「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

人が面白い・・・雨竜沼で

2006-07-31 21:05:37 | 増毛・樺戸の山々
【写真:タチギボウシ】
雨竜沼で感じたこと。
家族3人が僕の前を先行。お父さんは53歳、お母さんは49歳、娘は23歳かな?
娘は目鼻立ちがはっきりした美人。登山着もおしゃれだし。
髪もきれいに染めていた。
最近、こういう子が山に登っている。ちょっと新鮮で楽しい。
で、早い!
ニコニコ、すいすいと登っていく。
ガスのなか、「本当はどんな景色が見えるのかな」というコメントも可愛い。
親子3人で写真とって楽しそうだった。登山もおしゃれな時代かな。

ヤンキーなバカもの達ちも登っていた。タバコ吸い吸い、嬌声あげて。
甚平で登っていた輩も。場違いでちょっと不快。でも、悪くないかなとも思った。
どんな理由で登ったかわからんが、きっと、心に残ったものがあるはず。
花だったり、湿原だったり、トンボかもしれない。
明るい陽射しを浴びて、いつもと違う汗をかいただけでも、昨日とは違う自分がある。が、他人に不快感は与えてはいけない。

観光地化しているかもしれない雨竜沼。
が、自然との接点に多様なスタイルがあってもいい。
ひとつのスタイルを押し付けてもいけない。
とはいっても、男40代、女30代のカップルが街歩きの格好で上がってきたのにはたまげた。
しかもコンビニの袋に食べ物いれて。女性はショルダーバック。
分別あるはずの大人の自己責任だが・・・
こういう人はロープウェイがある黒岳、旭岳にも出没する。

山なのか、観光地なのか、雨竜沼に人間図鑑を見た。