気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

国債の格付

2011-05-30 05:37:33 | Weblog

 日本政府の恒常的な財政悪化により、世界に於ける日本の信用力が低下している。今後どうなるのであろうか?

アメリカの大手格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」は、20110127日、日本政府が発行する長期国債の格付けを8年9か月ぶりに格下げした。結果、21段階のうち4番目の「AA-」になってしまった。

AAA:アメリカ、イギリス、スイス、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア

AA+:ニュージーランド

AA :スペイン

AA-:日本、中国、台湾、クウェート、サウジアラビア

これで、侮蔑的な意味を込めてPIIGSユーロ圏のポルトガル (Portugal)、イタリア (Italy)、ギリシャ (Greece)、スペイン (Spain) およびアイルランド(Ireland)】と呼ばれる内の1国であるスペイン以下になってしまった。

その後更に、「安定的」から、格下げの可能性が強い「ネガティブ」に引き下げられている。困ったことだ!


OKTOBERFEST 2011

2011-05-28 05:14:37 | Weblog

日独交流150周年の記念行事として、日比谷公園で今月20日から29日まで「HIBIYA OKTOBERFEST 2011 」が開催されている。その後、都内の各地や長崎でも開催されるようである。

天候にも恵まれたので、25日に行ってきた。オープンエアーの開場では、本場ドイツのビールをいろいろと楽しめた。もちろんそれに相応しいこれも本場のソーセージ等のおつまみも揃っていた。奏でられる音楽も、海外旅行をしているような錯覚に陥るような雰囲気を醸し出していて、その会場は平日にも拘わらず多くの人で賑わっていた。

時間は12時開場の直後であったが、間もなく来場者で一杯になった。来ていた人の8割は女性であり、30代~50代で子育てにもそれほど手の掛からなくなった女性のグループと思われる人達であった。残りが2人連れと、時間には余裕のある飲兵衛の爺さんといったところであった。

私は、昼間からアルコールに酔い天国にいるような気分に浸りながら考えた。大きな赤字国債を抱えているとはいえ、まだまだ現在の日本人は裕福な生活を送ることが出来て幸せであると。また、こんな状態がいつまで続くのだろうかと。


CD

2011-05-26 05:57:00 | Weblog

世の中あらゆる技術が進歩している。音の記録方式もその例外ではない。戦後個人でも録音することが可能になったテープレコーダーやラジカセが発売され、それを手にすることが出来たときの喜びは今でも忘れることができない。

それ以前からレコード会社より発売されていた音楽・浪曲・落語等は、“レコード”なるメディアに収められていた。だが、このレコードはアナログ録音であり、然も1種類ではない。

初期のレコードは SP盤と呼ばれ、落とせば割れる材質で、大きいにも拘わらず1分間78回転で片面の演奏時間は2~5分程度であった。次に材質がビニールで回転数が33回転1/3LP版が発売され、更に同じビニール盤で高音質の45回転のドーナツ盤・EP盤が発売された。それぞれの表と裏はA面・B面と呼ばれ、これを引っくり返すのが大変面倒であった。そうした長い時期を経てCDの時代になった。

ところで現在のCD、何故“CD”と呼ばれるようになったかご存知であろうか? お教えしよう。――「レコードのA面B面の切り替えは一々面倒だ。ABは嫌だ。次のCDがいい!」――そしてCDと呼ばれるようになった。もちろん嘘である。


ロコモティブシンドローム

2011-05-24 06:45:20 | Weblog

 「ロコモティブ」とは「運動」の意味で、機関車という意味もあり、能動的な意味合いを持つ言葉である。

従って、「ロコモティブシンドローム」は日本語で「運動器症候群」と呼ばれる。定義としては「高齢化によりバランス能力および移動歩行能力の低下が生じ、転倒リスクが高まった状態」と規定され、“運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態”を指すと言われている。

入院して治療が必要となる運動器障害は50歳以降に多発している。変形性関節症と骨粗鬆症に限っても、推計患者数は4,700万人といわれ、正にロコモティブシンドロームは国民病といえる。中高年者は、メタボリックシンドロームと同様、ロコモティブシンドロームに関しても正しく認識する必要がありそうだ。以下の1個にでも該当すれば要注意。

