気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

インディアンサマー

2009-11-30 07:39:22 | Weblog
「インディアンサマー」なる言葉、一言で残暑と置き換える人もあるようである。
寒さが身にしみ始める晩秋に突然よく晴れ上がった暖かな日がやってくることがあり、それをそう呼ぶようである。語源は、“インディアンが厳しい冬を向かえるために冬支度をする日”からきているようである。現在のアメリカ人にも、“歓迎すべきよき日”として受け入れられているようである。
そしてこの日を、ドイツでは「老婦人の夏」、ロシアでは「年増の夏」と呼んでいるのだそうだ。
ところで、“年増“とは中年の女性を指す言葉である。日本に於ける江戸時代の年齢感覚では、娘とは10代まで、二十歳を過ぎると年増、30歳前後から中年増、40歳を越せば大年増というのが常識であったようである。もちろん現在とは年齢感覚が違うとはいえ、老婦人でないにしても最早娘ではない女性を指す言葉である。
従って「年増の夏」とは、若さを失ないつつある女性が、最後の若さを実感しようと焦る季節を表わしているようで、あまり好ましい表現ではない。だが世界総てがそのように女性に失礼な野暮な呼び方をしているわけではない。日本には“小春日和”という優雅な表現がある。

偽装献金問題

2009-11-29 07:12:57 | Weblog
予てから鳩山首相の偽装献金問題は話題になっていたが、元公設秘書の説明によれば、どうやら母親から9億円にも上る政治資金の提供を受けていたようで、その一部が偽装献金に廻っているようである。
本人は「ないと信じている」と他人事のように語っているそうだが、そのような馬鹿なことがあるのであろうか? もし本当であれば、自分は何の指示もせず総てを秘書の勝手にさせていた、“指導力のない情けない政治家”ということを現しているようなものだ。
1つの事実が明らかになり、それに関連するずさんな資金管理が次々と表沙汰になっている。恵まれた環境に育ち金銭に拘らないのは結構かもしれぬが、それが今回の問題の言い訳にはならないであろう。「すべて検察の捜査に任せている」ではなく、自分で説明すべき問題であろう。
首相は以前、自民党の加藤紘一事務所の代表者であった秘書が脱税事件を起こした際、「金庫番と政治家は一心同体、その彼が不祥事を起こしたのだから議員辞職すべきだ」と語っていた記憶がある。今この言葉を思い起こし、その同じ言葉を自分に言い聞かせる気はないのであろうか?

夫婦喧嘩

2009-11-28 07:16:13 | Weblog
夫婦喧嘩の多くは、至極くだらないことが原因で起こるものである。後になってみると、何が原因であったか判らないというような場合も少なくないようである。
そんな他愛のないことが元で、幾日も口を利かなくなったという、不幸な夫婦の話も聞いたことがある。心から仲が悪いわけではなく、寧ろ仲が良く会話が多いからこそ喧嘩にもなる。お互い変な意地から謝るチャンスを逸してしまう。
旅行に出掛けたある男、それとは対照的に、「ごめんなさい」と素直に謝り、本当に申し訳ないという態度を示している素敵な奥さんに出会ったという。自分の女房と較べ、幸せな亭主だと思ったそうである。
その翌日、その男は再びその夫婦に会った。そのとき2人の態度は前日とは違い、夫の方が「オレが悪かったよ」としきりに謝っていたという。それまでの経緯から話を交わすようになった男が聞いてみるとこの2人、喧嘩をした後の解決法として、偶数日は夫が奇数日は妻が謝るように決めているのだという。
以上は“阿刀田高”の短編に出てくる話で、参考になる素晴らしいアイデアである。だが、どちらが偶数日を取るかに関して新しい喧嘩になる可能性もある。何しろ奇数日の方が偶数日より多いのだから。

轡田隆史

2009-11-26 06:19:54 | Weblog
高校時代の仲間が企画した“轡田隆史の講演会”「川口の空から世界を眺める」に出かけた。
轡田隆史は、早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に入社、1988年には論説委員となり、1996年まで夕刊のコラム『素粒子』を執筆していた。その後1999年以降はテレビ朝日系「ニュースステーション」「スーパーJチャンネル」のコメンテーターを務めている。
「頭の良くなる短い短い文章術」等、世の中を生き抜くための著書も数多く、ジャーナリストとしてよく知られている。だが彼はそれだけでなく、スポーツマンでもある。
埼玉県立浦和高校時代にはサッカー部に所属し、国体で優勝。更に1951年・1954年・1955年と3度に亘る全国高校サッカー選手権大会での優勝を含む、“浦高サッカー黄金時代”に貢献している。また早大でもサッカー部に所属し、川淵三郎らと共に1955年の大学選手権を制覇している。「キックオフの笛が鳴る」なる著書もある。
この彼も高校の同級である。講演会終了後は、多忙で同窓会にも殆ど出席できぬ彼を囲み、友人たちと懐かしい一時を過ごした。今日のPET検査を控えアルコールは控えたが・・・。

