気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

五角形の箸

2007-01-31 08:13:02 | Weblog
食事を楽しむには、食事そのものが旨いことは当然だ。だが食器にも影響を受ける。そしてその食器の中には箸も含まれる。
先日NHKのテレビで、断面が五角形の箸の紹介をしていた。それを見て思い出した。以前何処かへ旅行した際に、温泉旅館でそれを使った記憶があるのだ。もし身近にあるのならまた使ってみたいと思うくらい使い心地はよかった。
この五角形の箸は、持った時にすっぽりと手に馴染むのだ。だが、一般に「箸は四角か丸」との通念があるのと生産コストが著しく高くなるため、あまり一般には使用されていない。
だがこの箸、この時期になるとよく売れるのだという。何故だかお解かりだろうか?
〔五角=合格〕のちょっと苦しい語呂合わせで、合格して欲しい受験生への贈り物にも使われるのだそうだ。もう少し前にこのことを知っていたら孫に贈ったのだが、幸いなことに第一志望校に合格したとのことでその必要はなくなった。

柳沢厚生労働大臣

2007-01-30 08:11:14 | Weblog
柳沢厚生労働大臣が、女性を子どもを産む機械や装置に例えた発言をしたとのことで一斉に批判されていたが、ついに陳謝した。
私もこのニュースに接した当初は、東大を出て一応の教育を受けている筈なのに、何と馬鹿なことをと思った。だが、その時の状況を詳しく聞いてみると、不適切だが女性蔑視の気持ちは全然なかったと思う。
生産設備が一定の工場で増産するには、従来からある設備を無駄なく稼働させる以外に方法はない。少子化問題に触れた際、彼は理解し易いように機械のことを例に挙げたのだろう。解からなくもない。しかし、気遣いが足りなかったことは認めねばなるまい。
「15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言し、自分の発言が誤解されるのを恐れたのだろう。丁寧に、「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉も添えている。
多くの人が今回の発言を大問題視しているが、どうせ批判するなら、子供を産み易くする環境作りに何の施策も講じないことの方を指摘すべきだと思うのだが・・・。如何だろうか?

「それでもボクはやっていない」

2007-01-29 08:06:24 | Weblog
前回「武士の一分」を観てから1ヶ月振りで映画を観た。話題になっている「それでもボクはやっていない」である。
私の場合、観に行く映画を決める基準は〔1〕好きな俳優・女優が出演している〔2〕評判がいい〔3〕前に納得した作品を監督した人の作品等である。尤も、前評判がよくても「日本沈没」のようなつまらない作品もあったが・・・。
今回の映画は、代表作「Shall we ダンス?」から早や11年目の周防監督作品であり、選択基準〔2〕と〔3〕に該当する映画である。
これほど取り調べと裁判の進行をリアルに(自分はそんな風に感じた。多分そうなんだろう)描いた映画やドラマはこれまでになかったのではないだろうか? 実際に裁判を傍聴したことはないので断言はできないが・・・。
法曹界の裏側も描かれている。我々の知らない現実を教えてくれる素晴らしい作品だと思う。それだけに、「・・・あなたは間違いを犯した。僕は絶対に無罪なのだから・・」という主人公の最後の独白が印象に残り、後味がいい映画とは言えない。

黄金の豚年

2007-01-28 08:11:40 | Weblog
女性の社会進出が一般化した結果であろうか? 韓国の女性も日本の女性に劣らず子供を生まなくなったようだ。日本の出生率が1.25で低いと騒がれていたが、韓国のそれは更に低く1.08だという。
ところがその韓国で急に妊婦が増えているのだという。ある産婦人科病院では昨年に比べて4割増しの人が訪れているという。理由は、韓国では“豚年”は好まれるのだそうだ。特に今年は60年に1度廻ってくる“黄金の豚年”に当たり、その年に子供を生む期待が大変大きいのだそうだ。
私が以前台湾の人に年齢を聞かれ、「昭和10年生まれです」と答えた時、「ああ豚年ですね、私も同じです」と言われ、台湾・中国では亥年を豚年と呼ぶことを知った。韓国でも同じだったのだ。
だが、亥年生まれの私にすればこの呼び方は気に入らない。日本では蔑称に使うし、汚い豚小屋でうろうろしているあの姿を自分に重ね合わせるなんて我慢できないのだ。