家のなかでつまずいたり滑ったりする ② 階段を上るのに手すりが必要である ③ 15分くらい続けて歩けない ④ 横断歩道を青信号で渡りきれない ⑤ 片脚立ちで靴下をはけない ⑥ kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である ⑦ 布団の上げ下ろしなどが困難である


爪痕

2011-05-22 17:23:06 | Weblog

 昨日、震災後初めて1泊で浦安に住む娘の処へ行ってきた。今戻ってきたところである。

ディズニーランドのお陰であろう。浦安市といえば、日本一裕福な街として話題にも挙がった人気のある街であった。もちろん売る気などなかったようであるが、娘のマンションも買った当時より相当な高値が付いていると聞いていた。

だが震災後の状況は、大々的に報じられたテレビ画面で見た通りの惨憺たる状態に一変した。まだ公園等にはその痕跡が残っていたし、道路も完全復旧とは言えず、豪華な一戸建ての住まいは多くが被害を受けていた。今になって考えてみれば、埋め立てた土地の上に建てられた家は、強度の地震に遭えば液状化して傾くのは当然であったともいえる。

だが幸いなことに、浦安はマンションの多い街である。“埋め立て地”であることを考慮し、基礎にはそれなりの設計が施されていたようである。駐車場の一部は破損したが、肝心のマンション自体には殆んど被害がなかったようである。電気・水道・下水の復旧も急ピッチで進んでいるように見受けられた。

当時は街が壊滅したかのように報道されていたが、意外とその復興は早いだろうとの感じを受けた。


アヤメ・カキツバタ

2011-05-20 05:52:02 | Weblog

 

いずれ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ)――意味は『どちらも優れていて優劣を決めがたい」である。ところで、『菖蒲』と書いて“ショウブ”とも“アヤメ”とも読むが、読み方が異なる通りこの両者は別物である。

さて、以上で前置きを終え本題に入ろう。アヤメとカキツバタの花は似ているので見分けるのに戸惑う人も多い。この他にショウブ、花ショウブもあるから更にややこしくなるが、この両者の見分け方だけでも知っておいて欲しい。

掲載写真をじっくりと眺めて戴けば様々なことが判るはずである。出来るだけ多くの特徴を写し込んだ写真を選んだつもりである。アヤメは庭に咲いていて花弁の形はふっくらとして、その根元は黄色の網目模様になっている。そして葉は細い。他方カキツバタは、湿地に咲いていて花弁は幾分細めでスマート、根元には白の目型模様があり、葉の幅は広い。これで両者の見分けは可能になるであろう。

尚、花ショウブは花の種類が多く、紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であり、“花弁の根元のところに黄色い模様があるのが特徴であるという。また「ショウブ湯」に使うショウブには美しい花は咲かないようである。


カボス・スダチ

2011-05-18 05:52:47 | Weblog

 シーズンとしてはまだ早いが、8月になればそれ以降、暫らくの間カボス・スダチが出回る。

さわやかな酸味と清々しい香りで、酢の物、鍋物、焼き魚、刺身など、多くの料理に風味を添えてくれる。レモンのようにジュースにしてもよく、これで焼酎を割ってもなかなかいける。カボスの産地は九州の大分でありスダチは四国の徳島で生産されている。

だが、この両者の区別がつかない人が多いようで、これに関する質問が大変多い。私の知る限り特に関東の人に顕著であるようだ。何れも球形に近く、カボスの重量は100150gくらい。一方のスダチは3040gと小さい。サイズで表現すれば、カボスの直径は5センチ、スダチのそれは3センチ程度である。

今回は私の考えた、当然どこにも書いてない、両者の違いを覚える方法を紹介してみる。

“カ”ボスは、大“き”く“カキクケコ”、産地も九州(“キ”ュウシュウ)“カ行”です。――カボス・大・九州。

“ス”ダチは、小“さ”く“サシスセソ”、産地も四国(“シ”コク)で“サ行”です。――スダチ・小・四国。


待合室

2011-05-16 05:37:47 | Weblog

 プライバシーの問題からか、最近病院の待合室での呼び出しに、氏名でなく受付番号が用いられることが多くなった。だがまだまだ氏名呼び出しも多く、私の通っている2つの病院でも1方は名前で呼ばれる。

