西川口

私の住む近くには川口駅、西川口駅と２つの駅がある。
そのうちの西川口駅周辺は、知る人ぞ知る、首都圏有数の風俗街であった。違法の性風俗店は200軒を超え、殺人や暴行など悪質な刑法犯罪も多発していた。そこで、川口選出の県会議員が働きかけを行った結果、平成17年には県の「迷惑行為防止条例」が成立、続いて「川口市防犯のまちづくり条例」が制定された。
事態を重く見た埼玉県警は違法性風俗店に対する一斉摘発などの取り締まりを行った結果、昨年は違法店舗ゼロまでになり、結果として刑法犯も激減し明るい街になった。
だが、かつての街のイメージにより、駅周辺でありながら商業テナントの入居も進まず、街の活気は失われてしまった。その対策として、川口商工会議所では「西川口駅西口再生部会」を設置し、街の再生に向けた調査研究を進め、市長・市議会・国会議員も積極的に取り組んできた。このたび国の支援策も決まり、街の賑わいも戻ってきそうだ。
現在、「味はＡ級、値段はＢ級」をモットーに「Ｂ級グルメタウン」を目指している。

「困っています」？

最近社交ダンスを始めた51歳の亭主もちの女性が、68歳の男性と仲良くなり、身の上相談をしていた。彼女の訴えによると、
≪ダンスパーティに行ったり、ジャズを聴きに行ったり、ランチをしたり、日ごろはメールで意見や感想など述べ合ったり、楽しくおつき合いをしています≫
≪温厚で知的な紳士、とてもいい方で、男女のおつき合いはありません。趣味の良さ、何ごとにも前向きな姿勢には、感心、共鳴しています。主人とはまるで違うタイプです≫
≪主人がヤキモチを妬くので困っています。せっかくの楽しみも半減してしまい・・・≫
いい年をして浅はかな考えにウンザリだが、それに対する回答にも呆れた。
≪「彼のことを愛しているわけじゃないのよ。趣味トモよ。私が愛しているのは貴方だけ。ヤキモチを妬いてくれて嬉しいわ」と背中から抱きついて、「今日は外出させてくれてありがとう」とキスをして安心させてあげてください・・・≫
まるで、水商売の女性が客をあしらう手管ではないか！　皆さんのご意見を聞きたい。

嘘のサンパチ

先日郷ひろみが自身のアピールで、「１、２、３」とナベアツの真似をした後、「・・・ではなくて、１、２、３、４、郷！」とやっていた。
お笑い芸人「世界のナベアツ」が発案したギャグ「３の倍数と３の数字のつくときだけアホになる」――今これが大変な人気である。因みに彼のバイクのナンバーには「3」が並んでいるとか。話しは逸れたがこのギャグの「3」という数は妥当な数字だと思う。
「2」では頻繁にで過ぎるし、「5」や「0」では簡単過ぎてつまらない。「7」以上では計算も難しくなり、アホになるのに時間が掛かってしまう。やはり「3」が最適なのだろう。
ところで、数字を含んだ諺は多く、「自棄のやん八」などとともに「嘘のサンパチ」なる言葉がある。今回はこれについての話・・・。
人間、いい加減な数字を言うときは、なぜか「3」と「8」の出現率が高いのだそうだ。あまりにもキリのいい数字を言うと疑われると考え、「0」と「5」の中間の数字に偏るのだとの説もある。皆さんが急に言われて咄嗟に思い浮かべる１桁や２桁の数字は？

風下の花火

一昨日は隅田川だけでなく、浦安市でも花火大会が開催された。
浦安市にはディズニーランドやレジャーホテルも多数存在し、収税額も多く日本一裕福な街だと聞いている。それで、花火大会なども盛大に行えるのであろう。
私の長女は浦安のマンションの15階に住んでいる関係で、毎年のように招待される。充分な酒でいい気分になり、ソファーに寄り掛かり目の前の花火を見る。申し分のない気分に浸れる至福のひと時である。
今年も１泊で招待を受けたが、少し状況は変わっていた。従来の花火の打ち上げ場所にはマンションが出現して街は益々発展していた。だがその影響で、花火の打ち上げ場所が移動してしまったのだ。部屋の中からは見られなくなってしまったし、あいにく昨夜は向かい風で煙に邪魔され肝心の花火もよく見えなかった。
花火の写真といえば“綺麗な写真”が普通であるが、今回は風下のベランダから撮った写真を掲載してみる。無念な思いをした私の気持ちを理解して戴けるであろう。

