素晴らしい。これが10歳の子供の歌かと驚いた。「美空ひばりの再来!」と評されるのも宜なるかなである。
3才半でピアノ・童謡を習い始め、子供の頃から音楽に関する多方面の英才教育を受けたようである。多くの大会に参加して金賞・優秀賞・優勝を獲得していたそうで、「コンテスト荒らし」とも呼ばれていたそうだ。
昨年(2008年)6月以降、全ての予定をキャンセルしてデビューにそなえ、12月3日「大漁まつり」でデビューしたそうで、史上最年少の演歌歌手デビューであるという。
もう既に年末から数々の番組で活動を始めた。一緒に出演していた坂本冬美 もその歌唱力を絶賛していたが、単なるリップサービスとは思えなかった。
今年は、同じく最年長デビューを果たした「秋元順子」と共に、“大型新人”を楽しめる演歌界である。

富士山頂

2009-01-13 07:37:20 | Weblog
数日前のテレビで、十和田湖の帰属問題が取り上げられていた。
十和田湖は、青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがっているが、何れの県にも帰属していなかったそうだ。
ところが、2008年8月に青森市で開かれた北海道・北東北知事サミットにおいて、湖面の境界線を、青森県6:秋田県4という割合で県境を画定することで最終合意し、同年11月14日に確定したそうである。結果、廃藩置県以来137年目にして県境が決定し、両県には年間で総額約6700万円にも上る地方交付税交付金が増額分配されることになったという。日本にはこのように帰属の確定していない場所は多いらしい。富士山頂もそうした中の1つである。
富士山は山梨県と静岡県にまたがっているが、その山頂は富士山本宮浅間大社の境内となっており住所はないそうだ。だが毎年7月10日から8月20日まで静岡県富士宮郵便局により、“富士山頂郵便局”が設置されるという。その郵便番号は「418-0011」――「良いわ!おおイイ!」と私が語呂合わせをした次第。いい番号である。

5万円パソコン

2009-01-11 07:36:20 | Weblog
年末にあるコンサルティング会社が発表した「2008年ヒット商品番付」では、「5万円パソコン」が西の大関にランクされたようだ。
「5万円パソコン」とは、5万円前後の低価格で、従来のモバイルパソコンより更に小型・軽量のミニノートPCのことである。「ウルトラモバイルPC」とも呼ばれていて、能力はそれなりに抑えられており、8.9型ワイド液晶(1024×600ドット)を搭載したものが多い。
“携帯パソコン”としてぎりぎりのサイズであろう。多くの外資メーカーから昨年初めに販売されたが、年末を控えてからは東芝・NECなどの国内メーカーも参入し始めた。
メールのやり取りやウェブ閲覧がメインのように報じられているが、WordやExcelのファイルを持ち歩いたり、その編集をする程度なら充分に満足できる。私にはシステム手帳より好ましい。
実を言うと私もその魅力に勝てず、遂にDELLのサイトから注文のキーを叩いてしまった。註文したのが年末、組み立てが国外であるから、ある程度の時間が掛かるのは仕方がない。だが調べてみると16日頃には届くらしい。今頃は日本に向かっている最中であろう。待ち遠しい次第である。

副作用

2009-01-09 09:06:01 | Weblog
どのような薬にも必ず副作用があるといわれている。市販されている風邪薬でさえも、胃を痛めるということは常識になっている。
私が最初に常用するようになったのは血圧降下剤であったが、その薬を飲むようになってから咳に苦しめられ、薬を代えてもらった経験もある。
そうした薬の中で、最も副作用が酷いといわれているのが抗癌剤である。病状により、点滴と飲み薬を使い分けるようであるが、点滴の方が遥かに苦しく、それを受けている知人の嘔吐と食欲不振は、周りの人も見ていられないようである。
幸い私の場合は、毎日2回1週間服用を続け、1週間休み、そしてまた1週間続ける。その繰り返しを1年間続けるわけである。
幸い、まだ1ヶ月ちょっとの服用で、時に軽い“めまい”と“倦怠感”を感じるが、昨日の血液検査の結果をみても異常はないようだ。ただ、注意書きには「消化器症状」「神経症状」「呼吸器症状」「その他」として、あらゆる副作用の可能性が記されている。今後現れる?副作用が不安ではある。

ほのぼの

2009-01-08 06:39:29 | Weblog
大学付属病院には、教授を頂点とした班があり、手術後はその班の複数の医師が診察・治療に当たる。そして、週に1度教授の回診があり患者を診て指示を与える。
従って、病棟には多くの先生や看護師がいる。その看護師もパンツをはいていたりスカートであったり、カーディガンを羽織っていたりいなかったり、時には首に聴診器を掛けていることもある。そのようなわけで、あるとき30歳がらみの女医を看護師と勘違いしてしまった。
「看護婦さん! あのー・・・」「私は看護婦さんではありません」
私が言おうとしたことも聞かずさっさと行ってしまった。美人ではあるがプライドの高い女性だと感じた。数日後の回診で彼女は、それまで無縁だと思っていたメガネを掛けてやってきた。気を持ち直した私は言った。
「先生! 先生はメガネを掛けても格好いいんですね!」
そんな軽口を叩く患者はあまりいないのだろう。澄ましていた彼女の表情が急に変わった。だが軽蔑の眼差しではなく、本当に嬉しそうにケラケラと笑いだしたのだ。そこには以前の印象は消えた可愛い女の子がいた。意外と素直で正直な先生だったのかも知れない。