「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

ニペソツ山④健脚に感謝!手帳落としてがっくり

2006-07-05 21:02:15 | 東大雪
【写真:天狗岳からの下りから見たニペソツ山】

前天狗からの絶景を楽しんで、天狗岳へ。右手に十勝連峰を見ながら
足元の花も楽しい。

【十勝連峰見ながら】

ハクサンイチゲ、コマクサ、チングルマ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラ、キバナシヤクナゲなどの花々が続く。花を撮影中に山手帳を落とす。2年分の記録が・・・
ショック! 記録はワードで残しているものの、肉筆こそ宝なのに。
誰か拾って郵送してくれないかしら・・・住所は書いてあるはず。

10時15分。険しい山肌を登りつめて山頂に立つ。喜び半分ながら達成感が心地よい。

【山頂】

神奈川県から来たツアー登山者が10人ほど。僕の写真をとってくれたら、すぐ下山。
一瞬の間だが、山頂を独り占め。贅沢な時間だ。
その後、次々と途中で一緒になった人が登ってくる。正直な感想は、見た目ほどつらい山ではなかった。が、これは全員共通の思いではない。
ひとりの老人男性が、「良くやりました。良くやりました」と、しゃべりながらゴール。そして、「東京から来て、よかった」とひとこと付け加える。
憧れの、ちょっとハードな山のピークを踏む。この感動は足で稼いだ宝物だ。
来た道を振り返ると、実に険しいアップダウンではないか。わが身の健脚を感謝する。

【頂上から見た来た路/前天狗と天狗山】

名残惜しいが、10時50分に下山開始。14時55分登山口。
のぼり5時間、下り4時間。
層雲峡の「黒岳の湯」(公共日帰り温泉)500円。清潔で気持ちよい。

【黒岳の湯】