福田さんからのメール

３連休をはさんだ６日間の夏休みを終えた福田康夫さんからメールが届いた。［幸せを実感できるように。福田康夫です］と始まっていた。
その内容の主要部分を抜粋してみると、
≪ガソリンなど燃料の高騰や食品などの値上げが続いている状況や、医師不足をはじめ社会保障をめぐる問題など、皆さんの暮らしに直結する政策課題にこれからどう立ち向かっていくべきか考え始めると、居ても立ってもいられないというのが正直なところでした≫
≪安心して暮らすことができ、幸せを実感できる日本をどうすればつくりあげることができるか。美しい地球を子孫に引き継ぐため、地球環境問題をどう解決するか≫
≪日本や世界の将来を見据えつつも、だからこそ逆に、今、目の前にある課題に対して、一つひとつ着実に取り組んでいくことが大切だと考えています。臨時国会をはじめ、これからも政策の実現に向けた道のりは簡単なものではありませんが、今やるべきことに全力を尽くします≫
現状を述べているだけで、何をどんな方法で成し遂げるかがなく、期待できないい。

水難事故

結婚した娘のところに電話が掛かってきたという。
「モシモシ！　○○さんのお母さんですか？　私担任の××です！」
娘の長女○○は、学校の先生に引率されて夏休みの海浜学級へ参加しているのだ。
初め意味が解からなかったそうだが、瞬時に様々なことが頭を過ったそうだ。
何かの詐欺だろうか？　信じていた娘だが何か悪いことをしたのだろうか？　事故にでも遭ってしまったのだろうか？　悪いことばかりが浮かんできたそうだ。
話を聞いてみると、孫自身の問題ではなく、引率していた他の60歳ほどの男子教師が溺れて亡くなったのだという。そのため、予定を繰り上げて明日帰るとの連絡であった。不吉な予想が当たったことには違いないが、その当事者が生徒ではなかったことに、学校側は悲しみに暮れながらも少しはホットしているのではないであろうか？
亡くなった先生にはお悔やみを申し上げご冥福をお祈りする次第である。そしてそれと同時に、多くの生徒の命を預かる先生の“泳ぎの実力”についても考えさせられた。

茅の輪

世の中知らないこと、知っているつもりでも正確に理解していないことは多いものである。“茅の輪くぐり”に関してもそうであった。
この行事は、１年間の折り返しに行われる「水無月祓い」の行事で用いられるようである。茅草で作られた大きな「茅の輪」を社頭に飾り、それをくぐることでその年前半の罪穢を祓い、後半の無病息災・悪厄退散を願うのだそうだ。京都地区が盛んなようである。
京都最大の茅の輪を飾るという北野天満宮では、25日から30日までくぐれるのだそうである。名称から、どこでも６月末までで終わるものと思っていた。ところが、今月の11日に上田市の「真田神社」へ行ったら、まだその“茅の輪”が飾ってあった。
更にそのくぐり方である。多くの人はただ真っすぐにくぐっていたが、正式には先ず輪の左側を回り次に輪の右側を回る。私も友人のブログで教えられたばかりだ。∞の記号のように２度くぐるのだそうだ。回り方の説明も記されていたが、殆どの人は気がつかないようであった。知らないことは多い！

Windows Vista

従来のパソコンが壊れたために酷い目にあったが、Windows Vistaに出会ったというプラスの面もあった。
Windows Vistaパソコンが発売されたのは１年半ほど前であるから、マシンとしても落ち着いてきたと思う。購入前の噂では、“便利には出来ているが立ち上がりがもたつく！”と聞いていた。私の場合は特別にメモリーの増設もしなかったが、２分半弱で立ち上がる。この程度ならば特に不満も感じない。その後の作業スピードには充分に満足している。
実際に使い始めて感じたことは、基本的な操作方法は従来のXpの流れを踏襲してはいるが、数多くの便利な機能が加わったということである。
前のパソコンでは使い勝手を良くするため、数々のフリーソフトをインストールしていたが、そのためときに不都合なことが起こることもあった。その点、今度のVistaパソコンではそうした小物をインストールする必要も少なくなり、すっきりしたことは間違いない。
ある程度の年月を経たパソコンは、破損の前にVistaパソコンに移行するのも１法か？

