気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

ウィンブルドン現象

2011-09-30 05:54:00 | Weblog

“ウィンブルドン大会”とは、ロンドンの郊外にあるウィンブルドンで開催されるテニス大会で、正式名称は『全英テニス選手権大会』である。当然、元々はイギリス人の大会であった。しかし、外国人選手の参加を認めた結果、大会そのものは格調高く評価されるようになったが、優勝者の殆んどが外国人選手になってしまった。結果、地元イギリスの選手が活躍できなくなったのが現状である。

経済問題でも、バブル末期頃から金融自由化を目指して市場開放した結果、金融機関そのものは残ったが、国際競争力のない国内の金融機関は外国資本に淘汰されている。このように、外資系企業の参入により、国内資本の企業が押され気味な状況を、ウィンブルドン大会になぞらえて、『ウィンブルドン現象』と呼ぶようになった。テニス以外にも広く使われるようになった言葉である。

現在の相撲界の状況は正に『ウィンブルドン現象』を呈している。横綱・大関の地位に日本人大関が1人では、外に向かって日本の国技と言うのも恥ずかしい。


デヴィ夫人

2011-09-28 05:54:01 | Weblog

先日のテレビで、フランス・インドネシア・日本、それぞれにあるデヴィ夫人の豪邸が紹介されていた。彼女は部屋の調度品やアクセサリーを得意気に紹介していた。宝石1個を示して「これだけで2億円以上するの!」といった調子で・・・。豪邸の建設費、その維持管理費は、芸能界での稼ぎでは到底賄えない金額であろう。

彼女は19歳のとき、東京へ来たインドネシア大統領スカルノに見初められ彼の処へ行った。そして、3年後の1962年にスカルノと正式に結婚し、第3夫人になった。しかし、1965年に起きた軍事クーデターでスカルノは失脚、第2夫人以外の夫人は、全て大統領のもとを離れて逃亡したそうである。デヴィ夫人はその後インドネシアへ戻り事業を起したようであるが芳しくなく、アメリカへ渡りニューヨークに移住、更に日本に戻り現在に至っている。

真偽のほどは定かでないが、スカルノ大統領は失脚に備え、スイスの銀行へ巨額の資金を確保していたとも言われ、強かな彼女は、それを大統領の存命中から少しずつ自分の口座へ移し替えさせていたとも言われている。

それにしても、何れの国においても独裁者の蓄財額は想像できないほど莫大であるようだ。国民は哀れである。


土俵

2011-09-26 05:57:02 | Weblog

今年の秋場所も終わった。昔の土俵には、四隅に大変目障りな柱が立てられその上に屋根が乗っていたのをご存知であろうか? その4本柱には、五穀豊穰を祈念する、青・白・赤・黒の布が巻かれていた。

だが今から59年前の1952年9月の秋場所から、あるのが当然と思われていた4本柱が消えた。現在のような吊り屋根式に改められたからである。横綱大鵬の時代から10年以上も経過し、北の湖が活躍していた頃であるから、長い相撲の歴史を考えれば、それほど昔のことではない。

新しい屋根には柱の布に代え、四隅に青房・白房・赤房・黒房が下げられるようになった。尚、実際には青房は緑、黒房は紫の場合が多いようであるが・・・。

ところで、相撲は日本の国技であるにも拘わらず、近年外国人力士に上位を占められ誠に情けない状態だ。今場所も白鵬の優勝に終り、新しい彼の優勝額が追加され古いものが外されるため、日本人力士の優勝額が国技館から消える。

慰めは、琴奨菊の大関昇進が確実なことと、稀勢の里も来場所に希望を繋ぎ、久し振りに明るさが見えたことである。


会話

2011-09-23 06:50:56 | Weblog

 ドライバー:「お客さん! 北海道には美味しいものが沢山あるしょう!?」運転手が話しかけてきた。

私:「確かに美味しいものは沢山あるのだけど、残念ながら何を食べても美味しくなくてね!」

女房:「主人は3年前に舌癌の手術をしてから、あまり味を感じなくなったようなんです」

 ドライバー:「じゃあ味覚障害ってことですか? 食べる楽しみを失くしては辛いですね」

私:「ええ、楽しみはもう女性だけですよ!」

女房:「またそんなくだらないことを言って・・・」

 ドライバー:「奥さん、大丈夫ですよ。60になる私もそうですが、駄目になると見栄を張りたくなるんですよ」

私:「あれ、運転手さんはもう駄目なの? 情けないね。私はまだまだ現役ですよ!」

 ドライバー:「本当ですか? それは羨ましい。じゃー私も頑張らなきゃ!」そう言うと運転手はハハハと笑った。

長い時間ではなかったが車の中は和やかに過ぎた。こんな馬鹿なことをさらりと言えたのも歳を重ねたからであろう。


大倉山シャンテ

2011-09-22 06:01:29 | Weblog

1970年に改修が行われ、1972年(昭和47)の冬季オリンピック札幌大会のラージヒル会場となった。この大会では、笠谷幸生選手の金メダルを始め、日本ジャンプ陣が金銀銅を独占した。

夏も大会・練習に使用されている。展望台からの眺めも素晴らしい。街中に向かい真っすぐ延びたジャンプ台に感激!


