気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

自殺問題から・・・

2006-10-31 08:16:29 | Weblog
連日のように中学生・高校生の自殺が報じられ、また、「必修逃れ」問題を起こした高校の校長が、責任を感じたのだろうか命を断った。まことに痛ましいことだ。世の中いったいどうなってしまったのだろうか?
戦後、「自由と平等」との言葉を履き違え、我々が親となった頃から子供の教育を間違えてしまったのかもしれない。
「同じ人間として親子は平等だ、先生と生徒も平等だ」とのとんでもない考えが広がり、親は子供に、先生は生徒に毅然とした態度で教育することができず、へつらうような態度さえ取るようになってしまった。
そうした環境で育ち、自分の痛みも他人の痛みも知らない人間が教師に暴力を振るい、同級生をイジメ、大人になってわが子を殺すようになってしまった。教育者になっても自分の使命というものを理解できない。
親に叱られたことのない子供は、我々の頃の子供と比べたら、比較にならないほど打たれ弱くもなっているのだろう。
60年前にさかのぼり、日本の教育をやり直すことができれば解決するのだろうが・・・。

ニコンの対応

2006-10-30 08:21:10 | Weblog
今年6月にアルジェリアで行なわれた「子供環境ポスター原画コンテスト」で、共催していたニコンは、入賞したキューバ人の少年に対し、決まっていた賞品のデジカメを贈呈しなかったそうで、ちょっとした事件が起こった。
ニコンがデジカメを贈呈しなかったのは、カメラ内に米国の“対キューバ輸出規制” に抵触する米国製部品が含まれていることが理由だったそうだ。そしてニコンはこの少年だけには代わりに絵画セットを贈ったそうだ。
これに対しキューバ国内では「ニコンが少年に屈辱を与えた」との批判の声が上がり、それを受けてカストロ議長が別のデジカメを贈り、一応は一件落着したようだ。
ニコンもそれなりの配慮はしたようだが子供の夢を壊してしまったのは事実だ。現在、規制に抵触しないカメラの贈呈を検討しているようだが、今からでは対応が遅い。カメラに対する子供の夢がどれほどのものであるかを一番良く理解している筈なのに・・・。

吉永小百合

2006-10-29 08:40:10 | Weblog
川口市にはSKIP (Saitama Kawaguchi Industrial Park) シティという施設がある。
このSKIPシティとは、NHK川口放送所の跡地に建設された「映像関連産業を核とした次世代産業の導入及び集積」の推進を主目的としたプロジェクトで、産官学から成る複合施設だ。2003年2月にオープンした。
その中には、HDスタジオ、映像ホール、編集室など、撮影から編集・制作、作品発表までを一貫して行なうことのできる素晴らしい設備が整備されている。また、NHKアーカイブス、早稲田大学川口芸術学校、彩の国くらしプラザや産業技術総合センターなどの施設がある。
昔、映画「キューポラのある街」で吉永小百合が川口でロケを行なったことは多くの人の記憶に残っているところだが、この度山田洋次監督の下で再び彼女が主演で、このSKIPシティで映画の撮影が行なわれることが決まった。
残念なのは、近代都市に生まれ変わった素晴らしい川口が映画の舞台ではなく、戦前の東京都中野区の街並みを再現したオープンセットでの撮影だということだ。

「必修逃れ」に思う

2006-10-28 08:36:33 | Weblog
全国各地で、高等学校の「必修逃れ」問題が表面化している。
受験生に動揺が広がっているが、高校は大学へのワンステップとなり、生徒は“受験戦争”の真っただ中だ。こうした現状を考えれば、このようなことは充分予想された筈だ。
国は、ゆとり教育との理由で授業時間を減らす反面、学習指導要領で必修科目を割り当てている。これに関し文部科学省の役人は「受験対策だけに目を向ける姿勢を改め、必修科目が高校で学ぶべき幅広い知識を身につけるためのものだという原点に立ち返って欲しい」と理想論というか非現実的なことを言っている。
現在の教育行政と大学の入試制度からすれば、こうした流れになるのはむしろ当然だろう。必修科目が人間形成に必要との観点から決められたのであれば、大学入試でも、そうした教養科目を受験科目に組み入れるよう指導すべきだ。
これまで永く放置しておきながら、泥縄的に補習授業をして済ますとは姑息な手段だし、生徒が可哀そうだ。

