気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

2011-08-30 05:17:33 | Weblog

宮城県に続き、福島・岩手・栃木県でも、禁止されていた牛の移動・出荷停止措置が総て解除されたようである。畜産農家の方々の気持ちを察しホッとした次第である。

人間も勝手といえば勝手である。『牛は人間に食べられてこそ幸せである』と解釈しているようであるが、食べもせず廃棄処分にしたのでは牛も浮かばれないであろう。目的通りの一生を終えられそうでよかった。

現在は、これ等の牛の移動にはトラックが用いられているが、私が子供の頃は違っていた。繋がれた100頭近い牛の長い行列が、町中の大通りを通るのによく出会ったものだ。もちろん町外れの場まで誘導される集団であった。牛は間もなく訪れる自分の運命を感じ取るのであろうか? 猛烈に抵抗して動こうとしない牛を見受けたことも度々あった。

また、間もなく命が終わるというのに何を考えるのであろうか? それとも、最後と悟るからこそそうするのであろうか? 雌牛にのしかかる雄牛を見た記憶もある。先日のブログにも記したが、現在の肉牛は総て去勢されているという。当時の雄牛はそうした処置を受けていなかったのであろう。


埼玉から

2011-08-28 06:09:16 | Weblog

私の散歩コースは、図書館までの往復路を始め、その時どきの気分で街中を歩き廻るが、やはり本命は荒川土手である。微妙に川に近づいたり離れたりしながら川上へ向かったり川下へ向かったりする。

その土手の上を歩いていると、東京方面に話題のスカイツリーが見えることもある。しかし、20キロ近くの距離があるため、曇ったり空気の濁った通常の日には霞んでいて、写真を摂りたいと思うような気にはならない。

ところが先日、土手コースを選んで驚いた。前日の激しい雨で完全に空気が洗われたからであろう。スカイツリーが、かつて見たことがないような、くっきりとした美しい姿を現していた。

土手の街側には小学校、反対側には荒川を渡る京浜東北線の鉄橋、それに続く赤羽の建築物の数々、そしてその遥か先に美しいスカイツリーの姿があったのである。私はシャッターを切りたくなり、途中から家に戻りカメラを携えて出直した。

1年前に押上で撮影した、フレーム一杯のツリーの写真とは対照的な、『ツリーの見える風景』ともいえる写真が摂れた。

 


25時

2011-08-26 05:59:02 | Weblog

わが家から歩いて15分足らずの所に天然温泉かけ流しを謳った入浴施設がある。露天風呂・ジェットバス・サウナ・マッサージ室・その他を完備している。誕生したのは今から3年ほど前である。

先日その前を通ったとき、従来気が付かなかったことに頭が反応した。今更いうまでもなく1日は24時間である。当然時刻表示も0時から24時までである筈である。ところがである・・・。

ここの看板には営業時間を『9:0025:00』と表示されていたのである。正しい表示ではないが、私は何の違和感もなくごく自然に理解していた。寧ろ「9:001:00』との表示よりもピーンと来るような気がする。“昼の1時まで”と誤解する人が現れる心配もない。

この看板を製作するに当たり、スタッフもその表示に悩んだ末の決断だと私は推測した。結果の『9:0025:00』は確信犯的思考で決められたと思っている。他人に迷惑を掛けることでもなく、感覚的に理解できる表示なので、私はこれを支持したい。尤も“26時”“27時”となると抵抗があるのだが・・・。


地中熱の利用

2011-08-24 05:53:11 | Weblog

ここ数日過ごし易い日が続いた。しかし、夏は暑く冬は寒い! 通常はそう考えるのが普通である。だがそうした温度変化があるのは地表とその周辺だけであり、地下5m辺りの温度は常に年間の平均気温:15℃位だそうである。

言いかえれば、地下5m辺りの温度は、外気温に対して夏は涼しく冬は暖かいということである。この地表と地中の温度差を利用し、冬は地中の熱を吸い上げ暖房に、夏は熱を地中に逃がして冷房する温度調節の方法が、最近話題になり注目を浴びているこの“地中熱利用の研究は、日本でも1970年代から本格的にスタートしたといわれている。

ところで、先の3.11大地震の際に被害を受けた隣家では、これを機に住まいの建て替え工事が進行している。建て主の奥さんの実兄が建築設計事務所を経営している関係で今回の設計を担当、数々のアイディアを提供している模様である。

