気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

「つなぎ法案」に思う

2008-01-31 07:25:52 | Weblog
「つなぎ法案」。3月末で期限が切れる揮発油税などの暫定税率を、5月末まで延長しようというのがこの法律である。
暫定税率を今後も10年間維持する税制改正法案は、野党が多数を占める参院で否決される公算が大きく、年度内の成立が見込めない。そのため「つなぎ法案」の成立を狙っていたわけである。与党が議員立法として提出し、野党はそれに反発、国会は全面対決の状況であった。幸い、河野衆議院議長の斡旋で一応取り下げられたがまだ大変である。
“暫定税率の維持か廃止か”に関しても、“道路特定財源の一般財源化”についても国会での審議が為されていなかった。これらの問題に関し、突っ込んだ論議を進めて欲しい。現状のような議会運営を繰り返さず、少しでも国民から信頼されるよう望む。
それにしても福田首相は、議員立法について「“関与する立場にない”」と弁明したそうだ。そうした発言を平気でできる総理の“感覚”を疑わざるをえない。そんな態度では一時逃れはできても、国民の気持がどんどん離れて行くのを理解できないのだろうか?

御詠歌(ごえいか)

2008-01-30 07:24:48 | Weblog
わが家の菩提寺は真言宗の智山派である。
現在の住居の近くにも真言宗智山派のお寺があり、その檀家の友達に誘われ、女房が3~4年前から御詠歌を始めた。
御詠歌の解説書によると以下のように説明されている。
≪御詠歌は、仏さまの教えをやさしい言葉と美しい音律でお唱えするもので、繰り返し唱えることにより、仏さまやお大師さまの教えを深く理解していくことができるのです。
五・七・五・七・七の和歌に曲をつけたものを「詠歌」、七五調または五七調の詩に曲をつけたものを「和讃」といいますが、この二つを合わせて御詠歌といいます。
御詠歌を“唱える”。それは自分を昇華させるだけでなく亡き人への供養になります≫
女房の練習を聞いているうちに、“亡き人への供養になります”との部分が実感として解るようになってきた。「俺が死んだら暫らくは毎日唱えてくれよな!」そう言ったら「ウン」と言われた。そのことも、私がそれ程“死”に拘らなくなった一因かもしれない

似てない?

2008-01-29 07:28:51 | Weblog
大阪國際女子マラソンで、ハーフマラソン日本記録保持者の福士加代子選手は、注目を浴びながら終盤大きく失速して惨敗に終った。
最初から飛び出したのは無謀と批判もされているようではあるが、経験も時間もなく大きな賭けに出たのだろう。結果、30キロ過ぎまでトップを守りながら失敗をしたが、勝負に出たのだから仕方ないであろう。今後マラソンランナーとして成功するか否かも判らない。
何度も倒れたあの光景を見て母親は中止させたい意向のようであったが、駅伝レースと違い、個人のレースであすこまで走る必要があったのか疑問も感じる。だが、最後まで笑顔を見せているようにも感じられた表情でいくらか救われた。
普通は大きなレースで優勝でもしなければ名前を憶えてもらえないが、これで福士選手は皆の記憶に残るであろう。
ところで彼女、誰かに似ていると思わないだろうか? 私はお笑いの「青木さやか」に似ていると感じたのだが・・・。

合掌

2008-01-28 07:23:40 | Weblog
70年以上も生きていると、自分より若い人の死にも遭遇する。
人の平均寿命が80歳絡みということを考えると、それらの人の死は早すぎるとの思いに駆られる。当然だろう。だが私は最近、自分が何歳まで生きられるかということについては、宿命として受け入れられるよう、変ってきたような気がする。
たとえ平均寿命より長い100歳まで生きたにしても、この地球の寿命と較べたらほんの一瞬で高が知れている。だから以前と較べると、“何歳まで生きられるか?”ということにそれほど拘らなくなったのは事実である。
自分としてはそう思うが、順序というものはある。身近にいる自分より若い人が先に亡くなると、やはり何ともいえぬ悲しい気持ちに襲われでしまう。そしてこの度、そんな悲しい現実がまた巡ってきた。
今夜従兄弟のお通夜が行なわれる。彼も私より年下だ。ご冥福をお祈りしながら合掌。