暗い北朝鮮

2006-10-27 08:12:50 | Weblog
香港からの情報によると、香港の海事当局が北朝鮮船籍の貨物船を出港禁止処分にしたそうだ。14日に国連の安全保障理事会で北朝鮮制裁決議が採択されて以来、出港禁止処分は初めてだそうだが、既に9隻の北朝鮮船が立ち入り検査を受けているという。北朝鮮絶対支援の立場を取ってきた中国の態度も微妙に変化しているようだ。
また、「国境なき記者団」という国際的なジャーナリスト団体があるそうだが、其処が168カ国を対象とした報道の自由に関する調査結果を公表した。それによると、2002年に調査を開始して以来、北朝鮮は5年連続で最下位だそうだ。
調査結果の詳細によると、絶対的な権力を握る金正日体制が報道界を完全支配し、報道の自由が全くないと指摘している。
我々の耳に入ってくる数々の情報から判断すると、北朝鮮の現状は非常に暗い。テレビ番組で放映されていた夜の航空写真でもピョンヤン以外は真っ暗だ。

銀行の政治献金

2006-10-26 08:22:10 | Weblog
大手3行の三菱東京UFJ、みずほ、三井住友は、日本経団連からの要請を受け、政治献金再開の検討を始めることを明らかにした。これらの銀行は、公的資金を受け入れた1998年以降政治献金を自粛していた経緯があった。
だが、経団連も銀行も少しおかしいのではないだろうか? 確かに、公的資金の返済を終え利益がでたとはいえ、現状をよく考えてもらわねば困る。
利益を生み出せたのは、一般大衆の預金金利をゼロ同然に低く抑えた結果に他ならない。また銀行は利益を上げたとはいえ、繰越赤字によりまだ法人税も払っていない筈だ。
銀行の政治献金を一概にいけないとは思わぬが、それには条件がある。
多くの預金者が納得できるよう預金金利を引き上げ、体質が、税金を払うことができるように改善された後でいいのではないだろうか? 何とも納得できない動きである。

盆栽町

2006-10-25 08:21:55 | Weblog
わが埼玉県のさいたま市盆栽町。そこには、盆栽園が集まる盆栽村がある。もみじ、かえで、けやき……植物の名を冠した幾筋もの通りが閑静な街を縦横に走っている。
関東大震災の折、被災した東京の千駄木・駒込辺りの盆栽業者が、広い土地や新鮮な空気・水を求めて移り住んできたのがこの盆栽村の始まりだ。戦後は吉田茂元首相や外国の要人もしばしば出入りするようになったそうだ。 
最近盆栽村には、年間1万人ほどの外国人が訪れているという。今海外では、日本以上に盆栽に対する関心が高まりつつあるそうだ。そうしたこ空気が影響してか町では、寄宿舎を作って外国からの留学生を受け入れ「国際盆栽大学」を創設し、それを拠点に真の盆栽文化を世界的に根付かせるべく夢を描いているそうだ。
また、木と草花を寄せ植えした「彩花盆栽」という新しい盆栽を教える教室を開いたりして、女性や若い人にもすそ野が広がるよう努力をしているという。

