気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

地井武男

2012-06-30 05:55:27 | Weblog

『ちい散歩』の地井武男が亡くなった。70歳である。私と誕生日が同じであり彼の方が7歳若い。よもや私より先に亡くなるとは思いも寄らなかった。つい先日まで大変健康的な表情を見せていただけに、驚きは一入である。
“視野が狭くなった”との違和感を覚え1月末に検査入院し、2月半ばには報道機関などに、≪心不全精査および治療を要すとの診断が下り、しばらくの間治療に専念したく・・・≫とのコメントを寄せていた。視野が狭くなったのは、心臓の異常が原因であったようである。
最近でこそ“地井武男といえば散歩”といわれるが、彼は俳優座養成所の卒業生で、刑事・悪役からホームドラマのよきパパまで、幅広い役柄をこなす味のある俳優であった。大変残念である。
現在、『ちい散歩』の後続番組として、スターとしての格では1枚上である加山雄三の『若大将のゆうゆう散歩』が放送されている。しかし、本当に散歩を楽しんでいるようなあの地井の雰囲気は伝わってこない。やはり散歩番組は地井に軍配が上がるように思う。惜しい人を亡くした。 合掌


「卵子の老化」

2012-06-28 05:49:47 | Weblog

≪女性の卵子は年齢とともに老化し、35歳の女性が出産できる可能性は20歳代の半分になる≫
先日のNHKテレビが、≪多くの夫婦が不妊に悩む原因や背景を探るため、NHKが全国の専門医療機関に調査を行ったところ、女性が年を重ねるとともに妊娠しづらくなる、「卵子の老化」に原因がある患者の割合が半数近くに上ることが、初めて明らかになりました≫と報じていた。
“初めて明らかになった”とはいうものの、従来から漠然とは理解されていたと思う。
私が子供のころは、最初の子は母親が20歳絡みで産んでいたから、7~8人を産んでも30代半ばで生み終わっていたようである。だがその年齢ではまだまだ現役であるから、時に間違って40歳ぐらいになって出産する人もいた。そして、そうした子供は“恥かきっ子”と呼ばれていたのである。
現在のように結婚年齢が遅くなれば妊娠し難くなるのは当然である。様々な理由があるであろうが、できれば20代で結婚するに越したことはないであろう。――私はそう思う。


「8020運動」雑感

2012-06-26 06:35:20 | Weblog

「8020運動」というのがある。80歳になったときに20本以上の自分の歯を残そういう運動である。
では、そもそも人間の大人には通常何本の歯があるのであろうか?
上下左右にそれぞれ前歯が2本、犬歯が1本、小臼歯が2本、大臼歯が3本、計32本である。だが、1番奥の大臼歯は“親知らず”とも呼ばれ、進化により生えない人もいるから、28本の人もいる。
歯科医師は歯の名称として「前歯」だの「奥歯」などとは呼ばず、中心から順に奥へ1~8の番号で呼んでいるようである。
私の場合、下左右の[1][2]計4本が差し歯となり自分の歯がだんだん少なくなっていくと悲観していたが、先生に言われた。「私たちは、根がある歯は自分の歯と見做します。それは自分の歯ですよ!」――認識を新たにした。
ところで、“親知らず”は、生えてきたら抜かなければいけないと思っている人も多いようであるが、普通にきちんと生え揃っていればそうした必要はないそうだ。往々にして斜めや横に向いて生える場合があり、そうした歯は抜かなければならないようである。また、噛み合う相手の歯がなく、歯茎を噛むことになる場合も抜いたほうがいいそうである。


集合写真

2012-06-24 06:05:10 | Weblog

先日行われた“高校学年同窓会”の集合写真を眺めて、面白いことに気付いた。
私の髪の具合が皆と少し違い、自分1人が幾分黒いのである。前列向かって右端に座っているのが私である。
私は予てより、多くの人から「それで染めていないの?」と言われることが多かった。髪には幾分の白髪が交じってはいるが、全体的には黒と判断されている。その量も、若いときと比べれば勿論少なくなっているが、禿げ上がっているというのとは違う。幾分薄くなっているだけである。年齢は77歳であるから、友人たちが標準で私が異常なのかもしれない。
こんなことを書くと「そんなに自慢したいのか」といわれるかもしれぬが、そのような積もりは毛頭なく、ただ感じたことを記しただけである。だが立場を変えてみれば、そう誤解されても仕方がないかもしれない。
そう解釈された方からは辛辣なコメントを頂戴するかもしれぬが、そうした方には、“頭の中身では目立たなかった男が、今目立って自己満足している”と大目に見てもらえれば有り難い。つまらぬことを書いてしまった。


