気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

千葉景子法相

2010-07-30 06:17:44 | Weblog
28日、千葉景子法相が“信念”を曲げ死刑執行命令書にサインをし、その執行に立ち会ったという。
6人の命を一瞬にして奪った強盗殺人・放火事件の死刑囚と、埼玉県内で2人を殺害した死刑囚の2人に対しての死刑執行であった。遺族からは「執行まで随分長かった」と改めて悲しみの声が上がったそうである。
千葉法相は鳩山内閣の法務大臣に就任した際、「死刑廃止を推進する議員連盟」に所属していた。本来、「死刑廃止」の信念が確固たるものであれば、死刑執行命令書へのサインが義務付けられている法務大臣などを受けぬはずである。その矛盾を感じたのか、間もなくその「死刑廃止を推進する議員連盟」からは脱会している。
この人の過去の行動を見てみると、“北朝鮮スパイ容疑者10名や、北朝鮮による日本人拉致問題の実行犯を含む、在日韓国人政治犯釈放の要望書に署名”をしたり、“不法入国やオーバースティは犯罪ではない”との意味の発言をしたり、“夫婦別姓選択制と婚外子差別撤廃の実現に向けての市民と国会議員の集い”に参加したりしている。
要するに日本人としては少数意見派で、選挙で拒否されても居座り、保身を考え時に変身する人のようでもある。

カレー

2010-07-28 06:46:05 | Weblog
私は2度も口の中の手術をし、その後に放射線の治療を受けたせいか、半年を経過した現在も味覚が正常に戻っていない。甘みや塩分は何とか感じるが、大好きだった黒蜜などは渋いだけで口に入れるのが苦痛であるし、多くの果物には強い酸味の刺激を感じ美味しさが判らない。オーバーな表現をすれば、食事は体力維持の義務感で取っている。
以前の記憶に残る味を期待しそれを食べても、その期待はことごとく裏切られてしまう。現在のところ、あまり食事を楽しむことはできない。たまに女房を誘って外食にも行くが、女房サービスという面が主な目的だと言えなくもない。
以前好きだったレトルトカレーもスパイスの刺激ばかりが強く、旨いとは思えない。何種類かの物を試してみたが総て同じような結果であった。とにかく旨さを感じられない。
ところが先日そのレトルトカレーを贈られた。「神戸カレー 100時間かけたカレー」 だ。ルーの焼上げ・熟成に25時間、だし汁を煮出すのに15時間、野菜のソテー・熟成に34時間、ソースの煮込み・1日ねかせ・仕上げに29時間、合計で103時間を掛けているという。刺激もなく旨さを感じた。口が急に回復したわけではない。何かが違うのは間違いない。

ワンショット

2010-07-26 05:30:42 | Weblog
植物園が発表していた時間ごとの写真によると、23日の未明が開き具合・臭い共にピークだったようである。私が撮影したのは午後で幾分閉じていた。係員に「ワンショットだけにしてください!」と誘導され、他人を避けながらの成果である。

ショクダイオオコンニャク

2010-07-24 06:18:49 | Weblog
最近話題になり注目を集めていた珍しい花が、22日夕方から東京の小石川植物園で開花し始めた。
世界最大の花?を持つといわれる「ショクダイオオコンニャク」(スマトラオオコンニャク)で、高さが1.5mの巨大なサトイモ科の植物だそうである。開花は極めて稀で6年から7年に一度だそうである。開花してからの寿命も通常2日間で、観られる機会は非常に少ない。同園では、種を蒔いてから16年掛けてようやく咲かせたそうである。
このショクダイオオコンニャク、スマトラ島の絶滅危惧種であり、開いた仏炎苞の直径が1.3m、附属体先端までの全体の高さが3.3mにもなるという。その形がロウソクを立てた燭台のように見えるため、この名が付けられたのだそうである。
「20日にも花が咲くのでは?」との予想を基に、この機会に多くの人に公開しようと、鉢を温室から屋外展示としたのだという。マスコミも揃って取り上げた。本来ならば涼しい場所で過ごすところであるが、好奇心旺盛な私は昨23日に出かけた。11時過ぎに最寄り駅へ着いたが、そこまで来ていた職員が「今日はもう入場できませんからお帰り下さい!」
諦めはしたが、その混雑振りをカメラにと入口近くまで行った私、大変運がいいことに後ろから押されて門内に・・・。

