四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

小倉城跡の桝形虎口は石積みの壁

2023年04月18日 | 100名城以外の城館跡


比企郡ときがわ町にある『国指定史跡 比企城館跡群 小倉城跡』の桝形虎口発掘調査の結果が発表されま
した。詳細は下記の新聞報道のとおりです。
比企城館跡群とは、菅谷館跡(嵐山町)、杉山城跡(嵐山町)、松山城跡(吉見町)と、小倉城を一括に
したもので、平成20年(2008)に国史跡に指定されました。
なお、小倉城跡の所在地はときがわ町となっていますが、国指定の史跡範囲は小川町、嵐山町を含む3町
にまたがっています。しかし、その大半はときがわ町分であり管理等も同町で行っており、ときがわ町に
ある城跡として認識されております






【小倉城跡復元想像図】 ときがわ町教育委員会生涯学習課発行パンフレット『小倉城跡』から
この復元想像図の上部③とあるところが「桝形虎口
(ますがたこぐち)

小倉城跡を攻城したのは過去2回ありますが何れもだいぶ前の事です。最近では一昨年(2021)の秋です
が、麓の大福寺まで行っただけですから行ったうちにはカウントしていません。
9年前(平成27年・2015)の4月に攻城した時の写真から桝形小口のものを載せておきます。石積みの壁
が発見になる以前のものですから何の役にもならないことは重々承知のうえで、どんな所か参考程度に。



郭1(本郭)のある場所から北側の虎口方向を


虎口


虎口から桝形虎口方向を


土塁外側から虎口方向を


桝形虎口


岩盤を削った跡  さすがにこの時は石積みは発見なっていませんが。
小倉城跡は随所に石垣や石積みが見られますが、直ぐ隣りの小川町に緑泥片岩の産出地があり、「国指定
史跡青山・下里板碑製作遺跡」もあることから、その緑泥片岩を利用した可能性も考えられるところです。

以前と比べだいぶ整備されたようでもあることから3度目の攻城をしたいところですが、山登りができる
状態では無いので・・・

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