押上

先日は１ヶ月振りで御茶ノ水の病院へ行った。診察は予約の時間に沿って始まるので、その後の予定が立てやすい。今回はスカイツリー建設現場の見学や定番の撮影スポットを廻ることを予定していた。
病院の真下にある地下鉄駅から丸ノ内線に乗り、大手町で半蔵門線に乗り換えれば目指す「押上」は直ぐである。交通費は190円と安く、所要時間も23分と意外な近さであった。
都心から約５キロ程度で、東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄浅草線・京成押上線・東武伊勢崎線が乗り入れているから、交通的には便利な土地である。だが地下鉄を降り地上に出て驚いた。大通りへ出る通路部分を除き、駅の周囲総てが再開発工事のために遮断されていたのである。街は決して活性化しているとは言えない。
2006年に誕生した錦糸町の複合商業施設オリナスの人気も高く、繁華街でない街の住民の中には、徒歩でも10数分の距離にある錦糸町・浅草方面へ流れる人も少なくないようである。
「押上」は、スカイツリーが完成し、駅周辺との一体開発が完成した後に、初めて繁栄する街となるであろう。

「Ichiro Times」

イチロー選手は、１試合４安打に続き昨日は２安打を放ち、前人未到の10年連続200本安打を達成した。
『史上初！　スポーツ６紙が連動、イチロー10年連続200本安打記念新聞発刊』――以上の見出しで、その件に関して「J-CASTニュース」が次のような記事を載せていた。先日のことである。それによれば・・・。
≪スポーツ６紙(サンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、デイリースポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツ)が総力を結集して取り組む「Ichiro Times」の発行が決定した。各紙が、垣根を越えて制作する特別記念号である。選び抜かれた各社の特別記事はもちろん、イチロー選手のMLB（Major League Baseball）・シアトルマリナーズにおける10年間の活躍を振り返ることができる紙面構成にもなっており、全24面すべてがイチロー一色で構成される。新聞史上初の取り組みでイチローの偉業に華をそえる。記録達成の数日後に関東・関西で販売予定≫
J-CASTのニュースは、株式会社ジェイ・キャストによる運営で、同社は、記者３－４人程度で会見取材も行うが電話取材も多く、時にコピー・アンド・ペーストしてそのまま報道することもあるという。ご参考までに。

エクササイズ

運動をしてカロリーを消化するには、「運動量」に影響される。その「運動量」は「運動量の強さ」と「時間」により左右されるわけである。そこで、2006年に厚生労働省は、生活習慣病を予防するための「健康づくりのための運動指針」を示している。その一部によると・・・。
先ず、身体活動の強さについては「メッツ(METs)」を用い、身体活動の量については「メッツ(METs)×時」とし、それを「エクササイズ」と呼ぶこととしたのである。要約すると以下と通りになる。
「メッツ(METs)」：身体活動の「強さ」を表す単位。――安静時の何倍に相当するかを表す単位で、安静状態が１メッツ、ゆっくり歩行が２メッツ、普通歩行(時速４km)が３メッツに相当するという。
身体活動量「エクササイズ（Ex）」＝(メッツ(METs)×時）。――従って、速く歩くと活動強度「METs」が大ききなり、短い時間のウォーキングでも、身体活動量「Ex」を増やすことができるという。
目標として、「週23エクササイズ以上の活発な身体活動を行うことが必要」とされている。

外見

「結婚するのに顔など問題ではない。美人も毎日見ていれば飽きるしブスもそのうち慣れる」とのジョークがある。一面真実でもあるが、美人である方がいいに決まっている。周囲の人は本人ほど慣れないのだから。
人間自惚れのない人はいない。居たにしても極少数であろう。だから、年輩女性をネタにした綾小路 きみまろの漫談にも手を叩き、他人事として笑っていられるのである。観客は全員、「自分はネタになるような人間ほど酷くはない。それよりはましだ！」と思っているに違いない。その証拠に、自虐の笑いではなく心から楽しんでいる風である。
何十年か振りに同窓会に出席した人は口を揃えたように言う――「みんな老けた。昔の面影がない人もいる」――と。誰もが自分のことは棚に上げている。自分も同じように見えていることに気がつかないからであろう。
映画館等の入場料には “シルバー割引制度”が設けられているが、原則は身分証明書を必要とする。しかし、明らかに該当していると思われれば証明書なしでも認められる場合がある。先日、証明書なしでも切符を買え、喜びよりもショックが大きかったという女性の話を聞いた。毎日鏡を見ていて自分の顔に慣れ過ぎたのであろう。

