お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 厚木市観光振興課が開催している「厚木deサイクル・デジタルスタンプラリー」に参加してきた。同課が公開している「厚木deサイクル」のおすすめコースに設置されたチェックポイントを回ってくるというもの。丹沢、大山、七沢はホームコースでしょっちゅう走っているのだが、コースを確認すると走ったことのない道もあり、フォローしているSNSでも「走ったよ」なんて声も聞こえ、先着500名にプレゼントされるオリジナルサコッシュ目当てに走った。

 コースは初級、中級、上級の3つ。初級は田んぼや川沿いで自然を感じながらゆったりと楽しめる「厚木市内周遊コース」(17.5キロ、獲得標高225メートル)、中級は神社仏閣を巡りながら御朱印集めや酒蔵も楽しめる「大山周辺コース」(20.0キロ、獲得標高290メートル)、上級は宮ヶ瀬湖をめざして峠を登る爽快な宮ヶ瀬湖周遊コース(45.5キロ、獲得標高902メートル)で、すべて東丹沢七沢観光案内所がスタート&ゴール地点となっている。

 どうせだったら全コースを制覇したいと思い、1日で走れるルートを引いてみた。八菅神社をスタートとし、飯山、七沢と走って実際のスタート地点の観光案内所へ。その後は日向、比々多、伊勢原と回り、厚木市内周遊コースと大山周辺コースをコンプリートして再び観光案内所へ行きサコッシュをゲット。北上して土山峠を上り、愛川から八菅神社へ帰ってくるという8の字コース。約80キロで獲得標高は1535メートル。実際のコースを走れないのはほんの一部で90%以上を網羅しているはず。



 出発する際に専用アプリをダウンロードするのだが、イベント参加中のままにしていると位置情報が送信され続けてスマホの電源が一気に減るので、一時離脱が必要。また3つのコースは別々の画面になるので、コースごとに切り替えが必要など、先人の教えはありがたかった。また、チェックポイントのQRシートの設置場所を探してひと苦労するかと心配していたが、公開されている情報を発見したので助かった。

◆厚木市内周遊コース
◆大山周辺コース
◆宮ヶ瀬湖周遊コース

 では、以下の順番でスタート!

◆チェックポイント ※( )はQRシートの設置場所
八菅神社(参道階段横のハイキングコース案内板)宮ヶ瀬湖周遊コース
飯山観音長谷寺(本堂お賽銭箱横)宮ヶ瀬湖周遊コース
あつぎつつじの丘公園(南側第2駐車場の園内案内看板)宮ヶ瀬湖周遊コース
県立七沢森林公園(駐車料金徴収所)厚木市内周遊コース
黄金井酒造(売店ショーケース付近)大山周辺コース
七沢観音寺(社務所前)厚木市内周遊コース
七沢展望台(展望台柱)大山周辺コース&厚木市内周遊コース
三之宮比々多神社(社殿前のテーブル)大山周辺コース
あふり〜な比々多(入口横の窓)大山周辺コース
伊勢原大神宮(内宮横の掲示版)大山周辺コース
●大山周辺コースコンプリート予定
夢未市(出口自動ドア前)厚木市内周遊コース
高坪親水広場(東屋横)厚木市内周遊コース
●厚木市内周遊コースコンプリート予定
道の駅清川(サイクルラック付近)宮ヶ瀬湖周遊コース
みやがせミーヤ館(自転車の駅出口)宮ヶ瀬湖周遊コース
県立あいかわ公園(あいかわ公園パークセンター入口付近)宮ヶ瀬湖周遊コース
●宮ヶ瀬湖周遊コースコンプリート予定

 スタートの八菅神社からいきなり試練が訪れた。目の前の鳥居の先には階段が立ちはだかり自転車は入れない。仕方ないので歩き出す。この階段はすぐに終わるが、その先はコンクリート舗装の15%以上はありそうな急坂。そして真っ直ぐに伸びる長く急な階段が目に飛び込む。あれ上るのかとため息をついたが、コンクリート舗装の道は左手へカーブしてそのまま続いている。「車道・女坂」と書かれており、察するにあの急階段は男坂なのだろう。当然、女坂へ向かうのだが、ここも15%以上ありそうな急坂が続く。サイクリングなのにこんなに歩くなんて、まるでテレ東の「バス旅」じゃないか。400メートルほど息を切らして上ると、左手に階段がありその先に神社が見えたので階段を上る。すると広場があり右手にQRシートが貼られたハイキングコース案内版を発見した。