「母べえ」

2008-01-27 07:18:31 | Weblog
山田洋次監督・吉永小百合の映画「母べえ」が昨日公開された。
大分昔の話になるが、当時の日活ではアクション映画路線が主流で、それがマンネリ化していた。そこで1962年、純愛・青春映画路線への転向を計り制作されたのが、吉永小百合主演「キューポラのある街」であった。
この映画は川口でロケを行ない、撮影に登場した校庭・校舎や荒川の土手・河川敷は、私の母校であり懐かしい遊び場でもあった。彼女と川口市にはそうした関わりがあった。
現在川口には「SKIPシティ」なる映像産業の拠点がある。今回話題の映画「母べえ」は、そこにオープンセットを組み、再び川口で撮影された。私も昨年3月、そのセットを見学して来たが、広大な敷地に建てられた素晴しいものであった。
そうした経緯があり、21日には川口のリリアホールへ彼女と山田洋次監督を迎え、特別試写会が行われた。残念ながらそれには参加できなかったので、昨日映画館へ行って観て来た。大変評判になっている映画であるから、改めて私の感想を記すことも無いと思う。

グリーン購入法

2008-01-26 07:17:50 | Weblog
今回の“再生紙偽装問題”はこの「グリーン購入法」に起因する。
「グリーン購入法」とは、“環境に配慮した製品の購入を国や独立行政法人に義務付け、普及を図る法律”である。2001年に施行された。
品質や価格だけでなく環境のことを考え、“環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入する”ことを目的として定められたそうである。
従って、古紙問題はその法律のほんの一部であり、他に文具・家電・自動車など、品目ごとに品質基準が設けられている。自動車業界がハイブリッドカー、電気自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車に取り組んでいるのもそれに従ったためである。
ただ、基準を満たしているかどうかはメーカーの自己申告に頼っていることと、メーカーが虚偽の発表・報告をした場合でも罰則はないそうで、実効の薄い法律のようだ。そこで、今回起こった再生紙の偽装問題を機に、環境省は制度の見直しを始めたという。
何事も厳しく規制をしなければ駄目らしい。

政策・スピーチ・アピール

2008-01-25 07:33:09 | Weblog
外国の指導者の演説を聞くと、本当に上手いと思う。前の安倍さんや今の福田さんを思うと特にその感じを強くする。
政治家には、国のために尽くすとの確固たる信念を持ってもらわねば困る。更に、自分の考えを一般大衆に伝えて納得させる技術をも持ち合わせていなければ駄目だろう。話術の光る最近の日本の政治家は、小泉前々総理や田中真紀子元外務大臣などが僅かにいるだけだ。尤も、真紀子さんは口だけで中身が伴わないことを曝け出してしまったが。
その点、アメリカの歴代大統領やそのライバルのスピーチは素晴しい。私は英語のスピーチなど全然解らない。でも、彼らが何かをアピールしようとしていること、聴衆が納得しているということは、その表情から充分に理解できる。
また、他の外国のニュースを見ていても、トップに立つ人が原稿を読みながら話しているのをあまり見かけない。原稿に頼り、首を上げ下げしながら喋っているのは日本の政治家だけかも知れない。これも情けないことの1つだ。

緑提灯

2008-01-24 07:14:57 | Weblog
つい最近「赤提灯」ならぬ「緑提灯」なる言葉を知った。
この“緑提灯運動”は、2004年、独立行政法人:中央農業総合研究センターの所長が、『足元からの地産地消を』を合言葉に食料自給率の向上と日本農業の活性化を目指して発案した活動だそうである。3年前に札幌で実際の店がオープンし、南下するように全国に広がっているという。
日本の食料自給率は2006年度で39%だそうで、40~50年前と比べるとおよそ半分に減っているようである。そうした中、地場で採れた野菜や魚や肉など、国産の食材を多く使っている店を緑提灯で応援しようということらしい。
自給率が50%を超えると提灯に“☆”1個を書き込み、最高の90%を超えると“☆”5個を記入できるのだそうだ。ただこの「自給率」、自己申告とのことでちょっと不安ではある。
それに飲む方としては、やはり提灯は赤くなければ気分が乗らない。安全を象徴する緑ではあるが、飲む雰囲気としては盛り上がらないような気がする。どうだろうか?

