気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

脱・ゆとり教育

2011-03-31 05:48:09 | Weblog

 

小中高校の授業は、学校で教える内容を文部科学省が学習指導要領で定め、この条件を満たした検定済み教科書を使用して教えられる。これに従い、来年度から小学校で使用される教科書の内容が大幅に変わることになる。

文部科学省は、従来から批判の多かった“ゆとり教育”を見直し、「脱・ゆとり教育」へと踏み出した。既に学習指導要領が改められ、その検定に合格した教科書が、昨22年3月30日に発表されていた。

新しい教科書の内容は、“9教科すべての教科書で、ページ数が25%増加した”とのことである。

詰め込み教育の「非」が強調され、“ゆとり教育”の美名のもとに生徒も教師も長期間のんびり過ごし、著しく学力低下を来して失敗に終わった。それに対する深い反省の結果である。早くも批判的な意見も出ているようであるが、彼らの主張は、“ゆとり教育”を始める前の繰り返しであり、現実にそぐはないことは既に証明済である。

尚、中学校では平成24年4月から、高等学校では平成25年度の入学生から、すべての教科で全面実施されるとのことである。世界のトップレベルから転げ落ちてしまった日本の教育が、1日も早く立ち直ることを期待する。


会合

2011-03-29 05:44:48 | Weblog

 東京では昨日ソメイヨシノが開花したが、今回の地震に起因する被害はかつてない程の大きな規模であった。各方面ではそれら被災者への思いを形に表わし、アルコールの出される食事会が付随する会合は自粛されている。

だがこのことで、飲食店を始めとする多くの店が閑散とし、経営の危機をも迎えているようである。結果、街の経済規模は一段と縮小されてしまう。これでは本来国民が望んでいた方向に逆行することになる。

ところで、埼玉県内の幾つかの地域には、私の母校である高校の同窓会が設けられている。私の地区では会長に市長、副会長には商工会議所の会頭が就任している。2人とも市や経済界のリーダーである立場からも、ただ手をこまねいて流れに乗っているだけでは済まされないのであろう。敢えて通常通りの総会が開催された。

だが議事の最後には“被災地に義援金を送るとの緊急動議” が出され、満場一致で賛成可決された。そして懇親会開催に先立ち、亡くなられた多くの方に対して心からの黙祷を捧げた。

このような会合の持ち方も悪くはないと思うのだが・・・。参考にしていただければ幸いである。


判断力

2011-03-27 07:25:56 | Weblog

 

今回の地震・津波災害に遭われた方は誠にお気の毒である。

多くの方が亡くなられ、辛うじて助かった方々も全財産を失ったようで、心よりご同情を申し上げる。

少しずつ回復に向かいつつあるようであるが、まだまだ先は長いようである。そうした中で、事務所の機能を失った弁護士が被災者からの無料相談に応じている姿が報じられていた。

その中の1つは、ある男性が「車検に預けていた車が流されてしまったが、その修理工場へ損害賠償を請求できないか?」というものであった。弁護士の答えは「このような場合であるから、保管の義務を問えず無理かもしれない。どうしてもと言うなら、落ち着いてから改めて請求することになるでしょうね」との主旨の内容であった。

私はこのような相談をする人がいるとは夢にも思わなかった。その男性だって自分が第三者の立場ならそんな質問はしないであろう。それほど迄に追い詰められ、状況の判断も覚束なくなっていたようである。

私はこの自分の考え方は極普通だと思っているのだが、間違っているだろうか?


被曝

2011-03-25 05:57:54 | Weblog

 私は、しばしばCT・PETの検査を受け、更に昨年の1月から2月にかけて計25回の放射線治療を受けた。

治療に先立ち、堅いベッドに仰向けに寝かされた顔に、温められて軟らかくなった網目のプラスティック素材を押しつけられてお面が作られた。お面の外部には照射位置に目印が付けられており、治療の際にこのお面で検査台に固定されると、顔が動かず目的位置に照射できるという次第である。1回の照射時間は1分程である。

局部への照射とはいえ、胸部のレントゲン撮影が瞬時で終わるのに比べ、その被曝量が多いことは想像できる。またその後、2つの病院で定期検査のために年計4回のCT検査を受けている。専門家でない私にはそれがどの程度の被曝になるのかは判らぬが、安全基準値と比較したら遥かに高い値であるのは間違いない。

安全基準値を低く設定すれば危険を防げるが不都合も起きる。現在の数値は確固たる実験データからではなく、「自然界の値がこの位だから限度は・・・」程度の決め方のようである。チェルノブイリ事件を参考にすると、今回子供の甲状腺癌は心配だが大人は大丈夫という学者もいる。大人に対する設定値が必要以上に低いことはないのだろうか?


