気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

18歳

2009-07-31 06:19:35 | Weblog
「娘十九はまだ純情よ」――初代コロンビアローズの歌った懐かしい歌である。
時代は変わったとはいえ、18歳19歳はまだまだ純情で、世間擦れしていない人も多いであろう。「19歳の純情」という韓国ドラマもある。ではあるが、世界の大勢は18歳を成年としているようである。
この度、『法制審議会の民法成年年齢部会』というところが、「選挙年齢が18歳に下げられるのであれば、民法の“成人年齢”を18歳に引き下げるのが適当」とする報告書をまとめたようである。
この問題が取り上げられるようになったのは、2年前に成立し2010年5月18日に施行される、憲法改正手続きを定めた国民投票法の付則が関係している。
法務省所管の民法上の“成年年齢”と総務省所管の“選挙年齢18歳”が一致しないと、若者も“大人”になることへの戸惑いを感じるであろう。そう考えると当然の成り行きであろう。
ただ、18歳が完全なる大人となると、飲酒や喫煙の問題・悪質商法からの勧誘による被害・高校生の裁判員誕生等、さまざまな問題も生じてくるであろう。もし賛否を問われた場合、社会性や判断力という問題もあり、私には即答できないのが実情である。

ニーバーの祈り

2009-07-29 06:42:19 | Weblog
≪神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。             (大木英夫 訳)≫
これは、1943年、アメリカの神学者・倫理学者ラインホールド・ニーバーが小さな教会で説教したときの祈りの言葉だといわれている。
第2次世界大戦中、この祈りを書いたカードが兵士たちに配られたそうだ。そしてまた戦後は、アルコール依存症患者の断酒会のモットーとして採用されたということである。
この度も「九州・山口の豪雨災害」「群馬県館林市中心の竜巻被害」等が発生したが、この言葉は生きていく上で味わい深い言葉であると思う。私はキリスト教徒ではないのだが・・・。

アルバトロス

2009-07-28 06:24:32 | Weblog
久し振りに明るいニュースが入ってきた。宮里藍がプレーオフの末、米女子ゴルフツアーで初優勝を果たしたそうである。通算14アンダーであったとか・・・。
ゴルフといえば、私もご多分にもれず経験したが、運動神経に恵まれぬ私のスコアーは惨憺たるもので、偶にパーを取れると嬉しいという状態で、数年間でパーが数回、バーディーが2回だけという結果であった。
ところで、コース基準の打数で入れた場合「パー」、基準より1打少ない場合「バーディー」、基準より2打少ない場合「イーグル」、そして達成されることが非常に稀な、基準より3打少ない場合「アルバトロス」と呼ばれる。これらはよく知られるところであるが、総べて“鳥”に関する言葉である。
「アルバトロス」とは、翼を広げるとその幅2.5m近くになる大型の海鳥で、風を巧みに利用することできわめて高い飛翔能力を示すそうである。それがゴルフの「アルバトロス」の由来であるようだ。だが、この鳥は無警戒で鈍重なため捕獲されやすく、日本では「アホウドリ」と不名誉な名を与えられている。

相田みつをの書

2009-07-27 05:39:56 | Weblog
相田みつをの長男であり相田美術館の館長でもある相田一人氏が書いていた。
『父の書は、ちょっと見ると何も考えずに無造作に書いてあるような感じがします。まるで幼い子どもが書いたように。しかし、それは表向きのことで、本当は全く違うのです』と。
そして、『自分はプロの書家だから、書こうと思えば当然こういうもの(いわゆる達筆といわれる書)も書ける。だが、どんなに上手い字を書いても、上手いなあと感心はしてくれても、いいなあ、素晴らしいなあと感動はしてくれない。技術だけでは人を感動させることは出来ない。だから自分は、若い頃から技術だけで勝負しようとは思わなかった』との父親の言葉も紹介していた。
相田みつをが23才の時に臨書で見事一席になり、その後は毎日書道展を中心にいくつものコンクールで好成績を収め、日展の審査員にもなるであろうと評価されていたことは、以前私も紹介している。
彼は読む人の心に訴えるために、漢字・ひらがな・カタカナの使い方、文字の大きさを考慮し、ときには「アノネ」で書き始める工夫もし、何年にも亘り同じ文章を書き直している。そうしたことを理解して眺めると、また新しいことが見えてくる。