「酢豆腐」

暑い！暑い！　毎日が本当に暑くて食欲もなくなる。
そんなとき、淡白な“冷奴”でも添えたら幾分かは食欲もでてくる。
豆腐は、麻婆豆腐・炒り豆腐・揚げだし豆腐など、いろいろの食べ方があるが、やはり、冬の湯豆腐と夏の冷奴が最高だと思う。少なくとも私はそれ等が好きである。豆腐本来の旨さを味わうにはこれに限ると思っている。
そうした中で“食通”に好まれるという「酢豆腐」をご存知であろうか？
最近、あまり一般家庭では見かけなくなった。理由は、スーパー等で販売されている豆腐も賞味期限が厳しくなっているし、各家庭で冷蔵庫も常備されているからであろう。
この「酢豆腐」、簡単に説明すると落語の中に登場する“腐った豆腐”である。
腐って刺激臭が強く、黄色く変色して毛の生えたような豆腐を、何でも知ったかぶりをする男に珍味と偽って食べさせる。男は七転八倒しながらも何とか飲み込み「酢豆腐」だと説明、最後は「酢豆腐は一口に限る」と知ったかぶりのプライドを保つ噺である。
皆さん！　知ったかぶりにはご注意あれ！

中学生の父殺し

未成年者の起こす事件が続発しているが、私の地元でも中学３年生の少女が就寝中の父親を包丁で刺し殺するという事件が起きてしまった。
まだ詳しい事情は解明されていないようであるが、関係者からは口を揃えて「信じられない」との声があがっているようである。母親は、「午前３時ごろ娘のわめくような声と夫のうめき声も聞こえ、寝室に入った」と語り、更に「それまで普段と変わったことはなく、原因は思い当たらない」と言っているそうである。何か新しい事情でもでてくるのか？
その後の報道によれば、警察の調べに対し「大変なことをしてしまった。上半身を２回ぐらい刺した。その後のことは気が動転していてよく分からない」と供述しているそうである。
長女の彼女は、学校での成績は中の部類だそうだが、ピアノと読書が趣味で、英検・漢字検定の資格も取っており、薬剤師を目指し大学進学を希望していたそうである。服装の乱れもなく、素行に関しての問題は見られなかったそうだ。父親との関係はあまり会話もなかったようだが、正に“普通の子供”である。何の兆候も示さない“普通の子供”が起こした事件だけに余計に恐ろしい。

野茂英雄

アメリカに渡りメジャーリーガーとして活躍し、日本人メジャーリーガーの先鞭をつけたと理解されている野茂英雄投手が、現役引退を発表した。
彼は1995年に近鉄からドジャースへ移籍し、その年に新人王を獲得している。最盛期の彼の活躍は目覚しく、ノーヒット・ノーランを２度も記録している。そうした実績がアメリカにおける日本人選手の評価を高めたことは否めないであろう。
先日は、大リーグのオールスターゲームの先発メンバーとしてイチローと福留が日本人選手として出場しているが、これも大きな目で見れば野茂選手の活躍のお陰といえるであろう。
野茂選手は現役続行を希望していたようだが、獲得へ動く球団がなく、引退を決めたそうである。多くの選手は引退に際し、「やるだけのことはやった。何も悔いることはない！」と言うが、彼は「悔いがないとは言えない」と言ったそうだ。その素直な言葉にも魅力を感ずる。
一説によると、彼は日本へ戻り広島カープへ入るとの話もあったそうである。
「ノーモハ　ヒロシマ！」――昨日行った寄席で得た情報である。真実のほどは？？？

