気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

ノロウイルス

2006-11-30 08:13:03 | Weblog
この冬は、“ノロウイルス感染症”の流行の兆しがあるという。
例年、11月下旬から12月下旬にかけてそのピークを迎えるそうで、主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などだそうだ。
感染経路は大きく分けて2つあり、“ウイルスを蓄積したカキな”どを生食して経口感染する「感染型食中毒」と、感染したその患者の糞便や嘔吐物に排出されたウイルスから経口感染する「伝染性胃腸炎」があるという。
カキには加熱用と生食用があるから、生食用を用いれば安心と思いがちであるが、この両者の区別は細菌の量の違いであり、生食用がこのウイルスを含んでいないという保証ではないそうだ。
この食中毒を予防するには、カキなどは加熱して食べるほうが安全で、それも、中心までよく火を通すようにしろという。
だが、カキが1番旨いのは“生”だ。鍋やフライの場合も、中はジューシーでなければいけない。硬くなってしまったら魅力は半減してしまう。悩むところである。

マグロ

2006-11-29 08:13:53 | Weblog
マグロの漁獲規制が話題になっている。
私は当初誤解をしていた。養殖が進めば資源的にはプラスに働くと考えていたが、その後の調べでそれは逆であることを知った。
“養殖マグロ”、“畜養マグロ”との言葉を耳にするが、JAS規格では、餌を与えて育てた水産物はすべて「養殖」と表示するよう義務付けられているそうだ。
本来の養殖とは、稚魚もしくは卵からふ化させるものから育てるが、この“完全養殖”に成功したのは2002年7月のことであり、まだ日本だけだそうだ。
それに対し畜養とは、幼魚や時期ハズレの脂の薄い小型のまぐろを捕らえて生け簀(直径約50m)でエサを与えて育てたものだ。それらを日本が高値で買い入れるため畜養は利益率が高く、スペイン・オーストラリア・その他地中海沿岸諸国が続々と参入し、資源の乱獲に繋がっているという。
ところで、ここに面白いアンケート結果がある。天然マグロと畜養マグロを食べさせたところ、6割以上の人が「畜養の方を脂が乗っていて旨い」と答えたという。

将来の夢

2006-11-28 08:14:48 | Weblog
終戦まで私の“将来の夢”は、立派な軍人になることだった。だがそれは、小学校4年生の時の急激な状況変化によりあっさりと消えた。
私の父は鋳物屋の二男として生まれ、分家した後にも工場長としての立場にいた。軍需関連工場の責任者として、戦時中も軍隊への召集は免れていたが、それこそ鋳物一筋だった。そうした父の背中を見て、私はごく自然に「自分も鋳物関係に進む!」との考えを抱き、実際に理工学部へ行きその通りになった。
だが一方に於いて、「医者」と「検事」には憧れを持っていた。今考えてみると、医者の方はあまり自分に向いていないかなと思うが、検事という職業は性格的にも適していたと思う。
決して今までの人生に悔いがある訳ではない。それなりに楽しい幸せな時間だった。だが、もしもう一度生まれ変わるとしたら今度は検事になってみたい。
ある時、話の弾みでそんな思いを話したら、その場の複数の人に言われた。
「ああ、あまり悪いことはしないようだし、他人の悪いことも見逃せない。“融通の利かないところ”など最適任だよ!」

高校生の制服

2006-11-27 08:14:23 | Weblog
駅からの帰宅途中、すぐ前の市民ホールでの催し物が終えたと見え、大勢の男子高校生が吐き出されてきたのに出会った。
彼らは皆制服姿であったが、全員が申し合わせたかのようにワイシャツのボタンを何個も外し、ネクタイを大きく緩めていた。あたかもそれが制服の着方かと錯覚を起こすような情景であった。そうした様子を見て、だらしがないとの印象を受けないのはどのような年代の人々なのだろうか? 昔、そんな格好をしていたのは、どうにも手の付けられない特殊な生徒だけだったのだが・・・。
近頃、教育問題が話題になり、学校教育が悪いのか、家庭教育が間違っているのか等の議論もあるが、少なくともこうした問題は学校に責任があるだろう。
例え1人の親が自分の子供にそのことについて注意をしたとしても、それを守った子供は学校へ行き皆から浮き上がってしまう。
ここまで来てしまったら、学校が生徒全員を指導し、それを徹底的に守らせるよう努力すべきである。その場合、家庭もそれに全面的に協力すべきは言うまでもない。