「クローズアップ現代」

2008-01-23 07:28:32 | Weblog
健康保険料を滞納していた人が病院へ掛かれずに死んだそうだ。
この問題をNHKが、「クローズアップ現代」で取り上げていた。
こうした問題を取り上げる場合、放送局側は常に行政側を批判する立場を取るようである。今回の場合も、“特例として、病人である場合は保険料を納めなくとも診療を受けられる”という項目を楯に、何故そのような措置を取らなかったのかとの姿勢であった。放送を見た限り、その亡くなった人がどのような経緯で保険料を滞納していたかは判らない。
だが現実には保険料だけでなく、払えるのに料金を滞納し続けている人が多く、それらの金額を徴収するのに多額の余計な経費を費やしているのも事実である。
保険料はその経済状態等を考慮し、それなりの配慮はされている。従って、真面目に料金を納めている人と無責任に滞納してきた人が同じ処遇を受ける方が不公平であろう。
自分の幸せを確保したかったら、健康なときから、他のことを我慢してでも、払うべきものは払わなければならないと思うのだが、私の考えは間違っているだろうか?

「DPC」と悪い奴

2008-01-22 07:13:01 | Weblog
写真のDPEではない。通常あまり耳にしない言葉である。
DPCとはDiagnosis Procedure Combinationの略で、医療費に関する用語である。その意味は、「診断群分類」というのだそうである。
従来の医療費は、診療行為ごとに計算する「出来高払い」方式であるが、この「DPC方式」とは、“病名とその症状・治療行為をもとに厚生労働省が定めた1日当たりの金額”からなる「包括評価部分」と「出来高評価部分」を組み合わせて計算する医療費の新しい計算方式である。“余計な投薬や検査を抑え、医療費が増大しないよう”、2007年8月から導入されたシステムである。
尚、「包括評価部分」には(投薬、注射、処置、入院料等)が含まれ、「出来高評価部分」には(手術、麻酔、リハビリ、指導料等)が含まれる。
ところ、が悪い奴は後を絶たない。請求額を増やすため、「めまい」を「脳梗塞」、「肺炎」を「肺癌」の重病名で請求し、過大な医療費をせしめていた病院が摘発された。

吉田沙保里選手

2008-01-21 07:22:58 | Weblog
レスリング女子55キロ級のアテネ五輪金メダリストであり、6年間以上にわたり公式戦で連勝を続けていた吉田沙保里選手が遂に負けた。
吉田選手は既に北京五輪代表に選ばれてはいるが、19日開催された女子ワールドカップの団体戦で格下と見られていた米国選手に0-2の判定負けを喫したのだそうだ。
世界選手権5連覇の成績も残し、国際大会でも無敗を続けてきた吉田選手の敗北に、日本レスリング協会の会長は「全くの予想外」と驚きを隠せなかったそうである。だが果たしてそうであろうか?
彼女は父の指導で、3歳からレスリングを始めたそうである。一般の人とはその環境が全く違っていた。技術的には飛び抜けていたであろうが、体力的に女子の25歳はもう上り坂ではないであろう。広い世界には、追いついてくる大勢の若い選手がいるはずだ。
返し技に会い連勝記録は119でストップした。救急車連想の119番目を無事に切り抜けた心の緩みだけではないような気がする。あくまでも素人の考えであるが・・・。

