1週間ほど前、「鴨々川にサクラマス遡上」という新聞記事を読んだ。鴨々川は公園の中を流れる人工河川だが、どこかで本流とつながっているのだろう。通勤路なので、早めに家を出て観察してみた。この個体は2日間、地下鉄駅近くの同じ場所でたたずんでいた。まれに移動するが、それは別の個体を追い出すとき。数匹いるらしい。
時々、腹を横にして、バタバタする。産卵行動の前兆なのだろう。体の一部は婚姻色、赤くなっている。知識不足で、雌雄の判別ができないのが残念だ。この場所だと、湧き水もなく、産卵しても孵化することはない。都心の人工河川に迷い込んだ彼らの不運。気の毒だが、眺める僕は自然のドラマに、どきどきした。
時々、腹を横にして、バタバタする。産卵行動の前兆なのだろう。体の一部は婚姻色、赤くなっている。知識不足で、雌雄の判別ができないのが残念だ。この場所だと、湧き水もなく、産卵しても孵化することはない。都心の人工河川に迷い込んだ彼らの不運。気の毒だが、眺める僕は自然のドラマに、どきどきした。