学校給食の廃止

2007-01-27 08:04:26 | Weblog
学校給食の代金を支払わない親の出現が話題になっている。
終戦直後の食糧事情が最悪の時期に小学校で給食が始まった。何を子供の弁当に持たせたらいいか悩んでいた親たちは大いに助かった筈だ。その後経済状態も回復し、現在の給食はカロリー計算も行われ当時のものとは格段に違っているようだ。発育期の子供にとって理想的な食事かもしれない。
何も問題が起こらなかったら、このまま続けて行けばよかったと思う。しかし、一歩見方を変えてみると、もう給食の使命は終わったような気もする。
確かに、朝弁当の仕度がないから母親は助かるだろう。だが、毎日弁当を作らなくなることによって、親子の絆を深める効果のあったものが失われてしまったことは間違いない。
「弁当の内容によって恥ずかしさを感じる子供も出てくる」との反対意見もあろうが、今の時代それほど大きな差は出ないだろう。第一、世の中に出れば人間総てが一律ではない。少しはそうしたことを知っておくのも将来に対する勉強になるだろう。

執行猶予? 死刑?

2007-01-26 08:17:49 | Weblog
英国では服役囚が増加し、刑務所不足の状況を来たしているという。政府関係者が判事らに、重大事件の犯人や常習犯でない限り禁固刑を言い渡さないようにと異例の指示を与え、物議を醸しているそうだ。
ブレア首相は、「法律に基づく判決言い渡しの方針を思い起こすよう裁判所に訴えただけだ」と苦しい弁明をしながら、刑務所を増設する一方、軍事基地や船舶等の既存の建物を利用して事態の沈静を待ち望んでいるそうだ。
このような問題が起こった背景には、テロ捜査を中心に治安維持を強化した結果、禁固刑の判決を受けた被告が急激に増えたからだそうだ。
テロに対する不安は我が国も変わらない。日本でも同じような状態に至った場合、どうするのだろうか?
毎日のように殺人事件の絶えない日本、まさかそうした犯人を執行猶予というわけには行かない。善良な一般人の大切な命を守る為にも、殺人犯はどんどん死刑にするいいチャンスかもしれない。

知事

2007-01-25 08:03:44 | Weblog
「その辺の畠にいるおっさんやな! 普通の!」――テレビで見たこの宮崎県県会議長のセリフに、新知事に対する対抗心が如実に現われていると感じた。東知事の前途多難が予想される。
知事には大きな権限があるが、議会を無視することはできない。知事は総理大臣とは異なり住民から直接選ばれているが、一方の議員も住民から選ばれている。お互いが「自分は県民から選ばれている」との意識があるから難しい。
私の地元埼玉県の知事は、九州福岡県出身の元民主党の代議士上田清司氏である。実績もあり、平成15年自民党の前知事の後に就任して以来、それなりの成果を上げてきた。
埼玉県議会の定数は94名(欠員3名) であり、その中で自民党の議員数は“2/3以上を占める62名”にも達する状態であるが、原案通り可決・承認は97.85%に上る。素人知事に能力がなければ問題外であるが、意地を張らず、お互い自分たちだけの利益を考えず、県民の幸せに向かって協力して欲しい。県民は見ている。

とりあえず主義

2007-01-24 09:49:48 | Weblog
精神科医であり作家でもある「なだいなだ」氏は「とりあえず主義」を実行しているそうだ。そのことを自分の書物にも記している。
物事を行う場合、自信の有無に関わらず、“とりあえず”やってみてその後にゆっくり考えてみるのだという。
私自身は振り返ってみると、あまり自信のないことには手を出さなかった。習字も絵も楽器もゴルフも一応触れてみる程度で自信が持てないと直ぐに止めてしまった。もちろん能力のないことを認めたからだが、自分では気が付かなかったが、それ以上に怠け者だったのかもしれない。そのため、せっかくこの世に生まれながら、経験し得えたはずの数々の機会を失ったわけだ。大いに後悔している。“とりあえず”の気持ちで物事に当たっていたら、私の人生も少しは変わっていただろう。
この歳になって考え過ぎたら益々何もできなくなる。中途半端で何もまとまらない内に何時死んでしまうか分からないのだから。そこで、最近は私も難しく考えず、“とりあえず”のつもりで物事に当たるよう心を入れ替えた次第だ。