中間派

2012-06-22 06:03:58 | Weblog

民主党員である以上は党首の野田総理の意向に従うのが筋であるとするのが一応“野田派”、これに対し、小沢一郎を親分とする反対グループが“小沢派”である。そしてそれ以外の人たちが“中間派”と呼ばれるのは妥当であろう。
だが「消費税を上げる」ことに対しては、国会議員である以上、賛成か反対かの二者択一の意思表示をしなければならない。今のところ小沢派ははっきりと反対を表明しているが、態度を曖昧にしている者も少なくないようである。
マスコミ等ではそれ等の議員を指して中間派と表現しているが、それは少しおかしいと思う。
青か赤かと争っているときに、「どちらも違う。それは紫だ」と信念を持って主張するようなグループがあれば、それを中間派と評してもいいであろう。しかし、今回“野田派”でもなく“小沢派”でもなく、保身のために旗色を鮮明にしない議員たちは中間派などではなく、先を読み切れていない蝙蝠と同じである。
どのような結末になるかは判らぬが、党内に在りながらその決定に従わぬ小沢派には、人によりそれなりの賛否があるであろう。だが、状況の流れをみて態度を決めようとしている信念を持たぬ議員は、人間として一番大切な信頼を失っていく。


父の日

2012-06-20 05:58:50 | Weblog

“父の日”は、毎年6月の第3日曜日で、今年は6月17日であった。起源はアメリカだそうであるが、日本では1950年頃からボツボツと広まり、1980年代から一般に普及し、どうにか市民権を得た行事となったようである。とはいえ、「子供の日」や「母の日」と比べて、何となく地味な感じがするのは否めない。
だが有り難いことに、私は今年も例年と同じく祝ってもらった。長女から電話か来て、旦那と共に有楽町駅で落ち合い、銀座で御馳走になった。母の日に私が便乗したのと同様、今回は女房がお祝いのお裾分けの恩恵に与ったのも例年通りである。私たち夫婦にとっては、父の日も母の日も同じなのである。
父の日の花は「白いバラ」というのが一般的だそうである。しかし決まっているわけではなく、日本では「黄色いバラ」や「白いバラ」、また、“威厳・純潔”なるその花言葉から「ユリ」なども贈られるようである。
世の中の父親総てが祝ってもらえるわけでもないような“父の日のお祝”を、受けることができる自分は本当に幸せだと感謝した次第である。


孫の演奏会

2012-06-18 06:11:09 | Weblog

先日、高校生の孫が出演する「合唱部の定期演奏会」があるとの連絡を受けて出掛けた。
その日、次女夫婦と京成船橋の駅で落ち合い、食事を済ませてから会場の船橋市民文化ホールへ向かった。
開場前に着いたため少々待たされたが、お陰で自分の望むような位置に席をとることができた。
開演5分前には、演奏中の注意事項等の場内放送が行われたが、なんとその声は孫のものであった。そして、その語り口が、高校生というよりは立派な大人のものであったのには驚いた。些か“ジジ馬鹿”のきらいがあるのかもしれないが・・・。
はっきり言って、鑑賞眼ゼロの私にとって、彼等・彼女等の技両がどの程度かは解らない。だが、その間幸せな気分に浸り充分楽しめたのであるから、そのレベルは称賛に値する域に達していたのであろう。
途中孫がソプラノのソロを披露したときには、ジーンとこみ上げてくるものがあった。昔私がお風呂に入れていたとき、手の平にスッポリと入ってしまう程の小さなお尻だった子がこんなに成長した。私が歳をとり、いろいろと不具合なところが表れてきても、仕方がないと納得した次第である。


