気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

ネズミ

2007-12-31 07:35:17 | Weblog
今年、平成19年は私の干支である“イノシシ年”であった。
イノシシは干支の最後であり、当然来年は最初のネズミである。
ネズミは夜行性で、1,000種以上もいるそうだ。そして人間が寝ている間に人間の食料を食べたりする。そのために“寝盗み”と命名されたともいわれ、どちらかといえば悪い例えの引き合いに出される場合が多い。
だが必ずしも人間に迷惑をかけるだけではなく、実験動物として大いに役立っているのは皆が知っているところである。それに、“まめさ”と“パワー”には魅力があるところである。
来年ネズミ年を迎え 、愛知県犬山市の「日本モンキーセンター」では、世界最小:体長わずか2~3センチのネズミ“アフリカチビネズミ”の特別展示も行われているそうだ。ペットとしても人気が高いという。
ネズミの繁殖力が旺盛であることには定評がある。来年は干支のネズミに因んで、若い人には少しでも出生率上昇に協力をお願いしたい。どうぞ来年もよろしく。

死刑制度

2007-12-29 07:43:54 | Weblog
今年も残酷な事件が多発した。世界の133カ国が法律上または事実上死刑を廃止し、残り64カ国が死刑制度を存在させているそうだ。
西ヨーロッパで最後の死刑廃止国となったフランスでは、「世論の理解を待っていたのでは遅すぎる」と死刑廃止を提案。国民議会の3/4の支持を得て決定した。因みにこの時の世論調査では、死刑制度の存続を求める声は62パーセントを占めていたそうだ。必ずしも廃止が世論に影響されたわけではない。
現在死刑を宣告され処刑を待つ人の数は世界で20,000人程いるそうだ。人間が人間を処刑することに疑問を持つ人は多いが、それ以上に死刑制度を求める人は多い。
現在も制度存続を支持する人が1番に挙げる理由は、“犯罪抑止効果”である。だが、死刑制度の廃止が必ずしも凶悪事件を増加させていないのも事実であるようだ。例えばカナダでは、2006年には死刑廃止後30年を経ても、殺人率が以前より低下しているそうだ。
だが私は死刑制度廃止に反対である。異常な人間は排除しなければならないと思う。また、仇討ち制度のない現在、被害者の心情を考えたら「死刑」が唯一の慰めであろう。

NHKの会長

2007-12-28 07:54:50 | Weblog
今回のHHK次期会長人事をめぐっては、作家の吉岡忍氏、江川紹子氏ら10人が、その透明化を求め経営委員会に要望書を提出していたそうだが、どうやらアサヒビールの福地茂雄相談役に落ち着いたようである。
NHKの会長といえば、8年間近くも務めた海老沢会長が1番印象に残っているだろう。天皇ともいわれ、反対派の人間を切り捨てていったため、本人が引責辞任したときにはその取り巻きも一緒に辞めざるを得なくなり、人材がいなくなってしまった。
2005年、そうした状態のNHKは、後任に初の技術局出身の橋本元一会長を選任したわけでだが、やはり経営手腕に問題があったのだろう。1期で退任と決った。
今回のような外部からのNHK会長選任はおよそ20年ぶりだそうである。ややもすればNHKは政治からの圧力に曝される恐れもあることを考えると、経営手腕と同時に、“報道機関として筋を通す”気骨も必要であると思う。果たしてその点は大丈夫なのだろうか?

朝青龍の帰国

2007-12-27 06:41:07 | Weblog
朝青龍の年末年始に亘るモンゴルへの一時帰国がなくなった。
25日、師匠の高砂親方が帰国を認めない意向を正式に朝青龍に言い渡し、本人も了承したのだという。
後出しジャンケンではないが、私は帰国はないと信じていた。24日の会見などを見ていても、彼なりに状況はよく把握していると感じていた。マスコミに聞かれるから「年末に帰りたい気持ちがある。子どもと約束したので」と自分の希望を述べているだけで、その表情も大変明るく、実際には行かれないと覚悟していると見ていた。煩い彼らを適当にあしらって楽しんでいるようにも見えた。彼も、協会・親方の反対を無視してまで行くほど馬鹿ではないと信じていた。
叶うことならば、これで朝青龍が全勝優勝し、今までと違う品格を備えた横綱に成長すれば言うことはない。
それにしても、相撲協会・親方にも指導力を発揮してもらいたいものだ。もちろん彼等に対して意見を述べる立場にある横綱審議委員会に対してもである。