枝野官房長官

2011-03-23 05:53:03 | Weblog

 連日、原発災害状況を報告する様子がテレビで放映されている。その枝野官房長官の作業衣姿がよく似合っていて、スーツ姿よりもいい感じを受ける。これは決っして彼を侮辱しているわけではない。スーツ姿で、原稿を間違えぬよう気配りをしながら読み上げる国会答弁からは感じられなかった“納得”を 得ることができた。

ときには失礼とも思える記者からの質問に対しても、感情を露わにすることもなく、ぶっつけ本番であるにも拘らず理路整然と説明していた。そのとき、“冷静で頭のいい人間”だと見直した。こうした場面でその人の力量が測られる。期待外れの多くの“次期代表”“未来の総理”と言われていた人物よりも評価できる気がする。

彼に関しては何の知識もなかったので調べてみると、弁護士として活動後、1993年日本新党の候補者公募に応募して選ばれ、初の公募候補者として国会議員になった。選挙区は異なるが、私の地元埼玉からの政治家であった。

高校時代は弁論大会優勝の常連であり、中学時代は2年連続でNHKの全国合唱コンクールで優勝を成し遂げているという。そうしたことも、聴き取りやすく理解しやすい話し方のできる理由の一つかもしれない。


将門

2011-03-21 05:51:06 | Weblog

 先日、地元公民館が主催する“歴史教室”に参加した。テーマは「平将門の史実と伝説」。2時間に亘り、講師は作家であり“将門研究家”でもある染谷洌(きよし)氏であった。

平将門は、今から1,000年以上も昔の平安時代中期に、関東地方を治めた豪族である。京都の朝廷に対抗して、独自に天皇となることを決意し、「新皇」として即位した。結果、当然のこととして朝敵となった。

彼の生き方について、それをどう解釈したらいいのか私には判らない。歴史家の間においてもその評価は分かれているようである。その彼は、『人間、自分の言ったことと行なったことには責任を持たねばならぬ。それが出来ぬような人間には政治を司る資格がない!』と言ったとされるが、その言葉は印象に残った。

これと同じ言葉は現在でもよく耳にする。ということは、政治家が嘘をついたり、不正を働いたりするのは、何も今に始まったことではないのであろう。いつの世にも、立派な政治家もいれば、困った政治家もいるようである。“現在のような政治では日本も末期だ”との気もするが、長い歴史の中の1時期に過ぎないのかもしれない。


世界の論調

2011-03-19 05:51:37 | Weblog

今回の地震災害に関し各国のメディアは、様々の角度から、我が国の対処の仕方をも報じている。

その一番は、日本政府や東京電力に対する各国の不信感である。アメリカは、「アメリカからの当初の援助申し入れを受け入れ、その指示に従っていれば、これほど大きな問題にならずに済んだであろう」と主張しているようだ。東京電力が情報を開示せず自力で処理できると考え、アメリカの申し出を断った経緯もあるからであろう。

確かに日本の技術はトップクラスである。日本側にはそれなりのプライドもあったのであろう。しかし、その日本の技術を以ってしても安全でなかったということになれば、“原子力発電”に依存している多くの国で“原発不信”が起こり、その政府を苦しい立場に追い込むことになる。世界の論調が日本に厳しいのは当然であろう。

一方、日本人の沈着な対応への評価も見られる。韓国のメディアは、買い物をするにも、きちんと行列を作って並ぶ日本人の市民意識に感嘆し、「品格の高い日本人を見習わなければならない」と報じているそうである。

そんな評価も得ている日本人であるあなた! 買いだめに走ったりしたら恥ずかしいとは思いませんか?


