お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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06年3月8日 国立競技場
ACL 東京V0ー2蔚山現代ホランイ 4436人
バックスタンド ホーム寄り(1969シート)で観戦


試合前のスタメン紹介時でも、さびしいホームのゴール裏


 蔚山にはユ・サンチョルがいる。
 東京Vには大橋がいる。
 ともに元マリノスの選手。
 サイクリングがてら行ってみようかということで、1969円払って、1969シートの前売りを買った。
 ところが!

 「ユ引退」という報道があった。なんと、左目が見えないままこれまでプレーしてきたという。それでいて韓国代表の主将も務めた。素直に驚いた。そして、ユの凄さを感じた。

 3年前の10月。国立でのセレッソ戦。引き分けながらも、今でも語り継がれるほどのすさまじい試合で、同点ゴールを決めたのはユだった。あの体ごと飛び込んで決めたヘディングシュートは忘れないよ。ありがとう、サンチョル兄さん。

 じゃあ、大橋だと思ってスタメン聞いたら、サブだった。

 僕は一体ここへ何しに来たんだろう。ヴェルディファンでもないのに・・・。

 前半立ち上がりはウルサンの10番がいい動きをしていた。左サイドを突破し、絶妙のクロス。惜しくもシュートはクロスバーで得点はならなかった。10番はイ・チョンスだった。調子が出ていないという話だったが、やはり目立った存在だった。

 立ち上がり押されたヴェルディだったが、次第に持ち直し、デフェンスも厳しくなり面白い試合になった。といっても、中盤がお互いにあまりなく、カウンターサッカーの応酬でスピーディーな展開にみえただけかもしれない。ウルサンもそれほど強いという印象はなかった。ヴェルディでは抜擢された斎藤が走りまくり、右サイドの広山先生がいい動きをみせて、チャンスをつくり出していた。

 ヴェルディにも決定的なチャンスがあった。相手のミスかボールのバウンドの具合か、ラッキーな形で左サイドでボールを奪った選手から中央へクロス。しかし、やはりフリーとなっていた9番がヘディングを痛恨のミス。絶対決めなければならないシーンだった。

 0-0で前半は終了。期待の後半も選手交代はなし。

 前半は頑張ったヴェルディだったが、GKへのバックパスを奪われてあっさり先制点を許す。さらに、左サイドでのイ・チョンスのヒールでの流しから右へ右へと繋がれて綺麗に崩され、2点目を献上してしまった。

 広山先生が相変わらず頑張っているが、ヴェルディの選手にパスミスも多く、中盤もあまりつくれず、クロスの精度も悪く、パスを受けてから持ちすぎて出し所を自ら減らしたりと、ひいき目にみても勝ち目はなかった。

 ラモス監督どうする? と思って見ていたら、飯尾など出してきたが、交代したのが広山。違うだろう。広山に代えて大橋なら分かるが、一番チャンスをつくっていた選手を代えるなんて・・・。最後には永井も出てきちゃった。大橋に出場機会はなかった。どうやら主力は温存したようだ。1969円損した。

 0-2での敗戦に、ラモス監督は「全然厳しいと思っていない。まだまだチャンスがある。ここで、0対2で負けたという事は、アウェーで2対0、3対0で勝てると思う」と、内容には満足しているようなニュアンスのコメントを残した。

 ホームでの敗戦がどれほど痛いものなのか。2年連続してホームで敗れ、決勝トーナメントへ進めなかったマリノスの試合を見ていないのか。我々はホームの重要性をいやというほど知っている。この日の試合は、何が何でも勝たなければならない試合だった。日本のチームとして初めて決勝トーナメントへ進出できるチャンスだったのに、それをみずからつぶしてしまった。主力温存? J1昇格も大事だろうが、アジアへの道の大切さをまったく分かっていなかった戦いぶりだった。