年賀状

2007-12-25 07:27:20 | Weblog
いよいよ年賀はがきの“元日配達”保証期限日がやってきた。
昨年も、元日に届かなかった年賀状が相当数あったらしい。
遅れてしまった原因は、仕分け機の能力不足とアルバイトの不足だそうだ。それに加え、郵政民営化された今年からは、各高校がアルバイト希望生徒の取りまとめと斡旋を中止したのだそうである。国営の時代とは異なり、民営の会社に斡旋できないということらしい。それに、元々生徒にアルバイトを禁止している高校が多く、アルバイトの生徒集めには苦労しているらしい。
「日本郵便」では「仕分け機」を104台増の1,355台とし、アルバイトの募集にも力を注ぎ、“元日配達達成”を目指しているようであるが、今年も厳しいらしい。
郵便会社のコマーシャルではないが、“年賀状は贈り物”だろう。特に日ごろ連絡の途絶えていたい人には出したいものだ。どうせならば元日に届くように投函したい。受け取った人の気分が違う。

中曾根康弘

2007-12-23 07:08:09 | Weblog
元総理中曾根康弘がホスト役の番組「なかそね荘」を初めて見た。
ゲストはいろいろと話題を提供する読売の渡辺恒雄会長であった。
私は、現役時代の政治家中曾根康弘を見ていてあまり好きではなかったが、最近の総理などと比べると、やはり大物だったとの気はする。昨年、あの有名な2万5000平方メートルもある「日の出山荘」を東京都の日の出町に寄付し、今年の11月には公園として一般公開されるようになった。
「風見鶏」との批判はあったが、石原東京都知事は「首尾一貫していた。本当に強い継続性を持っている政治家だ」と褒め称えていた。驚いたのは、1918年生まれであるから現在89歳になるが、テレビから受けた印象が大変元気で、未だ「老いた!」とは感じさせないことだった。
ところで、ゲストの渡辺恒雄会長によれば、自民・民主両党による大連立構想は、“小沢党首の方が危機感を持って持ちかけ、彼が福田総理に仲介した”というのが事実だそうだ。元共産党員だった人が、自民・民主の仲介をするのだから時の流れは凄い。

2007-12-22 06:41:00 | Weblog
「涙は清らかで美しい排泄物」という言葉を聞いたことがある。
一般に、体内の物質が一たび外に排出されると、それは汚物に変じてしまうものだ。だが、涙だけは例外で最後まで美しいようだ。若い女性の場合は特に。
ジジイの涙など美しくはないが、私は最近よく涙を流すようになった。どのような時かといえば、主に寄席などで面白い話を聴き感情を刺激されたときである。実際にも「涙を流して笑う」という表現はあるのだが、そんなとき、周囲の人からは「少しオカシイ!」と笑われる。
人は“悲しい”ときに泣くと考えられているようだが、本当は“カナシイ”時に泣くのだ。
ある作家の説明によれば、“全身にしみ通るような強い感覚”が“カナシイ”という言葉の重要な中身なのだそうだ。
その後、「カナシイ」が「悲しい」に集約され、本来感動の結果であった涙が、悲哀の涙へとせまく限定されることになってしまったようである。