五大路子

2006-10-24 08:19:48 | Weblog
昨日、フジテレビに女優「五大路子」が出演していた。昼のトーク番組である。
美人でありながら底抜けに明るい特異なキャラクターであり、しばしば茶の間を楽しませている彼女は、日舞(西川流名取)・居合(三段)・三味線の特技も持っている。彼女の夫が俳優の大和田伸也であることはよく知られているところだ。
横浜市出身で、桐朋学園演劇科を卒業後、早稲田小劇場を経て新国劇へ。その後、彼女を中心に、横浜の人たちによる演劇を横浜から発信したいと、行政や学生・主婦など様々な市民ボランティアの応援を得、プロの俳優にも出演を依頼して「横浜夢座」を立ち上げたとのことだ。座長公演の経験も多いらしい。
ただ意外だったのは、これだけ芸暦の永い彼女にとって映画出演は1回だけだということ。主な活躍の場は舞台、それと時々のテレビのようだ。

箱根駅伝

2006-10-23 08:24:17 | Weblog
毎年1月の2日・3日をテレビに釘付けさせる箱根駅伝、その予選会が行なわれ、早稲田が2位に大差をつけて来年の出場権を獲得した。
私の母校早稲田は最近往年の勢いがなく、4年連続でシード権を逃してきた。本当に悔しい。創立125周年に当たる来年の大会には、是非とも立派な成績を揚げで欲しいものだ。
箱根駅伝のコースは、車では何度も通っている道だ。しかし、走ることは勿論、歩いたことすらなかった。そうしある日インターネットで、若い女性が全区間を1区間づつ、1日係りで歩いた記録を発表しているのを見た。
「それなら私にもできそうだ」そう考えた私は5区までの予定を立てた。選手が僅か1時間で走破する距離も、三脚を立てて記念写真を撮ったり食事をしたりすると5~6時間も要してしまう。だが、楽しい思い出として残っている。
最後の小田原からの5区山登りでゴールしたのは、今から2年ほど前の2004年11月21日で所要時間は6時間15分であった。

病院と神社

2006-10-22 08:25:37 | Weblog
入院している友人の見舞いに行ってきた。
一時は最悪の場合も考えなくてはいけないような状態であったが、そうした心配もなくなり、大分元気な様子に一安心した。
入院先の「東京医科大学付属病院」の真向かいが、東京十社の一つに数えられている「根津神社」である。ここは、つつじ祭りと秋の祭りでも有名だ。
病院の前がお寺では「エッ!」との気がしないでもないが、近くに神社があるのは縁起が良いことだろう。境内には入らなかったが外から頭を下げてきた。先祖のお墓参りは別にして、あまり神仏に手を合わせることのない私にしては珍しいことであった。
行きは通常のJRと地下鉄のコースを利用したが、帰りは明るい気分になり、散歩を兼ねて街の景色を楽しみながら、別のJR駅まで2キロmほどを歩いた。

手打そば「おにざわ」

2006-10-21 08:15:24 | Weblog
私は日本蕎麦が大好きだ。特に田舎蕎麦がいい。
家の近所にも旨い蕎麦屋ができて通っているが、残念ながら田舎蕎麦ではない。
そんな私にとって最高の田舎蕎麦屋が茨城県の鉾田市にある。「おにざわ」だ。40年以上前、私が初めてその小さな店に入った時、かつて経験したことのない旨さに感激した。
数年前、新しい道路が建設されたのを機に、立派な店になりそこに移転したが、味の方は少しも落ちていない。先日鉾田へ行った際、久し振りにその憧れの蕎麦にあり付いた。東京の高級店と称される店に行っても、それ以上の蕎麦を味わったという記憶がない。そして、気取らずに値段が安いのにも感心する。
※ もり ---- 473円, 天ざる ---- 1050円  【定休日:水曜】

茨城県鉾田市塔ヶ崎723-3  TEL 0291-32-2017
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線新鉾田駅からタクシーで5分