そうした中の1つにこの“地中熱利用の温度調節が含まれていた。直径25cm長さ5mのアルミ製の熱交換用パイプの内側に黒いポリエチレンパイプを入れた二重構造になったものが地中に埋め込まれ、その間に空気を循環させる構造である。湿気の多い地上の空気は低温地帯を通過することにより除湿もされる。そんな工事の進行を眺め楽しんでいる。


24時間マラソン

2011-08-22 05:56:05 | Weblog

過去に急性心筋梗塞を患っている徳光和夫が、“24時間テレビのマラソンランナー”を務め無事完走した。70歳での挑戦は勿論歴代最高齢である。始め、途中休憩時の本人の余裕ある話を聞いて私は考えた。――多くのランナーが放送時間ギリギリにゴールして感動を誘っているが、走行距離はどのように決められているのであろうかと。

調べてみると、この番組でマラソンが実施されたのは1992年からであり、走行距離は基本的には100キロだが、ランナーの性別・年齢・実力を考慮して決定されようである。長時間に亘る走行であるため、そのサポート態勢には万全を期し、トレーナーが基礎の体力づくりから本番終了まで貼り付いているようである。

当初は事前に出発地やルートを公開していたそうであるが、群衆が殺到し交通の妨げとなったため、途中でやむなく中止となり、翌年以降コースは非公開となったようである。

そうしたことが原因であろうか? ことの真偽は明らかではないが、「大阪スポーツ」紙上にはビートたけしが語ったとの記事が載っていた。内容は、『1994年にランナーを務めたダチョウ倶楽部から、途中“車で移動した”と聞いた』である。


民主党代表選

2011-08-20 05:57:46 | Weblog

『若い世代にいろいろな責任を引き継いで戴きたい』――菅首相が退陣表明の際、強調したのは世代交代であった。民主党代表選でもご多分に漏れず、早い時期から世代交代が叫ばれ注目を集めてきた。

2005年9月、郵政選挙に惨敗した直後の民主党は、世代交代を訴えた当時43歳の前原誠司がようやく代表の座に就いたが、偽メール事件の責任を取り半年余りで辞任している。そして次に小沢一郎が就任し、世代交代は逆行してしまった。

今回の代表選には若い世代が意欲を燃やしているようであるが、その一方で60代の中堅もやる気はあるようである。しかし何か物足りない! 世代交代を主張しその実現を目指すはずの若手・中堅が自分の政策を語らず、周囲の情勢にのみ神経を使っているからである。結局は小沢一郎を始めとする実力者といわれる人間の力添えを期待しているのであろう。

影響力を公示したい小沢一郎等は、後々も自分の意見に従う人間を探しているといわれている。こうした現状では、たとえ若い人間が選ばれたとしても期待は持てない。明治維新の時のような、若くて純粋で信念と力をもち合わせた政治家はいないのであろうか? 政治の仕組みが変わってしまった今の時代、そうしたことを望んでも夢なのであろうか?


高額療養費

2011-08-18 06:03:13 | Weblog

大きな病気や怪我をすると、ある期間の入院治療が必要となりその医療費の支払いも大変である。そうした患者の救済を目的として創設されたものに「高額療養費」の制度がある。その“基準額”の限度は年齢・所得区分により15,000円から160,000円程である。

そして、1ヶ月間に病院へ支払った金額(一部負担金)が、“基準額”を超えた場合、その超えた分が戻ってくる。通常は数千円から数万円であるが、支払った金額からの戻りであるから、それ程の金額にはならない。

ところがこの度、東京都の後期高齢者医療広域連合が発送した「高額療養費支給決定通知書」には“3兆円”を超える金額が記載されていたものが1万件以上もあったという。

その原因は、データを入力するに際し、“金額の前に9個のゼロをつける”必要があるのに担当者がそれを忘れたためであったという。確かに担当者のミスには違いないが、これが今の時代のシステムかと疑ってしまう。入力の効率を考えたシステムの構築が、特に難しいとも思えないのであるが・・・。


保険金と遺言

2011-08-16 05:45:24 | Weblog

先日、テレビのクイズ番組で以下のような問題が出されていた。

≪男には妻と2人の子供があった。男は妻を受取人として保険に加入していたが、死亡後に遺言書を調べたところ、それには“保険金は親子3人で等分する”と記されていた。この場合、妻は保険金を全額受け取れるか?≫との問題であった。

私は以前、同様な問題に出会ったことがありその解説を聞いていたので、自信を以って、“全額妻が受け取れる”と思った。その理由は、保険金は相続財産ではないため、保険証書に記載されている通り、全額妻が受け取れるとの説明を思いだしたからである。

ところが解説者であった弁護士の話は予想外であった。『従来は、保険金は相続財産ではないとの理由から、受取人がそのまま受け取れると解釈されていました。しかし最近は、死亡者の意志を尊重し、遺言に従って分け合うべきだとの判決が出ています。今回の場合、奥さんは全額を受け取ることはできません。』との回答であった。

皆さん! 現在の法律ではこのような解釈になるということを知っていましたか?