年金の扱い

2007-12-21 06:07:55 | Weblog
長期間に亘り年金問題がこじれ、他の重要事項が進展しない。
考えてみれば、制度ができてしばらくの間は掛け金が溜まる一方で支払いはなかった。当然莫大な資金が貯まった。本来はこれを大切に保管しておくべきであったが、社会保険庁がそれを減らしてしまった。それに加え集金台帳の記録がいい加減であった。この2点が今日の混乱の原点である。
年金の本来の趣旨は、若いときに高齢者を支えた人が歳を取ったときに幸せに暮らせる社会を築くことであった。だが、真面目に納めた人も怠け者も、将来受け取る年金が同額では不合理なので、現在の制度になったと思う。
現在の混迷状態を簡単に解決できればそれに超したことはない。だが冷静に考えてみると、“莫大な費用”を費やしても、労多くして効果なしとの結果が予想されている。
宙に浮いた大部分は、既に亡き人と現在受給している人の分であろう。“将来の高齢者の受給基準引き下げ”を思えば、現在の高齢者が現状に甘んじるのも仕方がない気もする。
今の度は「非常時」だ。無駄な税金を使用せず、現時点から出直すのも一法であろう。

新生銀行

2007-12-20 06:45:14 | Weblog
1998年10月に、日本長期信用銀行は経営破綻し、政府により一時国有化された。そして2000年3月、日本の銀行グループを始めとする競争入札の末に、アメリカの企業再生ファンドや外国銀行らから成る投資組合に売却された。そしてそれから3ヵ月後の同年6月に「新生銀行」に改称された。従って、この銀行は米国の投資ファンドが大株主であり、社長も外国人の銀行である。
私はこの「新生銀行」に口座を開設している。1番の魅力は、パソコンからの振込手数料が無料であることだった。当初はその回数に制限がなかったが、業者の利用に悲鳴を上げ、回数に制限が加えられた。だが、たまに利用する私などには全く関係がない。
元々この振込手続きは複雑で面倒であったが、最近になり更に複雑になった。だがこれならば犯罪によって自分の預金が消える心配もないであろう。
振込手数料の他、入金、払い戻しの手数料も無料で、「新生銀行」はもとより「イトーヨーカ堂」など、全国60000台もあるATMを利用できるのも魅力である。

「支店長」ポストの廃止

2007-12-19 06:54:14 | Weblog
先日、りそな銀行で「支店長」のポストを廃止すると報じていた。
私は以前からこの“支店長制”には疑問を感じていた。疑問を感じるというよりは、その職務の内容がよく解らなかったのだ。
単純に考えれば、営業と内部管理に責任を持ち、支店の成績を上げるよう努力することだろう。だが、1人でそれを達成するのは実際のところ難しいであろう。
現に、ある程度まとまった金額を貸し出しする際の決定は、本店での意向によるようで、支店長には大した権限も与えられていなかったらしい。
この度の制度改革により「窓口」、「企業」、それぞれの担当部長を新設するのだそうだが、現実に支店が存在するのであるから、従来と異なったスタイルの「支店長」が必要になるかもしれない。
このポストが廃止されると、外回りの若い行員の肩書きが消えてしまう。彼らの差し出す名刺には必ずといっていいくらい書いてある「支店長代理」「支店長付」という肩書きが。

福田首相

2007-12-18 07:17:40 | Weblog
新聞社の世論調査によると、前回調査時より福田内閣の支持率が12ポイントも低下して43%になったそうだ。そして逆に、不支持率は13ポイント上昇して46%に跳ね上がったという。9月の内閣発足以来、遂に不支持が支持を上回ったわけだ。
確かに、インド洋での給油活動問題や防衛省を巡る一連の不祥事、年金問題等の厳しい環境ではある。しかし、そうした問題の原因は総て過去にあったのだから、それを一気に解決できなくとも、必ずしも国民は福田氏を責めはしない。それよりも、福田総理個人の能力に対する失望だと思う。これが今回の内閣支持率急落の原因ではないだろうか?
それにしても、一応選ばれた議員たちではあるが、一般の人間とそれほど能力に違いはないような気もしてくる。「公約」に対する考え方の発言などを聞いていると、むしろ一般市民より世間に対する感覚が鈍いのではないかと思ってしまう。 
安倍総理には最初から不安を抱いたが福田総理には期待していたので、大変残念だ。