東京こけし

「こけし」は、江戸時代末期頃から東北地方の温泉地の土産物として売られるようになったそうだ。特に宮城の鳴子温泉のものなどはよく知られている。それらは伝統的な形式に則り、“伝統こけし”とも呼ばれている。
この“伝統こけし”を参考にしながら工夫を凝らした“工芸的なこけし”は「創作こけし」と呼ばれ、それは全国各地に存在する。東京にも「東京こけし」が存在し、大蔵挽物木工所なる街工場で造られている。
主人大蔵國宜氏の先祖は、長野県の木曽地方で木工所を営んでいたが、先代から八王子に移り、彼で５代目になるのだそうだ。そして、奥さんとの２人３脚で、20年に亘る試行錯誤を重ねた末に民芸品として完成したのが今のデザインである。勿論「こけし」だけで生計を立てているわけではなく、他の木工製品の制作も行っているそうである。
この「こけし」の第１の特徴は、一体の材料から削りだしたネックレスをしていることである。そもそもの切っ掛けは、客からの注文だったそうである。第２の特徴は、絵付け担当の奥さんはロクロを使わず、八王子市の花：大きな百合を始め、椿・コスモス等を手描きしていることだそうである。その内、見学に行く積りである。

宝海大空

大衆演劇で女形もこなす役者に、「早乙女 太一」という1991年９月生まれ18歳の美少年スターがいる。舞台で見る姿は実の女性より美しく、写真家の篠山紀信がその美貌に惚れ込んでいることも知られている話である。
このスターを追うように、やはり注目を集めている15歳のイケメン俳優がいる。「宝海大空」である。
‘1995年５月生まれの岡山県出身、早乙女より４歳近くも若い彼であるが、１歳５ヶ月で初舞台、以来芝居・舞踊・女形として父親が座長を務める宝海劇団の舞台に立ち続けているという。2008年11月にはニューヨーク公演にも参加し、今年に入ってからは小林幸子特別公演にも出演しているようだ。15歳にして芸歴14年のベテランである彼は、妖艶な女形から華麗な殺陣までをこなし、女形の素晴らしさと素顔の美しさで話題を呼んでいるという。この世界で、「早乙女 太一」と共にこの「宝海大空」もホープであることは間違いない。
元々美少年ではあるが、それにしても化粧の魔力には恐れ入る。尤も、喜劇もこなす先輩で、特別の美男子とも思えぬ梅沢登美男でさえも魅惑的な女性に変身できるのだから、今更驚くことでもないのだが・・・。

郵便不正事件

一般の定形外郵便物の料金は“50gまで120円”であるが、心身障害者団体の発行する定期刊行物は“50gまで8円または15円”と桁違いの安さである。「凛の会」なる団体がこれを悪用したのが先の郵便不正事件である。
具体的には、「凛の会」が、障害者団体と認められるために偽証明書を入手し、それを利用して通常のダイレクトメールを請け負いそのサヤを稼ぎ、虚偽有印公文書行使罪に問われたものである。
この問題で、係長に証明書の作成を指示したとされる厚生労働省元局長：村木厚子被告が無罪になった。だが考えてみても、一担当係長が１人で偽の証明書を発行したとは考えにくい。そこで検察側は次の構図を描いた。
「凛の会」の会長が民主党の石井一参議院議員に口添えを依頼、依頼を受けた石井議員は村木被告の上司に電話で要請し、上司が彼女に指示し、係長が証明書を作成したというものである。だが検察の提出した書類は証拠として認められず、村木被告は無罪になった。勿論、冤罪があってはならない。しかし、一係長の一存でそのようなことが可能なのであろうか？　もしそうなら、役所内の機構、上司の管理責任に疑問を抱いてしまう。

結婚式

私は今までに、結婚披露宴に何度出席したか数え切れない。
自分が未だ独身のうちに参列した友人の結婚式から始まり、自分の結婚後も数々の友人の結婚式が続いた。
私は８人兄弟の長男であるが、弟と妹１人づつは早いうちに亡くなり、現在も健康な兄弟は６人である。従って、彼らを始め従兄等の結婚式が毎年のように続いた。甚だしい時には、年に５回もある年もあった。
それがひと段落し結婚式とは縁がなくなったような時期が暫らく続いたが、やがて子供達・甥姪の結婚ブームが始まった。当然のことながら、この数は“兄妹・従兄”の数を上回る。当時は驚くほど結婚式が続いた。だが６年前の甥の結婚式を最後にまたまた結婚式とは縁が切れてしまった。
ところが昨日、久し振りに義姉の孫の結婚式へ招待されその雰囲気を楽しんできだ。
過去に私はよくスピーチを依頼された。自分で言うのもおかしいが、決して評判は悪くなかったのでお受けしてきたのである。だが今回はお声も掛からず喋ることはなかった。当然であろう、舌癌の手術を受けた口では“話にならない”。

勝ち馬に乗る

今回の民主党の代表選では、50名近くの１年生議員が態度を表明していないという。
勝ち馬に乗りたいとの気持ちがあるのは理解できなくもないが、それでは政治家として情けない。先日、そうした議員の１人がテレビでその理由を説明していたが、納得できるものではなかった。
彼の説によれば、「自分は有権者から選ばれたわけであるから、その人たちの意見を取り入れなければいけない。そこで地元の支援者に対しアンケートを実行したが、決果は一つに纏まらず困っている」とのことであった。従って投票間際まで態度を表明しないことを示唆していた。
しかし彼の行動は、どちらが有利かを見定めている言い訳としか思えない。有権者の付託を受けて議員になった以上、自分の信念に基づいて行動し、有権者を納得させられるようでなくては議員としては失格である。
このように信念を持たず、“保身優先”の議員の集まりと考えると、選挙結果がどのように決まろうと、またまた期待は持てないような気がする。

