お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●月日 06年12月3日(日)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~境川~R134~大楠山~R134~境川~自宅

       距離 91.63km
       平均時速 24.3km/h
       最高時速 43.7km/h
       走行時間 3時間46分24秒

       ※06年の通算 9668.74km
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 出発は午前10時半ごろ。前日の忘年会はなぜか1次会でお開きとなり、それほど飲んだわけでもなかったのだが、朝寝坊してしまった。
 
 この日は午後3時ぐらいには帰ろうと思っていたので、それほど遠くへは行けない。時間的には平たんロードを80キロぐらい。となると三浦だ。佐島か荒崎あたりまでかな。
 
 ということでまず境川をぶっ飛ばす。通勤でBD-1にずっと乗った後、休日にロードに乗った瞬間のスピード感がたまらない。
 
 上和田団地付近でリカンベントを抜いた。といっても、この人結構速い。時速30キロ前後で走っている。でも、こっちはロードですから、一応抜いておこうかな、と。「こんにちは」って笑顔で抜いていったら、リカンベント海苔の目が光ったような気がした。ニヤリと笑いながら・・・。
 
 その先の交差点でストップし、さらに渡ったところでボトルの水を飲むためにスローダウンしたら、リカンベントが風のように走り去っていった。しまった。火を付けたか。
 
 すでに30メートルほど先にリカンベント。ちょっと悔しいので、負けじと追う。時速は33~35キロぐらい。でも・・・追いつけない。リカンベントはまるで弾丸のように境川を突き進む。信号はないが、人やママチャリをよけるためや、ちょっとした交差点ではスローダウン。彼もスローダウンしているはずだが、リカンベント海苔はいつの間にかは視界の中から消えてしまった。
 
 自宅から大清水高校前の休憩所までの約18kmで私の平均時速は29.7km/h。これで追いつけないリカンベントって・・・。彼は一体平均時速何キロで走っていたんだろうか。そんなにスピードが出るモノなんですかねぇ。
 
 まあ、気を取り直して、と。いつものように片瀬東浜からR134に入る。天気がいいせいか、たくさんのローディーが走っていた。
 


 渚橋を右折し、森戸経由でR134を突き進んでいると、「大楠山入り口」という標識。そういえば、「神奈川自転車散歩」という本にここは出ていたような気がする。ということは自転車で登れるのか。ちょっと行ってみるか。



 「大楠山」という看板のある左の道へ入る。
 
 しばらくは緩やかな坂が続き、そして一気に急になった。



 信じられないような傾斜の坂が立ちはだかる。え、ここって葉山国際CCと一緒? しまった! 来るんじゃなかったという思いが頭をよぎる。

 しかし、このあたりはまだ舗装されているだけまだマシだった。



 息を切らして必死で最初の坂を上りきるともう平坦に。あれ? あれだけで終わり? な~んだ。たいしたことないじゃん。と、足を着いて休憩。



 先を見ると下りだ。でも、舗装されていない! ダートじゃん。どうしよう。
 
 ま、いっか。どうせもうちょっとだろうから、なんて軽い気持ちで再スタート。



 ところが、またも出現してきた激坂。写真ではそれほどではないようですが、見た瞬間、Uターンしようと思ったほど。まさに壁のようだった。
 
 帰ろかなーーしかし、平坦なところはダートだが、登り坂は「上ってね」と言わんばかりに舗装されている。きっと2度と来ることはないだろうから、最後まで行ってみよう。そう決心し、登り始める。
 
 いやきついきつい。登り坂の途中で、ハイキング中のおばさん2人を抜く。おばさんたち、びっくりしてたよ。



 途中の開けたところで。あの山の向こうに湘南国際村があるのだろうか?



 やがて道は上りもダートとなってくる。幸いにそれほど荒れておらず、何とかロードの細いタイヤでも走れる。なるべく状態のいいところ、石のないところを選びながら、あちこちふらふらしながら上っていく。転倒もパンクも怖い。時速は10キロ以下だ。
 
 親子連れとすれ違う。お父さんが「お前、今度は自転車で来い」。私を見ながら息子にそう言うと「いやだ」と即座に拒否されていた。中学生ぐらいの息子が真剣な表情で首を振る姿がおかしかった。



 頂上らしきところまで3~4つの激坂があったような気がする。こんな道ではタイムとか足着きとか平均時速なんて問題じゃない。無事に登れるかが、最大の問題だ。
 
 ズルズル滑りながら登り続けてようやく頂上に到着したときは、心底ほっとした。良かったぁ。パンクしなくて。大楠山の実際の頂上はここから階段を上って行くようだった。「神奈川自転車散歩」には、「最後の150メートルは階段になる。自転車を担いで行こう」とあったが、そんな体力はもう残っていない。今日はここまで!



