へびいし郁子のチャレンジ 3

いのち優先 くらし見つめて こころ豊かな市民政治を

「虹とみどりの会」

緑の党 誕生!

2012-07-31 | インポート

7月27日(金)準備委員会

7月28日(土)「緑の党」GREENS JAPAN 結成総会

「希望の福島へ 4つの緊急提言」

希望を持って安心して暮せる福島を取り戻したい。
 3.11原発事故によって、福島の人たちはさまざまな苦しみを背負わされ、人としてあたりまえの希望を持ち続けることが困難な状況に置かれています。

家族や友人とともに楽しく暮し続けたいという希望
長年住み続けてきた愛着ある地域で生きていく希望
生きがいと生活を支えるための充実した仕事への希望
自然や大地とともに仕事の営みを続けていく希望
将来への不安なく健康であり続けられるという希望
そして
不測の事態に出会った時に信頼できる政府への希望
福島の多くの人々にとって、これらの希望を持ち続けることは、今もなお極めて困難な状況であることに変わりはありません。3.11以後、1年半近くを経ているにもかかわらず。
私たちは宣言します。福島の希望を語らずに日本の希望を語ることはできないと。
 
 しかし政府が7月13日に閣議決定した「福島復興再生基本方針」には「福島の再生なくして、日本の再生なし」と書かれていますが、政府の政治的責任を認めず、産業復興中心で避難の権利への保障も不十分です。原発についても、大飯原発の再稼動、エネルギー計画では原発の新設も含まれる「15%」案へと誘導しようとしています。
 
 福島の希望を語るためには、「責任を取らせること」「原発を稼動させないこと」「分散型エネルギー社会をめざすこと」「避難の権利と留まる権利を保障すること」が必要不可欠な前提です。
 このような思いを込めて、私たちは「希望の福島へ 4つの緊急提言」を発します。

【緊急提言1】責任を取る社会・政治へ
サアブタイトル:原発事故でかけがえのない故郷を根こそぎ奪われた福島県民の心痛を知ること

東電・福島原発事故によって、数百万人とも数千万人ともいえる人々が、甚大な被害と苦痛を受けています。この事故は、東電と国による歴史上比類なき業務上過失致死傷事件です。今年4月に起きた関越自動車道高速バス居眠り運転事故では、当然のこととして運転手は逮捕され、会社社長も起訴され、責任を問われています。しかし昨年の3月に起きた福島原発事故では、東電や政府関係者の誰一人として法的な刑事責任を問われていません。
 責任ある者が責任を問われなければ、無責任体質は変わりません。福島原発事故の責任が問われなければ、「第二第三のフクシマ」が引き起こされることは避けられません。
 野田首相は、大飯原発再稼動を決断するにあたって、「最終的には総理大臣である私の責任で判断を行いたい」と述べました。他方で「原子力事業者がその損害を賠償する責めを負う」と述べています。この矛盾した発言、責任をあいまいにしようとする姿勢に、福島原発事故を引き起こした原因が凝縮しています。また、政府は「原子力ムラ」直系の田中俊一氏を委員長とする「原子力規制委員会」の人事案が作成すいるなど、責任を取らないまま「原子力ムラ」を再興させようとしています。
 福島原発事故の責任を取らせることが、「第二のフクシマ」を防ぎ、福島の希望を語るための大前提です。私たちは提言します。
■福島原発告訴団の告訴・告発を支持します
■原発を推進して責任を取らない政治家は、選挙で落選させることを訴えます
※政府は、「社会的責任」は認めていますが、政治的責任は認めていません
■「原子力ムラ」と決別した原子力規制体制をつくることを要求します