先日、俳優の渡辺徹が面白い話をしていた。体調に不安を感じ病院へ行ったが、彼の本名は芸名と同じなので、当然“渡辺徹”と呼ばれることになる。なるべく他人の関心を引かないように隅の方で小さくなっていたそうである。

と突然、「ナカムラトオルさん」との呼び出しがあったそうである。俳優の“仲村トオル”と同姓同名なので、殆んどの人が顔を上げたそうであるが別人であったという。

次に呼ばれたのが、作った話ではないかと思われるような本当の話で、「サイトウケイコさん」であったという。「ナカムラトオルさん」同様、やはり殆んどの人が注視した。だが女優の“斉藤慶子”とは似ても似つかぬ、いい歳をしたお婆さんであったという。予想通りであったのであろう。大方の人は苦笑したそうである。

続いて呼ばれたのが渡辺徹。その途端待合室は爆笑の渦に包まれ、彼は一瞬立ち上がることが出来なかったという。


清水東電社長

2011-05-14 06:05:24 | Weblog

人の運・不運は死ぬまで判らない。東京電力の清水正孝社長も、3月10日迄は、まさかこのような惨めな状態になるとは夢にも思っていなかったであろう。歴代社長の座は東大出身者で占められていた東京電力に於いて、初めての“私立大学出身社長”になったのであるから、寧ろ得意の絶頂にいたのではないだろうか?

今回の事件後の処理では、「社長はリーダーシップを発揮できていない」との批判が渦巻いているが、“役員2人に1人が東大卒”ということで、確かにやり難いことはあったようである。『学歴が能力と関係ないことは、うちの役員の出身校を見てもらえばわかります。もう、社長は東大法科出という時代ではない。そんなことに拘っていたら生き残れません』との彼の発言には敵も多かったのであろう。

彼とそれほど能力が違ったとも思えぬ歴代の社長は周りからはチヤホヤされ、高額な役員報酬と退職金を受け取って引退した。それに比べ、本来ならば頭を下げたであろうとも思われる人間から呼び捨てにされ、土下座までさせられている。下を見たらきりがないのは確かであるが、不運な人生であるのも確かである。


新宿御苑

2011-05-12 05:59:11 | Weblog

連休に新宿の末広亭へ出掛けたが、開場を待つ人の多さにウンザリ、急遽計画を変更して新宿御苑へ行った。

この新宿御苑には過去5~6回行っているが、意外にその広い内部の位置関係を理解していなかった。今回は案内地図を片手に、たっぷりと時間を掛けて回った。日本庭園・イギリス風景式庭園・フランス式整形庭園と、3つのパートを充分に堪能した。民族により、庭に対しての思い入れも違うようで面白い。

尚、温室は工事中のようで閉鎖されていた。来年2012年の春に完成予定とのことであった。

今回初めて「ホオノキの花」を見た。枝先に、黄白色の直径が15センチ以上もある大きな花が咲いていた。この花は開花後の寿命が短いそうであるが、つぼみが次々に花を咲かせるので、長い期間楽しめるとのことである。

ホオノキは、北海道から九州まで日本各地の山地に自生していて、樹高は2030mにまで生長するという。“葉と花の大きさは、日本の落葉樹木の中で最も大きい”のだそうである。そういえば、この大きな葉の上に、味噌と鮭や牛肉の食材を乗せて焼く「朴葉焼き」を思い出した。


行列

2011-05-10 05:36:30 | Weblog

 連休は家で過ごすことに決めていたが、急に寄席へ行きたくなった。近代ビルの「鈴本」は1年中「落語協会」所属の芸人のみが出演している。従って、「落語芸術協会」その他へ所属の噺家を楽しむには他の寄席へ行かねばならない。

その日、「新宿末広亭」には落語芸術協会会長の桂歌丸を始めとする「笑点」メンバーも出演するようなので、偶にはそちらへ行ってみようとの気になった。いつも通り開場30分ほど前に着いて驚いた。普段は多くても数十人の人が待っているだけなのに、その日は、角を曲がり、角を曲がり、更に角を曲がって続く人・人・人の行列であった。300名を少し超える定員の建物に、とても入り切れると思えないほどの人数であった。

