気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

毛越寺

2011-06-29 05:45:21 | Weblog

平泉の文化遺産が“世界遺産”に登録された。平泉といえば先ず「金色堂」が頭に浮かぶであろう。「毛越寺」が浮かぶ人は少なく、それを「モウツウジ」と読める人も多くないと思う。私も初めての時には、何度か聞き返している。

往時には堂塔40、僧侶が宿泊する僧坊は500を数え、中尊寺を凌ぐほどの規模であったという。その庭園も一見に値する。


くちなし

2011-06-27 05:45:54 | Weblog

 くちなし――6月から7月にかけての花だそうである。それを聞いて渡哲也の「くちなしの花」を思い出した。またそれと同時に下らない句が頭に浮かんだ――『くちなしや鼻から下は直ぐにアゴ』

その後、ある病院で「径鼻内視鏡」のポスターが目にとまった。“経口”の内視鏡は、管の外径が約9mm程であるが、この「径鼻内視鏡」の外径は6mm弱であるという。鼻から挿入するために喉に触れることがなく、不快感や吐き気から解放されるそうである。1度体験した大部分の患者は、「次もこの方法で・・・」と希望するそうだ。

だが、“経口”と比較すると肝心な画質が落ち、行える処置も限られ、早期発見という点では一歩劣るようである。しかし、負担の少ないこうした内視鏡の登場によって、内視鏡検査がさらに身近なものになるというプラス面は大きいだろう。

ところでこのポスターには例の句が載っていた。だが一部異なり『くちなしや鼻から下は直ぐにノド』となっていた。

私の記憶していた“アゴ”が“ノド”に変っていたのである。人間の眼からからすれば“直ぐにアゴ”であるが、内視鏡の眼から見れば、“直ぐにノド”であるというわけである。


消費税Ⅱ

2011-06-25 05:51:16 | Weblog

 「埋蔵金がある!」「天下りの為にある不必要な財団は解体する!」「無駄をなくす!」――他にも心地よい言葉で国民の心をくすぐり政権を握った民主党であったが、実際に政権を運営してみると総てが不発に終わった。

もしマニフェスト通りの世の中になっていれば結構なことであったが、期待していなかったとはいえ、これほど話が違ってしまうと大変残念である。だが駄目であったからには、現実を見つめて次の方策を考え出さねばならない。

多くの国民が考えているように、“国会議員の数を半分にする”などは非常に簡単でいいアイディアだと思うのであるが、“自分が1番可愛い国会議員”が決めることであるから、先ずこれは無理であろう。

現在、日本の国政は、当選した議員に総てをお任せするというシステムである。我々の立場としては、立派な人に立候補してもらいその人を当選させることしかできない。だが現状は、立候補している人の多くが必ずしも見識を備えているとは限らない。それ故に、わが国は理想の方向に向かって進むこともできず、ただ目的もなく漂っている。

今の状態から考えると、子孫に大きな負の遺産を残さないためには、何れ“消費税の増税”は避けられないであろう。


公債残高

2011-06-23 06:32:09 | Weblog

最近景気が落ち込んでいるため税収不足ということもあるが、わが国の公債残高が増え続けている。今年度末の残高は700兆円近くにも上ると予想されている。この金額、16年間の予想税収に相当するというから大変な金額である。

終戦直後や今回の災害時の如き非常時はともかく、毎年多額の国債を発行し続けるのは異常であり、その付けを子孫に廻すのはでは能がない。増税を口にして国民からの人気が下がることを意識して安易な国債発行に走るのであろうが、それは無責任というものである。

戦後の発展に伴い、不必要な組織や箱物がどんどん造られるようになった。だが、石油産出国のように地下資源に恵まれた国でないにも拘わらず、こうしたことを続けていれば、やがて破綻を招くことは目に見えている。

多くの国民は身の程を知りそれ相応の生活を送っている。国の財政も個人の資産管理と同じであることが解らない?