【緊急提言2】原発ゼロへ即時廃炉を
サブタイトル:フクシマの悲劇を二度と繰り返さないために

福島の希望を語るうえで、脱原発は欠かせません。地震国日本で原発を稼動させれば、「第二のフクシマ」は避けられません。私たちは一基の原発も稼動させないために全力を傾注します。
適切な節電などで原発がなくても電力が足りることは明らかです。大飯原発再稼動の理由は、関西電力が倒産してしまうからです。安全よりも原子力村の利権が優先されたわけです。
 他方で政府は、18年後の2030年に原発「0%」「15%」「20~25%」の3つの選択肢を示し、たった一ヶ月の意見表明や議論で、今後のエネルギー計画を八月中にも決めようとしています。そもそも「原発を稼動しない」という選択肢がありません。さらに、「15%」の選択肢は、明らかに原発の新設、40年以上の稼動、福島第二・女川・浜岡の稼動などを見すえたものです。政府の意見聴取会への応募者の大多数が「原発ゼロシナリオ」を支持しています。政府はこうした民意をしっかりと受け止めるべきです。
最大の問題は、最終的に決めるのが政府だということです。昨年八月の玄海原発の「やらせ」ヒアリングと同じように、「国民の声を聞き置く」という儀式が繰り返されようとしています。脱原発を宣言した福島県民の声も、数万人の首相官邸抗議行動の声も、7割を超える脱原発の民意も受け止めることなく、原子力ムラの利権を優先する選択は許されるべきことではありません。
私たちは提言します。
■再稼働を止め、少なくとも1年の熟議を行うべきです。
■原発ゼロの民意を前提に、選択肢に即時廃炉を入れるべきです。

【緊急提言3】地域分散ネットワーク型エネルギーへ
サブタイトル:再生可能エネルギーの促進と省エネでエネルギー大量消費社会を見直す

 私たちのエネルギー大量消費社会は、化石燃料と原子力に依存し、どちらも限りある資源であることを忘れ、自然の循環を超えてやみくもに利用してきました。その結果が、人の持続可能な営みと自然循環を根底から破壊してしまう気候変動の脅威であり原発被災でした。
 また、エネルギー大量消費社会は電力需給の一極集中を必要としました。東京へのエネルギー供給基地としての福島と、福島にエネルギーを依存する東京のいびつな関係は、原発がもたらしたものです。
福島はこのエネルギー大量消費社会の犠牲になりました。福島が未来への希望を見出すためには、エネルギー大量消費社会の根本的見直しが必要です。
私たちは提言します。
■自然の循環の中で暮らすために、エネルギー循環消費社会への大転換と再生可能エネルギーの大胆な促進をめざします。
■地域分散型エネルギーである再生可能エネルギーの性質に合わせた、分散ネットワーク型エネルギー社会への転換をめざします。そのためには発送電分離が必要です。

※なお、いわゆる先進国(OECD諸国)のエネルギー消費が、それ以外の諸国の4倍ものエネルギーを消費しています。エネルギー消費のグローバルな公正の観点からもエネルギー大量消費の削減が求められています。

【緊急提言4】「避難の権利」と「留まる権利」の保障を
サブタイトル:「原発事故被災者支援法」による具体的施策を早急に実施すること

 

健全な生活を行っていれば健康であり続けられるだろうという安心感は、希望を持って生きるためのかけがえのない前提です。しかし福島ではそれが失われています。
 放射線被爆を避けるために避難するのか、それとも健康リスクを覚悟して住み続けるのか、困難な選択を迫られる状況が続いています。
 政府の福島復興再生基本方針は、除染・帰還と作業復興を優先し、避難者に対して十分な保障をしてきませんでした。避難先の生活保障のための罹災証明書の発行が避難指示地域に限定され、その他の地域の自主避難者に発行していないことがその象徴です。
 6月21日に成立した「原発事故被災者支援法」は、福島の住民およびNGOなどの市民団体による働きかけによって成立しました。この法律は被害者が被災地に居住するか、避難するか、または避難した後帰還するかについて、避難者自身の自己決定権を認めた画期的なものです。
しかし具体的な施策はこれから策定されます。年間1ミリシーベルトを超える放射線被曝の地域全体が「支援対象地域」として確定しているわけではありません。また、医療の減免措置もその額や対象が具体的に規定されているわけではありません。さらに、原発の完全収束のための長期間の作業では、廃炉や除染を現場で従事する下請け労働者の健康が心配されます。
私たちは提言します。
■1ミリシーベルトを超える地域を「支援対象地域」とすること
■当該区域に居住する者または居住した者に対する医療費・健康診断費用の無料化
■廃炉・除染に従事する労働者を被爆から守ること

【5】福島の希望は日本の未来
 「希望の福島」は、一朝一夕に実現できるものではありません。また福島県民だけで実現できるものでもありません。市民、政府、自治体が協力し、お互いの責任と役割を確かめながら実現されていくものです。
4つの緊急提言は、東電福島原発事故を忘れずに「希望の福島」を実現するための基本原則であり大前提だと私たちは考えます。その大前提のうえに、はじめて生活・働く場・コミュニティなどを保障し、「希望の福島」へのビジョンが語られ具体的施策が実行されるべきだと考えます。
 私たちは宣言します。福島を忘れずに、福島の希望を語ることは、日本の未来を語ることになると。
                         2012.7.28 緑の党(GREENS JAPAN)

