遊びの達人

MTB、フライフィッシング、写真等外遊び大好き。オーディオ、鉄道、クルマ、海外出張や旅行の話も。大の麺食い。

ゆっくりの休日

2012-06-03 | Weblog
十分な睡眠で目覚めた休日。よく寝られるのは、昨日の里山ライドが効いているのだろう。ほんのちょっとだけだが、昨日は運動したし、今週は普段よりは仕事が大変なので、今日は用事を済ませたりゆっくりする休日にした。それで、夏の車検に向けて、早めに対応していこうと、ライフを持って相談&車体チェック。そこで、タイヤがすでにマズイ状態と分かり、安物だが交換をしてきた。6年も前のタイヤじゃしょうがない。でも、交換後がぜんハンドリングが良くなった。これなら、それなりの出費もしょうがないな。車検も、車両チェックの後に「大きなパーツ」がダメになっているのが判明。見積もりには目をつぶって、夏の出費を覚悟するしかない。
さて、必要な用事を済ませて買出し、早めに自宅に戻ってきた。夕食を食べながら、先日ひろさんに頂いたワインを飲んでやろうと。「高いものじゃないから」と言われたが、普段飲んでいる安物とは違うフランス製である。いつもと違う、フルーティな味でやっぱり上品だな。まあ、ワインを知らないヤツなんで、実際のところは分からないが。それで、なでしこリーグなんか見ながら、ヘッドフォンを当てて2杯、3杯と進むと、すぐにウトウト。せっかくのゴール・シーンを2回も見逃してしまった。気持ちのいい「ゆっくり休日」ではある。この状態、フライへ行き、インジケータから目を離している時に限って、魚の当たりがあるというのに似ている。ひろさん、ごちそう様~。

上りダートの魔力

2012-06-03 | Weblog
「あ~、また始まった~!」と、「これ始めると、長いからな~!」と言わないでほしい。だって、コレとっても楽しいからね。画の根っこは、HのV字谷を下り、そこからの上りのピークへの一番最後の根っこ。何でもないように見えるが、15mほどのダートの上りを上がった最後に控えているゆえ、ほんの数センチのギャップがリア・タイヤのグリップを失わせる。ピークに近くなれば、足に負担が掛かっている上に、息も上がっているので、余裕の無さが前後の体重移動の感覚を奪う訳である。こういう場合には、初心者がやりがちな「フロント・タイヤの直前しか見ない」という状態になっている。それゆえ、一番走りやすいラインを探してのこぎなんか出来ないのだ。下りはもちろん、上りでも「少しでも先」を見ることは重要。事実、15ヶ月ぶりの先週のライドでは、それを自分でやってしまい、最後のこの根っこでスリップして終了。思わず苦笑いであった。頭では分かっていても、身体が忘れてしまっていたのである。本来ならば、ギャップ(根っこ)にフロント・タイヤが当たる直前に、体重を少々後ろに持っていく、そして軽くなったフロントをギャップの上へ押し上げ、今度はリア・タイヤがギャップを通過するタイミングで体重を後ろから前に持っていく。これで、よっぽどひどい路面でない限りは、上りのギャップはクリアが可能。口では簡単なのだが、これが長い間ライドしていないと、体力が落ちて、更にはタイミングを忘れて、難しくなるのである。逆に、毎週ライドしていた際には、ベストのラインをわざと外してしまっても、グリップ力はキープ出来ているので難なくクリア出来る。要は、微妙な「さじ加減」が楽しいので、この上りダートの魔力に取り付かれてしまった。それゆえ、下りから上りに変わるような尾根道でも、わざわざ一番下で完全にストップしてから、上り始めるという「変態行為」に走るのである。「経験」もあるだろうが、これも、「タイヤのグリップ状態を正確に尻に伝えてくれる」バイクの性能のおかげが大きいだろう。現在の愛車「ロッキーマウンテンの’07ブリザード」(レイノルズ製853クロモリ)は素晴らしいバイクだが、自分にこの楽しさを感じさせてくれたのは、ジョニィさんから譲ってもらったムーツ社のYBbeatという20インチのチタン製フレームのソフトテール。大きなフレーム・サイズだが、リアの動きと相まって上りには実に強力なバイクだった。また、同時に保有していたロッキーマウンテンのThinAir(シンエア)も、かなり硬いフレームだが、18インチでも1.3Kgというチタン製にも勝るアルミ・フレームで、こげばダイレクトに反応するバイクで上りは楽しめる。しかし、このバイク下りになると、硬いフレームが災いし、リア・タイヤがちょっとしたギャップで簡単にポンッと上がる。もうちょっとで前転という場面もあったな~。何よりも、余りにもフレームが硬くて、よろしくない腰にはキツイ。今は、サスペンション・シートポストが付いて、待ち乗りバイクになっている。考えてみれば、この上りの「微妙さ」が好きなのは、釣りにも同じことが言えると思う。スタート時点では、#5・6ロッド+DT6Fだったフライ・ロッドだったのが、#4+DT4Fになり、今ではメインのロッドはミディアム・スローのかなり軟らかい#3ロッド+DT3F。源流に近い渓流での、小さな魚とのやり取りを楽しみたいのはあるが、やっぱり繊細な釣りが楽しめることが大きい。「微妙」な部分で楽しむのは好きだな。ただし、これで「本人」が「繊細」であるかは、まったく別な話ではあるが。あ~、やっぱり長くなってしまった、、、