そのまんま東知事

2007-01-23 08:13:20 | Weblog
昨年は首長の不祥事が続発し、宮崎県でも官製談合事件で前知事が辞職した。それに伴い出直し選挙が行われたが、元タレントの「そのまんま東」が圧倒的な勝利で知事の座を射止めた。
過去にもタレントや作家の有名人がその知名度を生かして知事に就任しているが、唯一石原慎太郎東京都知事を除き、横山ノックの大阪知事は論外として、青島幸男東京都知事・田中康夫長野県知事と何れも失敗に終わっている。
政治家特有の“汚さ”に一般国民が不信感を抱いた機会を捉え、夢と理想を抱いた有名人がこの世界に飛び込んだのだろう。だが、はっきりしたビジョンも持たず政治的手腕もなく、議会との関係も思うように進まなかったようだ。
当初「そのまんま東」立候補のニュースに接したとき、「現職知事が淫行問題を起こしたら即辞職だろう。淫行問題歴のある彼が?」と思ったが、その彼が当選したのだ。事実は“淫行”ではないそうだし、一応勉強はしているようなので、後はプロの政治家とは違った彼の、真摯な態度と政治的センスに期待するだけである。

追い越される日本

2007-01-22 08:14:30 | Weblog
韓国のIT産業が官民一体で歩み始めたのは1999年だ。その後IT産業の発展は目覚しく、大統領は「他の工業国のレベルに追いついた」と発言しているが、現在はもう“追いついた”どころのレベルではない。
また、インドのIT産業は1970年ごろから始まり発展してきた。この花形産業であるIT産業には、厳しい競争を経た優秀な人材が入ってくるそうで、国立のインド工科大学の入学定員2,000人に対し15万人が挑戦するという。
今やインドのITトップ企業の社員は20,000人を超え、世界の優秀企業の半分以上がインドの企業で占められているだそうだ。インドがそこまで進んでいるとは私も知らなかった。
中国のIT産業も経済発展に伴い飛躍的に発展しているという。2002年には携帯電話加入者数は世界トップとなり、インターネットの利用人口は世界第2位にまで成長しているそうだ。産学連携のベンチャー企業の育成をテコに、中国が名実ともに世界のIT大国の一員になる日もそう遠くないようだ。
「日本は技術先進国だ!」などと油断している間に、先進国でなくなりつつあるようだ。

不二家の再建

2007-01-20 06:26:29 | Weblog
報道によれば、コンビニ・スーパーでは不二家の全製品の撤収が進んでいるという。昨日のラジオでも、「ここまでやるのは行き過ぎですか? 当然ですか?」とのアンケートを始めていた。
いろいろの情報でも、私のブログへのコメントでも「美味しくて、子供の楽しみにしていたお菓子が総て消えるのは残念、早く再開して欲しい」との好意的な意見も多い。
私も、不二家の従業員・フランチャイズ店のオーナー・キャラクターに夢を抱いていた子供のことを考えると、一刻も早く立ち直って欲しい。
だが、その後の情報や内部告発によれば、総ての製品に信頼を置けなくなってきている状況だ。安全が確認できるまでは無理だろう。
企業が利益を目的とするのは当然である。だが同時に、企業は製品供給を行なうことを通じて、世の中に奉仕する義務もあるはずだ。不衛生な食品を売って利益を上げるなど言語道断である。再建の道も厳しいだろう。残念。