旭山動物園

2011-09-20 06:40:09 | Weblog

ニュースやパンフレットを見て、リニューアルオープン以来関心のあった旭川市の旭山動物園であったが、この度ようやく訪れる機会を得た。規模としては上野動物園と比較にならないが、従来とは異なった“見せ方”には魅力があった。

しかし、目玉ともいえる「ぺんぎん館」「あざらし館」は思ったより規模が小さく期待外れであった。私が感激したのは寧ろ、自然に近い環境で生き生きと行動していた、北極熊や「もうじゅう館」の豹・虎などの動物であった。


支笏湖

2011-09-19 06:05:56 | Weblog

北海道南西部の支笏洞爺国立公園内のカルデラ湖である。平均水深265mは、280mの田沢湖に次いで日本で2番目に深い。周囲長は40kmで面積は8位、カルデラ湖としては屈斜路湖に次いで2位。貯水量も琵琶湖に次いで2位。

かつてこの地はアイヌ語で『シ・コツ』(大きな窪地・谷)と呼ばれていたことから『支笏湖』の名称が付けられた。霧の摩周湖やマリモで有名な阿寒湖と比較すると知名度は劣るが、その美しさに不満はない。日本最北の不凍湖でもある。


雨天

2011-09-17 06:13:41 | Weblog

雨天の定義について気象庁は≪日降水量10mm以上の日を雨日≫としている。尚、それ未満で1mm以上の日は降水日。そして、過去30年間の年間雨天日数の全国平均は47.6日である。確率的には週に1日は雨天になる計算だ。

最も雨天日数が多いのは石川県で80.6日。冬の降雪日の多い日本海沿岸の富山県、福井県、鳥取県、新潟県各県と、梅雨や台風の影響による宮崎県、高知県、静岡県、鹿児島県といった太平洋沿岸の各県が上位に入っている。

最も雨天日数が少ないのは長野県の30.6日であり、瀬戸内海沿岸から本州中央部にかけてと、太平洋や日本海に面していない内陸部の県に於いて雨天日数が少ないそうである。

私が今回の北海道ツアーに申し込んだのは大分以前であったから、天気のいい日を狙うこともできず、期間中の天気は正に天に任せるより他はない。旅行日の1週間程前には台風の影響で、北海道の降雨量は近来にないほどに多かったようで、川は増水し些か不安であった。当日の予想も“曇り”と“雨”で安定していない。傘を持っての見学を覚悟していたが、幸いその世話にはならずに済んだ。だが、「普段の行ないがいいからだ!」などとは微塵も思っていない。


札幌

2011-09-16 05:59:37 | Weblog

私は、過去に何回か北海道に旅行をしているが、北海道第1の都市である札幌に関しては、赤レンガでお馴染のサッポロビール園でジンギスカンを食べ、出来たての生ビールを飲んだこと以外の記憶がない。通過しただけで、ゆっくりと街を楽しむということがなかった。

そこで今回は、他の湖と比較すると地味な感じを受けるが一見の価値がある支笏湖を見学、2日目は旭山動物園で充分な時間を過ごせ、最後の1日はサッポロ自由散策を選べるツアーを選んだ。

市街散策では、大通公園を始めテレビ塔・時計台等の、多くの人が必ず立ち寄るメジャーな施設は言うまでもなく、大倉山のジャンプ場訪問も大きな目的であった。総ての場所で充分に楽しむことができた。気温も東京より10℃は低く過ごしやすい街であった。

しかし、女房と一緒だったことが少しは影響していたかもしれない。最後の夜はホテルでの食事を選び、“すすきのの夜”を体験することはできなかった。それが、心残りといえば心残りであった。


シャツ

2011-09-14 08:12:03 | Weblog

大昔は、シャツの裾をズボンから出すなんて考えられないことであった。現在でも、ビジネスやフォーマルで着るYシャツは当然ズボンの中に入れるであろう。しかし、カジュアルシャツの場合は、「出す方が格好良く、入れるのは爺臭くてダサイ!」との考えも広まっているようである。ファッションの流行に基準などないのであろうから・・・。

それにしても、ファッションに対する考え方は人それぞれなのであろう。最近また、“ベルトを目立たせるために” シャツをズボンの中に入れる人が増えているとも聞く。

今年、私は初めてシャツを外に出してみた。爺臭いと言われないためというよりは、その方が涼しいだろうとの合理的な暑さ対策からの考えであった。実際に試してみると、外に出した方が涼しかったのは事実である。来年の夏もそんな着方をしてみたいと思う。