貧者のイットウ

2011-03-17 05:55:42 | Weblog

NHKと中央共同募金会・日本赤十字社は、この度の被災者に対する義援金の受け付けを開始した。規模も大きく身近で起こったことでもあり、従来よりも切実に受け止めている。献金額も、幾分なりとも弾もうと思っている。

高校生の孫との話がこの話題に移った時、“ヒンジャノイットウ”なる言葉を引き合いに出し「たとえ僅かではあっても、貧しい人の、真心のこもった寄付は尊いものだ」と説明した。

その際孫から「“ヒンジャノイットウ”ってどう書くの」と聞かれた。言葉の主旨は理解している積りではあったが、文字に関しての自信はない。“貧者の一投”だと勝手に考えていたが、教えるからには確認をしなければならない。早速辞書を引いて自分の間違いに気付いた。仏教の教えに由来する“貧者の一灯”が正解であった。

「俺は寄付などできる身分じゃない。おれの方が恵んでもらいくらいだ!」――そう言う人は多い。だが、“貧者の一灯”の意味をよく理解し、災害に遭わなかった人総てがこの募金に応じることになったらどんなに素晴らしいであろうか? 人々の善意に期待している。


相馬市

2011-03-15 05:49:57 | Weblog

 

「ズワイガニは日本海!」――そう思っている人が多いようであるが、太平洋沿岸の福島県相馬市もズワイガニの本場である。ここで水揚げされた年間約200tのカニは、値段の関係で北陸方面へも送られるという。

その情報を耳にしていた私は以前から気になっていたのであるが、丁度今から2年前、相馬のホテル「みはらし」へカニを食べに行った。直ぐ前が海であり景色も言うことのない宿であった。駅まで迎えに来てくれた主人は、帰りにも私たち2人だけのために乗用車を出してくれ、町全体を詳しく案内してくれた。その時の素朴な笑顔が思い出される。

また浜の土産店では愉快なおばちゃんとも出会った。偶然にも私と同じ宿へ泊った俳優の山本學さんとの記念写真を撮って欲しいと頼まれ、抱きついて嬉しそうな表情に溢れた1枚を送った。そのたった1枚の写真のお礼にと、沢山のカニを送ってくれた律儀なおばちゃんでもあった。

また相馬漁港の見学もしたが、それら総てか津波に飲み込まれてしまったようだ。跡形もなくなってしまった相馬の町・・・私が出会った人たちはどうしているのであろうか?


お見舞い申し上げます

2011-03-13 06:09:44 | Weblog

 「東北地方太平洋沖地震」は広範囲にわたる大きな被害をもたらした。3/4世紀も生きてきたが、初めて“地震の恐怖”を感じた程の規模であった。幸いわが家に被害はなかったが、地震は“国内観測史上最大のM8.8”というもので、揺れによる被害も大きかったが、その後の津波の被害が予想以上に大きかったようである。

青森・岩手・宮城・福島の被害は特に甚大であったようであるが、ログ友の中にも北海道・岩手・宮城・福島・茨城等にお住まいの方がおられる。皆さまには心からのお見舞いを申し上げ、犠牲者には衷心より哀悼の意を表する。


7分の噺

2011-03-11 05:54:54 | Weblog

以前紹介したことがあるが、火曜日の18:00からは、NHKのBS2で「寄席」が放送されている。内容の構成は固定されているわけではなく、その時々のアイディアにより流動的に進行されている。師弟競演・落語と色物・色物特集・大喜利等広く楽しめる。先日は5人の噺家による落語特集であった。

一般の寄席での持ち時間は、トリが30分その他の芸人は15分である。しかし、この番組の放送時間は全部で45分、その中で5人が演ずるわけであるから、割り当てられる時間に制限を受けるのは当然である。そこで企画されたのが『高座7分! 落語ライブパレード』であった。

「そんな短い時間で真面な噺が?」――そうした疑問も湧いた。だが、やはり面白かった。「短い話をして他人を引き付けられぬ人は、長い話をしても飽きられるだけである」――そんな主旨の話を聞いたこともある。

落語とは違い、通常のスピーチは短い方がいい。3分が最良、内容が濃くても5分、7分はリミットであろう。もちろん、時間を短くして好評を得るには、それなりの準備が必要なことは言うまでもないが・・・。