うさうさ/右脳左脳占い

2006-11-26 08:13:43 | Weblog
最近、「うさうさ占い」なる性格判断の方法があるのを知った。他人に関してはよく当たっていると思った。
“右脳と左脳の役割”について、医学的に証明されたのは最近のことだが、右脳は、直感力、イメージ力、空間認識力などが得意であり、左脳は、言語力、計算力、分析力などが得意であることがわかっている。
その人の習性や癖を見ることで、その右脳と左脳の使われ方がわかるそうだ。この「うさうさ占い」は、性格診断の素としてこれを応用しているのだという。
両手と両腕をそれぞれ組むだけで、一瞬にして性格診断ができてしまうのだそうだ。取っつきにくと思ったあの人も、気になって仕方がないあの人も、みんなその正体が明らかになってくるそうだ。自分で気付かなかった自分自身のことも発見できるかもしれない・・・。やらない方がよかったかな?

http://www.nimaigai.com/howto.html

国際千葉駅伝

2006-11-25 08:18:02 | Weblog
一昨日は「国際千葉駅伝」をテレビ観戦した。
勿論日本チームを応援しながらも、ケニアの群を抜く素晴らしい活躍を見て、追いついて1位になれというより、抜かれて3位になるなとの思いだった。
だが4区で異変が起きた。中継所で800メートル以上離れていた1位との距離が400メートルにまで詰まった。一時は淡い期待も抱いたのだが奇跡は起きなかった。
5区・6区と再び快調な走りで、4区以外は全員が区間1位の成績を獲得したケニアの優勝で終わった。不思議に、日本が優勝できずに残念との気持より、ケニアの走りに魅了されたレースだった。
もし、マラソンで世界歴代2位の記録を持っているという第4走者が失速せずに通常の走りをしていれば、楽に大会新記録を達成できたレースでもあった。
その後の女子の部でも優勝したのはケニアだった。やはり人種の特性というか能力の違いは、努力だけではどうにもならない気がする。いけないことかもしれぬが、能力がなく努力もできない私は、いつもそんな風に解釈してしまう。 

自民党は変ったか?

2006-11-24 08:12:43 | Weblog
小泉純一郎自民党前総裁は「自民党を変える!」と抱負を披露し、我々国民に大きな期待を抱かせた。
実際に変ったところもあるのかもしれない。だが、最近の自民党の動きを見ていると、“政権を得た派閥が変っただけ”なのかなとの気もする。
郵政民営化に反対して離党した造反組の復党問題で、中川幹事長が民営化反対の先鋒である平沼氏と会談したが、お互いの主張が噛み合わず物別れに終わったようだ。
もともとこの話は、次の参議院議員選挙に関係しての自民党の思惑から始まっているいることだし、それぞれが皆自分の立場を有利にするために動いているだけだ。
平沼氏にしてみれば、最後まで支持してくれた人を裏切らずに筋を通したとの格好良さを保って復党したい。そうすれば従来からの安部総理との関係から権力を握れる思惑もある。一方中川氏にしてみれば、そうしたライバルになるような形で復党させたくない。また他の11人は、政治資金と自民党の党籍欲しさからだろうし、小泉チルドレンも同じようなものだ。誰も国民の方には目が向いていないようだ。

景気回復

2006-11-23 08:07:31 | Weblog
去る10月14日、「景気拡大の実感」と題してこのブログでも触れたが、2002年2月に始まった景気は、指標の面からは確実に回復し「いざなぎ景気」(1965年11月~70年7月)を超えて戦後最長となった。だが今までは、我々一般国民には生活の面でそれを実感できないでいた。それがようやく末端まで浸透して来るかもしれない。心からそう願う。
アパレル大手のワールドは、パートの販売職員など約6000人の中5000人ほどを正社員にしたそうだ。給与や福利厚生費で年間22億円の費用の負担増になるようだが、景気回復に伴い、確保が困難になる優秀な人材の、社外への流出阻止を図ったようだ。
また、大学出の初任給が、僅かではあるが7年ぶりに前年を上回ったそうだ。これで給与生活者も少しは景気の回復を感じられればいいのだが・・・。
それにしも、大学出の初任給が20万円以下である。働かぬ私たちが「毎年減ってしまって困る!」と言いながら貰っている年金が、彼らの収入より多いと思うと感謝しなければいけない気もする。