「地デジ」で困る

2008-01-20 07:30:14 | Weblog
私は普通の人より眼が近い代わりには耳が遠い。
従ってテレビの音声を大きくし過ぎて、他人から煩がられる。
そこで考えたのが、テレビ音声を聞くことのできる携帯ラジオを使用する方法であった。スピーカーで聴くかイヤホンで聴くかはその時の気分によるが、とにかく自分の側にラジオを置くことで音量を補っていた。これで他人に迷惑を掛けず、自分としても最適な音量で聴くことができるようになった。
現在のアナログ放送のテレビではそうして楽しむことができた。しかし新しい「地上デジタル放送」ではこの方法が利用できなくなってしまった。ラジオの音声よりテレビ放送の方が1秒以上遅れてしまうという「遅延問題」が起こるからである。北海道では4秒もの遅れが生ずる地域もあるらしい。
その原因は、「地デジ」では送信するデータ容量を小さくするめに、従来のテレビ放送ではなかった“圧縮”とそれを元に戻す信号処理に時間が掛かってしまうためだ。困った。

アメリカと日本

2008-01-19 07:53:03 | Weblog
アメリカでも日本でも連日のように株が暴落している。
自己の判断で投資した者が損失を蒙るのは仕方ないとしても、経済が落ち込んでしまうことは何としても食い止めねばならないだろう。
米国投資銀行の大手であるメリルリンチも、驚くべき莫大な赤字を出してしまったようだ。そうした流れを受け、リスクを保証する会社自体が行き詰る事態にもなっているようだ。急激な落ち込みにより金融業界の信頼関係が途切れては大変なことになる。
こうした緊急事態を受けアメリカでは、ブッシュの共和党と民主党が協力してその対策に乗り出したそうである。今両党は大統領選挙を控えた予備選の最中であるが、そうしたことより国益のために一致して協力する態度には一目を置かざるを得ない。
国益を優先させるアメリカに対し、日本の自民党と民主党の“反対する体質”を見ていると、甚だ情けない感じを受けてしまう。国民のレベルはともかく、政治家のレベルは、残念ながら明らかにアメリカの方が上だと考えざるを得ない。

「偽」と規準

2008-01-18 08:33:43 | Weblog
昨年は食品問題を中心とした「偽」の年であった。
今年も新年早々年賀はがきに関しての“偽装”が問題になっている。ただ、昨年の食品偽装問題とは逆に、契約したものより“良品質”の製品が納入されたという点が異なっている。
当初このニュースを聞いたとき、「契約条件より良品を納めたのであれば問題ないではないか!」と思ったのであるが、内情を知ると、そう簡単なことではないらしい。
年賀はがきについては、環境省の意向をも考慮したのであろう、資源の有効利用という観点から、“古紙40%を使用”が契約条件に入っていたようである。
だが、それをクリアーするのは難しく、出来上がった製品の質を考えると、現在の技術では古紙5%程度が限度との見解が多いようだ。各社とも「それは無理!」と契約内容の変更を求めるべきであったと思うが、他社との受注競争の関係もあったのであろう。そのまま契約し、前述のような結果になったようだ。
何事も基準を決める場合、理想からの空論ではなく、現状をよく見極めねばならぬと思う。

体力と気力

2008-01-16 08:45:21 | Weblog
家に居ながら、2日間もブログを放ったままにして置いた。
もともと“気の向いたとき”にと始めたブログではあるが、家を空けているわけでもなく、特別の用事があるわけでもないのに、その更新を怠ってしまった。
ブログを始めて間もなく気がついたことは、関心を持ってくださった人は定期的に訪れてくれるということであった。そうである以上、ブログを立ち上げている限り、なるべく小まめに更新するのも義務?(ちょっとオーバー)であり、訪ねてくださる人々に対するエチケットでもあると考えるようになった。
だが、ものごと思うようには行かず、遂に昨日・一昨日と風邪で寝込んでしまい、ブログのことは気になりながらも、結果的にこのような状況になった次第である。
現役時代は、余程でもない限り無理をしてでも起きて頑張ったものであるが、最近はそうした気分にもなれなくなった。
残念ながら、体力の衰え同様、気力の方も衰えてきているのであろう。