「書き込みカレンダー」

2011-03-09 05:45:39 | Weblog

パソコンを楽しむようになってからは、“予定”は総てパソコンに入れていた。様々なソフトに頼って・・・。

だがソフトは、広く受け入れられるには多くの機能を備えることが求められる。結果、どのソフトも私には余計な機能までもが搭載されることとなり、便利ではあろうが重くなって使い難い。そこで現在はエクセルで自作した簡単なものを使っている。ところが先日、“何か便利なソフトは?”と探していてこの『書き込みカレンダー』に出会った。

このソフトは1998年に発表され、絶えず改良が加えられており、今年の1月にはVer2.40が発表されていている。“入力された文書量に応じてメモ欄が広がる”・“数日にまたがる矢印が簡単に引ける”などの点も魅力だ。

私には必要ないが、フォントサイズ・文字色・背景色その他の変更もできる。絶えず“バグ修正”が行われておりその点でも有難い。私同様、多機能を必要としない軽い“予定表ソフト”を求めている人にはお薦めのソフトである。


食器洗い乾燥機

2011-03-07 05:48:19 | Weblog

 

「食器洗い乾燥機」は話題に上がってから久しいが、思ったより普及していないようで、ある調査によると購入家庭は未だ70%である。その理由は、“家族が少人数なので必要が無い”・“光熱費が高くつきそう”等が主なようである。

わが家でも息子夫婦とは食べる物が違い食事に関しては別で、2人家族と同じような状態なので持っていない。

また、せっかく買ったにも拘わらず、使用しない人が1/4近くもいるようである。勿体ないとの気もするが、その理由は“何となく面倒くさい”・“下洗いを始め、そのまま洗ってしまう”等だそうである。また費用の面から考えて、水道・ガス代の他に、手洗いでは必要のない“お湯を加熱する時と最後に乾燥する時に必要な電気代”も馬鹿にならないと考えているようである。

気になるランニングコストは、各メーカー・協会の発表するデータによれば、感覚とは逆に食器洗い乾燥機に軍配が上がっている。だが“手洗いの条件”には、≪“65 ”の湯量を必要とする≫としている。一般家庭の浴槽の湯量が200ℓ程であるから、その1/3のに相当する。だが、経済を考える主婦がそんな洗い方をするであろうか?


岩波ホール

2011-03-05 06:41:15 | Weblog

「口腔ケアー」の予約日であった先日、10時少し前に受付窓口へ予約票を提出した。間もなく係の人が現れ、「今日の予約は14時からになっています。申し訳ありませんが予約が詰っていて、時間変更はできないのですが・・・」

私のミスなので、何とか4時間を過さなければならない。映画でも観ようか? だが御茶ノ水近辺には映画館もない。何をやっているか判らなかったが、歩いて10数分の神保町にある「岩波ホール」まで出掛けた。

この「岩波ホール」、日本では上映されることの少ない、アジア・アフリカ・中南米など欧米以外の国々の名作を紹介する処として知られている。定員が200名強のミニシアターである。上映されていたのは「サラエボ、希望の街角」

戦争によって変わってしまった美しい街サラエボ、ここに住むスチュワーデスが、交際相手への失望から、その男の子供を産まない選択をする。自分に正直であろうとする主人公、挫けそうになりながらも夢を見失わず、前向きに生きようとするひたむきな姿は、サラエボの未来への希望を表現しているのかもしれない。

期待をしなかったが、「いい映画だった」と思える作品に出会えた。あまり考えず成行きに任せるのも一法である。


逸材

2011-03-03 05:56:49 | Weblog

 

3日前、フレンドパークなるテレビ番組に見入った。そして天才の凄さに感嘆した。

この番組のスタンダードな型は、2人組が“体を使う5個の異なるゲーム”に挑戦し、全部成功すれば金貨5個を獲得しグランドスラムの達成となる。しかし、過去の成績を見ると“金貨5個を獲得”は相当困難なようである。

今回は、朝青龍・レスリングの吉田沙保里のチームであったが、殆どノーミスで“金貨7個を獲得”した。こんな逸材を相撲協会は“立派な”横綱に育て上げられなかった。実に惜しいことをしたものである。