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7月29日(日)「緑の党」キックオフイベント

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司会の滝田春奈議員とみどり・福山の坂田さん

7月30日(月)記者会見のため、福島県入りしたベアヘル・ヘーンさん(ドイツ緑の党連邦議会議員)、スコット・ラドラムさん(オーストラリア緑の党、連邦上院議員)を「市民放射能測定所」と野菜直売所「はもる」ほかを案内。

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7月30日(月) 夕食交流会のお知らせ

2012-07-27 | 日記・エッセイ・コラム

待ちに待った「緑の党」誕生がいよいよ今週末になりました。
7月30日(月)キックオフイベントに出席予定の
ベアベル・ヘーンさん(ドイツ緑の党、連邦議会議員)
スコット・ラドラムさん(オーストラリア緑の党、連邦議会上院議員)
関係者が福島市を訪問します。

午後記者会見後、夕食交流会がありますので、
多くの方のご参加をお待ちします。

  時間: 7月30日(月) 16:15集合 16:30開始予定
  店名: レストラン ダイオー   電話: 024-535-3311
  場所: 福島市下野寺薬師堂後 4
       (福島駅西口から車でスカイライン通りを直進して約12分)
  食事代:各自


  申込み:080-5558-5335    5-ikuko(あ)ezweb.ne.jp あを@に
                     (蛇石まで)
       

急な連絡で申し訳ありません。なるべく7/29までお願いします。


仮称「緑の党」誕生まで、もうすぐ!

2012-07-24 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよ今週の土曜日になってきました。東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故で、日本は大きく変わろうとしています。原発も放射能もない世界へ舵をきるために、世界中の緑の仲間が連携を取っています。

政治を変えるのは、今の私たち世代の責任です。

この一人ひとりの意志と繋がりを政治の場で実現させていきましょう。

そして、みどりの国会議員を誕生させましょう。

7月28日(土)11:00~18:00

「緑の党」結成総会  会員以外も来場歓迎!!

会場:YMCAアジア青少年センター

東京都千代田区猿楽町2-5-5  (T:03-3233-0611)

JR水道橋駅徒歩5分

7月29日(日)13:30~16:30

キックオフ!イベント  希望の未来をつかもう!

会場:星陵会館 

東京都千代田区永田町2-16-2  (T:03-3581-5650)

http://www.greens.gr.jp/

福島チーム&ユースチームで「かんしょ踊り」もしますよ。

ぜひ、この記念すべき日にお集まり下さい!


.7.23 福島県へ要請

2012-07-23 | 日記・エッセイ・コラム

2012723<o:p></o:p>

福島県知事 佐藤 雄平 様<o:p></o:p>

「県民健康管理調査」検討委員会座長 山下 俊一 様<o:p></o:p>

要 望 書<o:p></o:p>

hand to hand project kawamata<o:p></o:p>

安全・安心・アクションIN郡山<o:p></o:p>

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク<o:p></o:p>

ふくしまWAWAWA―環・話・和―の会<o:p></o:p>

みどりの未来・ふくしま<o:p></o:p>

わいわい市民政治@ふくしま<o:p></o:p>

生活クラブふくしま生活協同組合<o:p></o:p>

福島老朽原発を考える会<o:p></o:p>

FoE Japan<o:p></o:p>

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福島県では「県民健康管理調査」が遅まきながら着手され、その一環として「甲状腺検査」が進められています。<o:p></o:p>

検査結果の一部が公表され始めていますが、その結果に多くの県民が不安を抱いております。同時に、極めて閉鎖性が強い情報開示の仕方に、その不安はより一層増幅されています。<o:p></o:p>

今回の甲状腺検査では、これまでの同種の甲状腺検査結果にもないような高い率で、嚢胞性あるいは結節性変化を認めています。<o:p></o:p>

発表されている検査結果は3月末分までで甲状腺内の結節、嚢胞保有者は13,646名、その時点での検査者総数38,114名の35.8%に及びます。その内の13,460名(35.3%)については5ミリ以下の結節、20ミリ以下の嚢胞が発見された「A2」判定として、2014年度以降に次なる検査を予告しているだけで、それ以上の結果詳細は被験者に知らされていない状況です。発見されたものが、結節なのか、嚢胞なのかあるいはその両方なのか、その大きさも上限サイズ以外不明の通知では、受け取った側の不安は大きくなる一方です。<o:p></o:p>

