気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

カレーうどん

2011-10-31 08:10:30 | Weblog

日本の麺類は、音を立てて豪快にすするのが正しい食べ方だといわれるし、実際にその方が旨かった。だがこうした食べ方は、気を付けないと汁が衣服に撥ねて汚しやすい。カレーうどん等、後で沁みの落ちないものは特に困る。

撥ねる原因は大別して2つあり、その1つは“箸から滑り落ちる麺”である。物が液面に落ちるのであるから当然撥ね返りがある。そしてもう1つは“すすったときに揺れ動く麺の先”である。これらは言われるまでもなく解り切ったことであり、それに気を付ければ衣服を汚さずに済むわけだ――その解決方法が以前新聞に載っていたので紹介する。

先ずは姿勢を整える。顔が丼の上にかかるくらい、少し前かがみの体勢で箸を取る。左手は丼にそっと添える。箸で麺を軽くほぐし、“1口分は3~4本。ちょっと難しいが麺の中央部分をつかむ”のがポイントだそうである。

実際の食べ方は、麺先が汁の中につかっていることを確認しながら、豪快にズズッとすする。それと同時に箸を下方に移動し、確りと麺を挟みそれを繰り返す。麺の先が見えたら、先端を挟むかレンゲですくい口元に運ぶ。要は、“麺を常に箸などで支えること”だそうだ。正常な舌と手を備えていれば難しいことではないが、これを守らない人が意外に多い。


ノンアルコール

2011-10-29 06:25:55 | Weblog

少し前までは“ノンアルコール”といえば「ノンアルコールビール」のことを指した。

車の運転をする場合、酒類は厳禁である。そこでノンアルコールビールが売り出されたようであるが、アルコールのほのかな酔いを期待する私にしてみれば、「何故そんなもの飲むのであろうか? 他に旨い飲み物がいろいろあるであろうに?」と不思議であった。改めて、世の中の人は様々だと思い知らされた。

そうした流れを受けたのであろう。ノンアルコールワイン・ノンアルコールカクテル・ノンアルコール日本酒も発売されるようになり、更に“ノンアルコール焼酎”の出現に至っては笑ってしまう。しかし、現実にそうした商品が売れているそうであるから、私がとやかく言うことではないのだが・・・。

しかし、これらの飲料は、正確には“完全なノンアルコール”ではない場合もあるようだ。酒類に分類されるアルコール1%以上という基準を下回っているだけで、実際には僅かのアルコール分を含んでいる場合も多いらしい。運転者・妊婦・子供が大量に飲んでも絶対にOKとは言い切れないようである。くれぐれも気をつけよう!


自転車専用道路

2011-10-27 06:26:08 | Weblog

平成22年中に全国で発生した自転車に絡む交通事故は約15万件で、交通事故全体に占める割合は2割に上るそうである。私は、その想像を超える高水準な数字に驚いた。

そうしたことが原因なのであろう。一昨25日、警察庁は歩行者の安全を確保するとともに自転車の交通マナーの向上をめざし、自転車の安全運転指導や危険な行為の取締りを徹底する方針を決めた模様である。

内容は、原則として自転車には車道を走らせる方針のようである。これまでは原則として“幅2メートル以上の歩道”で認めてきた自転車の通行を、“幅3メートル以上の歩道”に見直すことが最大の柱だそうである。だが路上駐車の車があると、車道を走らされる自転車は中央へ寄らざるを得ず、大変な危険に曝される。理想としては専用道が必要であろう。

その点、私の街の駅前通りは自慢できる。車道の両側には、それぞれ独立した歩道と自転車専用道路が造られている。自転車道は道幅も広く、自転車同士も楽にすれ違うことも可能である。だが多くの歩行者や自転車が勝手な動きをしているのが残念である。自動車のドライバー同様、“交通法規を守る”習慣を身につけることが必要であろう。


偶然

2011-10-25 07:00:11 | Weblog

以前にも書いた通り、私は柳家紫文師匠の大ファンである。彼は、寄席で色物といわれる部類の三味線漫談を演じる芸人であり、得意ネタの「鬼平半可通」は抜群の人気がある。

その彼のブログに面白い記事が載っていた。

ある日彼は駐車場に車を留めてびっくりしたという。既に隣りに並んで留めてあった2台の車のナンバーが「888」と「77」であったそうである。普通ならば、「あっ…」ぐらいで通り過ぎるであろうが、「888」の隣に留めた彼自身の車のナンバーは「999」であるから、大変驚いたらしい。