7つの健康習慣

2011-08-14 06:07:13 | Weblog

明日は終戦記念日である。戦時中という不幸な時期を過ごしたにも拘わらず、今日まで生きてこられたということは大変幸せだと思っている。

戦中戦後は、食料不足のための栄養失調で発育不良になった人も決して少なくない。如何にして必要カロリーを摂るかが重要な問題であった。現在のように、“カロリーオーバーにならぬような食事”を求める時代がくるなんて、夢想だにしなかった。それを考えると現在は幸せ過ぎるくらい幸せである。だがその結果、生活習慣病が蔓延するようになった。

肥満症や高血圧などの生活習慣病は、環境や生まれつきの遺伝的な要素も関係しているであろうが、食習慣や運動習慣などの生活習慣も大きく関わっているようで、努力次第である程度の健康を維持できるようである。

米国のブレスロー教授が示し、広く知られるようになったという「7つの健康習慣」なる教訓があるので紹介してみよう。

その“健康維持”の為の条件とは、『①喫煙をしない ②定期的に運動をする ③過度の飲酒をしない ④1日7-8時間の睡眠をとる ⑤適正体重を維持する ⑥毎日規則正しく朝食をとる ⑦間食をしない』だそうである。


放屁

2011-08-12 06:31:14 | Weblog

体調が悪いわけではないが、飲食物のせいであろうか? 最近放屁の回数が増えている。

腹が張り我慢の末に出してしまうその開放感は、気まずさはあるが、その他の放出感と同様、実に気持ちがいいものである。だがこの快感?は自分だけが味わうものであり、他人にとっては不快この上ない行為であるし失礼に当たる。

そのため、特に女性などは音を出さないよう試みるようであるが、平賀源内曰く、『その音に三等あり。ブッと鳴るもの上品にしてその形は丸く、ブウと鳴るもの中品にしてその形いびつなり。“スーとすかすもの下品にして”細長くして少しひらたし』――下品になりたくなかったら、すかしたりしないで席を外し、離れたところで伸び伸びとすればいい。

さて、原因となる食べ物であるが、芋類を始め、ゴボウ、豆類など繊維質の多い物といわれている。私が毎日3回も食べているバナナも、食物繊維がたっぷり含まれているのでその部類に入るであろう。また、2日で1000mlを飲む牛乳も、回数が増える原因であるらしい。

幸い私の場合、臭いに関しては良質であるようだ。臭いを強くするといわれる肉類をあまり食べないからであろう。


宝くじの確率

2011-08-10 06:25:47 | Weblog

『東日本大震災復興宝くじ』を買ってきた。余りにも久し振りなので買い方にも戸惑った。

「連番ですか? バラですか?」の質問に何となく「バラで!」と答え、200円のくじ10枚入りの袋を5袋受け取った。 

『東日本大震災復興宝くじ』は、売上300億円(1億5千万枚)を予定しているそうだ。1等が3千万円、その前後賞が各1千万円で合計5千万円が当たる宝くじである。当選数は、1等が30本、前後賞は当然60本である。以下、1等の組違い賞から最後の6等1.000円(450万本)まである。計算してみると賞金総額は122億9千700万円になる。

6等が450万本というと多いように感じるかも知れぬが、1億5千万枚に対してであるから、この1番当たり易い1,000円でも100枚買って僅か3本である。5等の10,000円になると千枚買ってようやく1本、4等の50,000円は5千枚(100万円)買って1本である。3等の100万円ともなると10万枚買わなければ当たらない計算である。夢の高額当選金の当たる確率は更にゼロに近づいて行く。バラ買いの場合は最悪でゼロになる。今回はこうしたことには拘らぬが・・・。

宝くじを買うのは夢を買うことだとも言われている。しかし、大金が当たるとの夢を抱くことのできない私である。


新米

2011-08-08 06:01:26 | Weblog

新米の時期を目前にして、通常ならば値下がりする古米の値段が値上がりを続けているという。言うまでもなく、新米の放射能汚染を恐れての買い占めが始まっているからである。

関東以北の総ての県では、新米の“予備調査”・“本調査”が義務付けられている。しかし予想では、ある程度の放射能汚染は避けられないようではあるが、暫定規制値以下の汚染で収まる可能性が高いようである。