そうした不安の中で先般、A2判定を受けた県民が、福島県個人情報保護条例にもとづいて検査結果の詳細について開示請求を行いました。しかし、条例に規定されている開示期限の15日間を大幅に過ぎて開示されたのは、6枚の超音波エコー画像がコピーされた3枚と、嚢胞のサイズが記入されただけの、カルテには程遠い記録体裁の用紙1枚の計4枚だけでした。このレベルの情報は検査結果の詳細ではなく、情報開示に値するものではありません。<o:p></o:p>

万が一、このような検査結果だけで、二次検査の必要性がないことを判断しているとすれば、その判断にはまったく信頼が置けません。また、所有している検査結果のごく一部のみの「開示」で、県民の開示請求に応えたのだとすれば、まったくの論外と言わざるを得ません。<o:p></o:p>

こうした福島県及び「県民健康管理調査」検討委員会の対応は、あまりに不誠実です。加えて現在の「甲状腺検査」にもいくつかの問題点を感じています。<o:p></o:p>

以上を踏まえて以下要望いたします。<o:p></o:p>

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1、検査結果の詳細を開示して下さい<o:p></o:p>

① 甲状腺検査結果の詳細のすべてを請求した被験者本人に速やかに開示して下さい。<o:p></o:p>

② また、個人情報の開示に際して、被験者等の利便性を考慮して簡易開示請求制度を設けて下さい。<o:p></o:p>

③ 結節や嚢胞の出現頻度を地図上に落とすなどして、事故の影響の有無を検討し、結果を開示してください。<o:p></o:p>

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2、甲状腺検査内容と実施方法を改善して下さい<o:p></o:p>

① 現状では県下の子ども達を検査し終わるだけでも2年後まで掛かってしまいます。検査終了までの期間を短縮するために県内外の医療機関の協力も得るなどして、甲状腺検査実施数を増やしてください。<o:p></o:p>

② 甲状腺検査は現行の超音波エコー検査だけでなく、甲状腺ホルモンを測定する血液検査、尿検査その他を実施して下さい。<o:p></o:p>

③ 甲状腺検査の実施優先順位付けに当たっては、放射性セシウムとは異なる分布をしていた放射性ヨウ素の高濃度汚染地域(いわき市など福島第一原発南部方面他、県外地域も含む)も優先するなど再設計してください。<o:p></o:p>

④ 福島の検査結果に現れた嚢胞保有率の高さは、他地域と較べて異常な状態でないかどうかを県外の協力を得て速やかに調査してください。<o:p></o:p>

⑤ 子どもだけでなく、優先度は下がっても成人の検査も検討してください。<o:p></o:p>

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3、セカンドオピニオンについて<o:p></o:p>

① 甲状腺の検査は県が実施している以外にも、各人が望めば他の医療機関でも検査を受けられるように、国・県からも各医療機関に要請してください。<o:p></o:p>

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以上<o:p></o:p>


議会報告会開催のお知らせ

2012-07-21 | 日記・エッセイ・コラム

7月20日(金) 午前10時    大槻北公民館    終わりました

7月22日(日) 午後1時30分  サンサングリーン湖南 終わりました

7月26日(木) 午前10時    久留米公民館

8月18日(土) 午後1時30分  芳賀公民館

? どなたでもおいで下さい。

    質疑応答 & 意見交換 & 予算要望

    7.25 「自主的意見聴取会のお知らせ」

市民の声を行政に! あなたのそばの 「虹とみどりの会」  


第三者機関で検証中は、提出できないって?

2012-07-21 | 日記・エッセイ・コラム

昨年9月21日台風15号が郡山市を襲い、阿武隈川周辺をはじめ大規模な水害が発生しました。古川ポンプ場1号機エンジンは、9月1日に目視点検で異常なし、21日点検でエンジン異常音発生で作動せず1号機ポンプは作動できなかった。2号機、3号機も止まり、近隣住民は甚大な被害を受けたのです。他にも様々な要因が重なりましたが、ポンプの維持管理が果たして適切だったのか、原因究明と対策は、しっかりとなされなければなりません。

2012年7月6日に議員調査をお願いしていた古川ポンプ場の文書は、検証中だからという理由で提出されません。これっておかしくないですか。

議員調査回答書(2012.7.20)

