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お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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※下村敦史(1981年京都府生まれ。2014年「闇に香る噓」で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。短編「死は朝、羽ばたく」が第68回日本推理作家協会賞短編部門候補、「生還者」が第69回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補、「黙過」が第21回大藪春彦賞候補となる。ほかの著書に「真実の檻」「告白の余白」「同姓同名」「ヴィクトリアン・ホテル」「逆転正義」「そして誰かいなくなる」「生還者」「黙過」など)



●やられた感はあるね

 社長の死体が見つかり、それに「関わる」メンバーが7人、廃墟に集められる。「48時間後に毒ガスが充満し、“犯人”だけが助かる」と音声が流れ、7人は自白合戦を繰り広げるが…。『小説幻冬』連載に加筆・修正。

 プロローグで「あれ?」と不審に思った1行が、最終章で「なるほど、そういうことか。ちょっとずるいけどねぇ」とうなずいた。タイトル通り、「全員犯人、だけど被害者、しかも探偵」にこだわり、趣向を凝らしたミステリー。350ページを一気読みの面白さだった。ただ「ヴィクトリアン・ホテル」と同じで映像化は難しいね(^_^;

 次々と現れる傍点と「〝〟」は当然ながら伏線やヒントだけど、それでもこの展開は読めなかった。おかしいと矛盾を感じつつ、それがどう繋がるのかは想像できなかった。やられた感はあるね。もう一度読めば、違う意味で面白いかな。

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