地下鉄

2007-12-17 06:58:14 | Weblog
私が子供の頃「電車」と言えば、鉄道省の「省線」であった。
戦後数年して、この省線は「国電」に変り、更に今から20年前に民営化されて「JR」になった。
当時「地下鉄」は「銀座線」だけだったと記憶している。その代わり多数の「市電」:現在の「都電」が走っていた。つくづく東京の交通事情も変ったものだと思う。
現在の地下鉄は「東京メトロ」9路線と、「都営地下鉄」4路線が縦横に東京の地下を走っている。これ等の現状を確りと頭に入れて、乗り物を自由に利用できたら本当に便利だと思うが、なかなかそうはいかない。
ベテランのタクシー運転士になると、ある地点からある地点まで行くのに1番適切な道を選んで走れるようだ。それと同じように、都内の何箇所かを移動する場合、地下鉄の路線と乗り換え駅がサッと頭に浮かぶようになれば、素晴らしいと思う。
地下鉄の路線に強くなる目的で、新しい行き先を決めて出かけるのも面白いかも知れない。

朝食

2007-12-16 07:31:34 | Weblog
「私、みんなは朝出かける前に食事をするって知りませんでした」
これはテレビでの、20代の女性の科白である。確かに、最近は朝食を取らない若い人が増えていると聞く。だがその人たちは、少なくとも自分は例外の部類だと自覚していると思う。
ところがここに紹介した女性は、朝食を取るという一般的な習慣を知らないのだ。知らないということは、一体どのような育ち方をしたのだろうか? 子供の時から朝は何も食べないで幼稚園や学校へ行ったのだろう。初めは冗談かと思って聞いていたが、どうやらそうではないらしかった。
「朝食抜きは仕事放棄にも等しい」ともいわれる。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖だが、脳はブドウ糖をためておくことができず、毎朝供給しなければならない。ご飯やパン・麺類などの澱粉質の食物を取ると、30分ほどで血液中のブドウ糖はピークに達し、やがてそのブドウ糖が脳に送り込まれる仕組みであるそうだ。
子供には毎朝食事をさせてから送り出さなければいけない。親の義務だ。

吉田照美

2007-12-15 06:41:59 | Weblog
吉田照美は早稲田の政治経済学部を卒業したアナウンサーである。
1974年に文化放送に入社し、普通の人間なら躊躇するような恥ずかしい企画にも積極的に挑戦していた。結果、ラジオを聴いている人々の人気を獲得、局内でも認められ、深夜放送のパーソナリティに抜擢されるまでになった。
その吉田照美が、テレビで面白い話をしていたので紹介しよう。
彼は、当時の“東大の一次試験合格発表日当日”、取材目的で番組スタッフと共に学生服姿で会場へ行ったそうだ。その挙句の果てに調子にのり、「アッタ! アッタ!」と大声で騒ぎ、仲間に胴上げまでされたそうだ。
その発表には多くのテレビ局も取材に来ていたそうで、NHKのニュースでその胴上げ場面が放送されてしまったという。現在ほど「ヤラセ」が問題にならない時代だからそれで済んだのであろう。
尚、その時に入学し東大生の卒業アルバムには、何の関係もない、その“吉田照美の胴上げ場面”が載っているそうだ。

晩酌

2007-12-14 06:58:59 | Weblog
忘年会、新年会と宴会の続くシーズンがやってくる。
もともと宴会には酒が付き物であるから飲みすぎて醜態を晒す人間も多い。昔ほどでないにしても、適量の酒で切り上げられる酒飲みは少ないようだ。
本来酒を飲むということは、それによってお互いの意思を通じ合わせようとの意味もあったようである。従って、昔は酒は必ず集まって飲むものと決まっていたようで、それもとことん飲むのが礼儀であったようだ。中国人は、今でもあまり1人では飲まないという。
最近の日本では、居酒屋で1人飲む人も珍しくなくなったが、元々は酒を飲む機会にも恵まれず、主人も相手をしてくれず、「これで飲んで来い!」と小遣いをもらった“下人”の飲み方であったそうだ。
晩酌の起源もこれと同じで、各地での呼び名は、“奉公人に与えるお仕着せ”の意味から始まり、量は与えられただけで、何時でも好きなだけ飲めるわけではなかったらしい。
尤も今でも女房の管理下で、決った量だけを飲んでいるのだから本質は変っていない。