気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

実力・人気・地位

2009-02-28 07:29:24 | Weblog
落語人気だといわれる昨今、落語家で誰が好きかと尋ねると、司会者歌丸を始め笑点メンバーの名前を挙げる人が多い。次々とタイミングよく、事前に用意されたと思われる解答を披露する彼らは確かに面白い。しかし、落語家の中には、実力があり彼らより上手いと思える人が沢山いる。“実力と人気”が必ずしも一致しない。
落語家の場合、一般には10年以上修行すれば殆どが“真打”だ。年功序列の世界であるから、真打の地位に付くということは必要条件を満たしたに過ぎない。後は実力と運次第であろう。
その点演歌歌手は、実力があり曲にも恵まれれば、人気も出てそれなりの地位も得られると思う。絶対にそうだと言い切ることはできぬが、61歳で紅白歌合戦に初出場した秋元順子の例もあり、まあ、実力と人気と地位のバランスは取れているといえるであろう。
それにしても、父や祖父の知名度のお陰で楽な選挙を経て当選し、年功序列で役職の順番を待っている人々で占められている世界。――“実力と人気と地位のバランス”がまるで滅茶苦茶な世界――それが現在の日本の政界である。

トリアージ

2009-02-26 07:36:40 | Weblog
トリアージとは、災害発生時など多数の傷病者が同時に発生した場合、傷病者の緊急度や重症度に応じて、適切な処置や搬送を行うために傷病者の治療優先順位を決定することをいうのだそうである。
語源はフランス語の「triage(選別)」から来ていて、確定した和訳はないようであるが、あえて訳せば「症度判定」ということになるようである。以下の判定基準によりタグが付けられるそうだ。
黒……死亡、ないしは救命不可能な状態。
赤……直ちに治療が行われないと死亡の恐れのある状態。
黄……生命に関わる状態ではないが、早期に治療が必要な状態。
緑……軽症で救急搬送の必要がない状態。
“助かる可能性がないからと割り切り、助かる見込みの人の救助に当たる”と咄嗟に判断し黒色のタグを付けるのは非常に難しい気もする。しかし、合理的な方法であることは理解できる。
この考えを発展させ、軽症で救急車を呼んだ場合、特別の料金徴収を検討するとか・・・。賛成!

はいだしょうこ

2009-02-24 07:38:56 | Weblog
1979年3月生まれであるから、間もなく30歳になる。
NHKの児向け番組で、第19代「うたのおねえさん」だったそうである。わが家の家族構成からして彼女の出る番組を見る機会は全くなかったのだが、先日偶然テレビに出演していた彼女を見てしまった。
情報によれば、父はピアノ教師、母は声楽科出身だそうで環境にも恵まれていたようで、小学6年生の時には、全国童謡コンクールでグランプリ賞受賞。その後、国立音大付属高校を2年で中退し、宝塚音楽学校に入学したという。歌ばかりではなく踊りを含め、音楽に関する総てを楽しみたいと思ったようである。宝塚音楽学校では“オペラ部門主席、ポピュラー部門最優秀歌唱受賞”の実績を残し、歌劇団入団後にはその歌唱力により異例の大抜擢を受けたようである。
2002年に歌劇団を退団し、翌年にはNHKの「おかあさんといっしょ」のオーデションに合格した。育ちのよさそうな雰囲気を持った美人であったが、面白いボケキャラは演技とも見えず“天然”と見受けた。私もファンになりそうな魅力のある人である。

SR626SW

2009-02-22 07:36:44 | Weblog
どこの家にも小さな時計が嵌め込まれた置物があるのではないだろうか?
わが家にも、記念品や贈られたものとして、WEDGWOODの陶器をあしらった金属製の洒落たもの・クリスタルガラス製のもの・鋳造品等、4個の置物が飾られている。
しかし、恥ずかしながらそれ等に付いている時計は、総て止まったままで放置してあった。
その時計の文字盤のサイズは、直径が3cm、4cm、5cmと様々であったが、5cmのものは「単4形」よりも短い「単5形」電池が使われ、他のものは時計専用のボタン電池が使用されていた。
最近はボタン電池を使用した機器も多く、100円ショップでも多種類のボタン電池を売っているが、時計専用電池を購入できる店は少ない。それ等の時計に使用する「SR626SW」は、量販店でようやく買うことができた。しかし、直径が2cmがらみの一般のボタン電池が1個100円程度から買えるのに、直径6.8mm・厚さ2.6mmの小さなその電池は370円であった。
電池の交換も、通常の場合より面倒であったが、総ての時計が動き出し、気分も落ち着いた。

情けない!