父の日

2011-06-21 05:38:42 | Weblog

6月の第3日曜日は「父の日」である。“「母の日」とのバランスを取るために”定められたとの見方もあるが、素直に喜べばいいと思っている。

今から100年ほど前、アメリカで初めてこの「父の日」の祝典が催され、後に6月の第3日曜日に定着したようである。日本でも6月なので外国でも同様かと思っていたがそうではなかった。確かに6月に催す国が多いが、各国それぞれの事情により1月から12月まで様々であるようだ。台湾では、「パパ」の発音と「88」の発音が同じであるところから8月8日に決められているそうである。

通常、母の日にはカーネーションを贈り、父の日にはバラを贈るのが決まりになっているようである。

今回、バラのプレゼントはなかったが、娘夫婦と東京駅で待ち合わせ、洒落た食事に招待された。手術で味覚が弱くなった私ではあるが、久し振りに美味しさを感じた。もちろん舌や喉で味わったのであるが、それ以上に胸で味わっていたのかもしれない。


ロマンスカー

2011-06-19 05:46:04 | Weblog

ちょうど1年前、女房と2人で箱根へ旅行をしたが、先日また箱根へ行ってきた。

前回は新宿から旅館のバスによる送迎付きの姥子温泉であった。箱根は一応見るべき所は見ているので、大涌谷と湿生花園の見学だけに留めたのであるが、途中ですれ違う人、ロープウエーで乗り合わせた人の言葉の殆どが日本語ではなかった。しかし、震災・原発事故以降は外国人の旅行客が激減したとのニュースも伝わっていたので、その様子を肌で感じてみたいとの気持ちもあった。

今回は自宅を離れてのんびり過ごそうと誘われた旅であった。夫婦2組に奥さん3人、計7人の気心の知れた者同志の旅であった。単身参加者の旦那は、何れも身体的故障で旅行は無理、改めて男の弱さを感じさせられた。

行き先は静かな“塔の沢温泉”。乗り物は、久し振りに懐かしい小田急ロマンスカーの最新型車両。だが電車に乗っていて考えさせられた。以前の電光掲示板による案内は日本語の他は英語だけであったが、今回はその他に中国語と韓国語が表示されていた。今や日本の有名観光地は、外国人客なしでは成り立たぬ時代なのだと実感した。


灰になるまで

2011-06-17 05:57:19 | Weblog

 『灰になるまで』(死ぬまで)――この言葉は私が若い時分に聞いた言葉であり、自分なりに解った積りでいた。

そしてその内容は、“死ぬまで男は助平である”と解釈していた。実際の経験でも高齢のおばさんから、「・・・もう60を過ぎれば女には全然そんな気はないわよ。女は義理でのお付き合いなのよ」と聞かされそれを真に受けていた。

だが途中から、それまでの自分の考えは間違いではないかと思うようになった。

近年は時代の変化に伴い、女性も正直に気持ちを語るようになった。テレビ等でもはっきりと“灰になるまで”を認めている女性が少なくない。もちろん個人差があるから一概には言えぬが、そうした人がいるとすれば、女性なのであろう。それとは対照的に男は情けない。ある時期を過ぎると口だけで、昔の元気はどこへやらである。そうした話は殆ど聞かれない。

昔、大岡越前守(新井白石との説もある)が母親に対して「人の性欲はいつまで続くのか?」と質問したのに対し、古い時代の女性であった老母は、ただ黙って火箸で火鉢の灰をかき回したといわれている。この『灰になるまで』は、そもそもが女性に関しての言葉であったのだ。私以外にも誤解している人が多いのではないだろうか?

