気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

11月の終わり

2011-11-30 05:56:17 | Weblog

いよいよ今日限りで11月が終り、明日からは12月を迎える。平成23年も残り1ヶ月となる。

改めて考えてみると、12ヶ月間の中の11ヶ月が既に過ぎ去るわけで、“間もなく今年も終わる!”との、脅迫感とまでは言わないが追い立てられるような気分にはなる。だが最近は若い時とは違い、大掃除なども疎かになり、そのまま年を越してしまうようになった。

1年12ヶ月の中の1ヶ月とはどのくらいの長さであろうか? 頭の中で考えるだけでなく、客観的に眺めるために帯グラフに表してみた。ついでに、自分は標準的な人生に対してどのくらい過してきたのかもグラフにしてみた。

驚いた! 漠然とは考えていたのだが、人生の残りがこれほど少ないとは・・・。1年は過ぎ去ってもまた新しい年がやってくるからいい。だが今の一生は過ぎてしまえばそれで終わりである。そう思いつつも、多くのことを先送りしてしまっている自分に愛想が尽きる。


ホチキス針外し

2011-11-28 05:55:18 | Weblog

一般家庭でもシュレッダーが使われるようになったが、それには、ホチキス(ステイプラー)で留められた書類の場合はその針を外さなければならない。

従来のホチキスにも“留める部分”の反対側に爪状の金具が付いているから、それを差し込むことで取り除くことができる。だが大抵の場合は紙に傷が付いてしまう。シュレッダーに投入する場合はそれでもいいが、大事な用紙の場合は困ることになる。

そこで、跡が綺麗になるよう針を外す「除針器」なる小物も販売されていた。値段的には安いものであるが、そのためにわざわざ別の製品を用意するのも面倒といえば面倒である。

そうしたことを考慮したのであろう。それらの製品の機能を組み込んだホチキスも販売されるようになった。これは針を抜く場合、垂直に引き抜く仕組みになっているので、用紙も破れず跡が綺麗である。

一寸したアイディア商品である。それにしても、何故最近まで現れなかったのであろうか? 特許の関係?


ファスナー

2011-11-26 06:12:22 | Weblog

先日の“チャック記事”に対し、「レトロな言葉! 今はファスナーと呼ぶ!」とのご意見を戴いた。元々“ファスナー”なる言葉は“留め具”との意味であり、構造上“点ファスナー”、“線ファスナー”、“面ファスナー”に分けられる。

点ファスナー:ボルト・ナット・ネジ等、点で留める部品・器具。

線ファスナー:いわゆる「ファスナー」である。

面ファスナー:マジックテープで代表される、面で留めるものを指す。

上記3種の中、特に線ファスナーに限って単に「ファスナー」と呼ばれる。あくまでも一般的な名称である。

このファスナーを、アメリカの会社が「ジッパー」なる名称で販売し、日本では1927年ごろ広島の会社が「チャック」なる名称で販売したという。その由来は、“巾着”(キンチャク)から名付けられたともいわれている。

従って、「ファスナー」「ジッパー」「チャック」は同列に並ぶ言葉ではない。「ファスナー」は普通名詞であり、「ジッパー」「チャック」は固有名詞であり登録商標であるという。当初、日本では「チャック」と呼ばれていた。


ハナミズキ

2011-11-24 06:01:59 | Weblog

つい先日まで庭のハナミズキは、その紅く染まった葉に覆われ、オーバーな表現をすれば枝が見えない程であった。

その紅葉も散り始めると、毎日の落ち葉の量は馬鹿にならない。朝一番で掃いても直ぐにまた落ちる。日に何度も掃くといった状態で、女房もいささかウンザリした様子であった。考えた末にコツを覚えたようで、掃く前に力の限り木を揺するようになった。だがそれも大した効果はなかったようである。

残った葉の数が少なくなる頃には1年の終わりを感じさせられ、その紅葉にレンズを向けたくなる。考えてみると、今までに2度ほどこの紅葉を撮ってブログに載せている。同じ位置から同じ木を被写体にしているのだが、気が付いてみると3枚とも趣の異なった写真になっている。

