へびいし郁子のチャレンジ 3

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「虹とみどりの会」

台風19号は、東日本に甚大な被害をもたらしました。

2019-10-27 | 日記

気候変動がもたらした大災害

抜本的な対策が早急に必要

 

台風第19号は、阿武隈川本流の増水と記録的な大雨により笹原川、谷田川、逢瀬川、藤田川等で水位が上がり、本市内各地で越水、決壊、漏水等による被害が発生しました。また、福島県内の死者と行方不明者は30人にのぼるなど東日本に大規模な洪水や土砂災害を引き起こしました。市内富久山クリーンセンターが藤田川決壊によって水没し、約1年間は使用ができない状況です。環境省は、南相馬市と浪江町にある仮設焼却施設で郡山市からのゴミを受入れる方針を示しました。被災者・支援者の感染症対策、復旧工事、産業の復興、子どもたちへの子育て教育支援、生活再建等への公的支援策充実を求めていきます。また、気候変動の危機に対する防災・減災、CO2削減、再生可能エネルギーの拡大と省エネなど抜本的な対策は急務です。国民生活の安全安心、SDGs持続可能の開発目標「誰ひとり取り残さない」社会を実現するため、国の財政投入は早急に必要です。

 

・気象状況 

24時間総雨量284.5ミリメートル(中田ふれあいセンター)観測史上過去最高

阿武隈川水位 阿久津観測所

   10月12日19時50分 5.5M(警戒水位)

        21時10分 6.80M(避難判断水位)

        22時10分 7.90M(氾濫危険水位)

        23時00分 8.67M(計画高水位)

10月13日1時10分 10.00M(過去最高水位)閉局

・被害状況

  1、人的被害:死者6名、負傷者1名

  2、家屋被害(10/20 0時) 浸水被害 推定約21,331世帯

・河川被害(10/21 10:00)裏面図参照

  1、国土交通省管理 一級河川 阿武隈川 越水 3か所

                      漏水 2か所

  2、福島県管理   一級河川 谷田川  決壊 2か所

            一級河川 藤田川  決壊 2か所

            一級河川 逢瀬川  越水 1か所 

                      漏水 2か所

・相談窓口対応件数 (10/21 17:15) 合計3,441件

  1、り災証明書1,838 2、見舞金・貸付金367 3、税・国保等212 4、子育て・教育40

  5、上下水道・住宅470 6、産業・農業11 7、衛生・ごみ485 8、その他18

 

・り災証明書受付件数(10/22 0時)  合計4,573件

  本庁1,838、WEB612、安積990、田村531、富久山454、中田34、

日和田38、西田30、喜久田22、片平13、三穂田7、熱海3、湖南1

・指定避難状況(10/22 10:00)13カ所 509名  (最大42カ所3,973名)

・路面清掃(10/22 11:00)  19,550M

  中央工業団地幹線、うねめ通り、荒井郡山線他

・農業被害額合計(10/21 10:00)  概算4億3,030万9千円

・災害ゴミ (10/22 10:00)   搬出量累計約2145.3t      

・学校再開(10/23から)

 小泉小学校(明健小学校、明健中学校)

      永盛小学校(緑ヶ丘第一小学校、小原田小学校、安積第三小学校、小原田中学校)

      赤木小学校(金透小学校、桃見台小学校、芳山小学校、第五中学校)

 

【議会の対応】

郡山市議会BCP(業務継続計画)に基づき運営実施されています。

10月13日14時半から第1回「郡山市議会災害対策会議」を開催。市災害対策本部等から災害情報報告を受け協議。同15日第2回議会対策会議で各会派からの要望を取りまとめ、同16日郡山市に緊急提言書を提出。

1、災害ゴミの対策及び感染症対策

 (1)災害ゴミ対策

    ・仮置き場の設置、事業所ゴミの対応

    ・浸水に伴う汚泥等の早期撤去

 (2)感染症対策

    ・浸水地等に効果的な薬品等を使った消毒

2、被災者支援

 (1)避難所の環境改善と長期対応

 (2)相談窓口の確保と市民への情報提供

3、公共交通等

  (1)通勤通学時間帯における主要幹線路線バスの早急な運行再開

  (2)生活基盤交通インフラの早急な被害把握と早期復旧

4、県への要望

  (1)避難者への県営住宅の活用への要望実施

  (2)県管理河川の早期復旧対応への要望実施

 

【市の対応】

【台風19号被害に対する郡山市・こおりやま広域連携中枢都市圏から国へ緊急要望】2019.10.20

こおりやま広域圏の早期復旧・復興、被災者の不安解消に向けて、気候変動に伴う自然災害に対し「防災・減災、国土強靭化3か年緊急対策」に位置付けられた阿武隈川上流河川事業(本宮、郡山、須賀川地区)の早期完了とさらなる対策実施とSDGsゴール11、13の取り組み牽引を併せて要望。

1、激甚災害の早期指定について            【内閣府】

2、被災者生活支援について              【内閣府】

3、公共土木施設等の災害復旧事業の早期採択等について

                【国土交通省、農林水産省、内閣府】

4、JR在来線及びバス路線の早期復旧に向けた支援について     

      【国土交通省】

5、気候変動への対策について     【経済産業省、国土交通省】

6、災害廃棄物の処理及び清掃施設の早期復旧に向けた支援について

                      【環境省】

7、保育所・幼稚園、学校、公民館、体育施設、病院、福祉施設

等の早期復旧に向けた支援について 【厚生労働省、文部科学省】

8、商工業の支援について             【経済産業省】

9、農林業等への支援について           【農林水産業】

10、地方交付税による財源支援の実施について【総務省、厚生労働省】

 

台風第19号による各種支援制度相談窓口

◇   市役所本庁舎

◇   フリーダイヤル:0800-800-5333

◇   受付日時:月~金 8:30~17:15

     (土・日・祝当面開設)