最近はナンバーに好みの番号を選べるようになったから、連番やゾロ目のナンバーが増えたのは事実であるが、それにしても珍しい偶然であるといえよう。

話はこれで終わらない。更にその後2カ月も経たないうちに、またまた「888」の車と隣り合わせになったという。もちろん前回の車とは別の車であったようではあるが・・・。こうしたことが自分に訪れたら、やはり何となく楽しい。


梅沢富美男

2011-10-23 06:44:50 | Weblog

先日機会があり、“夢の華舞台”と称する「梅沢富美男&瀬川瑛子」のショウを観てきた。席は前から6番目の真ん中という、微妙な表情の変化も見て取れる最高の場所であった。

私が1番期待したのは、劇団で女形もこなし、「下町の玉三郎」と呼ばれた梅沢富美男の艶やかな舞い姿であった。しばしば目にしたポスターから、理想の日本美人の姿を思い浮かべていた。

ショウの構成は、喜劇・瀬川瑛子の歌謡ショウ・梅沢富美男の日舞などで構成されていたが、意外と言ってはおかしいが、1番楽しめたのは瀬川瑛子の歌と喋りであった。いまだに歌は上手いし、一寸ずれたような喋りは最高であった。

一方、梅沢富美男には期待が大き過ぎたこともあったためであろうが、感激できなかった。バックで踊る多数の若い女性と比較すると全く体型が異なり、オーバーな表現をすれば見ていられない。流石年季の入っている踊りは上手いと思わせるのだが、“夢の世界”へは引き込まれなかった。できることならば、もう少し体を絞り、スタイルの面でも魅せて欲しかった。それに応えるのがプロではないか? それが率直な感想であった。


愛の鞭

2011-10-21 07:28:02 | Weblog

大相撲の親方が、『何度言っても門限を守らず、外出時の服装も乱れていたので指導の一環として・・・』との理由で、弟子3人に暴行を加えたという。ゴルフクラブのグリップ部分などで3人の顔や背中を殴ったのだそうである。

警察の調べに対し、弟子たちは暴行を受けたことを供述しているが外傷はなく、「自分たちが悪かった!」と話し被害届を出す意思はないそうだ。警察は“事件として扱わない”ようであり、相撲協会も、『指導に行き過ぎがあった』として“厳重注意”で落ち着いたようである。

相撲界の暴行事件としては、過去にビール瓶などによるリンチ殺人事件があり、“体罰”に批判が集まったが、今回の事件は些か性質が違うようである。猛獣使いは、虎やライオンを仕込むのに鞭を使う。口で言って理解できない者をそのままにして置いては、それでいいとの錯覚を起こしてしまうからであろう。「愛の鞭」だ。

もちろん単なる暴力はいけないが、時に“愛の鞭”が必要な時もあるであろう。だがそれすらも否定され、世の中は変わってしまった。そのことと、規律を守ることを知らない身勝手な人間が増えてしまったこととは関係ないのであろうか?


生老病死

2011-10-19 08:34:47 | Weblog

生まれなければ死ぬことはないが、生まれた生命体はいつか必ず死ぬ。それが宿命である。

「生きることは苦である」そう見極めたお釈迦さまは、“苦”を4つに大別された。それが「生・老・病・死」である。ここで言う「苦」とは、一般に用いる“苦しい辛い”の「苦」ではなく『自分の思い通りにならないこと』を指すのだそうである。

またこの「四苦」に、更に4つの苦を加えて「八苦」とすることもあるようだ。これら人生において免れることのできない苦悩から、「四苦八苦」なる言葉も生まれたらしい。

尚、「生」を“この厳しい世の中を生きて行く苦しみ”と説明している文章を見たことがあるが、それは誤りのようである。古代インドでは、“人は生まれては死に、死んではまた生まれ変わる”と考えられていた。そのため正しくは、『次に自分はどのような階級の人間に生まれるのか?』との苦であると、つい先日、お坊さんから説明して戴いた。

従って、「四苦」の「生」は、“この世を生きる”苦悩ではなく、“生まれること”に関しての苦悩であるようだ。


『サワコの朝』

2011-10-17 11:45:02 | Weblog

毎回ゲストを招いて対談を進めていく長寿なトーク番組といえば、『徹子の部屋』がよく知られているが、この度、10月1日から『サワコの朝』が始まった。

『サワコの朝』は、タレントでエッセイストとして人気のある阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人を招いて対談を行なうTBS系列のトーク番組である。毎週土曜日の朝7:308:00に放送されている。私が見た15日のゲストは、女優の木村多江であった。