主管課 下水道部下水道維持課

件名   古川ポンプ場点検・整備結果報告書等について

    (1)平成24年度に実施した古川ポンプ場NO1~NO3原動機の

      「修繕結果報告書」及び業者からの請求書

    (2)冷却水配管修繕工事(一次圧力調整弁設置工事)の

      「工事完了報告書」一式及び業者からの請求書

回答:古川ポンプ場原動機故障の原因究明については、現在、第三者機関である日本大学工学部に対し総合的検証をお願いしているところであり、これらの報告書によって、市民及び関係者に余談を生ぜしめると判断するので、報告書等は現在のところ、提出できません。

 


7.16さよなら原発大集会 武藤類子さんのスピーチ

2012-07-18 | 日記・エッセイ・コラム

 

暑い日差しの中を「さよなら原発10万人集会」につながる皆さん、本当によく来てくださいました。主催者でもない私がこんなことを言うのはちょっと変ですが、でも、本当によく来て下さった・・・と思うのです。<o:p></o:p>

 

3・11からの日々、福島の人々も、もちろんそうですが、
 
福島原発事故に心を痛め、原発がある社会を憂えた日本中の人々が、やさしく支え合い、自分にできる何かを・・・と立ち上がり、数々の行動を起こしてきました。
 
今日、皆さんにお話ししたいのは、悲しみと困難の中で、それぞれが本当に「よくやってきたね」と言うことです。
 
明らかにされていく事実の中で、更にがっかりすることや驚きあきれることもたくさんありました。
 
数々の分断は私たちをバラバラにしようとしました。
 
暗闇の中で、翻弄され、傷つき、混乱しながら、それでもつながり続け、ひとりひとりが最善を尽くして来たと思うのです。
 
それが、この夏の公園にひろがる色とりどりの花もようです。
 
官邸前の熱い金曜日です。
 
日本中で展開される福島の子どもたちの保養プロジェクトや相談です。
 
日本のあちこちに市民の力で建てられた放射能測定所です。
 
さまざまな人々が立ち寄っていく経産省前テントです。
 
いちはやくマンパワーを送り込んでくださった障がいを持つ人々を支えるネットワークです。 
 
被曝の中で行われた数々の除染実験です。
 
見知らぬ土地での勇気をふりしぼった新しい生活です。
 
福島の女たちの大飯原発弾丸ツアーです。
 
1300人以上の市民による集団告訴です。
 
電力会社を訴える数々の裁判です。
 
政治に訴えるあらゆる取り組みです。
 
情報開示や自治体へのたゆまぬ働きかけです。
 
インターネットでまたたくまに拡がっていく小さな報道です。映画であり、音楽であり、書物です。
 
各地で広がるユーモラスな福島の古い盆踊りです。
 
今、私たちの上を飛ぶヘリコプターです。
 
そして、今日、福島県の二本松市というところからてくてくと歩いてやって来た人がいます。「灰の行進」の関さんです。
 
彼は、6月のある日、たった一人で東京に向かって歩き始めました。
 
かつて、3・11の原発事故が起きる前に二人の若者が、東京から福島までを歩き通す「ハイロウォーク」を試みようとしたことがありました。それは、消費地東京から原発現地の福島へ・・・電気を送る道を逆にたどり、原発なき世界の新しいビジョンを考える行進のはずでした。
 
しかし、今、電気の道をたどりながら、放射能に汚染された庭の土を背中に背負って関さんは一歩一歩、歩いて来ました。明日、東電と経産省に「あなたがたが出したものを返しに来たよ」と渡しに行くのだそうです。暑い日も雨の日もてくてく歩くうちに、ひとりふたりと同行者が増え、今日は、どれくらいの人々とともにこの公園へ歩いて来られたのでしょうか。
 
わたしたちは、今日ここで、「ほんとうに、よくやってきたね」と自分をほめ、今、となりにいる人をほめましょう。
 
そして、深く息を吐き、体をいたわりましょう。私たちの行動を支えてきた大切な体です。
 
これ以上、自分自身をすりへらしてはいけません。
 
明日をかしこく生きるために、ひそかにほほえみをたくわえましょう。
 
しかし、それでも福島の現状はあまりにも厳しいのです。
 
4号機、甲状腺検査、再稼働、瓦礫問題、安全保障
 
廃墟と復興の間(はざま)で、ひっそりと絶たれていく命たち・・・
 
アメリカのジョアンナ・メイシーという人がかつて言いました。
 
「絶望こそが希望である」と。
 
福島原発事故という最悪の事態の中から、私たちはかすかな光をたぐり寄せ、今、このように青空のもとに集まっています。
 
声なき声と共にあり、分断のワナにゆめゆめ落ち込むことなく、かしこくつながりあっていきましょう。共に歩んでいきましょう。 <o:p></o:p>

 