2012-06-16 05:58:07 | Weblog

夏が近づき、普段食べない人も、鰻を食べてスタミナをつけたいと思う時期である。
しかし、じわじわと値段の上がっていた鰻の値段は、昨年以降大幅に上昇し続けて一向に止まらない。正に鰻上りである。遂に築地市場の卸売り価格は過去最高水準の高値となっているようである。
あるスーパーの“鰻の蒲焼”売り場でも売り上げが半減し、対策としてその場所に“あなご”と“さんま”の蒲焼を並べたそうである。客の方も、味の解らぬ?子ども用には匂いだけ同じな“あなご”や“さんま”を買い、自分たちの分だけ“鰻”を買うなど、うまく買い分けるお客も多いそうである。
一方、こうした深刻な状況のなかで、新しい戦略を生みだした鰻屋も出てきたという。
三重県津市の老舗である鰻屋が販売を始めたのが「豚丼」であるという。勿論、本当に鰻を食べたいと思っている人には相手にされないであろうが、炭火で焼き蒲焼きのタレにつければ、それなりの雰囲気は出るのかもしれない。客の中には、「少しは鰻の蒲焼きを食べている気分になる・・・」と話す人もいるという。確かに、“味は気分で決まる”ところもある。


同窓会Ⅱ

2012-06-14 07:16:27 | Weblog

私は昭和29年に高校を卒業した。その時の卒業生の数は400人ほどであった。
その後、学年としての同窓会が結成され、毎年6月の第3土曜日に開催されて100人以上の人間が集まっていた。
会の運営に紆余曲折はあったが、現在は浦和・大宮・川口の各地区が輪番で幹事を務めている。だがここ10年足らずの間、毎年出席者の数が少しずつ減っている。これは幹事の努力不足のせいでもないようである。
今回は私たち川口の当番であるが、出席の返事が届いたのは僅かに25名であった。これほどの減少は寂しい限りである。
また、昨日は6月の第2水曜日で大学のクラス会が池袋で開催されたが、そこに参加したのも18名であった。もちろん他の行事と重なり都合のつかぬ人間もいたが、欠席理由の大方は、病気による体調不良であった。
以前から話題に上がっていたことではあるが、“同窓会の継続は80歳までが限度”との言葉が現実味を帯びてきた。残念ではあるが、男の“健康寿命”といわれる70歳を過ぎると様々な障害が出てくる。


フロス

2012-06-12 05:50:47 | Weblog

口腔外科の担当医から “むし歯科”の治療を受けるようにとの指示・紹介を受けた。そしてその医師からは「フロス」を使用するようにとの説明を受けた。
「フロス」を知らなくとも「糸ようじ」と言われれば理解できる人も多いと思う。だが「糸ようじ」というのは商品名であり、正式にはデンタルフロスと呼ぶのだそうである。しかし、一般には単に「フロス」と呼ばれているようである。
このフロスは、歯と歯の間の歯垢を落とすには最も効果的な掃除用具であるそうである。従来、虫歯予防には先ず歯ブラシによる歯磨きだと思っていた。確かに、歯が整然と並んでいる時期にはそれでよかったようであるが、歯と歯の間に隙間ができるようになったら歯ブラシだけで歯垢を100%落とすのは無理なようである。
また、フロスを使用していてそれが引っ掛かるような場合、2本の歯にまたがった虫歯の場合が多く、虫歯の初期発見にも役立つようである。
高齢での健康を保つには、先ず歯の清潔が必要条件であるようだ。フロスを使ってみては如何であろうか?


吉瀬美智子

2012-06-10 06:26:13 | Weblog

毎週土曜の朝7時30分から放送されているTV番組「サワコの朝」に、吉瀬美智子がゲスト出演していた。直接関係のないことであるが、この番組はパナソニックのスポンサー番組であり、彼女はパナソニックのCMにも出演している。
彼女は1975年2月17日生まれの元ファッションモデルであり、現在最も旬な女優である。37歳。まだ独身かと思っていたが1年半前に結婚したという。5年ほど前、現在の事務所に移籍してからは、モデルを辞め女優に専念しているようである。
私も世の男の常にもれず美人は好きである。眺めているだけでも愉しい。ましてや嫌みのない美人はいい。そうした点からも、笑顔の爽やかな彼女は私の好みの1人でもあり、近々現在上映中の映画「ガール」も観に行くつもりでいた。
ところで私には2人の弟がいる。そして、当然のことながら彼等にはそれぞれに配偶者がいて、その中の1人が彼女によく似ているのである。――このように書くと・・・。
「そんなに美人なの?」そういわれそうであるが、容姿が似ているわけではない。彼女の名前が「○瀬美知子」なのである。