カクテル

2006-10-20 08:17:58 | Weblog
今回のサントリーからのメールマガジンは「カクテルの特集」だった。
私はアルコールなら一通り何でも喜んで飲むが、一番好きなのはやはり日本酒だ。夏の冷酒、冬の熱燗、こんなにいいものはない。
だが、大変残念なことに、医者からはウイスキーか焼酎など蒸留酒にするよう言われ、晩酌は焼酎のロックにしている。
しかし、料理によってはワインや紹興酒でなければならない時もあり、そうした場合はそれらを飲むことになる。
さてカクテルであるが、これは結婚前に女房とのデートの際に必ず寄っていた、新宿のカクテル専門店が始まり。その頃はいろいろ飲んだが「アラスカ」や「ルシアン」等、どちらかというと甘口系のものを飲んでいだ。カクテル1杯100円だった。
最近ではホテルのバー等に寄ったときに飲むぐらいだが、「ギムレット」「マルガリータ」辺りが好みである。気が向くとたまには自分で作ることもある。

「占領を背負った男」白洲次郎

2006-10-19 07:35:54 | Weblog
憲法が話題になっている。現在の憲法は「象徴天皇・戦争放棄・封建制廃止」のマッカーサー3原則に則ったGHQ主導の憲法だ。アメリカでも、独立したら改正するだろうと読んでいたので、今日まで改正されずに来たことに驚いているようだ。
戦後GHQの言いなりになっていた日本政府の中にあって、得意の英語と緻密な作戦、それに加えた抜群の行動力で活躍したのが「白洲次郎」だ。
1902年生まれで裕福な家庭に育った彼は中学卒業後、英国ケンブリッジ大学に留学し、戦前に近衛文麿や吉田茂の知遇を得ていた。
戦後、自分の大臣就任は拒否したが、吉田茂の側近としてGHQと激しく対峙し黒子として働いた。GHQは本国に“従順ならざる唯一の日本人”と報告している。日本の将来を見通し通産省を創設したのも彼である。
講和条約調印時の、外務省の作成した吉田首相の挨拶原稿が、GHQにお伺いを立て、占領軍に対する感謝の言葉を並べた英文であることを知ると、“代議士300人の実力”ともいわれた彼は、「卑屈にならず、日本語で堂々とやればいいじゃないか!」と急遽内容を変更させ、毛筆で巻紙に記した日本語で作成させたという。

役人の感覚

2006-10-18 08:16:32 | Weblog
どこかの役所が裏金を作りそれを官官接待の費用に充てていたと報道された。
以前、高校時代の仲間5人で飲んでいたときの話である。
「役人が5万円もする飯を食い、派手な宴会をするのはおかしい!」
「民間だって一流会社の役員はしているよ。役人だから駄目と言う方がおかしい」
最初の発言は零細企業の経営者4人の中の1人、後の意見は定年退職した元役人であった。これに対し他の零細企業経営者が反論した。
「会社の役員は、自分たちで生み出した利益の中から使っている。役人が使うのは我々が納めた貴重な税金だ。金の質が違う」
「役人で出世するような優秀な人間は、民間に行っても当然トップクラスになる筈だ。それだけの仕事をしているのだから、民間と同じで当たり前だ」
せいぜい1万円程度の食事しかしていない我々はこぞって反論したが、最後まで平行線のままだった。
普通は理解し合える仲間でこの有様。役人に我々の“常識”を理解させるのは大変だ。

新築披露

2006-10-17 08:16:53 | Weblog
女房の実家の新築披露宴に招待された。
このような場合、従来は日帰りであったが、世間の風潮が「1滴でも飲んだら乗らない!」との方向に動いていることをも考えたのだろう、1泊でとの有難いお誘いだった。
130年以上の歴史を閉じた以前の家は、私が初めて訪れた40数年前に修理を済ませたばかりであったが、その後の年月の経過で傷みも激しく、遂に建て替えを決意したとのことであった。
のんびりした田舎のこととて、解体から完成までに1年以上も費やした新宅は、旧邸のケヤキの大黒柱なども巧く利用し、立派に出来上がった。
“畳と女房は新しい方が良い”と昔から言われている。
だが、私たち男連中は、新しい畳の香る座敷で、当家の奥さんや私の妻を始めとする年季の入った女房たちの、きびきびした手慣れた動きのサービスで、充分満足したひと時を過ごすことができた。