2009-02-20 07:50:56 | Weblog
最近、日本の政情は本当に混乱している。情けない!
世界に日本の恥を振り撒いた中川大臣はどうにもならず辞任したし、芯のブレ続けている麻生総理の求心力はますます低下している状態だ。
以前は私もそれなりの評価をしていた小泉元総理の発言も、一部では“元総理の発言”としては感情的だと受け取られているようである。だがその裏には、もっと深遠な意味を含んでいるのかも知れないとの見方もある。政治家の腹の中は判らない。
既に引退を表明している小泉元総理の行動だけに、自分の将来を第1に考えている小泉チルドレンも、どこまで行動を共にするのかそれも不明である。
自民党の政治家の発言を聞いていると、揃いも揃って「麻生総理の下では選挙を戦えない!」――である。政治家は、先ず選挙の洗礼を受けなければならないことは承知しているが、目的は国民のために立派な政治を行うことであろう。少なくとも今の時点では、危機感を抱き、日本のこれからを真剣に論じてくれるような政治家がいて欲しい。

北朝鮮:金賢姫(キムヒョンヒ)

2009-02-19 07:11:59 | Weblog
北朝鮮工作員だった彼女は、1987年(昭和62年)、金勝一工作員と共に日本人名義の偽造旅券を使って、大韓航空機を時限爆弾で爆破させた。逮捕後、ソウル・オリンピックを妨害するためとの理由で、指令を受けて犯行に及んだと供述した。――そう聞いていた。
その金賢姫と、彼女の日本語教師であった拉致被害者田口八重子さんの家族との面会が実現しそうだと報じられている。実現すれば、北朝鮮が工作員を養成するために、拉致問題を犯した事実がはっきりするだろうと期待している向きもあるようである。
先日はクリントン米国務長官も家族と会っている。だが肝心の北朝鮮は最近特に強気で、拉致問題も爆破事件も関係ないとの態度だ。また韓国側も対北との関係からか、あの事件は金賢姫の捏造であるとし、警察・放送局も揃って彼女が嘘をついているとの立場を取っているという。
現在の彼女は、韓国により保護されているというよりは監視されている状態にあるようで孤立している。従って彼女が幾ら真実を語っても進展は期待できない気がするのである。

北朝鮮:田口八重子さん

2009-02-18 07:35:17 | Weblog
日本に帰ることのでぬ拉致被害といえば先ず横田めぐみさんの名前が浮かぶ。また、韓国機の爆破犯金賢姫に日本語を教えたとされる田口八重子さんもよく名前の挙がる人である。その田口八重子さんは私の街川口の出身である。川口には、“北朝鮮に拉致された可能性を排除できない”「特定失踪者」6名を含め7名もの被害者がいる。
もう長い間、「拉致問題を考える川口の会」の皆さんは、毎月第1日曜日になると駅前で声を枯らして署名運動をしている。集まった多数の署名は政府に届けられるそうであるが、その署名がどのような扱いを受けるのかを想像すると暗い気持ちにならざるを得ない。
昨年の暮れには「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に併せて、川口市は駅前図書館の入り口で「拉致被害者・特定失踪者写真展」を開催した。そこには被害者の写真や、被害者救出を目指して活動している人の写真が展示され、多くの市民の関心を集めていた。
しかし現実の問題として、市民がどう足掻いても高が知れている。やはり政府レベルの努力が望まれる・・・。

妻寶極楽

2009-02-16 07:13:13 | Weblog
道成寺(どうじょうじ)は、和歌山県日高郡日高川町にある天台宗の寺院で、新西国三十三箇所観音霊場の第五番札所であるそうだ。能、歌舞伎、浄瑠璃の演目として名高い「安珍清姫伝説」で知られる。
この伝説は、参拝の途中に一夜の宿を求めた安珍なる僧に清姫が恋い焦がれ、裏切られたと知るや大蛇となって安珍を追い、最後には道成寺の鐘の中に逃げ込んだ安珍を焼き殺すという悲恋である。11世紀の「法華験記」なる書物に記されているそうだ。
この道成寺の住職小野成寛氏が、なかなか味なことを話しているのを聴いたことがある。その言葉が「妻寶極楽」である。――『妻は寶、妻を大事にしていれば、家庭円満一家は繁栄』
特別新しいことを言っているわけではないが真実だ。夫は外で7人の敵を相手に頑張っているが、勤めが終われば後は自由である。それに反し、通常の奥さん業は年中無休で男より大変であることを理解すべきだ。そして妻を大切にしなければならないと思う。尤も、最近では男女の差がなくなり、「夫寶極楽」の方が妥当と思える家庭も多いようであるが・・・。