金賢姫(キムヒョンヒ)Ⅱ

2010-07-22 06:54:51 | Weblog
日本政府と韓国政府の思惑が一致し、大韓航空機爆破事件の実行犯であり北朝鮮の元工作員とされている金賢姫が20日来日した。韓国で死刑判決を受けたが赦免され今は韓国に住んでいる。もちろん韓国の情報機関KCIAの監視下にあるのだから、その彼女の言葉は韓国政府の意向に沿ったものとならざるを得ないであろう。
彼女が望んでいるというよりは、そう扱われているのであろうが、元爆破実行犯として多くの死者を出しているということを思えば、VIPや有名芸能人のような扱いを受けていることに疑問を感じる。
彼女はもう20年以上も北朝鮮から離れている。どのようなことを話したか判らぬが、最近の情報を持っている筈もなく、そうした点では意味はないと思う。面会前に横田めぐみさんの母親が語っていたように、“却って悲しい思いをした”かもしれない。今回の訪問が「拉致事件」を忘れぬためのイベントとなり、次の行動に繋がればいいのだが・・・。
日本と北朝鮮が最悪の状態にある現在、彼女が何を語ったとて何の進展も期待できない。税金の無駄遣いとの意見もあるが、「これで関係者の気持ちにも一区切りが付き全くの無駄ではなかった」と解釈すべきなのかもしれない。

当たり外れ

2010-07-20 05:48:16 | Weblog
最近続けて映画を観たが、何に関しても“当たり外れ”はあるものである。
前の映画は、織田裕二主演でシリーズ化している「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」であった。前人気の点でも、実際の観客動員数でもトップであったようであるが、私にはつまらなかった。完全に期待を裏切られた感じの映画であった。
次に観たのは「必死剣鳥刺し」である。藤沢周平の時代小説の傑作と評された作品を、豊川悦司の主演で映画化したものである。幸い?私はその小説を読んでいなかったのでストリー的にも楽しめた。映画としても高い評価を得ると思われる作品であった。期待に違わず充分に満足した。
高々映画のことだから、「面白かった!」「時間の無駄使いをした感じ!」との程度で“当たり外れ”もそれほど気にならぬが、人生では数々の選択場面に遭遇する。例えば学校や職場の選択等数々あり、後々“当たり外れ”が表れる場合もあろう。だが、その選択で最も“当たり外れ”が大きいのは配偶者の選択である・・・と私は思うのだが?

菩提寺

2010-07-18 05:25:00 | Weblog
4日間連続でお寺へ出向いた。13日がお盆のお迎え、14日が塔婆料のお届け、15日が仏さまのお送り、そして16日が大施餓鬼の会である。
ここ数年、毎年「大施餓鬼の会」には参加している。「施餓鬼」の起源は、お釈迦さまの時代まで遡るのだそうである。「大施餓鬼は」お盆の前後に行われることが多いようで、その習わしは広く伝わっているようである。その法要には近隣の寺院から多数の僧侶が集まるため、各寺院が同時に行うのは不可能である。従って、当然開催日は寺院によって異なることになる。
私たちは、生きていく上で避けて通れない「食欲」を満たすために多くの生き物の命を奪っている。人間としてそれらの命に感謝することがこの法要の意味であるらしい。法要の前には講話も行われる。
尚、この行事の中で、僧侶がお経を唱えながらお守りの効果があると思われるカードを撒かれる。これまで私には縁がなかったが、今回初めて手にすることができた。何かいいことがあればいいのだが・・・。

「その男、副署長」

2010-07-16 05:45:17 | Weblog
テレビ朝日で、“サスペンスの帝王”船越栄一郎主演の「その男、副署長」が再放送されている。
いつも正義の味方のような役をやっている船越だが、このドラマでも刑事上がりの副署長役を演じている。その立場上、署内でハンコを押すのが主な仕事?であるようだが、事件の捜査結果に疑問を感じると署を飛び出し自分で捜査を始める。勿論女性署長には咎められるのだが、それを掻い潜っての行動である。実際にそのような行動が可能なのか疑問であるが、ドラマだから許されるのであろう。
刑事でないから手錠は持たず、相手を自首させるという設定である。だが私にとって1番の魅力は、終盤の犯人に向かって切々と語る彼の科白である。
「あなた方は『出逢わなければよかった』と言う。だがその絆はそんな弱いものなんですか? 出逢いがあったからこそ・・・」そう言って今後の生き方を諭すのである。それが芝居がからず、ときに観ている者に感動を与え、1つの山場となる。情けないことに、歳を取った私は意気地がなくなり直ぐに涙腺が緩む。