 

 


歯垢と歯石

2011-06-15 06:08:58 | Weblog

歯垢とは、口の中で繁殖した細菌がねばねばした物質(歯牙細菌苔=プラーク)とともに歯にくっついているもので、細菌のかたまりである。簡単に言えば、歯の表面や歯と歯茎の間にたまっている“歯クソ”のことである。

この歯垢には1gの中に1億個以上の細菌が入っているという。それ故に食後は口中衛生上からも、歯磨きによりこの歯垢は取り除かなければならない。

その歯垢を口の中に溜めておくと、唾液中のカルシウムによって硬くなる。これが歯石であるが、歯垢から歯石になる期間は僅か2日間ということであるから驚く。

知識のない人は、「歯石取りなどすると歯を傷めてしまう。俺は2度とあんなことはしてもらわない!」といい、そうした考えの人は多い。以前は私もそれに近い考えであったが、理解をしてからは、年に数回歯石を取ってもらっている。

手当てをしないと歯肉に負担がかかって歯周病の原因にもなるという。また、溜まった細菌が体の内部に入り、様々な病気を引き起こす原因になるそうである。参考になれば幸いである。


死体と遺体

2011-06-13 05:17:37 | Weblog

同じ人間でも、死んだ時の状態により、死体と呼ばれたり遺体と呼ばれたりする。

死体…生命活動を停止した生命体のこと。生体の対義語、人間の場合は身元不明な場合等に用いられる。

遺体…“死体”と意味は同じだが人間の場合に限定して使用する。尊称・丁寧語としての意味を持つ。

以上が大方の「死体」「遺体」の区別の方法である。

マスコミ用語では身元不明の場合や動物の場合に「死体」、身元が明らかな人間の場合に「遺体」を用いることになっているようであるが、今回の震災被害者のような場合もあり、必ずしもそうとは言い切れないようである。

この問題は昔から論議されていたようで、下ネタにも用いられている。先日の寄席でも、噺家が枕の中で『・・・「したい!」というのは男の場合で、「いたい!」は女の方なんです・・・』と話していた。

上品とは言い難いが、上手くできている話だと思う。だがこの洒落が創られたのは一昔前のことである。若い女性の現在の行動を聞かされると、この洒落、彼女らに通じるのかとの疑問が湧いてしまう。


コウシュウ

2011-06-11 05:59:59 | Weblog

口臭を気にする人は多い。調べようとしたが、変換間違いにより“コウシュウ”で検索をしてしまった。結果は、杭州、広州、甲州 、講習、公衆に関するものが多く、皆が気にする割には「口臭」についての記事はなかなか現れなかった。

杭州・広州:何れも中国の都市。それぞれ浙江省と広東省の省都。

甲州 :いわゆる甲斐の国、現在の山梨県。200511月に塩山市・勝沼町・大和村の合併により甲州市 が誕生。

講習:学問・技芸などを学習すること。また、その指導をすること。

公衆:広い地域に散在しながらも、間接的にでもコミュニケーションによって世論を形成する人々の集合体。

ところで肝心の「口臭」について――口臭は生活習慣や体内環境によって大きく左右されるようであるが、ニンニクなど臭いの強い食品やアルコール類の飲食による影響は一時的なものが多いようである。

食事に気を付けていても常に口臭が酷い人は、殆んどが虫歯と歯石だそうで、この治療をすれば解決する場合が多いようである。とにかく定期的に歯科医へ通うべきである。そうすれば、舌苔や歯周病の問題が生じても解決が速い。

 


大連立

2011-06-09 05:37:06 | Weblog

菅政権は昨日8日で発足から丸1年を迎えた。

菅首相は鳩山政権で実現できなかった政策の実現に意欲を示したようであるが、ねじれ国会の影響を受け、というよりはそれ以上に党内がごたごたに終始し、財政・経済・震災後の復興等の重要課題は放置されたままである。

能力・人格の問題からそうした問題を解決できなかったとはいえ、周り中から政権の座を追われているのは誠に残念であろう。心中を察するに余りある。しかしそれは身から出た錆でもあり、この間、国民は大変不幸な時期を無為に過ごした。