八菅神社



参道序盤の急坂



直進が男坂の急階段。左は女坂



神社手前の広場



ハイキングコース案内板にあったQRシート


 やれやれとひと息つき、スマホを起動するがなんとまさかの圏外。アプリが起動しないのでスタンプはゲットできず、出鼻をくじかれた。まいった(T_T)

 ※後日分かったのだが、読み取れない場合はQRシートを撮影してメールすれば良いそうです

 傷心の思いで下山し、気を取り直して飯山方面へやなみ峠を越えて向かう。ちなみに女坂が車道とあったので自転車でも行けるのかと思ったが、いこいの森駐車場から参道へ出るところは鎖が張られて通り抜けできないようにしてありダメみたい。

 次のチェックポイントは飯山観音長谷寺(ちょうこくじ)。小鮎川にかかる赤い橋を渡り、飯山白山森林公園方面へ約800メートルほど上って行く。そしてここもQRシート設置場所へ行くためには急な階段を上らなくてはならない。さらに辛いのは駐輪場が参道近くではなく、やや下にあること。もう! また歩くの? サイクリングじゃないのかよ。

 というわけで23段プラス50段の階段をよいしょよいしょと上る。QRシートが本堂横にあったのでアプリをかざす。あれ? 写らない。まさか。なんで? iOSじゃダメとかないよねぇ。でもどうやってもダメ。画像が出てこない。ついてない。サコッシュはあきらめ、とりあえずコースだけでも回るか。


飯山白山森林公園入口



長谷寺まで800メートル



長谷寺到着。駐車場は右手、駐輪場は手前に下った所にある



50段の階段



長谷寺



長谷寺のQRシート


 振り返ると相模平野を一望する、上った甲斐のある風景が広がっていた。さらにあと20分ほど上ると展望台があり、東京スカイツリー、横浜ランドマークタワー、三浦半島、江の島、伊豆大島まで見渡せるらしいが、そこまで歩く気力はない。スタンプもゲットできず、意気消沈してとぼとぼと階段を下る。


長谷寺からの絶景


 いったん下り、東丹沢パーク入り口から勾配10%を飯山グラウンドへ向かって上る。この時ふと気がついた。もしかしてカメラのアクセス許可してないんじゃね? 確認するとまさにその通り。あ〜、なんで長谷寺にいる時に気がつかないんだ。この愚か者! 仕方ないので引き返す。無事スタンプはゲットできたが、無駄なアップダウンと階段上りで20分ほどのロス(T_T)


飯山観音長谷寺のスタンプゲット


 次のあつぎつつじの丘公園は南側第1駐車場から園内に入ってしまい、南側第2駐車場を探して少し迷った。さらに県立七沢森林公園はダウンヒルが気持ち良すぎて駐車場を通り過ぎてしまいUターン。黄金井酒造は入っていいのかな? と思いながら恐る恐る入る。


あつぎつつじの丘公園南側第1駐車場入口



あつぎつつじの丘公園南側第2駐車場にあるQRシート



県立七沢森林公園の森のかけ橋



駐車料金徴収所にあるQRシート



黄金井酒造



黄金井酒造売店にあるQRシート


 ここで衝撃の事実に気がつく。この日は月曜日。ということは東丹沢七沢観光案内所は定休日じゃないか。コンプリートしてもサコッシュは出に入らない。でも前を通ったら室内の電気はついていた。もしかして開いてたのかな。


東丹沢七沢観光案内所


 さて、ここからは日向薬師へ向けての上りが始まる。緩やかな坂を上り、七沢温泉の旅館街を過ぎると右手に次のチェックポイントの七沢観音寺がある。ここは幸いにして自転車で行けそうだが、短いがコンクリート舗装の強烈な上りを上らなくてはならなかった。