デジカメ

私にとって写真といえばフィルムであった。
正確な記憶ではないが、最初のデジカメは1995年頃に発売されたと思う。だがその頃のカメラは総画素数：25万画素程度であった。秋葉原の展示場でそのプリントを見たが正に玩具で、実用とは程遠いものであった。
ところが2001年7月、娘の旦那がCanonの「IXY DIGITAL」で撮った写真を見て驚いた。知らない間にデジカメは素晴らしい進歩を遂げていた。私は早速FUJIの「FinePix 6800Z」を購入した。その後に高倍率ズームの機種も手に入れたが、2005年に入って「デジタル１眼」に興味をそそられCanonの「EOS 20D」へと移った。
業界団体でも、今年の「デジタル１眼レフ」の出荷台数は、「フィルム１眼レフ」のピークだった1980年の出荷台数を超える可能性があると見ているそうだ。
デジタルはフィルムでは不可能だった様々な加工が楽しめる。掲示写真は、記念写真の2つのファイルを用い、後から1人を他方へ加えたものであるが、見分けがつかないと思う。

クラッシュ

去る14日の朝、自分のブログの更新を終え、友人のブログへコメントを書いている途中に、肝心のプログラムが応答しなくなった。
時々あることである。再起動すれば順調に動く。いつものようにそれを試みたが、画面はVIOSの設定を促する画面が現れるだけで先に進まない。自分なりにやってみたが解決しない。何度繰り返しても結果は同じであった。
当然サポートへ電話した。担当者は親切ではあったがそれ程のベテランではないようで、何度も席を外していた。その結果が、「ハードディスクが駄目になったようですね！　修理をすると・・・」との話になった。信じたくない私は近くの店へ持ち込み検査を依頼したが、最悪の結果だった。「あなた！　あたしが死んだ時でもそれ程ガッカリした風にはならないでしょうね？」と言われる始末であった。
当初はバックアップも取っていたが、ここ１年ほどは油断して怠けていた。やはりバックアップは小まめに取らなければいけない。お盆の忙しい時期にてんてこ舞いで何も手付かずであった。
環境の変わった新しいパソコンに慣れるにも時間がかかると思う。とりあえずの報告である。

ニホンカモシカ

ウシ科カモシカ属の哺乳類で、本州から四国・九州に分布しているそうである。山地から高山帯の森林に棲息し、体長は70～85センチになるという。雌雄ともに角があり、草や木の葉を食べ、反芻するとのことである。わが国の固有種で、学名は Capricornis crispus、英名は Japanese serow。かつて乱獲されて激減したが、特別天然記念物として保護されている。
私が泊まった宿の近くへも、そのニホンカモシカが下りてくることがあると聞いていた。人間に危害を加えられることがないため、特別の警戒心を持ってはいないようであるが、エサを与えることも禁じられているので特別近くまでは寄ってこない。
宴会が始まるまでのひと時、一杯やろうと思ったところへニホンカモシカが来ているとの知らせを受けた。早速撮影に向かったが望遠レンズは持ってきていない。シャッターを切っては一歩前へと少しづつ近づいた。カメラを向けられ敵も警戒したのであろう、威嚇をこめて突進してきた。逃げる直前に撮った最後の写真である。

おかみ

旅館に着いたら先ず部屋に入りお茶を飲む。一息ついたらテーブルの上の旅館案内に眼を通す。それらの印刷物の横に「日本の宿　女将」なる雑誌が置かれていた。それには100名余りの温泉女将が紹介されていた。
テレビ番組で“女将”を紹介する場合、殆どの場合が“美人女将”になってしまう。必ずしも美人ばかりではないが、平均よりは美人の割合が多いのは事実であろう。それなりの旅館の倅ならば、それなりの美人を手に入れる可能性も高くなるであろうから。
その雑誌には勿論泊まった宿の女将も紹介されていた。日本人離れの顔をした美人であったが、プロの撮った写真では、実際以上に美しく表現されている場合も多い。
食事の席にその女将が挨拶に来た。本当に美人だ。雑誌を見たときから皆で “混血？”と話題にしていたので、不躾ながら雑談の後に聞いてみた。
「質問なんですが・・・、女将は純粋の日本人ですか？」
「そう見えます？　私は嫁ではないのですが・・・」そう微笑んだ彼女は魅力的だった。