彼女は小学校から中学校・高等学校を白百合学園で過ごしたというからお嬢様育ちである。大学は昭和音楽芸術学院ミュージカル科を卒業し、得技はバレエ、日舞、それに玉乗りだと聞いて驚いた。数々の舞台・ドラマに出演して人気を獲得、薄幸な美人役が似合う女優として人気があるようである。

気取らぬ話は面白かった。目が細くしゃもじのような顔には大変劣等感を持っていると言っていた。長い時間喋り続けていると、普段想像もしないような素顔も垣間見られ、こうした番組は大変楽しい。

 


疾患

2011-10-15 08:31:33 | Weblog

私は20年ほど前から血圧降下剤を飲んでいる。また10年前には、本当に軽く後遺症もなかったが脳梗塞も経験し、現在は8週間に1度その病院へ通い、両方の薬をもらっている。

また3年近く前には舌癌の手術、次いでリンパ節削除の手術、その1年後に再発し再度舌の手術を行なった。その間、抗癌剤の服用や放射線治療を受けた影響で体質に変化を来したのであろうか? 以前は毎年のように苦しめられていた花粉症が遠のき、殆んど風邪もひかなくなった。結果オーライかと思い始めていた。

だが、ことはそうそう上手くは運ばず、遂に風邪をひいてしまったのである。久し振りに咳が止まらず体がだるく、総てのことに対して気力が失せてしまった。意を決して医者へ行き、薬をもらい3日間寝込むことになった。

皆さんからのコメントへの返事も遅れ、皆さんの処を訪問するのも怠けてしまい申し訳なく思っている。そのうち元の状態に戻れるとは思っているのであるが・・・そんな状態なのでよろしく!


群馬県庁舎

2011-10-13 09:05:26 | Weblog

先日の旅行予定には、『群馬県のタワー県庁舎』見学が組まれていた。

群馬県には、従来から前橋城の跡地に建設された“昭和庁舎”なる立派な建物があり、現在も有効に使用されているが、1991年にバブル経済が崩壊した後の1999年6月、その脇に超高層の新庁舎ビルが完成している。

このビルは耐震性や環境への調和に配慮した建物だそうで、33階建てで高さは153メートルに及ぶという。そしてその高さは、都道府県庁舎としては東京都庁舎に次いで第2位を誇っているのだそうである。

設備としては、エレベーターは通常用が10基・展望台直通が2基・身体障害者専用が2基と記憶している。至れり尽くせりだ。32階には無料の展望台があり、職員が親切に案内をしてくれた。総てが素晴らしかった。

私たち他県の者からすると、快適な環境で楽しく過ごさせてもらった。31階には日本料理店やレストランが入居しているから幾らかのテナント料は入るであろう。だがこれだけの建物の建設費と維持費を考えると相当の税金が注ぎ込まれていると思われた。多くの仲間が異口同音に言った「自分たちの県にはなくてよかった!」


八ッ場ダムⅡ

2011-10-11 06:05:01 | Weblog

2年前、民主党が政権を握り、前原国土交通相は“八ッ場ダム”に関し、『マニフェストに書いてあることですので・・・』とあっさり建設中止を明言し、当時の話題に挙がった。先日、その“八ッ場ダム”の現状を見てきた。

一応ダム本体の建設は中止と決まったが、「川原湯温泉」の代替移転地や湖面橋を始めとする土木工事は着々と進んでいた。中止のニュースで報じられた高い橋脚も、今では立派な橋として完成し、私たちもバスでそこを通ってきた。

八ッ場ダム本体は、利根川の支流である吾妻川の中流、群馬県長野原町川原湯に建設が予定されていた「利水」「治水」「発電」を目的とした多目的ダムである。周辺1都5県の知事たちは、『自民党ではなく日本国政府と契約した。相当な理由がない限り、政府は契約を破棄することはできない』と反発している。

この8日に建設予定地を視察した民主4人目の前田国土交通相は群馬県知事に、「来年度予算に反映させるため最大限努力する。次官をトップとするチームをつくった。これまでの枠組みの中で予断なき検証を進める」と微妙な表現で応じたそうである。国土交通相『秋までには結論を出す』から先送りになったが、もう先延ばしは許されない。