コンサート

2009-07-26 05:26:52 | Weblog
昨日の夕方、『原信夫とシャープ&フラッツ、ファイナルコンサート2008-09』へ出かけた。NHKホールである。このコンサートは、去る3月の初めに入場券を購入して、予てより待ち兼ねていたものであった。
このバンドは、世界のジャズバンドの中で最も歴史があり、もう半世紀以上にも亘り活躍し続けている。自分より10歳も年長で、既に80代の半ばであるにも拘わらず、若々しいバンドマスターの姿には感動した。
今人気の綾戸智恵や美人歌手:阿川泰子を始め、水谷八重子、雪村いづみ、ペギー葉山、尺八の人間国宝:山本邦山などがゲストとして顔を揃え、幸せ気分を堪能できた一時であった。同じ満足感でも、寄席で味わう気分とはまた異質の満足感であった。
私の席は1階の10列目ということで、出演者の表情ははっきりと見て取れ、然も小皺は見えないという申し分のない位置であったことも幸運であった。

やめてほしいこと

2009-07-25 06:08:03 | Weblog
「連絡のない外泊」「浮気」「仕事をしない」「無駄遣い・衝動買い」「親の言うことばかり聞いている」「連絡がつかない状態」「価値観の違い」「家事をしない」「自分の趣味に没頭しすぎる・お金をかけすぎる」「束縛したがる」
以上10個の項目は、“結婚したらやめてほしいこと”の「トップテン」だそうである。
これ等のうち、「連絡のない外泊」「浮気」「仕事をしない」「連絡がつかない状態」等は、“やめて欲しい”で済むような生易しい問題ではないであろう。結婚した相手がこのような状態の場合、直ちに離婚するのが正解だと思う。これらは一種の性癖で、一時的に止めたとしても何れ再発する可能性大である。
「価値観の違い」も重要なことではあるが、“性格の違い”と同様、むしろ一致する場合の方が少ないのであるから、お互いに相手を認めあうことも必要だ。その他の項目は話し合いで解決できる問題であろう。「束縛したがる」――愛している相手には、多かれ少なかれ抱きたくなる感情であろう。異常でない限り、仕方がないことだと諦めよう。

PB「第3のビール」

2009-07-24 06:30:40 | Weblog
1年中飲まれるビールだが特に旨い季節である。近年、ビール、発泡酒、第3のビールが発売れ、その味の比較などが話題になるが、果たしてどれだけの違いがあるのであろうか? 私には能書を言う資格はない。
ビールの味は、飲むときの天候・体調によって別物のような味になってしまう。私は、アルコールを欲するときは焼酎を飲み、喉越しを楽しむときにのみ僅かの「スーパードライ」を飲むだけであるから、他との比較をしたことがないのである。
「発泡酒」は麦芽の使用比率が66.7%未満とビールよりも低く、「第3のビール」は発泡酒に別のアルコール飲料を混ぜたものであり税金も安い。販売価格はそれぞれ350ml缶で140円、120円ぐらいであり、当然ビールより安い。
この度、流通大手のイオンとセブン&アイ・ホールディングスが、それぞれサントリーと共同開発したPB(プライベートブランド)の「第3のビール」を発売すると発表した。価格は1缶100円程だそうである。喉の渇いたときにはどれを飲んでも旨いだろう。

国民参加の政治?

2009-07-23 06:19:16 | Weblog
民主党の鳩山由紀夫代表は21日、衆院選について「自民党政権を終焉させ、官僚主導政治を国民参加の政治にする」と発言したようである。
官僚とは「役人」と同義語で、国や自治体の公務員試験に合格した役人を指す。今回話題に挙がっている「官僚」は、企画立案等に携わる中央省庁の一定以上の地位にある国家公務員のことを指す。その彼等の主たる職務内容は、政府や議会が決定したことを実行に移すことである。
鳩山代表が自民党政権を批判しているのは、“本来使いこなすべき官僚を使いこなせず、逆に官僚の思う儘になり、天下りの問題などにも手を付けられないでいる”ことについてだ。だが、官僚主導政治を終わらせるには、本来あるべき“政治家主導政治”へ移行せねばならぬ筈である。
国民は政治家に政治を委ねており、彼らが国民の意思に沿った政治を行うのは当然である。“国民参加の政治”などと有得ぬ言葉で騙すべきでない。国民は直接行政に参加できない。
民主党も自民党同様、官僚を使いこなす自信がないのであろう。何しろ官僚は国家試験の難関も突破し、頭脳の明晰さという点では、殆どが政治家を上回っているであろうから・・・。