近視と老眼

2009-11-25 06:28:39 | Weblog
「近視の人は老眼にならない」という話をよく聞く。しかしこれは間違いである。老眼は目の老化現象なので、近視の人ももちろん老眼になる。
近視とは正常な状態よりも近くにピントが合うことで、もともとかなり近い距離まで見える状態である。目の調節力は、メガネを掛けても、外していてもほぼ同等であるが、メガネを掛けることによって、「近点」:明視できる最も近い距離の位置は変わってくる。
従って、老眼になると通常の人はメガネを掛けて「近点」を近づける必要がある。それに引き換え、近視の人は元々「近点」が近いので、従来のメガネを外した方がよく見えるということだけである。「老眼になると近視が治る」との説も間違いである。
“近眼・老眼相殺説”を信じている人は意外に多い。だが、近視と老眼はまったくメカニズムが違うのだ。当然のことながら“近眼は老眼で相殺”されたりはしないのである。近視の人が、近くから遠くの景色まではっきりと見るためには、遠近両用レンズの入ったメガネが必要になる。

大相撲

2009-11-24 06:28:05 | Weblog
大相撲は、あれよあれよという間に9日目を終え、白鵬・朝青龍が9日間勝ちっ放しで後半戦に入った。面白くない相撲になりそうである。
体力、技術ともに充実する白鵬と、相撲勘の鋭さと円熟味を増す朝青龍。この両横綱が千秋楽に14勝同士で対決すれば、本来ならば面白い展開と言えるのかも知れない。しかし、日本の国技であるにも拘わらず、いつも外国人同士で優勝を争っているので、日本人の私としては些かうんざりしている。
朝青龍の稽古不足は定評があるし、白鵬も少しづつ稽古量が減っていると聞いている。それでも追い付くことができぬ程に、実力の差は開いてしまっているのであろうか?
この2人に追いつく力士があるとしても、候補に挙がるのは、琴欧州や把瑠都を始めモンゴル出身の力士等、外国人力士ばかりである。これで国技と言っていられるのであろうか? 日本でやっている限り国技なのであろうが・・・。
琴光喜や千代大海に頑張って欲しいと思っていたが、足元にも及ばない。残念である。魁皇の幕内804勝という記録がせめてもの慰めである。

テープ

2009-11-23 07:25:18 | Weblog
物真似の清水アキラといえば、現在では絶対に放送できないような下品な表現や下ネタを平気で行っていた。淡谷のり子からは「下品だ!」と酷評を受け続けた。だがその淡谷の葬儀の際には、真っ先に花輪を届け、「叱ってくれる唯一の人だった」と涙を流したそうである。案外いいところがある。
その彼の持ち芸の1つに『セロテープ顔面整形』がある。コロッケが“研ナオコのものまね”の際、指で鼻を引き上げたのを見てヒントを得たといわれている。我々素人から見ると簡単なことのように感じる。
だが、先日テレビのトーク番組に出演していた彼が、その“セロテープ”に関する苦心談を話していた。当然といえば当然かもしれぬが、試行錯誤の結果完成したようである。
先ず材質、接着剤は油性でも水溶性でもいけないそうだ。メーク用品や汗で剥がれてしまう。また、表情を変えるために弾力性がなければいけない。その結果特殊な工業用テープを使用することに至ったという。そして鼻を持ち上げる場合、眉や目尻を下げる場合、それぞれテープの長さは決まっているのだという。更に、テープに指紋が付いてしまと、アップの際はっきりと映ってしまうため、貼り方にも技術が要るらしい。プロともなると他人の気付かぬ苦労があるものだ。