エアコンの故障

遂に寝室のエアコンがダウンした。思うように冷えなくなってしまったのである。点検の結果、室外機の基盤が寿命のようで、交換しても他の部品の余命の問題もあるという。仕方がない、新品への買い替えを決断した。
10年前に他の部屋と同時に入れたものであり、夜だけの使用であるから運転時間は他よりは少ない筈であった。それが１番先にダウンするとは・・・。やはり機械類に当たり外れは付きもののようである。
エアコンの効かぬベッドで寝ることもできず、夜は冷えている居間へ布団を運ぶ羽目になった。だがそんなことを幾日も続けるのも大変である。即座に池袋の量販店へ出掛けた。前もってメーカー・容量から数機種を選んでおいたが、在庫切れが多いのには驚いた。最終的に決めた製品も納品・取り付けは来月：10月４日である。
愚痴を言うわけではないが、今回のクーラーの寿命があと１ヶ月でも長かったらこれほど冷房に悩まされずに済んだであろう。また購入するにしても、需給関係は改善していたと思う。早く涼しくなって欲しいが、“クーラーが取り付けられたらその必要がなくなった”というのも一寸癪である。

母校自慢

今回は母校の自慢をさせて戴く。私個人ではなく、学校についてであるからお許しを願いたい。
今年も人気の「高校生クイズ」がテレビで放送された。第30回を迎えた今回も相変わらず問題のレベルは高く、殆どの人が答えられないような問題揃いである。どのチームも、学校の中でもエリート中のエリートが参加しているのであろうが、その回答ぶりには舌を巻く次第である。
第25回までは複数回優勝した学校はなかったが、誕生以来115年の母校：浦和高等学校は、前年の第25回優勝に続き第26回も優勝、番組史上初の連続優勝を成し遂げた。こうなると３連覇の夢も生じたが惜しくも成らなかった。第27回は残念ながら準優勝に終わったのである。第28回・第29回は連続して準決勝で敗退している。
今回の第30回も決勝戦で開成高校に敗れ、またも優勝を逸した。しかし、全国各地から多くの学校が参加する予選を勝ち抜き、毎回優勝戦に絡む活躍を続けているのは素晴らしいことだと感心している。後輩が活躍してくれると、自分では出来なくとも嬉しくなってしまうから不思議である。

鬼太郎小便小僧

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者：水木しげるの出身地である鳥取県境港市の「水木しげるロード」に、高さ約40センチの「鬼太郎小便小僧」のブロンズ像が立てられているそうだ。比較的新しく2008年３月の設置だそうである。
本家ベルギーの小便小僧は700着以上もの衣装を持っているそうなので、こちらでも多くの衣装を着せたいと、「鬼太郎に素敵な衣装を作ってください！！」と衣装の募集を行っているそうである。
寄付された衣装は、実際に鬼太郎に着せて写真に撮り作者に送られるという。そしてその様子は協会のＨＰにも公開されるとのことである。またその作者が訪問する日を前もって伝えておけば、小便小僧にその衣装を着せて出迎えてくれるというサービスもあるらしい。器用な人は作品を応募するのも楽しいと思う。
尚、小便小僧の寸法は下記のＨＰに発表されている。また電話での問い合わせは、「0859は(47)3880」の境港市観光協会「鬼太郎衣装寄付係」。
http://sakaiminato.net/site2/page/youkai_news/kitarouishou/

睡眠

9月に入っても熱帯夜の寝苦しい夜が続く。だが健康のためには“質の高い睡眠”が必要である。
人の眠りには、“体”だけの眠りである「レム睡眠」と、“脳”も眠る「ノンレム睡眠」があり、それが交互に繰り返される。そして、健康の基となる筋肉や皮膚の修復を促すためには、深い「ノンレム睡眠」（徐波睡眠）が必要であり、この睡眠が寝入り端に多くあらわれるのが、“質の高い睡眠”の特徴の一つだそうである。
だが、年配者にとっては実に残念なことであるが、40歳を超えた殆どの人にとって、“深いノンレム睡眠”は失われてしまうのが現実らしい。更に、夏は日照時間が長く夜の暑さも厳しくなることから、睡眠のリズムが乱れ勝ちになり、質の高い睡眠を取り難くなるという。
少しでも質の高い睡眠をとるために利用したいのが　“ぬる湯効果” だそうである。是非お試しあれ！
難しい理屈は抜きにして、38度位の“ぬるめの湯”にゆっくり浸かると、副交感神経が働きリラックス効果が表れ、スムーズに寝入ることがでるという。熱すぎる湯は体を激しい活動状態にするため逆効果だそうである。