「人の一生」について

2006-11-22 08:07:20 | Weblog
団塊の世代が定年を迎えることになる。また年金事情が一段と厳しくなるだろう。私の加入している厚生年金基金も解散することが決まった。
この基金が昭和44年に創設されて以来、加入員は大幅に減少し当初の1/3になり、受給者は現在の加入員の2倍近くになっている。財政が悪化し基金運営の継続が困難であることは明白だ。私の年金も10万円ほど減ってしまう。
大分以前、ラジオで聴いたのか本で読んだのかも忘れてしまったが、人の一生について強く印象に残っていることがある。
その人が印度へ旅行した際、何人かの人が川の辺で足を水に浸け横になっていた。何をしているのかを尋ねたら、人生の終わりが近づいたのを悟り、これまでの楽しかった一生を思い出しながら、数日後のその時を待っているのだと聞かされたそうだ。総ての人が信じられないくらい穏やかな顔をしていたという。
何れにしても地球上のほんの一時期だけを過ごす人生、長さよりもそれを終える時の状態が問題だと思う。「医療の進歩」にも考えさせられるときがある。

ブス

2006-11-21 08:12:14 | Weblog
電車などの乗り物に乗り、大勢の知らない人たちの中に入ったとき「ブスは多いがなかなか美人はいないものだ」とつくづく思う。
その一方で、身内・近所の人・グループの知人等、身の回りの人を見直してみると「まあ普通かな? 中には美人もいる」と感じる。だがそれは私の勘違いで、確率から言ってもそんなことはあり得ない。「ブスも3日一緒にいれば慣れる。美人も長くいれば飽きる」と言われる通り慣れてしまったに過ぎないのだろう。
それと、しばしば接触していると外見からだけでは解らぬ長所を見付け、その人に魅力を感じてくるからだろう。男の例であるが、「ゴジラ」と呼ばれていた松井選手の顔を初めて見た時の印象は強烈だった。だが、今ではその顔がすごく魅力的に見えるから不思議だ。
殆どの女性が毎日鏡を眺めている中に自分の顔に慣れ、一部のよほど酷い人と特別の美人以外は、自分を「並」か「中の上」時には「上の部類」と思うようになるようだ。だから、幸せな人生を送れるのだろう。めでたし、めでたし。

林家たい平

2006-11-20 08:13:27 | Weblog
ここ数年来、寄席ブーム・落語ブームと言われている。そうした中にあって、林家たい平の人気は凄い。
彼はNHK新人演芸コンクールの優秀賞受賞を始めとして数々の大会で受賞し、エッセイ集「たい平の野菜シャキシャキ噺」や「林家たい平落語集」のCDを出している。現在、人気番組「笑点」の大喜利に出演中であるが、26年振りの新メンバーとして選ばれた秀才である。
実際に彼の「笑点」での回答は、新入りながら他の出演者のそれよりも面白いと思う。だが、個人芸の落語とは違う団体芸である大喜利においての彼のデシャバッタ態度は戴けない。他人のことを考えず、自分が目立とうと、他人の倍の時間も喋ろうとする態度を、多くの視聴者はどう受け止めているのだろうか?
落語界において、順調に行けば彼が将来の大物になるのは間違いないだろう。そうした人間であれば、もう少し奥床しさがあってもいいと私は思うのだが・・・・。現在はそうした時代ではなくなってしまったのだろうか?