 上りきったところは平坦な広場になっていて、国土交通省の大楠山レーダ雨量観測所があった。



 で、その先には
 「この先、車両通行不可。ハイカーのみ通行可」という看板。
 
 えっと、自転車は行けるのかな。今来た道は帰りたくないし。見ていると、反対側からはおよそハイキングという雰囲気ではない軽装で来ているおねいちゃんの2人連れがいた。ふ~む。あっち側は楽なのかな? で、次に通りかかった犬の散歩をしていたおばさんたちに聞いてみた。
 
 「こっちは山道ですよ。道も細いし。自転車? だったら、来た道を引き返した方がいいですよ」。
 
 MTBなら行けるんだろうが、ロードだしな。途中、担ぐ必要が出てくるかもしれない。。仕方ない。地元の人の意見を尊重して、引き返すことにしよう。



 大楠山は標高242メートル。この看板のところにある階段を上っていくと展望台となっている。



 で、上ってみると、おぉ~、360度のパノラマが広がる。南を見る。あれは荒崎のあたりだろうか?



 そして西。はるかかなたに江の島が見えた(写真ではわかりませんが)。

 しばし、絶景を堪能する。
 
 さてと、ひと息ついて降りるのだが、これもきつい。ダートのじゃり道は上るより、降りるほうが辛い。ブレーキは掛けっぱなし。でも、MTBのようにキュッとは効かない。緩めると、小石の上にガシガシ乗り上げて、いつ転倒かパンクしてもおかしくない状況になる。途中で何度も降りて押そうと思ったほどだ。
 
 そして道が舗装になっても恐怖は続く。ヘタにスピードが出せない。スピードがでると狭い山道なので曲がれないのだ。最後は下ハン握って、ブレーキも思い切りかけて降りた。それでも林の中に突っ込みそうで怖かった。行きも時速10キロ前後、帰りも時速10キロ前後。大楠山入り口まで平均時速は28km/hだったのが、登って降りたときには平均時速は22km/hまで落ちていた。
 
 ここはほとんどがダート。それほど荒れてはいないのだが、ロードで来るところではなかったようだ。後で地図を確認すると「ハイキングコース」とあった。道中にそのような看板を何度か見た。「神奈川自転車散歩」でも上っていたのはMTBだったような・・・。
 
 いや~ぁ、R134に出たときの快感といったら。舗装道って気持ちいいッス。



 葉山マリーナでトイレ休憩。そういえば、何も食べてないな。でも午後3時まであと2時間弱。ぎりぎりの時間しか残っていない。まずは帰ろう。
 
 帰りの境川は久々に無風。気持ちよく、自宅へ向かった。今度、大楠山へ行くときはMTBで行こうと思いながら・・・。
 
 午後3時に帰宅した後は、カミさんとサガミサイクル町田館へ。ホントはカミさんのヘルメットを買う予定だったのだが、気に入ったものがなく、それじゃかわりに私の冬用のウエアを、と。へへ。
 
 何たってカミさんが一緒ですからね。私の財布は傷みません。「多少は買ってもいい」というお言葉も頂いてましたので、あれもこれも、ついでにこれもとカゴに突っ込みました。
 
 さあ、これで寒い冬でも毎日走れるぞ。

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コメント(8|Trackback()



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コメント
 
 
 
夫婦ポタですね!? (つぴぃ)
2006-12-05 11:14:14
お、奥さまのヘルメット……と書かれているところを見ると、ついにママチャリ以外の自転車を調達されたということでしょうか。どんな自転車かな~。紹介してくださる日を楽しみにしています。
 
 
 
