本日午後、「これ以上海を汚すな!市民会議」から内堀雅雄福島県知事に
(トリチウム等タンク貯蔵汚染水の処分について要請書)を提出しました。
(要旨)
1、福島県漁港協同連合会、福島県森林組合連合会、福島県農業協同組合連合中央会など
福島県内農林水産業の代表的組織が反対している、タンク貯蔵汚染水の大気及び海洋放出
案について、本県として反対の意思を表明すること。
2、トリチウム分離技術の開発実用化、タンク貯蔵汚染水の大型タンク保管やモルタル固化
保管など陸上保管の具体的検討について、国と東電に求めること。
3、事故炉の汚染水の処理についてつい、国際関係に配慮し、国権の最高機関である国会で
の議論、全国各地での公聴会の実施など国民的議論と国民的合意のもとで、処分方針を決める
よう国民に求めること。
(理由略)
県の対応は、危機管理部原子力安全対策課伊藤茂課長、佐久間止揚主幹。
県は、『国と東電の責任において検討し、地元や関係者の意見を聞いて慎重に最終結論を出して欲しい、風評や健康に対する疑問にもしっかりと説明すべき』などの見解を示した。
市民会議からは、再度『原発事故被災県の県民代表として、国に海洋放出は反対であるとの意思表示を
明確に示して欲しい。』と要望しました。
その後、記者会見に移り、国内外325団体(2020.4.19現在)から賛同を得た
『タンク貯蔵汚染水の陸上保管を求める共同声明』を発表しました。
(これ以上海を汚すな!市民会議 / 共同代表:織田千代、佐藤和良)
本日のセッティングは、古市三久県会議員(いわき市)にお世話になりました。
ありがとうございます。
新型コロナ禍の状況が毎日変化しその対応に追われていますが、国主導で国民合意がないまま
拙速に海洋放出されないよう、八方耳目を光らせていきましょう。
風評被害を心配するなら、海にも大気にも放出しないことが一番です。
「虹とみどりの会」「緑ふくしま」は、賛同団体です。