 アウエーで2点も3点も取って勝てるほど、アジアは甘くない。ガンバだって、アウエーで逆転を食らっている(これは宮本のせい?)。

 アジアの歌と同じメロディーのヴェルディのコールがたびたび聞こえてきた。ぐっときた・・・。今シーズンの終盤戦で、アジアの歌をもう一度歌わせてくれ。

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●月日 06年3月8日(水)
●目的地 国立霞ヶ丘競技場
●ルート 自宅~(R246)~(川崎町田線)~中恩田橋~桐蔭学園~菅生緑地~(平瀬川沿いの道)~円筒分水~(多摩サイ)~稲城大橋~(多摩サイ)~(世田谷通り)~三軒茶屋~(鳥山川緑道)~(目黒川緑道)~国立霞ヶ丘競技場~(サッカー観戦のち)~(青山通り)~(駒沢通り)~(R246)~自宅
●距離と時間 天気 晴れ
       出発 午後12時30分ごろ
       距離 106.45km
       平均時速 20.2km/h
       走行時間 5時間15分11秒
       最高時速 53.0km/h
       ※06年の通算 1265.92km
サイコーのアップダウン
あれ、鶴見川にでちゃった
 ジャージもウインドブレーカーもいらない。ネックウオーマーもイヤーマフラーもいらない。厚手のグローブもいらない。ヘルメットも・・・、いや、これはいる。どんなに暑くても、絶対かぶんなきゃ。

 春のようなポカポカ陽気。風もない。さあ、走るぞー。

 いらないものをデイバックにすべて入れて、帰りのナイトランのためにリアキャリアにくくりつけ、国立競技場を目指す。

 前日が仕事にもかかわらず、仕事に行くときよりも早い午前10時に目覚めた。睡眠時間は4時間ほど。「もう起きるの? 大丈夫?」。カミさんは心配するが、チャリンコのときはなぜか大丈夫なんだな。だって、大人の遠足だもん。

 R246を走らないでとりあえず多摩川まで行くことにした。

 ところが、早く起きた割りにはMTBのリアキャリアを付け替えたり、サイコンを新しいのに取り替えたりで意外に手間取って、出発は12時を大きく回ってしまった。

 R246を少しだけ走り、恩田川を越えたところで側道に入り、左折。恩田駅を越え、中恩田橋の交差点を右折した。

 この道がサイコーだった。アップダウンの繰り返しだが、車の通行量も少ないほぼ直線の一本道。アップはゆっくり登っていい汗かき、ダウンはペダルを思い切り回して爽快感を味わう。登りが多く時間を食うので、通勤の際には使えないが、休日に多摩サイへ行くときは「この道!」と決断させるに足る気持ちいい道だ。

 どこまでも続けばいいこの道も、最後は農道となり、鶴見川にぶつかるところで行き止まりとなる。

工事中の菅生緑地
菅生緑地の展望台より
 宮前橋を渡り、桐蔭学園女子部入り口交差点を入って坂を登ると桐蔭学園の間に出た。

 その先も登り坂。先には小さな山が見える。地名は荏子田となっている。迂回路を探すより、登ってしまった方が手っ取り早い。登り坂を探しながら走る。そして降りたところが覚永寺の前。このあたりは美しが丘。「丘」とあって、坂だらけだ。

 この近くには菅生緑地がある。「水沢の森」ともいうらしい。ちょっと行ってみるか。保木入り口交差点から激坂を登る。さらに小道を登る。緑地にはたどりついたが、工事中で入れない。周りを走っていると展望台があった。眺めは、う~ん、微妙。

 その先にはウオークボードやどんぐりの森なんてのもあった。

 さらに先へ進むが、工事中で行き止まり。何だかよく分からなかった菅生緑地だった。
 

平瀬川沿いに続く道は南武線でストップ
平瀬川沿いの道は人通りも少なく飛ばせます
 菅生緑地から降りると尻手黒川道路。平瀬川が近くに流れている。どこかな~、ここかな~。ちょっと戻った感じで適当に路地を入ると、あっさり暗渠から出てきた平瀬川に出会った。

 今日は冴えてるねえ。迷わないぞ。

 平瀬川沿いの道は、一般道と歩行者・自転車専用道が入り乱れているが、車や人の通行も少なく、思い切りペダルを回せる。もちろんサイクリングロードではないので、交差するところではストップを余儀なくされる。

 どこまで続いているのかな。多摩川まで行ければいいな。しかし、南武線が見えたところで行き止まりとなってしまった。これが突然なので、踏切へ行くには戻らなくてはならない。「この先、行き止まり」ぐらい書いておいて欲しいよ、まったく。