強制退去

2009-02-14 07:29:40 | Weblog
隣街の蕨市に在住していた不法滞在のフィリピン人夫婦と、その間にできた13歳の少女が国外退去を求められている。
その少女の母親は平成4年に、父親は平成5年に、それぞれ他人名義のパスポートで日本に不法入国し、平成7年に彼女が生まれ現在に至ったようである。
ところが今から2年半ほど前の平成18年7月、彼女の母親が警察官の職務質問を受け、不法滞在の現行犯で逮捕され退去を命じられていたという。だが不思議なのは、その子供が小学校に入学する時点でも不法滞在の事実が露見しなかったことである。
中学1年生のその少女は「私にとって日本は母国。家族3人で残りたい」と記者会見で話していた。哀れである。だが、入国管理局は13日、一時滞在の仮放免期限を迎えた3人に対し、2週間以内に全員が帰国するか、彼女だけを置いて行くかを決め、帰国日を伝えるよう求めたという。
少女には非情なようだが、3人の滞在を認めれば、“不法滞在者も子供を作れば合法的に日本に居られる”との実績が残り、今後に悪影響を与える。同情だけでは解決できぬ問題である。

湯島天神

2009-02-12 07:48:11 | Weblog
湯島天神へ梅を見に行ってきた。
未だ盛りには幾分早いようであったが、猿回しの芸もあって、平日だったが多くの人で賑わっていた。のどかで楽しい一時を過ごせた。
実は出掛ける前に急用ができ、家を出たのが12時過ぎであった。御徒町駅でJRを降り、昼食にと湯島天神下にある寿司屋へ飛び込んだのは1時半頃だったと思う。時間的にも他の客はいなく、初めての店なのでテーブル席に付き、「特上すし:2,100円也」を注文した。
先ずお茶を運んできた70歳を超えたと思われる大女将の応対は申し分なし、清潔感あふれた身支度と言葉遣い、近頃珍しいと感心した。活きの良いタネも、昼に合わせて炊いたシャリも旨く、充分に満足できた。
帰宅後調べてみると、この店は大正10年創業の老舗でTV・雑誌などでも好評なようである。理解できる。ただ未だに判らないのは、運ばれてきた寿司の台の横に、“硬くなった1粒の飯粒”がシッカリとこびり付いていた理由である。

配偶者への希望

2009-02-10 07:49:32 | Weblog
結婚5年。夫は長い髪が好きで、彼女に「髪を伸ばせ」としつこく語ったそうである。しかし、中学生時代からショートカットに馴染んでいた彼女は、「なんで今さら伸ばさなければいけないのか」と短い髪のままにしていたそうだ。しかし、夫は酒も飲まずタバコも吸わず、浮気もせずギャンブルもしないという真面目一方でよく働く優しい人物だそうで、遂に昨年から髪を伸ばし始め、最近ようやくセミロングになったそうだ。
ところが、髪が長くなるにつれ、何をするにもうっとうしく、風呂に入る時も面倒でうんざりしていたそうだ。だが、「伸びてきたね」「長くなってきたね」と夫が嬉しそうに言うので切るわけにもいかず、どうしようかと悩みに悩んでいる。
以上は「人生案内」に寄せられた30歳代女性からの相談の概要である。
その女性は、夫のその要望に従うのが苦痛で堪らないようである。誰にとっても、何の不満もない配偶者の希望でも受けられない場合もあるであろう。読者の皆さんにとって、どうしても受け入れられないものとは何であろうか? 一寸興味を覚えた。お知らせ戴だければ幸甚である。

