原因
1、下水タンクの汚水流入管接続口の隙間から汚水漏れ
流入管と下水管の継ぎ目のシーリングが十分でなかった。
2、汚水を組み上げ流入させるシステムの異常
タイマーによりマンホールポンプを使用して下水タンクに汚水を
溜めるが、タイマー又はマンホールポンプが正常に機能せず、想定以上に
下水タンクに汚水が溜まってしまった。
漏れた汚水
1、下水タンクに想定以上に流入した汚水は、オーバーフロー機能により、
そのまま下水道本管に戻るため、汚水流入口から洩れた量については、
不明。
2、漏れた汚水は、大半は地中に浸透したが、一部用水路へ流れたと推定。
21日に水路下流の水を採取し検査した結果、環境に影響を及ぼす状況ではないことを
確認。
今後の対応
事故当時の状況再現による原因検証及び再発防止策の実施。
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6月議会開催中に起きた事案で、7月2日に中間報告が発表されていました。
本日、中間報告だけでは不明な点が多いので、上下水道局経営管理課に行ってきました。
日大の中間報告の中で、発見後、農業用水路の水質検査は、郡山市が行うのは当然ですが、
実験主体者である日大では、水質検査を行っていないとのこと。びっくりです。
原因1,2から考察すると、システム異常になったのは、実験形態を変えるためのタイマー
等を操作した要因もあるようです。実験形態を変えるなら当然、システムが正常に動くか
注意をすべきで実験のイロハ基本ではないですか。
実験の確認作業を怠るなんて、余りにもお粗末すぎています。
中間報告では、環境に影響を及ぼす状況ではないとしていますが、
水質汚濁防止法、下水道法に係わる検査結果のデータも示されていません。
どのような実験を行い、汚水のデータがどのように変化したのかなど
実験報告も提出されていません。
9月議会前に、最終報告が日大、上下水道局から提出される予定とのこと。
問題点が明らかになり、詳しい報告が待たれます。