 

「冬」:2007-12-07 05:41:25

「落葉」:2009-11-01 06:35:59


チャック

2011-11-22 06:08:11 | Weblog

今は当たり前のように思われているズボンのチャックであるが、私が子供の頃、ズボンの前の閉開はボタンの嵌め外しで行なっていた。それが、何時の頃からかチャックの上げ下げに代わった。

日本でチャックが製造されたのは80年以上も前であるらしいが、高価だったためであろう、50年ほど前、私が友人の結婚式に出席するに際し作ったモーニングの時はまだボタンであった。であるから、それほど昔のことではない。

ところで、トイレでズボンを下ろし、再び上げた場合、ボタンならそれを全部嵌めてからベルトを締める。だがチャックは先端が開いていると抵抗が多く上手く閉じ難い。そこで、先ず1番上のボタンを掛けてからチャックを上げる。

しかし、歳をとるとは情けない。上のボタン1個をかけ終わるとチャックのことは忘れ、頭はベルトの方へ移ってしまう。結果“社会の窓”は開いたままとなる。最近そんな失敗が多くなった。

先日、1番上のボタンが取れていた。仕方なく前を合わせ左手で抑え、次は流れとして右手でチャックを上げた。怪我の功名! これならば“チャックの上げ忘れ”はない。だが、上のボタンが無いのは何とも締まらぬ気分である。


原発の発電コスト

2011-11-20 06:11:02 | Weblog

これまでの原発の存在意義は、“他の如何なる方式よりも発電コストが安い”ということであった。

1キロワット時の発電に掛かるコストが、水力11.9円、石油火力10.7円、液化天然ガス火力6.2円、石炭火力5.7円に対し原発の発電コストは5.3円であるといわれていた。

今回政府のエネルギー・環境会議に設置された「コスト等検証委員会」は、国の原子力委員会が試算した『事故によるコスト上昇分は1キロワット時当たり最大1.6円であるから、それを見込んでも断然安い』との主張に対して、それでは収まらないとの指摘が相次いだようである。

試算では除染費用等が過小に評価され、また未だ解決されていない問題も多く、それ以上にコストが高くなることは充分に予想されるところである。また、現在原発の稼働率を6080%と想定しているようであるが、それを大幅に引き下げざるを得ないような現状を考えれば、更なるコスト上昇も避けられないであろう。

“原発の発電コストは安い!”との神話は崩れたともいえるのではないであろうか?


水陸両用バス

2011-11-18 06:10:25 | Weblog

東京に初めての珍しい観光バスがお目見えするようだ。東京スカイツリーの開業は来年5月と迫りつつあるが、来秋までには、陸と水上の両方からスカイツリーを観賞できる、水陸両用バスの運行が予定されているからである。

去る14日、水陸両用バス「SKY Duck」が江東区の旧中川で入水、披露されようだ。今後、「川の駅」も完成される予定だそうで、着々と運行の準備も進められているようである。

水陸両用バスは大阪では既に人気の観光名物になっているそうだ。江東区も運河と橋の街であるから先は大いに希望が持てるであろう。このバスとスカイツリーの組み合わせは、東京観光の目玉となることは間違いないであろう。

水陸両用バスは米国をはじめ世界主要都市の観光に多く使われているそうで、ようやく東京都もその仲間入りができたといえるであろう。尚、このバスの水上での時速は13キロとのことである。

通常バスは“運行”する、船は“運航”するというが、この場合は? そう考えたが、水にも入れるが「車」なのだからやはり“運行”であろう。既にもう文章の始めでそう書いてしまっている。違う?