PET

2009-11-22 06:57:46 | Weblog
癌は日本人の死因第1位で30%以上にも及び、然もその割合は年々増加しているという。PET(ペット)とは、その癌の最新画像診断法の一つであり、日本語では「ポジトロン断層撮影法」とか、「ポジトロンCT」と呼ばれている。正式には「陽電子放射断層撮影」だそうである。
従来のレントゲンやCT・MRIなどの検査は形から癌を発見するが、PETは細胞の性質を調べて癌を探しだすものである。形になる前の細胞の時点で発見できるため、当然“早期発見”に貢献しているわけである。
PET検査の原理は、癌細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用している。具体的な方法は、ブドウ糖に似た物質に造影効果・排泄効果をもたせ、その物質:FDGを体内に注射し、しばらくしてからPET装置に入り全身を撮影する。するとFDGが多く集まるところがわかり、癌を発見する手掛かりとなるわけである。
しかしこの検査にも弱点がある。正常でもFDG が集まる臓器:泌尿器科系・肝臓や、もともと多くの糖を消費する脳・心臓の検査には向いていないとの指摘がある。

官房機密費

2009-11-21 07:00:05 | Weblog
内閣官房が国政上の機密用途で支出する費用のことである。
国政を円滑に推進という目的で、官房長官の判断で自由に使うことのできる費用だそうで、正式名称は「内閣官房報償費」というそうである。この機密費は、内閣官房だけでなく外務省を始め各省にも存在する。
予算科目上には“機密費”なる項目は存在しないという。内閣官房には、表に出さずに処理したい経費が「報償費」や「調査費」の名目で予算措置されてきたという。これらの“金”は官房長官が預かり独自の判断で支出され、会計検査院も実地調査の対象としていないようだ。機密費と俗称される通り、使途は秘密のベールに覆われてきた。
2001年、野党の民主党は「機密費公表法案」を通常国会に提出している。筋の通った行動であったと思う。しかし、与党となった現在、鳩山首相は、「総てをオープンにすべき筋合いのものとは思っていない」と語り、野党時代とは異なる見解を示している。野党時代に望んだが叶えられずいたものが、与党となった現在、その気になれば実現できるというのに・・・。
こうした信念に関わるともいえる問題で、180度も態度が変わる政治家に、私は強い疑問を感じる。

またまた・・・

2009-11-20 06:42:26 | Weblog
2週間にもわたり、食事の際に舌の下や一部の歯の根元が痛み不快な思いをしていた。定期診断の際、先生にそのことを告げた。口の中にしこりができていて、翌日直ちにMRIの検査が行われた。だが検査結果は思った以上に悪かったようである。
どうやら先生の頭の中では、26日に実施予定のPET検査の結果を待つまでもなく手術を考えておられるようである。「PETの結果でいろいろのことが判りますが、入院することになった場合に備えて、これからすぐ必要な検査をしておきましょう」ということで早速実施された。どうやら入院は避けられない模様だ。“入院関係書類一式”も渡された。
来月1日、PETの結果と共に入院日を知らされるらしいが、その日は数日以内になるらしい。
前回も多くの人に迷惑を掛けたので、次回はこっそり入院しようと当時から考えていた。だが丁度その時期、私にも女房にもそれぞれ一寸した予定が入っており、それらを断るには事情を話さざるを得ない。心ならずもまた迷惑を掛けることになりそうである。困ったことになった。

「事業仕分け」

2009-11-19 07:28:35 | Weblog
先の選挙に於いて、民主党の目玉の1つは“官僚主導から政治家主導”であった。
この度の行政刷新会議の「事業仕分け」は、17日に前半の日程を終え、天下りの温床となっている法人への支出をカットするなど、それなりの成果は上げているようである。
5日間の作業では、「天下りは何人?」「効果は?」……。公開で矢継ぎ早に質問を浴びせる仕分け人が、「予算削減」「廃止」の判定を下していく様子は、国民から一定の支持を得たと思う。
一方、判定基準があいまいだとの指摘も出ている。厚労省の「年金に関する広報等に必要な経費」は、9人のうち3人が「廃止」、6人が「予算削減」と判定したにも拘わらず、取りまとめ役の議員は「廃止」と決めた。また対象選定にも課題が残ったようで、「事業仕分け」の限界も見えてきたようである。
それにしても今回の「事業仕分け」、テレビ等を見ていると“政治家主導”を感じさせられる。だが必ずしもそうではないようである。対象の選別・お膳立ては財務省の役人が行い、それに政府の意向を取り入れたというのが実情であるようだ。――以上は、森本毅郎のラジオ番組からの情報を参考にしている。