群馬の温泉

2011-10-09 05:54:11 | Weblog

群馬県には、“日本で最高の温泉”ともいわれる草津温泉を始め、多くの温泉地が存在する。思いつくままに挙げてみても、草津の他にも、水上温泉・伊香保温泉・四万温泉・法師温泉・老神温泉・尻焼温泉等、名だたる温泉地の宝庫である。距離的に近いこともありよく利用する。

私たちはこの度、そうした数ある温泉の中の1つである四温泉万に2連泊で出掛けた。既に何度かの旅行で、その近隣の見学スポットは訪問済みの処が多く、ゆっくりと温泉そのものを楽しみたかった。そうした中で印象に残ったのが、超豪華な群馬県の県庁舎と、政権交代で話題に上っている八ッ場ダムの現状を目の当たりにできたことである。

また宿泊したホテルのロビーで、僅か1日だけ開催された『津軽味線コンサート』に巡り合えたことも運がよかった。過日津軽へ旅行した際にしばしば聞いた本場の演奏と比較しても、優るとも劣らぬ素晴らしい演奏であった。


凍結は詭弁

2011-10-05 06:07:30 | Weblog

野田総理は、予てより批判のあった埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎の建設現場を、形だけの視察をし、その建設を凍結するとの考えを表明した。

嘗て見直しすべきとの結論の出たものが、いつの間にか「検討した結果“凍結”」との結論に至った。野田総理は、自分の財務大臣在任中にゴーサインを出したわけであるから、今更視察の必要などはなかった筈である。しかし、与党内からも批判が出る状況で、世論の理解を得にくいと戸惑い、慌てて凍結に踏み切ったのであろう。

その説明として、「震災復興の目途が付く5年間位は凍結」との主旨を語っている。だが震災は偶々起こったものである。それを理由に5年間だけ凍結するというのでは、官僚の思惑に沿って、何れは予定通り建設するということである。これでは野党時代に主張していた“政治主導”・“無駄を省いて改革”と矛盾する。

国の借金が限度を超え、年金の不安もあるという状態を考慮すれば、国家公務員宿舎の問題をもっと根本から検討しなければならない。そして“凍結”でなく“中止”とするのが筋であろう。そうでなければ国民を欺くための詭弁である。


寿命

2011-10-04 06:01:42 | Weblog

昨日従兄弟の一周忌の法要に出席した。彼は私より年下であった。

この1年間、私が参列した法要・告別式等は、一部を除き、殆んどが同年齢か年下の人々に関するものであった。私がまだ平均寿命に達していないのであるから、彼らは当然平均寿命に至ってはいない。

では平均寿命とは何であろうか? 各個体、例えば人間の、死因に拘わらず生まれてから死ぬまでの期間の平均である。つまり、平均寿命とは0歳の平均余命のことであるそうである。だがこれでは解ったようであるが解らない。100歳まで生きられる人もいる半面、50代でこの世を去る人もいて、結局は、自分の死亡年齢など判らない。

2010年の国勢調査の結果を見ると、80歳を迎えた男性の数は約39万人程だそうであるが、80年前の1930年に生まれた人数は107万人であった。つまり、平均寿命の80歳まで生き残った人は、36%強(390,000÷1,070,000)の確率で平均寿命にたどり着いたともいえる。彼等はまだ何年か生きられ筈であるが、何れにしても驚く程の長さではないであろう。間もなく平均寿命を迎える私は、楽しく有意義な晩年をと望んでいる。

 


ガラパゴス化

2011-10-02 06:13:46 | Weblog

ガラパゴス諸島――南東太平洋上にあるエクアドル領の島々である。他と隔離されたこの島では、生物は島内で独自に進化し、他では見られぬ、この島内だけに住む動物が存在するという。

ビジネス用語に“ガラパゴス化”という言葉がある。例えば日本国内、あるいはその周辺の市場でのみで“進化”が進むと、それ以外のエリアの製品との互換性を失い孤立して取り残されるという、警告の言葉である。

パソコンに関しても日本国内に於いては、日本語を表示できるNEC独自のパソコンが優位であったが、結局は日本語の使用が可能になった業界標準ともいえるPC/AT互換機に代わられてしまった。また、日本や韓国市場で独自の進化を遂げた携帯電話も、世界標準から掛け離れていたために結局は行き詰る結果となっている。

いくら高水準の製品を作っても少数派では勝ち目がない。“低水準”でも、世界的に無視できないシェアを得た方が世界標準となってしまう。シャープは自信を持って、敢えて自社の製品に『GALAPAGOS』と命名して販売したが、この度その製品は販売中止に追い込まれた。