へそ曲がり

2011-11-16 06:40:02 | Weblog

ippu。昭和10年生まれ。76歳。元気さはこの位でまあまあ普通でしょう。

だから特に「○潤」が必要だとは思っていないのですね。

もう少し現在の生活を続けたい夢はあります。

でも、あと10年以上も生きたいなんて欲はありません。

そして今、皆様と同じように「○潤」のコマーシャルと出会いました。

「○潤」は健康の秘訣だと宣伝されています。

「健康って幸せだなぁ!」と若大将は「○潤」を始めたそうですね。

 

でも、・・・ケチでへそ曲がりな私は、「○潤」を飲む気にはならないのです。


考えてから

2011-11-14 06:21:29 | Weblog

人が亡くなった月日のことを「命日」という。正確には「祥月命日」と呼ばれ、毎年1回ずつ訪れる。それに対し、故人となったその“日のみ”を「月命日」と呼ぶ。従って、「月命日」は1年に11回あることになる。

私の父親と母親の月命日は1日違いなので、毎月都合により何れかの日にまとめて墓参りにでかける。

そうした墓参を続けている中にあることに気が付いた。日にちのずれにも拘わらず、殆んど毎回のように、初老の男性と出会うようになったのである。そこで尋ねてみた。

「よくお会いしますね。月に何回ぐらい来るのですか?」

「毎日ですよ!」

「えっ! そんなにですか? でも大変ですね・・・」

「生前お袋から、死んだら毎日墓参りに来てくれと言われていましたので・・・、来ないと何か気分が・・・」

改めて、言葉は考えてから口にしようと自戒した。何気ない言葉が後に残る人に負担を掛けることにもなり兼ねない。


TPP交渉

2011-11-12 06:59:56 | Weblog

野田首相は10日に首相官邸で記者会見を行ない、TPPへの参加を表明する予定であったらしいが、11日夜間に先送りした。「1日ゆっくり考えさせてほしい」と語ったそうであるから本人の心もまだ揺れていたのであろう。

予てから話題に挙がっていたTPP問題、私には理解し難い内容であった。

産業界や農業関係者はそれぞれの利害を考え「賛成!」「反対!」と叫びあっていたが、その主張を額面通り受け取ることはできない。学者の“解説”を聴いても賛成あり反対ありで、どちらを信じていいのか判らない。野田首相もそこまで深く考えず“アメリカが望むから参加した方がいい”程度に考えたのかもしれない。

このTPP問題は輸出企業と農業の問題だけでなく、20項目以上のことに関しての取り決めが行われるようである。日本の今後を考えた場合、一段高い位置から考えなければならないテーマであろう。

この問題に関して、10日付けの“東京新聞の社説”では、理解しやすく説明してあった。今一つ理解し切れないと思っている方には一読をお勧めする。

 


参考になれば

2011-11-10 07:14:53 | Weblog

先日、県の“自動車税事務所長”から「自動車税過誤納金還付通知書」なる書類が届いた。

去る2月に、それまで所有していた車を廃車したため既納の税金の過納分を返済するということである。

だが車の所有者は会社名義であり、その会社は既に閉鎖してしまった。一寸面倒なことになるとは思ったが指定の金融機関へ受取りに行った。受領書には私個人の名前を署名し、免許証も提示した。だが嫌な予感は的中。応対に出た女性行員は、「会社名義ですので会社の閉鎖謄本を取って戴き、個人を証明する書類を添えて戴きませんと・・・」

とかく金融機関は万が一のトラブルを避けるため、過剰とも思える書類の提出を求めるものである。そこで・・・。

「会社の所在地と私個人の住所は同じです。その代表者名も私の氏名と同じです。法務省まで出掛けるには大変な時間も掛かりますし馬鹿にならない費用も要するでしょう。高々7,400円の金額を受け取るのにそこまでしなければいけないのですか? 貴女も私の立場であったらそう思いませんか? 上司の方に相談して戴けませんか?」

結果、私の希望は叶えられた。皆様にも今後起こり得るかも知れぬ、似たような交渉の参考になればと記した次第。


タイの洪水

2011-11-08 06:47:52 | Weblog

トヨタ自動車は4日、タイの洪水の影響で生じた電子部品調達の遅れのため、同国3工場の生産停止と、日本国内および国外工場の生産調整を引き続き実施すると発表した。こうした異常事態はトヨタに限ったことではない。