男の涙

2010-07-14 07:34:57 | Weblog
人は誰でも涙を流す。男だって辛いとき・感動したときは泣く。だがそもそも男と女の涙は異なるようで、女性は必ずしも感動したり悲しいから泣くとは限らないそうだ。男性より涙腺を自由にコントロールし易く、男はそんな女の涙に弱いといわれている。だから、時に男に対する最強の武器になるのである。
それに引き換え、男の涙は“女々しい”と片付けられるのが落ちである。少なくとも私の育った頃はそうであった。尤も、最近は“男の涙”で相手に訴える草食系男子もいるようではあるが・・・。 
ところで最新の研究によると、オスのマウスの涙には性フェロモンが含まれ、これに接触するとメスは交尾を受け入れやすくなるという。その確率は、フェロモンに接触しない場合の3倍にもなるという。
だが残念なことに、ヒトの涙はその種のフェロモンを含んでいないそうだから、人間の男がいくら繊細な一面を見せようと涙を流しても、化学的に性的魅力が増すわけではないようである。やはり男はメソメソしない方がよさそうである。

参院選

2010-07-12 06:35:57 | Weblog
投票直前、各紙は「与党、過半数厳しく」(読売新聞)、「民主50議席届かず」(朝日新聞)、「民主苦戦 50議席前後」(日本経済新聞)等々、総てが菅首相の目標“54議席の確保”は厳しいとの見方を示していた。その結果は44と目標を10も下回り、予想以上に与党の惨敗に終わった。
国民が衆院選後の民主党の行動に裏切りを感じ、同時にバランスを考慮し、「与党は参議院で過半数を割ったほうがいい」との考えが形になって表れたのであろう。参議院は本来、衆議院の行き過ぎを抑制する機関の筈であったが、政党色一色になってしまった。そうした面からは「良かった!」とも考えられる。
「選挙民が政党離れしている」といわれていたが、私も今回の選挙で初めて、選挙区と比例区で別の政党の候補者に投票した。当選後は党員として動くことを考えると忸怩たる思いもあるのだが・・・。
今回の結果を見ると、有権者から見放された自民・民主両党への批判の「受け皿」になっているのが、みんなの党ということらしい。国民の期待に応える政治が行われるのは何時になるのであろうか?

スカイツリー

2010-07-10 05:54:50 | Weblog
1ヶ月振りに病院へ行った。早いもので、手術をしてから7ヶ月が経過した。転移の具合を調べるため、月末にまたPET検査を受けることが決まった。時間は掛かるが苦痛を伴う検査ではないので助かる。
病院は予約制ではあるのだがその日は非常に混んでいた。珍しく1時間以上も遅れ、門を後にした時には正午を過ぎていた。――今日はどこで昼食を取ろうか? 「あそこがいい!」直ぐに決まった。
私の入院中、窓から眺めていたビルの最上階の照明が素敵で、毎晩私の関心を引いていた。聞いてみると有名な中華料理店だという。いつかそこへ行こうとの気持ちがあったので、丁度いい機会と決めた次第。「新お茶の水ビル」の最上階:21階である。食事と共にラウンジからの眺めにも満足した。
その後予定通り入谷の「朝顔まつり」へ行ったが、そこで撮った写真にもラウンジからの写真にも建設途中のスカイツリーが写っている。もし私がこの完成を見ることができれば、「東京タワー」に続き、「スカイツリー」の着工から完成までをも目の当たりにすることになる。是非見たい!