酒とタバコ

2009-02-08 08:01:49 | Weblog
日本に於ける飲酒人口・喫煙人口はそれぞれどの位いるのであろうか?
総理府統計によれば、昭和40年(1965年)代から50年代にかけて急速に飲酒人口が拡大し平成9年(1997年)に行われた全国調査によれば、男子75.0%、女子41.2%、計57.8%が酒を飲むと答えているそうである。
また、平成13年(2001年)の「まったく飲まない」「月1回未満の飲酒者」も除いた別の全国調査結果では、男子80.4%、女子56.0%、総計68.4%となっている。大雑把に見ると男の8割、女の5割、平均で7割の日本人が酒を飲んでいることになる。
一方喫煙人口は、1965年の50%から一貫して下げ続け、2007年には26%に半減している。だが未だに4人に1人が喫煙しているのだ。この喫煙率は他国に比較しても高く、主要国ではオランダに次いで2番目である。だがそのオランダも、最近では国を挙げて禁煙に取り組んでいるようだ。
若い時には、社交的意味からもタバコを練習したが、どうしても体に合わず様々な場面で不便な思いをしたことも多かった。しかし、今になってみれば本当によかったと思っている次第である。

東京の地下鉄

2009-02-06 07:43:06 | Weblog
私が子供の頃の「地下鉄」は、浅草から渋谷までの「銀座線」だけであった。だが自家用車の数が少なく道路が現在ほど混んでいなかった当時は、「市電」(現在の「都電」)やバスが多数走っており、むしろそれ等がメインの交通機関であった。東京の交通事情も変ったものである。
現在の地下鉄は、「東京メトロ」「都営地下鉄」13路線が東京の地下を縦横に走っている。これ等を確りと頭に入れて、乗り物を自由に利用できたら大変便利だと思うが、いくら路線図を眺めていてもなかなか乗りこなせない。最近私は地下鉄に凝っている。
昨日の午前中は“お茶の水”の病院へ行く日であり、昼食はインターネットで調べ、人気抜群のパレスサイドビル内A飯店の坦々麺と決めた。場所は“竹橋”。地下鉄利用でなければタクシーであろう。
早速病院隣接の“丸ノ内線お茶ノ水”から地下鉄に乗り“大手町で東西線”に乗り換え“竹橋”に到着。僅か160円也であった。帰路は再び“東西線”を利用、“飯田橋”で“南北線”に乗り換え“王子”へ到着。今後も多くの路線を体験し、路線と乗り換え駅がサッと頭に浮かぶベテランになりたい。

麻生首相に思う

2009-02-04 07:09:59 | Weblog
麻生首相は1月31日、スイスのダボスに於ける世界経済フォーラム年次総会で講演し、またまた何ヶ所もの漢字の読み違いをしたそうだ。また、10年以上も就任した、前イギリス首相の名前を間違えて指摘を受けたとのことである。
読み違えた漢字は“漢字検定”に出されるような特別難しい単語でもなく、極一般に使用される言葉であった。このことから推測するに、麻生首相の国語力というか一般常識は“並以下”のような気がしてならない。
毛並みのいいこととベランメー調で本音のような演説が面白いということで、その人物を理解できないままに国会議員として選んでしまった有権者のミスは仕方がなかったとしても、議員仲間、特に接触の多かった自民党の幹部クラスの人々は、麻生氏の人品を認識していなかったのであろうか?
もし知っていながら、先般の自民党総裁選では自分の将来だけを考えて彼を総裁として選んだとしたら、その人たちの責任は重大である。ありふれた言葉ではあるが、政治家は国民のために行動してくれなくては困る。

「借金なし」

2009-02-03 07:56:39 | Weblog
別にわが家の経済状態について語っているわけではない。
時間が過ぎて行くのは速い。もう今日は節分である。子供の時ほど楽しみではなくなったが、節分といえば“豆まき”が付きものである。その豆まきになくてはならない大豆の種類に「借金なし」というのがある。
埼玉県の秩父地域で古くから伝わってきた種類だ。大正時代から栽培されていたといわれる在来種であるが、害虫にも強く生育の良さから比較的大きな実を付け収穫量が多いため、「この大豆を植えれば借金をしない」と言い伝えられたのがその名の由来だそうである。
また、「なし」はその地域の方言で「返す」という意味があり、たとえ借金があっても「植えれば植えるほど実がなり、借金を返すことができる大豆」としての意味から名付けられたようだ。とにかく理想的な品種であることには違いないが、それ以上に名称が素晴らしい。
県の農産物担当者は、この豆を「豆まき用の縁起物としても全国に広めたい」と話しているそうである。