津田山越えて
暗渠から出てきた平瀬川
 踏切を渡り再び早瀬川沿いへ。しかし、すぐ川は暗渠に飲み込まれてしまった。そして道は登り坂となる。ここは津田山。「山」なのだ。

 激坂をゆっくりゆっくり登る。頂上付近から見ると、多摩川はまだ先だった。

 降りるときも激坂なのでゆっくりと。最後は細い道で、勢いつけて降りていけば、人のうちへ入っていくような道。そんな道を降りきると平瀬川が暗渠から顔を出していた。

山を下りると「何だ、こりゃ?」
円筒分水
 そして、ふと右を見る。「なんじゃ、こりゃ~」。あやしいものが目に飛び込んできた。

 円筒分水 多摩川の水を各堀に最も理想的かつ正確に分水する装置として、昭和16年に造られました。国の登録有形文化財に指定されています。(大山街道活性推進協議会「大山街道マップ」より)

 久地と宿河原で多摩川から取水された水が、ここで地下から円の中に注ぎ込まれ、それを流し出す円弧の大きさによって、堀へ流す分量が決まるという仕掛け。へ~、よく考えたもんだ。
勉強になりますね。みなさん、分かりましたか?


久々の多摩サイ
二子橋から上流は久々でした
 しばし感心した後、そのまま平瀬川沿いをいくと、多摩サイでお馴染みの歩道橋。なんだ、ここに出るのか。って、当たり前。平瀬川だもん。

 円筒分水から少し走ったところのコンビニで仕入れた肉まんetcで、遅い遅いランチタイムの後、多摩サイを走る。二子橋から上流は今年は初めて。やっぱ、サイクリングロードは気分いい。

稲城大橋でUターン
今日はここまで
 どこまでも走りたいところだが、午後4時も過ぎたので稲城大橋でUターンした。

 東京側のロードが切れた先で左折し、世田谷通りから国立を目指す。多摩サイは20キロ程度走ったことになる。


住宅密集地のなかの緑道
延々と続く鳥山川緑道
 渋谷は通りたくいないなぁ、ということで三軒茶屋から下北沢方面へと左折した。どうするあてもないが、R246は通勤以外ではあまり走りたくない。特に、三軒茶屋から先は。

 ふと右を見ると遊歩道が目にとまった。行ってみると、こんな住宅街のど真ん中なのに、どこまでも続いている。へ~、いいじゃん。ちょっとのんびりポタリング気分。

 案内図を見ると、「鳥山川緑道」というらしい。起点は地図からはみ出ていて不明。この緑道はそのまま目黒川緑道に続いていた。

 のんびり気分で歩行者をかわしながらゆっくり進む。目黒川緑道の遊歩道は歩行者のみ。自転車は専用の道が区切られていた。しかし、その道も結局はR246に出ることになる。あ~あ。

 こうなりゃ、意地でも渋谷は通りたくない。山手通りを左折し、神泉から国立競技場へと向かった。

夕食は長崎皿うどん
国立ナイトゲーム観戦のときはいつもここで食事
 国立から千駄ヶ谷駅へ行く間にある店で夕食。国立でナイトゲーム観戦のときは、なぜかここで食べることにしている。駐輪場から近いということもあるが。

 「吉宗」という屋号だったが、「満てん」と変わったらしい。でも、従業員は昨年の柏戦で行ったときと同じ顔の人がいた。

 サッカー観戦が終わるまで3時間あるしってことで、謎の液体も・・・。ここまでで70キロほど走ってきた。へへ、走り追えた後のこの1杯。たまりません!

最終目的地到着
ナショナルスタジアム@霞ヶ丘
 予定通り午後6時過ぎに到着。夜は冷えるかなと思ったが、風もなくそれほど寒さも感じなかった。

 帰路は、デイバックに詰め込んだ防寒グッズをすべて着込んだ。そうまですることはなかったのだが、背中の荷物は少しでも軽い方がいい。おかげで2時間後は汗びっしょりでした。

 ルートは青山通りから駒沢通りを走り、二子橋を渡ってそのまま大山街道直進。激坂登って、梶が谷でR246に出て自宅へ一直線。

 何だか、今日も坂をいっぱい登ったような気がする。


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