婚活

2009-11-18 07:01:37 | Weblog
近頃、社会経験豊富な大人の女性にも恋愛のモチベーションが上がらない傾向が見られるそうで、悩んでいるのは“草食系男子”だけではないという面白い記事を見つけた。
だが、それらの女性は自らその機会を遠ざけているようである。自分を客観的に見つめることで問題点を解消できれば結構なことである。以下にそのチェック方法なるものを示す。
1 自分を気に入ってくれる人がいるのか、自信が持てない。
2 「出会いがない(少ない)」が口グセになっている。
3 性格・年収・ライフスタイルなど、相手への条件項目が複数ある。
4 恋愛以上に魅力を感じる仕事や趣味がある。
5 過去の失恋から完全に吹っ切れていない。
上記5項目中2つ以上に該当する人は危険な状態で、1つ1つの項目をクリアしていくベきだという。
「面倒くさい!」という感覚は一切持たないようにすべきであろう。人間関係は、手間を掛け気配りをしてこそスムーズに運ぶものであると思っている。今日の記事、殆どの皆さまには無用であった。

標準時

2009-11-17 06:54:28 | Weblog
地球は球体であるから、その上に存在するさまざまな国は、同じ時点で昼の国もあれば、夜の国もある。そして、太陽が一番高いところに来たときを正午としている。
また地球は24時間で1回転するから、経度が〔360度÷24時間=15度〕ずれることによって1時間のずれが生ずることになる。15度の経度というと、日本付近では、東西で約1360kmになり、これは東京から宮古島迄の距離に相当するそうである。日本全体では結構なずれがあるが、日本では兵庫県明石市の時刻を「日本標準時」として国内で時差は存在しない。
ロシア・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ブラジルといった、東西に広大な国は1つの標準時では無理が生ずるため、国内でいくつもの標準時を設定しているようである。だが中国は広大な国であるにも拘わらず“標準時”は1つで、西域のウルムチ付近では2時間のずれが生じているそうである。
一方ロシアではメドベージェフ大統領が、11もある“標準時”の削減を提案し物議を醸しているという。目的は時差を減らすことによる“効率化”であるが、「標準時の多さは国土の広大さを象徴している誇り」との首を傾げたくなるような意識も多いようで、反対意見も出ているそうである。

「ゼロの焦点」

2009-11-15 06:24:53 | Weblog
公開初日の昨日、映画「ゼロの焦点」を観てきた。
いうまでもなく、今年生誕100周年を迎えた松本清張の、50年も前の傑作小説を映画化した作品である。もちろん私はその小説を読んでいる筈であり、それは何度も映画やドラマ化されている。だが残念ながら既にその筋は忘れている。というよりは、幸いなことに忘れているといった方がいいのかも知れない。映画を観に行ったのだから。
今回の映画化に際しては、女優陣では広末涼子 ・中谷美紀・木村多江 ・市毛良枝、男優は西島秀俊 ・杉本哲太・鹿賀丈史 ・本田博太郎等が出演している。
日本が占領下にあった時代が事件の背景になっていて、米兵相手の“パンパン”と呼ばれた売春婦の存在が1つのポイントある。その他にも当時の様子がよく描かれていて、忘れかけていた当時を思い出させてくれた。
最後に1人の女性が、「これからは新しい時代に向かって・・・」と叫ぶシーンがあったが、どのような未来を思い描いていたのであろうか? 現在という時代は彼女の想像した世の中と比較して良くなっているのだろうか? それとも良くなり過ぎて、何か大事なものを失ってしまったのではないだろうか?

小林 翼

2009-11-14 06:51:01 | Weblog
子連れ狼(北大路欣也版)は、2002年から2004年にかけて、3部に分けて放映されたテレビ時代劇である。最近また再放送されているので毎回見ている。
このドラマ、北大路欣也の魅力はもちろんであるが、もう1人の主役である大五郎の演技が素晴らしい。毎回その優れた演技力には舌を巻き、感動させられてしまう。その子役が「小林 翼」である。
いつ迄もこのままでいて欲しいと思う気もするが、そうは行かない。1998年12月24日の生まれである現実には10歳になっている筈である。
現在どのような生活をしているのか気になり調べてみた。趣味は自転車・木登り・水泳、特技はジャズダンス・タップダンス・ストリートダンスに水泳だそうである。そして演劇活動としては「主水之助七番勝負~徳川風雲録外伝~」に出演したり、「徳川家康と三人の女」で豊臣秀頼役をやり時代劇でも活躍しているようである。またCMに出たり、NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」にはまだ子役として出演している。これからも楽しみな子供である。