だが、このような結果になったのは菅首相1人の責任ではない。自民党に見切りをつけ、絵に書いた餅のマニフェストに釣られ、未熟な民主党に期待した国民にも責任がある。しかし最大の責任は、鳩山・小沢が牛耳る民主党にあると思う。統治能力に欠け、馴れ合い政治を行い、従来批判をしてきた自民党以上の権力闘争に明け暮れていた。

“非常時”を理由に早くも“大連立”が話題に挙がっている。既に多くの人が私欲で?動いているようであるが、具体的な基本政策は何ひとつ決まっていないようだ。こんなことでは、更なる政治不信の深みに陥るような予感もする。

 


晴耕雨読

2011-06-07 05:54:09 | Weblog

 外国人が外国語を習う場合、日本語を選ぶと大変苦労するそうである。その苦労、解るような気がする。同じ理由で、日本人の子供も日本語の本来の意味を理解できないままに育ってしまうことも多いようである。

私が小学生の頃耳にした唱歌「ふるさと」の“兎追いしかの山・・・”を相当高学年になるまで“兎美味し・・・”と勘違いしていた子供も多いとのことである。早い時期から漢字で書いた文章を目にすればこのようなこともないであろう。大人になっても漢字を知らないととんでもない間違いを犯す。

先日、電車の中で高校生が話をしていた。男の人生で1番性欲の強いのは19歳の頃であると言われているから、彼らは正にその辺りの年齢であろう。話題は専ら女性に関するものであった。

「・・・やはり女と遊ぶのが1番面白いよな!」 すると仲間の1人が真顔で応じた。「それはそうだ。でも気をつけないといけないな。“せいこううどく”というから・・・」 その後彼はニヤリともしなかった。恐らく彼は『性交得毒』と解釈しているのであろう。甚だ残念ではあるが『晴耕雨読』を理解しているとは見受けられなかった。


懸垂

2011-06-05 05:30:45 | Weblog

先日ある質問欄に『成人男子の懸垂平均回数はどの位ですか?』というのが載っていた。

その回答が『特殊の人を除いて、出来ても10回位じゃないですか。1回も出来ない人も多いでしょうから、平均だと5回とかじゃないでしょうか?』であった。年齢による区別もなく、それ以上詳細にわたる解答は寄せられていなかった。

2ヶ月前に「ぶらさがり健康器」を買い、その耐久時間も1分から2分へと延びてきた私は関心を掻き立てられた。早速試してみたが1回もできない。やる気になれば1~2回は出来るだろうと高を括っていただけにショックであった。

その後、標準はどのような数字なのか、インターネットでいろいろと調べてみたが、残念ながらそのようなデータを見付けることは出来なかった。

皆さんは、自分では何回位出来ると思っているのだろうか? また実際にやってみた結果はどうなのだろうか? 大変興味がある。もし実際に試して、その結果とご自分の年齢・性別を教えてもらえれば大変有難い。

ご親切な方の情報を期待している。特に急ぐわけでもないのだが・・・。


内閣不信任案

2011-06-03 05:45:48 | Weblog

土壇場で圧倒的な差で否決された今回の不信任劇を見て、改めて政治家の汚さを実感させられた。

小沢前代表・鳩山前首相・原口前総務相らは採決前日まで不信任案賛成を表明し、「我々の意思は国会で通ると思っている」と可決に自信を見せていた。一方菅首相は「不信任案が可決されれば衆院を解散する」との脅しを掛けていた。

実際にその通り実行され選挙が行なわれれば、再び国会へ戻れないとの不安を抱いていた民主党議員は多い。彼等は保身を考えた。小沢本人も「辞めるとの言葉を引き出したのは1歩前進だ」と言っているそうだ。要は党内の勢力争いであった。見方によっては、不信任案を提出した自民党・公明党も彼等に利用されたと考えられなくもない。

尚、多くの議員の説得を振り切って賛成票を投じた民主党の議員は、涙を流して他の議員の変節を非難した。彼は正直なのだろうが永田町で生きて行くには向かないようだ。政治家の条件の1つである“強かさ”に欠けているようなので。