消費税

2010-07-08 06:23:51 | Weblog
消費税には手を付けないと言っていた民主党だが、菅首相は10%への引き上げを打ち出した。
財務省のホームページを見ると、消費税を導入している国は現在145ヶ国、日本とそれら主要国の消費税の比較資料を発表している。そのグラフを見ると、日本の税率が著しく低く見える。
日本の5%に対して、フランス19.6%、ドイツ19%、イギリス17.5%、スウェーデン25%――など等である。だが主要国の多くは、食料品を始めとした生活必需品に関しては、その主旨を考慮して税率を軽減している。
従って、税収(国税)に占める消費税の割合を比べると、イギリスは38.4%。オーストラリアは26.8%に対して日本は36.3%であるから、“日本国民の消費税負担が極端に軽いわけではない”。消費税と法人税の割合をどのようにするかとの問題もあるが、“ばら撒きの尻拭い”の為、急に思い付いたような安易な増税案は困る。

挨拶と準備

2010-07-06 06:10:04 | Weblog
柳家小三治といえば、2004年に芸術選奨文部科学大臣賞、2005年に紫綬褒章を受けた噺家だ。淡々とした語り口で人物・情景を的確に描写し、古典落語では定評があり第一人者といえる。その彼が落語協会の新会長に選出された。
この度その彼の、会長就任に際しての挨拶を見聞きして驚いた。どう贔屓目に見ても素晴らしい挨拶とは言えなかった。話術の名人と評される人の話とは信じられないような内容であった。おそらく何の準備もしていなかったのであろう。
落語協会の会長とは、信念を持って協会をある方向へ導いて行くというよりは、名誉職ともいえる部分が多いのかもしれない。彼自身、「特に抱負というようなものはない」との意味のことを述べていた。従って、内容が無いのに無理に10分以上の時間を適当に費やしていたようなものであるから、聞く人に訴えるようなものは何もなかった。
似たようなことが、友人の結婚式での代議士による挨拶でもあった。彼は友人の経歴も調べず、見当違いのことを話して失笑を買っていた。何れも話術に自信を持った人間の、“挨拶を甘く見た結果”である。挨拶を聴いてくれる多くの人に対する礼儀としても、挨拶をする人間は充分な準備をすべきである。その意味で、彼等はその反面教師とはなった。

新入社員

2010-07-04 05:58:10 | Weblog
時代が変われば人の考えや行動も変わる。日本生産性本部が、今春の新入社員を対象とした調査結果を発表した。それによると、「第一志望の企業に入れた」と答えた人は僅か55%で、昨年に比べ7ポイントも減少したそうである。
また、「デートの約束があるとき、残業を命じられたらどうしますか」との問いに、「仕事をする」と回答した人が85%いる一方、「断わる」との回答は14%に止まり、仕事派とデート派の開きも、昭和47年の調査開始以来過去最大の71ポイントになったそうである。景気悪化の影響で仕事に真摯に向き合わざるを得ないのであろう。
“仕事派”を男女別でみると、男性の82%に対し、女性は89%と7ポイントも上回ったそうである。これは意外であったが、女性の方が男性より就職活動で苦労していることもあり、仕事に対してシビアな考えを持っているのかもしれない。
バブル期の平成3年入社組の仕事派は過去最低の62%であり、それと比較すると確かに今回の仕事優先派は大分増えている。しかし、今から50年も前は残業を断ることなど考えられない時代であった。総ての人間が仕事を最優先にしていたと言っても過言ではないと思う。その是非は別として、世の中は確実に変わっている。

「羽のない扇風機」

2010-07-02 06:02:12 | Weblog
昨年秋ダイソンから「羽のない扇風機」が発表用され、現在価格.comでも、注目ランキングのトップを占めている。
円柱状の本体にリングを乗せたような形をしている「Air Multiplier」なるこの製品、実際に羽が無いわけではない。実は送風用のファンは本体内部にあり,それによって空洞となっているリング内に空気を送り込み、リングに設けた細いすき間から送風する仕組みになっている。空気の粘性を利用することで,本体から吸入した量の15倍もの空気を広い面積で送風できるようにしたものである。
そもそもこのアイデアは、“ヘアードライヤーのノズルからは、吸い込んだ空気よりはるかに多量の空気を周囲から巻き込んで吐き出す”という過去の経験がヒントになったという。
値段は価格.comで見ても25cm、30cmともに30,000円以上もするようであるが、風量・角度とも簡単に無段で変えられる。何よりもの長所は子供が怪我をしたい点であろう。「最強モードで運転するとドライヤーのような音で煩い」との意見もあるが、「普通に使う分には問題ない範囲の音量」との意見もある。