七沢観音寺



七沢観音寺のQRシート


 次は七沢(南薬師林道)展望台。「もう捨てないで」というゴミ捨て禁止の看板の先にある。この道は何度も通っていてここに展望台があるのは知っていたが、ヒルクライムの途中なのでストップすることはなかったので初の訪問。ここは大山周辺コースと厚木市内周遊コースのチェックポイントなので2つQRシートが用意されていた。


七沢(南薬師林道)展望台



2つQRシートがある



展望台からの眺め


 厚木市内周遊コースはここで引き返して下るのだが、大山周辺コースはこのまま日向薬師まで上って行く。


日向薬師


 日向薬師からのダウンヒルを楽しみ、次の三之宮比々多神社に向かう。コース通り走っていると神社への入口を発見したのだが、また階段だよ。それがイヤだったら急坂上れってか? 究極の選択は当然、階段。あ〜、また山登りかと嘆きながら上りきると、目に飛び込んできたのは駐車場に止まっているバイク。どうやら裏から入ったようで、もう少し先へ行って回り込めば正面の鳥居から参道を通って境内に普通に入れた。な〜んだ。


三之宮比々多神社入口と思われた場所。左が階段、右が急坂



三之宮比々多神社


 社殿前のテーブルにQRシートがあるはずだったが見当たらない。おかしいなと思いながら周囲をきょろきょろ。すると右手に白い紙が落ちていた。もしやと思って拾い、裏返してみるとQRシートだった。風で飛んだのかな。元に戻し、無事にゲット。


三之宮比々多神社のQRシート


 この先はすぐに国道246号に出てもいいのだが、周回コースが赤線で描いてあったので、何かいいことあるかなと行ってみた。すると三段の滝(もちろん行かない)への分岐の先に勾配15%現る! へ、ここってヒルクライムコースだったんかい。その通りで約2キロ、平均勾配8%超のチャレンジコースだったよ。ピークはフォトスポットとなっていたが、見渡せる場所はなかったような気がする。大山周辺コースといいながら大山ケーブル駅への上りがないのはおかしいと思っていたが、車もいないしこっちの方がいいかな。また来よう。


三段の滝への分岐



勾配15%


 下った後は国道246号へ出て、あふり〜な比々多(JAの直売所)、伊勢原大神宮へと向かう。この2つのチェックポイントをクリアしてまずは大山周辺コースをコンプリート。


あふり〜な比々多



あふり〜な比々多のQRシート



伊勢原大神宮



伊勢原大神宮のQRシート



大山周辺コースコンプリート


 この後は北上し、小野橋から玉川沿いを走り、ぼうさいの丘を経て恩曽川近くにある夢未市へ。ここもJAの直売所。スタンプをゲットし、今度は恩曽川沿いの遊歩道を遡上して次のチェックポイント高坪親水広場を目指す。ここにたどり着いた時点で厚木市内周遊コースもコンプリートだ。


夢未市



夢未市のQRシート



恩曽川の遊歩道



高坪親水広場



高坪親水広場のQRシート



厚木市内周遊コースコンプリート


 しかしながら高坪親水広場到着は午後2時53分。残りは土山峠を越え宮ケ瀬から県立あいかわ公園、そしてスタート地点の八菅神社までの三十数キロだが、上りもあるので2時間近くかかりそう。暗くなっちゃうね。ということで本日はここで打ち止めとした。どうせサコッシュもこの日は手に入らないし、宮ケ瀬周辺コースの残りと合わせて後日また来よう。この日の八菅神社から高坪親水広場の距離は48.3キロ、獲得標高は944メートル。所要時間は5時間5分。グロス平均時速は食事休憩もないのになんと9・5キロ。歩いたもんなぁ。それも上りだし。

 コースはよく考えられたものだと思う。特に走ったことのない里山や川沿いの道は(そんなに飛ばせないけど)楽しめた。近所だけどまだまだ知らない道があるもんですな。ブルベもそうだけど人の引いたコースを走ると新発見があるから嬉しい。

<その2 宮ケ瀬周辺コース編に続く>
 
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