さよなら原発7.16大集会に福島から参加 17万人結集

2012-07-16 | 日記・エッセイ・コラム

 7時30分 郡山市開成山公園東駐車場 出発

12時    代々木公園 到着

13時30分 平和フォーラム渋谷コース 出発

14時30分 恵比寿東 到着

摂氏30度を超える会場は、全国各地から集まった人々で一杯だった。私たちのデモ出発地は、渋谷区役所交差点。時計台で待ち合わせをした参加者も加え、出発前から勢ぞろいしてスタートを待つ。3.11以後辛い生活をおくり、悩み憤り続け今回初めて参加した方もいる。老若男女私たちは、「お金よりも命」を選ぶ同志であり仲間だ。第1ステージも第2、第3ステージもそれぞれ会場はすでに満員。故郷を放射能事故で奪われ、家族バラバラの生活を強いられている人は、数十万人。どれだけの涙を流したか、乗り越えてきたか想像して欲しい。1年4ヶ月を経た福島に住む者にとって、大飯原発再稼働を決定する政府の無責任さには呆れはてるばかり。750万人を超える脱原発署名数、17万人の結集は、私たちの誇りである。歩道の人々も、反対車線の人も声援をおくって下さる。脱原発の新しい世界の誕生を決してあきらめない。命を選ぶ私たちに分があることは明らかだから、この選択を信じて賛同者を広げていこう。

シュプレヒコール

「原発いらない」 「放射能いらない」

「大飯原発再稼働反対」

「ノダノダいらない」

「福島返せ」 「ふるさと返せ」

「自然を返せ」 「命を返せ」

「子どもを守れ」 「若者守れ」

「大人も守れ」 「動物守れ」

「未来を守れ」 「命を守れ」

「地球を守れ」 「東電解体」

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拡散希望:「自主的意見聴取会」のご案内

2012-07-15 | 日記・エッセイ・コラム

-----------【拡散希望】-----------
-持続可能な社会をめざして-
福島から考えるエネルギー・環境の未来
「自主的意見聴取会」のご案内
---------------------------------

6月29日、政府は「エネルギー・環境に関する選択肢」を取りまとめ、将来のエネルギー・環境のあり方について、2030年時点で原発の割合を0%、15%、20-25%とする3つを提示しました。

7月末まで、パブリックコメントを募集するほか、政府・民間の主催による意見聴取会、討論型世論調査などの「国民的議論」をへて、8月末までには、将来にむけた、エネルギー・環境政策の大枠が決められます。

これは、日本の未来の方向性を決めるともいえる、とても重要なものです。
持続可能な未来をつくっていくために、どういうビジョンを描いて、そのために何が必要なのか。福島から、私たちも考え、発信していきましょう。

<福島会場>
●日時: 2012年7月20日(金) 18:30~20:30(開場:18時~)
●会場: MAX福島4F A・O・Z(アオウゼ)多目的ホール
      福島県福島市曽根田町1‐18 024-533-2344

<郡山会場>
●日時: 2012年7月25日(水) 18:30~20:30(開場:18時~)
●会場: 福島県教職員組合郡山支部 2F会議室
      福島県郡山市桑野2丁目33‐9  024-932-2144


●プログラム:  

   ※政府の国家戦略室の担当者の出席調整中です。
   

   1)「エネルギー・環境の選択肢」とは何か?

   2)ディスカッション「持続可能な未来をめざして」

   3)パブコメを書いてみよう。意見を言おう。

  
●呼びかけ: 「福島からエネルギー・環境の未来を考える」実行委員会
 

●連絡先: 国際環境NGO FoE Japan

        Tel: 03-6907-7217  Fax: 03-6907-7219

         Email: finance@foejapan.org
                          担当:吉田明子


アメリカで講演中の椎名さん

2012-07-15 | 日記・エッセイ・コラム
今日もどこかで原発事故の悲惨な状況を話している。

 

「原発いらない福島の女たち」メンバーの一人、椎名千恵子さんが7月6日に渡米して、カリフォルニア州の各都市で福島の現状を訴えて講演しています。約2週間の予定。
8ビットニュースをご覧ください。