ところで、この方法には予想もしない利点があった。万が一ズボンのファスナーを上げ忘れても、他人に気付かれる率が遥かに低いということである。


痛風

2011-09-11 03:28:51 | Weblog

痛風の痛みは、『痛風を発症した人でなければわからない、耐え難い激痛』といわれる。私の場合、今回激痛という程の痛みではないが、痛風と判定された。些か意外であった。従来の血液検査でも“尿酸値”は標準値に収まっており、自分とは無縁な病だと考えていたからである。

今回の血液検査でも、標準値の3.77.0に収まる5.4なる数字であった。しかし、“尿中尿酸”の値が高なかった。医師の説明によると、腎臓機能は良いから必要以上の尿酸は体外に排泄されているが、体内の尿酸を減らさなければいけないとのことであった。

それ以外にも痛風に対して誤った考えを持っていた。『痛風にビールは禁物』とはよく聞く言葉である。しかし、ビールだけが悪いので、アルコールが悪いとは思ってもいなかった。私のみならず多くの人もそう思っているようである。

だが先生からは、暫らく焼酎を休むよう指示された。そのとき渡されたパンフレットには、≪アルコールの摂取を控えましょう。体内で尿酸が作られるのを促進し、更に尿酸が尿と共に排泄されるのを妨げるからです≫と記載されていた。


振り込め詐欺

2011-09-09 05:50:46 | Weblog

「オレオレ」と電話をして大金を振り込ませる“振り込め詐欺”が活発化したのは今世紀の始め頃からだと記憶している。以来、クドイと感じるくらいの注意がなされているが、その被害は一向に減らないらしい。

“オレオレ詐欺”は、その後バリエーションが増え、益々手口が巧妙になってきたため、200412月、警察庁はそれら総ての犯罪の名称を統一して、「振り込め詐欺」と呼ぶことに決定したようである。

先日金融機関で現金を下ろした際、まだ外へ出ないうちに警備員から1枚のチラシを渡された。警察が作成したもので、大きな活字で『その現金の引き出しは?』と書かれ、“振り込め詐欺”の被害に遭わぬよう注意を促す内容であった。

具体的には、『現金を代わりの者が取りに行く』『電話番号が変わった』『キャッシュカード預かります』――『その電話は振り込め詐欺』等、馴染みなフレーズが並んでいた。

私は絶対に大丈夫! との自信がある。だが、『自分は大丈夫と思っている人の方が危ない』ともいわれている。私は、必ずしもそうだとは思はないのであるが・・・。


無番地

2011-09-07 05:57:40 | Weblog

先日、日光へ行き温泉に入ってきた。中禅寺湖・戦場ヶ原までは何度も行っているが、奥の湯元まで行ったのは、大分以前の旅行と合わせても2度目である。

その温泉の所在地が“無番地”であった。正確には「官有無番地」「国有無番地」と呼ぶのだそうである。

“無番地”なる土地は、山奥など人口の少ない山林だけかと想像し勝ちであるが、そうとは限らない。東京の繁華街にもある。四ツ谷駅:新宿区四谷1丁目無番地、四谷見附交番:新宿区四谷1丁目無番地等は“無番地”の例である。

国有地のみならず、無番地となる土地は4つに大別されるようである。

◎公図・地図の付番の誤りの場合や、表示の欠落等の理由による無番地で、確実な証拠がある民有地。

◎無番地のまま国有財産台帳に登録されている土地。

◎河川敷などの公図上で国有地であることが明らかな土地。

◎その他何らかのミスにより脱落地となった土地。


ノーブレーキピスト

2011-09-03 05:57:48 | Weblog

最近、ブレーキのない競技用自転車(ノーブレーキピスト)での公道走行が急増しているようである。

それらの車は、ペダルと後輪が連動する仕組みになっており、バックを踏むことでブレーキ機能になると考えている人も多いようである。しかし、スピードを出した状態での急ブレーキはまず不可能なようだ。かなりの低速でも、ブレーキのある一般の自転車のようには止まれないとのことである。

元々競技場での走行を目的に作られた車である。競輪選手はその危険を充分認識しており、公道での練習に際しては、前後にブレーキを装備したもの、あるいはロード専用車を使用し、万が一に備えて賠償責任保険にも加入しているそうである。

このような“ノーブレーキピスト”で公道を走ることは当然道路交通法違反である。これ等違反の増加に伴い被害者の重症化、死亡事故も急増しているようである。警察は赤切符を切るなどして取り締まり強化に乗り出しているという。

まあ、このような違反をするのは、他人の関心を引きたがるお馬鹿な若者で、私のブログを読んで下さる方の中にはおられないと思う。その意味からは無駄な記事であったかもしれない。