戦時中は当たり前のように考えていた“行列”も忘れかけたと思っていたが、今回の震災でスーパーの開店前の行列が復活し、また思いもよらない行列に面食らった。だが、世の中が安心できない方向に向かっているわけでもないであろう。ゴールデンウイークの真っただ中なのだから行列も仕方ない、結構なことだと気付いた。

時間に余裕のある私は改めて出直せばいい。もちろんそんな行列には並ばず、目的地を「新宿御苑」へと変更した。


5周年

2011-05-07 05:52:16 | Weblog

 2006年にこのブログを始めてから今日で丸丸5年が経過した。長いとも、あっという間とも感じる。

「気が向いたとき感じたままに」の方針で気楽に始めたが、5年間続けているとその量も馬鹿にならなくなった。ときにそうした過去に書いたものを読み返してみたくもなるが、インターネットに繋げば何時でも自由に見ることが可能である。しかし、そのためには自分のブログが従来通り残されていることが前提である。

だが、何らかの理由で更新が不可能になった場合、それにも拘らずそのままに放置しておくのはみっともない気もする。もし、そのような予兆を感じたら、ブログの終了も考えねばならないだろう。幸い、自分の思いは折に触れ書き尽くしたような気もするので、それほど未練も感じずに身を引けそうである。その時に備え、過去の記録を紙に残すことを考えた。

今回採用したフォルダーは、クリアファイル60ポケットのA4サイズで用紙120枚が収まる。1頁に2回分を印刷してあるので1冊に240回分が収納できた。既に5冊のフォルダーが埋まり現在6冊目である。今後、少しでも長く続けたいとの気持ちは充分にあるが、何冊まで続けられるかは判らない。自分でも関心のあることであるが・・・。


誕生日

2011-05-05 05:44:12 | Weblog

 早いものである。本日、後期高齢者の2年目を迎えた。

今から“3/4世紀+1年前”、端午の節句の日の早朝、私はこの世に生を受けたと聞かされた。その日の空は抜けるように青かったとのことである。自分で言うのも変であるが、最初の子が“男の子の日”に生まれ然も男だったということで、両親・祖父母の喜びも一入であったことは充分に想像できる。

一般に、子供の頃の誕生日は親に祝ってもらうのが当然であり、受け身であった。尤も、今でも子供や孫に祝ってもらうことに変りはないが、誕生日に対しての考え方が変わってきているのは事実である。

誕生日を迎え、「また1つ歳を取った!」とウンザリしたような態度を示す人もいるが、私はそうは思わない。「この1年間、何とか無事に過ごせ、また新しい年を迎えられる!」と感謝の気持を持つようになった。

それと『法語』のお陰であろうか? 自分が存在できたための多くの先祖に思いを馳せ、この命を今日まで支えてくれた様々な生き物に感謝の気持ちも湧いてくるように変った。――そうした私の人生は既に終着駅に近づいている。


5月

2011-05-03 06:18:27 | Weblog

 風薫る5月! 1年で1番爽やかといってもいい“5月”に入った。私の最も好きな月でもある。だがいいことばかりではなく、新入社員や新入生などが新しい環境に適応できず、精神的なストレスがたまり5月病を引き起こす時期でもある。そうした人に気を配らなければならない頃でもある。

また今年は発電能力が大幅に低下するため、政府は節電対策として、例年より1ヶ月早い5月1日から「クールビズ」を行なうとの発表を行なっている。終了も1ヶ月間延長し10月末まで続けるそうである。とにかく、政府には日本再建のために、あらゆる知恵をしぼって欲しいものである。

ところで、この連休を世間では『ゴールデンウイーク』と呼んでいる。しかし、NHKでは頑として『大型連休』に拘っている。“総ての人にとってゴールデンではない”というのがその理由だそうである。確かに、今月後期高齢者の2年目を迎える私にとっても、別にゴールデンウイークでもなく頷ける――だが、それと矛盾するNHKの広告を見付けた

≪ゴールデンウイークはNHKオンデマンドで楽しもう!≫