「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

花のアポイ岳

2006-05-23 21:51:14 | 日高の山々

5月21日(日)
寒くて午前3時過ぎに目がさめる。

車の中でバナナ食べたりパンを食べたりしていると、続々と車がやってくる。

登山者の朝は早い。アポイ岳登山は20年ぶり2度目。

■午前5時。入山。

5合目まで野の花ロード。オオサクラソウ、フイリミヤマスミレ、コミヤマカタバミ、コキンバイなどなど。

快晴も日が当たらず、撮影せず。

クマよけの鐘が節目節目に置いてあり、なんとなく安心。大きく鳴らす。

■6時18分 5合目到着。

樹林帯抜けて日がさんさんと当たる。太平洋が光る。

ここからは塩基性かんらん岩に咲く、この山の固有種のパレード。

アポイアズマギク、アポイタチツボスミレが咲き乱れ、撮影モードでゆっくり登る。


    


■6時50分 7合目。

サマニユキワリが続く。帰路、見慣れぬ蝶がとまっていた。  


■7時04分 馬の背(595m)日高山脈がくっきり。
ヒダカイワザクラが「かんらん岩」に咲く。

8合目からエゾキスミレが登場。

9合目にヒダカソウ。先行登山者が教えてくれた。絶滅寸前、たった一輪に歓声。望遠で撮影。26日放送予定らしい。STVも登ってくる。




■8時 アポイ岳山頂(810.6m)

高山のハイマツ帯を登ってきたのに、突然、中腹にあるはずのケカンバ帯が頂上にあり、見通しよくない。不思議な山だ。

■8時52分 吉田岳の山頂。

日高の山並に手が届きそう。襟裳岬も近い。

幌満花畑経由で13時18分下山。数百人の登山者の列にびっくり。

幼稚園児から高校生まで地元っ子、そしてツアー客。規制のある山なのでマナーはよく、気持ちのよい登山だった。


■帰路、様似名物「たこまんま」のかまぼこ食べたり、新冠温泉レ・コードの湯(500円)に入ったり。

瀟洒なこの温泉は高台にあり絶景。500円は安い。

道の駅で、大雪山案内人のSさんと会う。アポイ岳ツアーを添乗していたという。10年ぶりの再会。



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