「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

森と湿地と草原と 平岡公園

2009-08-16 18:26:33 | 自然公園/原野/海浜
清田区の平岡公園を歩く。札幌市内では春の梅林として有名だが、訪れたのは初めて。

丘陵地帯が残されていて、森、湿地、草原が適度に保全、もしくは復元されていた。

森の際に広がる湿地には木道が敷設されていて、湿地周辺の林に棲む蝶が次々と姿を現す。


(写真: オオヒカゲ)

淡い褐色のオオヒカゲは、その名にふさわしく大きく、ゆらゆらと登場する。

アゲハチョウくらいの大きさだ。

藪の低くて、暗いところを好んで舞う。食草は湿原のスゲの仲間。


(写真: コムラサキ?)

おそらくコムラサキ。オオムラサキを小さくした文様で、初めて見たが、これはコムラサキかなあと直感。

あまり紫色をしていないので、メスだろうか。幼虫の食草はヤナギということで、こちらも水辺に縁があるチョウだ。


(写真:わずかに青い翅表を見せるミドリシジミ)

小さなゼフィルスも盛んに飛んでいた。

湿地のハンノキを食草とするミドリシジミだろう。飛んでいるときに、ちらちらっと青い翅表を輝かせていた。


(写真: ミドリシジミの翅裏)


次々と蝶と出会うが、水辺の主役といえば大型のトンボだ。

ぶん、ぶんと音を鳴らしてオニヤンマが行き交う。捕虫網を持った男の子たちも、木道をぐるぐると廻っていた。

ぎらきらと照りつける夏の太陽に、童心が甦る。


(写真: オニヤンマ)

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