一例を挙げれば、従来パソコン用のHDDは時間の経過とともに大容量製品が出回り価格は下がるのが“常識”であった。しかし、ここ1ヶ月間でメーカー製の外付けHDDの最安値は、9,700円から14,000円超えまで上昇している。安値が魅力のバルク製品は、記録的な3倍もの値上がりとなっているそうだ。何れもタイの水害の影響を受けたものである。

メーカーの多くは従来品を販売中止とし、“新製品”を発表したが、型番を変えただけの同一仕様品である。およそ20%~50%アップとなる実質的な大幅値上げになっている。外国に依存した日本の産業基盤の脆さを見せ付けられた気がする。


ぐい飲み

2011-11-06 07:28:20 | Weblog

人間には食欲・睡眠欲・性欲・物欲・名誉欲等があるようであるが、最後まで残るのは食欲らしい。

その食欲を満たす食事の基本マナーには、1.姿勢を正しキチンと座わる。2.食卓に肘を付かない。3.食べるときに音を立てない(うどん・蕎麦は例外)。4.口の中に食べ物を入れたまま喋らない。5.口の中の食べ物を飲み物で流し込まない――等々がある。またそれとは別に健康面から、『よく噛むこと! ぐい飲みはいけない』との言葉もある。

私は舌の手術を受けてからは、口に入れた食物はドロドロになるまで噛まないと飲み込み難いため、よく噛まざるを得なくなった。以来、私の食事からは“ぐい飲み”という言葉は消え、胃には甚だ好ましい状態になった。

だが私が完全に“ぐい飲み”と縁が切れたわけではない。晩酌ではタンブラーで焼酎を飲んでいるが、外での食事や何かの会合の席では、医者に勧められた焼酎ではなく日本酒を飲む。偶になら日本酒もいいだろうとの考えからである。

そしてその際は、“諸般の事情で”小さなお猪口ではなく“ぐい飲み”を使用することになる。


ネタ

2011-11-04 06:33:51 | Weblog

エッセイや小説を書くに当たり“どの様な準備”をするのか? そう質問された作家が、『何でもいいから関心を持ったことについて、あらゆる角度から現状・感じたことを箇条書きにする。そしてそれらに番号を付けて組み合わせ、更にそれに枝葉を付けて作品にする』と語っていた。別にネタに困っていたわけではないが、私も『腐ったミカン』を例にとり試みてみた。

◎腐ったミカンは食べられないから捨てる。

◎タマゴ投げなどするような場合、勿体ないからタマゴを使用せず腐ったミカンを投げればいい。

◎腐ったミカンは困るが、腐った人間よりは遥かに増しであろう。

◎箱買いしたミカンの中には腐ったものがある場合もあり、取り除かなければ周りのミカンも腐らせる。

◎収穫したての新鮮なミカンは腐らない。腐るのは、やはり古くなったものだ。

以上からベテラン教員・役人・政治家等の中に腐敗した不埒な輩が増えているようである。周囲の人間への影響も考慮し、一刻も早く処分すべきである≫――極めてありふれた当たり前の結論しか導き出せなかった。完全な失敗である。


四苦八苦

2011-11-02 07:01:52 | Weblog

“四苦八苦”という言葉がある。「四苦」に「八苦」が加わった“12苦”ではない。ましてや“32苦”などではない。先日触れた「生老病死」の「四苦」や、それに以下の4つの「苦」が加わった「八苦」を現した言葉である。

 

愛別離苦(あいべつりく):深く愛する人とも別れなければならぬ苦しみ

怨憎会苦(おんぞうえく):恨み憎む相手とも出会ってしまう苦しみ

求不得苦(ぐふとくく):欲しくて求めているものがあっても得られない苦しみ

五蘊盛苦(ごうんじょうく):自分の心も身体も思い通りにならない苦しみ

 

尚、五蘊とは『自己の存在を形成する5種の構成要素』と説明されている。私にも理解し切れないが、人間を心と体の2つ分けるのではなく、5つの要素に分けているようである。この五蘊の集合したものが人間であると解釈している。