帚木 蓬生

2009-07-21 06:09:35 | Weblog
以前書いたことがあるが、私はNHKのラジオ番組「心の時代」を聴いている。もちろん聴き逃すことも多いが、半分以上は聴いている。
つい先程、聴き逃した分のアンコール放送:「忘れ得ぬ心象風景から」の第1回分が放送された。明日、その続きが放送される。再放送されるだけに、非常に聴き応えのある内容であった。
出演は、小説家であり精神科医でもある帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい、1947年1月22日 誕生)であった。このペンネームは、「源氏物語」五十四帖の巻名「帚木」と「蓬生」から取ったそうである。「賞の柩」で第3回日本推理サスペンス大賞、「閉鎖病棟」で第8回山本周五郎賞等を受賞している。
彼は、東京大学文学部仏文科を卒業後、TBSに勤務・退職、九州大学医学部を経て精神科医になったという変わり種である。開業医として人間の心と社会に接しているからこそ、ヒューマニズム溢れる、普通の作家には書けない分野の作品を出し続けられるのだと思う。明日の放送が待ち遠しい。

お金? 愛情?

2009-07-20 06:15:54 | Weblog
言うこととすることは中々一致しないものである。結婚相手の条件に「年収4,000万円以上」を公言し、高飛車キャラクターを前面に押し出してきた西川史子がついに結婚を発表した。
相手は年下の会社役員。年収は4,000万に満たないようであるが、彼女の言によると、資産状況を調べているうちに心を許したそうで、“条件より本能に従った”ようである。
もちろん、愛情を持った相手が高収入であればそれに越したことはない。しかし現実はそう上手くはいかず、適当なところで妥協せざるを得ない。だが、“何れを取るか?”との極端な質問の場合、人はどう答えるのであろうか? 以下のアンケート結果をどうぞ。
 ≪あなたは今結婚を考えています。そんな中、2つの結婚話が……。金持ちだけれど愛はない人との結婚と、貧乏だが愛している恋人との結婚。お金を取るか? 愛を取るか? さあどっち? 結婚している方は“妄想”してください≫
※ 回答:お金を取る! 447人(40%)、 愛情を取る! 681(60%)
一見妥当な回答とも思えるが、“愛はなくとも・・・”が40%の現実に考えさせられる。

嘉穂モノレール

2009-07-19 05:32:28 | Weblog
上野駅から北へ約10分。王子駅のホームから眺められる駅前に飛鳥山公園がある。江戸時代に徳川吉宗の肝いりで桜が植えられ整備され、大岡越前の時代に庶民のための花見の名所になったのだそうである。また、園内には世界有数の「紙」専門の博物館等もある。
この駅前の公園は、車と都電が競うように走る、カーブした急な坂道に囲まれている。道路整備に際して公園の裾を削られたのであろう。従って、公園内に入る路も勾配がきつく、年配者や足の不自由な人には厳しかった。
先日来ここである工事が進められていた。野次馬根性の強い私は、ある日王子駅で途中下車して確かめた。暫らくその工事を眺め、現場監督さんにいろいろと質問もした結果、モノレール工事だということが判明した。
それは福岡県の嘉穂製作所というメーカーの製品で、特徴は“急斜面、曲線走行が可能な小型モノレール”だそうである。その珍しい乗り物の運行が7月17日から開始された。エレベーターと同じような乗り方で、無料なのも嬉しい。