テレビ

2007-01-19 08:17:58 | Weblog
間もなく2月1日のテレビ放送記念日を迎えるが、私が初めて白黒のテレビ放送を見たのは高校を卒業する頃、昭和29年(1954年)だ。
当時、公立高校の1ヶ月の授業料が800円だったが、テレビ受像機の値段は何十万円もした。当然一般の家庭では購入できず、一部の裕福な家庭へ見せてもらいに行くような時代だった。力道山が活躍し、NHKの受信契約数が1万件になったと報じられたのもこの頃だ。
1955年、私が大学に入った時にはまだまだ“街頭テレビ”や喫茶店で楽しむ時代であった。「一般家庭に浸透するには“インチ1万円”が目安」と言われていた。私立大理工学部の半期授業料が40,000円、その後の初任給が10,000円の時代である。
現在身近に在るのが当たり前のようになっているテレビが、如何に高嶺の花であったかが解るだろう。
貨幣価値が全く異なった現在、技術の進化により、当時とは比較にならないほどの素晴らしいテレビが、間もなく“インチ5千円”で買えるようになるだろう。

寄席日記

2007-01-18 08:15:53 | Weblog
寄席の出し物は10日単位で変わり、上席(1日~10日)・中席(11日~20日)・下席(21日~月末)と呼ばれているが、正月は上席を“初席”、中席を“二の席”と呼ぶ。
正月興行は顔を見るには賑やかでいいが、料金も高く、普段は1人15分のところが10分という具合に短く、芸人の方でも顔見せ気分でいるのか内容的には[?]の場合も多い。だからここ暫くは正月興行には行っていなかった。
ところが、「池袋演芸場」の今年の正月興行“二の席”にはちょっと魅かれた。特に色物の方に魅力を感じた。大ファンの「柳家紫文」、彼に劣らずお気に入りの、色っぽく楽しく踊りも上手い「三遊亭小円歌」、テレビで知った「ロケット団」。1度に全部見られる機会は少ない。16日、今年初めて寄席へ出かけた。
尚、場内は撮影禁止の為、紫文師匠の写真はプロが撮った作品を師匠にねだって以前送ってもらったものだ。ロケット団のはブログから拝借、そして白状すると、小円歌姐さんのは以前寄席でコッソリ撮ったものだ。もう今ではそんなことはしないが・・・。

不二家と同族経営

2007-01-17 08:10:44 | Weblog
ここ数日のニュースを見ていると、“不二家”や“同族経営”の語句が溢れている。
だがこの“同族経営”は日本的経営の原点であると思う。零細企業の100%、中小企業の98%、中堅企業の96%、そして大企業の25%が同族経営と言われている。もちろんこの同族経営には長所もあれば短所もあるだろう。
ところで今回の不祥事は“同族経営”による弊害というよりは、社長の指導能力・管理能力不足と法令順守の精神が欠けていたことが原因だと思う。社長が確りとした信念を持っていれば、むしろ非同族会社より社長の意向は伝わりやすい筈である。下から云々ではなく上からの意向を浸透させられる。
だが規模の大きくなった会社を健全な方向へ導いて行くには、並みの能力ではおぼつかない。同族という限られた範囲からの選択となれば、それほどの人物が見つからなくなる。そうした面も考慮すれば“同族経営”の弊害かもしれない。ある程度以上の規模になったなら、新しい優秀な血を入れていかなければならないだろう。

心臓がん

2007-01-16 08:06:45 | Weblog
がん・心臓病・脳卒中のいわゆる3大成人病はよく知られている病気で、死亡原因でもトップ3を占めている。
その中でも“がん”による死亡者数は激増し、既に1998年の時点で、1970年の2倍以上に達しているという。
その中で一般的なのは胃がん・乳がん・大腸がん・肺がん・皮膚がん等であるが、そうした中で「心臓がん」の例は聞いたことがないと思う。
“がん”は、1個の細胞のDNAが突然変異して細胞分裂することによって起こるという。食品に含まれる発がん性物質や紫外線等にさらされることによって、突然変異を誘発する物質が生成され、それによって突然変異が発生して“がん”が発生するという。
だが、心臓の場合は、何らかの傷を負わない限り細胞分裂を起こすことはなく、また、触れるのは血液中に含まれる成分だけであるため、多くの発がん性物質にさらされることはない。このために、「心臓がん」はデータに上がらないほど稀なのだそうだ。