へびいし郁子のチャレンジ 3

いのち優先 くらし見つめて こころ豊かな市民政治を

「虹とみどりの会」

原発なくせ!11・11全国いっせい行動in郡山

2012-11-11 | 日記・エッセイ・コラム

 郡山駅前で行われた集会に「虹とみどりの会」も参加しました。

*******挨拶(抄)*******

昨年の3.11以来、私たちは、たくさんの場所で、何千回、何万回と「原発いらない」と声を上げ続けてきました。開成山野球場、いわき市駅前、福島県庁前で、また、あるときは、東京の経済産業省前、国会議事堂前、首相官邸前、東京電力本社前、芝公園、代々木公園、日比谷公園、銀座や新宿などです。また全国各地に出かけ「さよなら原発」と訴えてきました。<o:p></o:p>

 

そして今日1111日、1年8ヶ月を迎えて、全国アクション行動の一つとして、私たちは、日本中世界中に向けて「原発はいらない」と再度訴えます。<o:p></o:p>

 

その理由は、東京電力福島原発事故の被災者・被害当事者として、事故の影響のひどさと放射能の後処理の困難さを身にしみて知り苦しんでいるからです。私たちは福島の語り部です。

 

私たちは、かけがえの無いのないたくさんの命あるもの・財産を失いました。いくらもがいても もう取り戻すことはできません。汚染された自然環境、海、山、森、川、大地。そこから得られる自然の恵みは、放射能測定器で測ってからでないと食べることができなりました。まさに私たちや子どもたちが健康に生きる権利を奪われてしまったのです。

悔しい思いをし、将来を憂い亡くなった方が大勢います。まだ避難生活を強いられている方、もう戻れないと諦めている方、戻らないと苦渋の決断をして新天地に移った方など県民一人ひとりの生活も人生も大きく変わってしまいました。

そんな福島県民の思いを無視し逆なでするかのように、まるで原発事故など無かったかのように、野田政権は原発の再稼働を許し、原発を海外輸出することも認めています。何という恐ろしいことでしょうか。

「脱原発」をなぜ、私たちは繰り返し叫ぶのでしょう。それは、 <o:p></o:p>

 

1、何よりも危険でリスクが高いからです。ヒューマンエラーは許されず、人間が支配できる技術ではないこと。そして活断層が多い地震国日本で稼動させることは、最も危険だからです。<o:p></o:p>

 

2、核のゴミである廃棄物の問題。除せんで出た汚染土の行先もまだ決まっていません。最終処理に膨大な高いコストがかかります。10万年という管理不可能な負の遺産は、そもそも次世代に対して無責任きわまりない行為です。<o:p></o:p>

 

3、原発は、核兵器の準備になります。核の平和利用というが、それは軍事的な準備であることは明らかです。<o:p></o:p>

 

4、民主主義を脅かします。それは原子力ムラをみれば分かります。資本の力とカネで政治・メディア・政治家・学者を支配し、情報を隠し国民を犠牲にしてきました。あってはならないことです。今、私たちは、真の民主主義を確立しなければなりません。<o:p></o:p>

 

私たちは、福島事故の悲劇、過ちを繰り返さないために、次のようなことを求めていきます。<o:p></o:p>

 

1、責任を取る社会・政治をつくること<o:p></o:p>

 

①誰も刑事責任をとっていない福島原発事故の責任を質すため<o:p></o:p>

 

福島原発告訴団を結成しました。そして全国から12000人以上の告訴が集まり、1115日には、第二次告訴をする予定です。<o:p></o:p>

 

②原発を推進してきた政治家には、責任を取って退いて頂くことを求めます。<o:p></o:p>

 

③そして、国会内に脱原発議員を増やしていくこと。例えば、衆議院では、480人の内、脱原発議員は約170人、過半数まで、71人足りません。<o:p></o:p>

 

2、被災者の避難の権利と留まる権利 両方の保障を求めていきます。<o:p></o:p>

 

①超党派議員、NGO、法律家、市民の連携で「原発事故子ども・被災者支援法」が6月に制定されました。その具体的施策の充実策が重要です。<o:p></o:p>

 

例えば、予防原則に基づく健康被害の未然防止と早期発見、支援対象地域の指定、移動のための費用補助、県民健康管理調査に代わり国を実施主体とする健康診断、セカンドオピニオンを認めることなどです。<o:p></o:p>

 

10月に県の健康調査検討会の秘密会が明るみになり、山下俊一座長率いる検討委員会人事の刷新と組織改変を福島県に要請しました。<o:p></o:p>

 

3、労働者を放射能被曝から守ることの対策です。<o:p></o:p>

 

原発の収束作業、除せん事業に多くの被災県民が従事しています。しかし、多重下請け構造で正当な健康管理や危険手当支給などが疎かになっています。その対策もしっかりと求めて行く必要があります。<o:p></o:p>

 

他にも 課題はまだたくさんあり過ぎます。福島原発事故は終わっていません。第1、第2原発の廃炉は、勿論、原発の即時ハイロを訴えます。

今年の夏、20万人が集まった首相官邸前では、「あじさい革命」とも呼ばれていました。経済より命を大切にする政治が今こそ求められている時はありません。今、世直し、天地返しの時です。トップダウンではできません。ここにいるみなさんや家族・仲間とネットワークを大切にしながら、ここ郡山から新しいページをつくるため、共に前進していきましょう。そして 貧困も、原発も、戦争もない持続可能な世界を一緒につくりましょう

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