先生

2009-07-18 06:35:27 | Weblog
麻生首相と対立している、自民党の中川元幹事長がいろいろと画策している。
今回、彼の行動に関してのコメントは避けるが、彼は話の中で同僚議員のことを“先生方”と言っていたのが気になった。何故“議員”と呼ばないのであろうか?
「先生」を辞書で調べてみると、
◎後から生まれた人を意味する「後生」に対応して、先に生まれた人
◎学徳のすぐれた人や自分が師事する人に対する敬称
◎教師・医師・弁護士など、指導的立場にある人に対する敬称
◎他人をからかって呼ぶ称
とある。――その他に「議員に対しても使われる敬称」とあるから、確かに国会議員は“先生”である。だがこれは、議員以外の人が使う言葉であって、仲間の議員を「先生」と呼ぶのは、自分のことをも「先生と呼べ!」という意味であろうか? そんな意識が見え隠れする。
かような解釈をするのは考え過ぎなのであろうか? つまらぬことに気を回した次第。

「内閣メールマガジン」

2009-07-17 06:04:52 | Weblog
昨日、麻生内閣メールマガジン第39号が届いた。
「内閣メールマガジン」に関しては、2001年5月7日に小泉総理の所信表明演説において、“積極的な国民との対話”の一環として語られ、約1ヵ月後の6月14日に、内閣官房内閣広報室から創刊号が発行されたのが始まりであった。
「小泉マガジン」の読者には、その後購読中止を連絡しない限り、後任の安倍・福田・麻生各総理の「内閣メールマガジン」も届いていた。その麻生内閣から第39号が届いたのである。
その中に、≪“国民生活を守り、日本を守る”ことこそが、“政治の責任”です≫とあった。そして具体的には≪・・・年金、医療、介護といった社会保障の充実と財政再建を、どのように両立させるか。アジアの安全保障を脅かす北朝鮮問題、テロとの闘いや海賊問題に、国際社会と連携していかに取り組むか・・・このような困難な課題に、私は、皆さんのご意見に耳を傾けながら、国民生活を守り、日本を守るべく、身命を賭して、「政治の責任」をまっとうする所存です≫とあった。今更との気がする。次も総理でいられる積りなのであろうか?

猛暑日

2009-07-16 06:31:52 | Weblog
7月なのだから暑いのは当然といえば当然であるが、本当に暑い昨今である。
昨日は大変暑かった。ニュースによれば、南東北から九州に亘る日本各地で今年1番の暑さを記録し、「猛暑日」を迎えたそうである。
「猛暑日」とは、その日の最高気温が35度を超えた日をいう。
以前、暑さを表す言葉は、最高気温が25度以上の日を「夏日」、30度以上の日を「真夏日」としてきた。ところが90年以降、35度以上を記録する日が急増し、主要都市(東京、名古屋、大阪、福岡)における35℃以上の日の合計が、1997~2006年の10年間で335日と、1967~76年に記録した121日の3倍近くになったそうだ。このため、気象庁が2007年4月1日に予報用語の改正を行い、「夏日」と「真夏日」に加えて、35℃以上の日を「猛暑日」とすることになった。尚、夜間の最低気温が25度を下らない日を「熱帯夜」と呼んでいる。
「夏のこの暑さより冬の寒さの方がずっと楽である」と言う人が多いが、半年後にはこの逆のことを言う人が大勢でてくる。人間はわがままなものである。

2009-07-15 06:11:30 | Weblog
中華料理では、いわゆる万頭の中身として包みこまれる“具”を指すが、日本で一般的な多くの菓子に使われている餡のルーツは、寺院などで小豆を煮たものを肉等の代用として使い、それが広まったのだといわれている。
元々「餡」は“包みこまれるもの”だけではなく、澱粉に水分を加えて加熱・糊化させて、餅の上にかけるものも餡と呼ばれ「あんかけ」なる言葉も生まれている。
古くは塩で味付けされていた餡も、砂糖が普及すると共に砂糖味になったようである。この「餡」は大別して粒餡(つぶあん)と漉し餡(こしあん)に分かれる。
粒餡は小豆の皮を破らないよう柔らかく煮上げて練り上げたものであり、漉し餡は茹であげた小豆を漉して練り上げたものである。漉し餡は製造工程から考えても粒餡より手間も掛り高価と考えられるが、実際の漉し餡には混ぜ物の混入されたものも多く、ピンキリだそうである。
ところで貴方はどちらの餡をお好みだろうか? 多くの人への好みについてのアンケート結果が、先日紹介したyorimoに載っていた。予想してみて欲しい。後ほどご披露する予定。