滋賀県と近江八幡市

2006-11-19 08:13:17 | Weblog
11年前に設置された、近江八幡市の「八幡堀橋」が滋賀県から違法と指摘され撤去を指示されている。
市長の言によれば、県が事前協議段階で不法占用に当たらないとの見解を示し、建設を承諾していたそうだ。
橋の造りや材質の計画を記した95年4月19日付の文書によれば、「船を係留し、その上に板を置き通路とすれば占用とはみない」とされていたという。
一方、県河港課は、事前協議の有無について「当時の担当係長に話を聞き、事実関係を調べる」としている。昔の担当者などに聞かずとも、書類は保管されていないのだろうか?
この橋は写真に示すような風情から、しばしば時代劇の撮影に利用され、市民にも親しまれてきたという。撤去に関してはそれぞれの立場ら賛否が入り乱れているようだ。
それにしても、10年以上も認められていたものが急に違法だと言う県の態度には疑問が湧く。7月に“プレジャーボートの不法係留を厳しく取り締まる条例”が施行され、県が見解を変えたと見られているが、「いい加減だ!」との感じは否めない。

災い転じて

2006-11-18 08:16:13 | Weblog
以前「憎きクレーン!」と題し、遥か彼方にあるマンション工事用クレーンの影響で、私たち共有のテレビアンテナが電波障害を受けて困っている件について書いた。
私たちはそれ以前に、荒川下流整備工事に基因する電波障害を避けるため、国土交通省の要請に基づき、「テレビ共同受信施設組合」を作り共同受信のアンテナ施設を設置・譲渡してもらっていた。マンション工事によりこのアンテナが影響を受けてしまったわけである。
何分にも、相手は荒川により隔てられた川向こうの工事である。一時は泣き寝入りかと諦めたが、この度、相手方の好意?により、単に障害電波の除去ではなく、新たに地上デジタル放送用のアンテナを設置し、各家庭のテレビそれぞれに地上デジタル用のチューナーを取り付けてくれることになった。来週からその工事が始まる。
これにより、平成23年(西暦2011年)7月24日以降、地上アナログ放送が打ち切られた後も、新たな出費をせずにテレビ放送を楽しめることとなった。

首長の多選

2006-11-17 08:07:45 | Weblog
知事の不祥事続発で、首長の多選禁止の法制化が話題になっている。
1997年5月、私の市では与党自民党の現役県議会議員2人により、党を2分する激烈な市長選挙が行なわれた。私が支持したO氏は、聴く人に訴える演説の上手さ、清潔感・情熱・政治手腕、総ての面で勝り初当選した。それ以降は実績を評価され、現在3期目である。
初当選直後、O氏自身が言ったのを覚えている。
「長期政権には得てして問題も出てくるからそれは望まないが、3期はやってみたい」
「そうですね。やはり人間は弱いもの、“初心忘れず”を貫くのは余程の意志の強さがないと難しいようですね。一般的には3期ぐらいが良いのかも知れませんね」
私は、率直に自分の考えを述べた。そのことをはっきりと記憶している。
だが、後任に彼以上の適任者が見当たらぬ現状と、今もってクリーンさを保ち続けている姿勢および50代前半というO氏の年齢を考えると、場合によっては4期という選択肢があってもいいのかなと、自分の考えが変化しつつあるのを感じている。

1人暮らし

2006-11-16 08:14:20 | Weblog
東京の病院に入院している友人の奥さんから電話が入った。
その奥さんは、現在さいたま市に1人で住んでいる。娘さんたちは結婚してそれぞれ家庭を抱えており、なかなか親にまで手が廻らないらしい。そうした環境に置かれた為か、最近鬱状態に陥り、これまで1度も夫の見舞いに行くことができなかった。
「今日は主人のところへ行きたいと思っていたのに、さっき来た娘に『そんな状態では無理でしょう。止めた方がいいよ!』って言われてしまったの。せっかく主人に逢えると思い明るい気持でいたのに・・・。もうイライラしてどうにかなりそう!」
それを聞き一応自分の考えを話した後、私は女房に受話器を渡した。女同士の話の結果、とりあえず彼女のところへ駆けつけることにした。私たちが着いた時は横になっていた彼女だが、暫らく話相手になり――というよりは彼女の苦しい胸の内の聞き役になっている中に、大分気分も落ち着いたようだった。
「長い時間有難うね。もう大丈夫だから帰って」「また寂しくなったら電話して! 来られる時は来るから」。私たちは複雑な気持で家路についた。