汚染状態を調査し、暫定規制値を超えた地域の米は総て出荷停止とし、政府が買い上げ廃棄処分とするそうであるから、今回の措置で、市中に出回る米は安心して食べられるはずである。綺麗な食品を食べられるに越したことはないが、過度に神経質になり食料を無駄にするのも如何かと思う。

世界各地で行なわれてきた原爆実験後の汚染の状態は、殆んど公表されず、曖昧な中に済まされてきているようである。その点、今回の日本の措置は安全の面から考えても妥当であろう。政府が支出した賠償は東京電力に請求する方針であるそうだが、現実の問題として、負担は政府即ち一般国民に及んでくることも考慮する必要があるであろう。


原爆と原発

2011-08-06 05:39:16 | Weblog

 66年前の今日、人類史上初の原子爆弾が広島に投下された。以来、8月6日は「原爆記念日」となった。その年の年末までの死者数14万人、今年現在27万余人といわれている。現在の子供たちは無論、彼らの親も生まれていない頃の事件であったため、現代の人々の多くが原爆の悲惨さを知らずに育っている。だが、このことは語り継がれなければならない。

核兵器は、人間がその知力により、科学を兵器に利用した最悪の結果である。以降一部の人により核兵器廃絶の運動は脈々と続けられているが、残念ながらその目的は実現していない。

一方、今話題になっている原子力発電、同じ原子力でも一方が兵器であるのに対し、こちらは平和利用である。人間の幸せにとって、全く逆な働きをすると考えられてきた。現に我々はこれにより充分な電気を利用し、贅沢ともいえる生活を過してきた。しかし、そこには落とし穴があった。

今回の東電事故のような問題が起これば、原発も核兵器と似たような被害をもたらす。もともと偉大な自然を完全にコントロールすることなど不可能であったのだ。この度の震災・原発事故で、人間の傲慢さを見せつけられたような気がする。


ばつが悪い?

2011-08-04 06:45:17 | Weblog

 今年の土用の丑の日は7月21日と8月2日であった。先日、混雑する丑の日とその前後を外して鰻屋へ行った。

当日は店の都合で2階の座敷に通された。その部屋には4人用の座卓と6人用の座卓が1つずつ対角線上に配置されていた。夕方の5時半過ぎということで先客はなく、私たち2人は奥の4人用の席に案内された。

それなりの鰻屋では席に着いたからとて直ぐに鰻が出されるわけではない。最低でも30分以上は待たなければならず、それまでの間を一杯やりながら待っていた。やがて男女の2人連れが、別の従業員に案内されて他方の席に付いた。私はその仲居さんとは親しかったので、注文を受け終わり立ちあがったところで、「今日は!」と斜め後ろから声を掛けた。

その彼女が振り向いて返事をするのに一瞬の時間を要した。その僅かな間に、客の女性が「今日は!」と答えてくれた。続いた仲居さんの「何時もどうも・・・」との声で、その女性は自分の勘違いに気付いたらしい。「あっ やっちゃった!」との気まずそうな表情を示した。

こちらとしては申し訳なかったとの気分が充分にあった。帰り際には笑顔を作り、「お先!」と頭を下げて部屋を出た。彼女はホッとしたのであろう。“ばつの悪さ”から解放されたかのように、本当の笑顔で会釈を返してくれた。


復興宝くじ

2011-08-02 06:07:22 | Weblog

収益全額を震災復興の財源に充てるという『東日本大震災復興宝くじ』の発売が始まった。1等3千万円が30本、前後賞1千万円が60本当たるという。売上目標は300億円だそうで、完売すれば収益は約142億円になるそうで、宮城や岩手など9県2政令市の発売元に配分されるそうだ。是非とも完売して欲しい。

こうした宝くじは、過去にも阪神大震災・中越地震のときに発行されていて、今回が3例目だそうである。 ニュースによれば、「宝くじが復興に役たつのは嬉しい。東北出身なので、大当たりしたら一部を寄付したい」と話している人がいた。その気持ちもよく理解できる。

私は、“確率から考えても宝くじは損をする”と考えているので、「もしかしたら大金が・・・」との夢を見ることもせず、殆んど買っていない。しかし今回は当たりを狙うというよりは協力するという意味で、少しは買ってみようかと思っている。従って、当たらなくても悔しくはないし、もしそれなりの金額が当たったら、更に一部を寄付したいと思う。尚、参考までに記すと、この宝くじの販売は今月9日までである。