すごい (yuzito)
2006-12-05 19:52:59
 タイトルをみてMTBで出動したのだと思ったのですが、まさかロードだったとは・・・。
 大楠山は今年2回行きましたけど、後半の上りはロードではかなりつらかったんじゃないですか?僕はここからはロードではちょっと無理だなって思っちゃいましたもの。ましてあそこを降りずに下ったとは。驚きです。
 でもこういうエントリーって好きです。ときどきこういう無茶をするのってとっても楽しいですよね。
 
 
 
そうだといいんですが (境川のmasa)
2006-12-05 22:49:18
>つぴぃさん
実は、クリスマスイブの日産スタジアムのイベントに私がロード、カミさんがママチャリで参加することになりまして。で、参加するためにはヘルメット着用でなくてはーーということなのです。
まあ、ヘルメットを1度だけ使ってあとは床の間に、というわけにもいかないので、いずれはと思ってます。
現在我が家には自転車が7台。どれか壊れないことには、次が買えない状況なんです。ママチャリってなかなか壊れないから困りもんです(笑)
 
 
 
知らぬが仏 (境川のmasa)
2006-12-05 22:50:01
>yuzitoさん
でした。
おっしゃる通り、後半は泣きそうになりました(笑)
まさか、あんな所とはつゆ知らず・・・。
>あそこを降りずに下ったとは
ロード乗ってるときは絶対押さないと心に誓ったものですから(爆)
でも滑りまくりでした。ブレーキも効かないし。
今度はちゃんとMTBで登りに行きます。
 
 
 
ちょっと (こん)
2006-12-05 23:18:23
>ちょっと行ってみるか。

良いですね、このちょっと行ってみるかという気持ちで道を曲がるというのが。
んで、ちょっと苦労して、いやかなりかもしれませんが、でもとてもよい眺望で登った甲斐ありですね。

にしても天気良かったですよね~。この日は、風邪引いていたので自転車禁止令がありまして、乗れなくてすごく残念だったんですよ~。
仕方ないので、実は僕も12時頃にサガミサイクル町田館に行って冬物を物色してました。結局そこでは買わなかったんですが、もちょっと時間がずれてたら知らず知らずのうちにお会いできたかもしれませんね(笑)。
 
 
 
ちょっとでやめとけば良かった (境川のmasa)
2006-12-06 00:59:13
>こんさん
本当にちょっとでやめとけば良かったです(笑)
登りも下りも、も~大変でした。
でも途中まで来ると、辞められないんですよね。
でも、登った甲斐はありました。それだけが救い。

サガミサイクルは惜しかったですね。
実は午前中に行こうと思ってたんですが、カミさんが用事があって夕方になったのです。カミさんに用事がなかったら、お会いできてましたね。残念。
私はパールイズミのシューズカバーを買いましたが、やっぱり履きにくそうですね。忙しい出勤時にはどうかなと思いますねぇ。
早く風邪を直して、走れるようになって下さいね。
 
 
 
大楠山は (masa)
2006-12-06 05:27:00
yuzitoさんのエントリーのあの絶景の印象があり、
いつかは行ってみなくちゃ、
特に冬の空気が澄んだ日に、と思ってたんです。

いいッスねぇ。三浦から湘南・相模を一望ですもんね。
このエントリーで詳細が分かりました。
治ったら行ってみます。えぇと、MTBでですよ。もちろん。
 
 
 
絶景です! (境川のmasa)
2006-12-06 17:28:49
>masa@あぁ湘南のさん
展望台に登って回りを見た瞬間、疲れも何もかも吹き飛びましたね。
そうです。ここはMTBで行くところなんですよ(爆)
治ったらぜひ!

そうだ! yuzitoさんのエントリーにありましたね。
読んではいましたが、「MTBはサッカー観戦以外には乗らないし、ここはきっと登らないな」と思って忘れてました。

で、
>yuzitoさん
masaさんのコメントでようやく思い出しました。すいません。
大楠山のエントリーはコメントもしてるのに、佐島の海辺の刺身しか覚えてませんでした(笑)。あの絶景は大楠山だったんですね。
行く前に予習しておくべきでした。
(って、予習してたら行ってませんが)
>ところどころに前輪が浮くような10%を越えるような上り
今思うと、よく登ったなぁと思いますね。あんなダートの道をロードで。
おばかさんでした・・・。
 
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