林家種平

2012-06-08 05:56:58 | Weblog

また池袋演芸場へ行ってきた。寄席への出演が比較的少ない小朝が出ていたからである。その他に初代林家三平門下の落語家が何人か出ていた。その中には小朝の義弟であった正蔵や“種平”などもいた。
種平は地味であるから彼を知らない人も多いであろうが、実力があり大変上手い噺家である。誕生が1948年11月であるから現在63歳、脂の乗り切ったところである。“こぶ平”が9代目の正蔵を継ぐに際しては、古典落語の指導をも行ったそうである。人間、日向を歩む者・他人を盛り上げる者といろいろであるが、これも宿命であろう。
命名に関しては、万事適当な三平から、「種子島の出身であるから種平でいいだろう」と言われたそうである。本人は些か不満であったようであるが、そのお陰で現在では“種子島観光大使”を務めているそうである。
尚、うっかりしていたが、当日は偶々“6月第1月曜日に当たり「寄席の日」”であった。そのため普段は空席の目立つこの寄席が立ち見も出る盛況で、日頃指定席のようにしている最前列中央の席には座れず4列目になってしまった。だが「寄席の日」のお陰で、1,200円という予期せぬ低料金で楽しめた。


2222日目

2012-06-06 06:10:30 | Weblog

今日は6月6日6並びの日で、明日7日でブログを始めてからちょうど6年と1ヶ月が経過したことになる。そして日数としては2222日目を迎える。
ゾロ目に関し、『その数字たちは天使からのメッセージである』と解説する人もいる。確かに見た目も綺麗であり、何となく気持ちのいいものである。だが私は、100%と断言してもいいくらい次の3333日目は迎えられぬであろうから、“最後の4桁のゾロ目”である。その点からも意味は大きい。
“1111”は占い等でも大変好まれる数だそうである。語呂合わせで見ても「好い好い」である。また2222=1111×2からすると、これで1111日目のゾロ目を2度迎えたとの解釈もできる。当然、1111日目の2倍も素晴らしいと都合よく考えてしまう。非科学的なことではあるが、プラス思考は悪いことではない。
いい年をした私であるが、その顔からは若い娘のような笑みがこぼれていた。――『ふっ! ふふふっ!』
それは当然といえば当然かもしれない。ブログ開設から“2,222”日目であるのだから。


健康寿命

2012-06-04 05:54:28 | Weblog

“健康寿命”とは、“介護を受ける必要がなく日常生活を健康的に送ることのできる期間”のことだそうである。
この度、厚生労働省は全国22万余りの世帯について健康状態を調査したうえで“健康寿命”を推計したそうであるが、それによると、健康寿命の平均は男性が70.42歳、女性が73.62歳で、平均寿命に比べていずれも10年ほど短いことが明らかになったそうである。
明治・大正時代の日本人の平均寿命は40歳代、50歳を越えたのは戦後のようであるから、現在の“平均寿命80歳で世界1”ということは大変素晴らしい進歩である。だがこれにより、約10年間も治療や介護が不可欠な苦しい日々を送らなければならなくなったのも事実である。10年とは長すぎる。戦前にはなかった期間である。
本当の長寿社会を築くとは、単に平均寿命を伸ばすだけではなく、“平均寿命と健康寿命の差を縮める”ことであると思う。表現を変えれば、寿命を量から質の向上へと変化させることである。2030年までにこの差を4年に縮める運動もあると聞いたが、4年でも決して短い期間とはいえないであろう。


パナソニック

2012-06-02 06:02:29 | Weblog

誰のせいかは知らないが、経済は一向に回復しない。困ったことである。
報道によれば、天下のパナソニックも今年3月期の決算が過去最大の赤字になったそうで、本社の従業員約7,000人について、配置転換や希望退職によって今年度中にも半減する方向で検討に入ったそうである。
この他にも、大手電機メーカーではソニーが今年度中に国内外のグループ全体でおよそ1万人規模の人員削減に踏み切り、シャープも昨年度と今年度で合わせて2,000人の配置転換を行うことにしているそうである。
立て直しの一環として本社のスリム化を断行したり配置転換をして凌げる大企業には、まだまだ人員削減の余地があるということであろう。だがそれに引きかえ、ギリギリの人数で辛うじて生き延びている中小・零細企業では、そうした手法でスリム化できる個所がないというのが実情で、企業の存続自体が危ぶまれている。
当然、そうした企業に勤務している大多数の国民生活が裕福である筈がない。1日も早く、国民の生活を考える有能な政治家が現れ、この日本を正常な国に戻して欲しいと願う所存であるが、期待できそうもないのが残念である。