城 名:大井氏館(おおいしやかた)
別 名:―
形 態:館
時 期:平安時代末期~鎌倉時代初期?
築城主:大井家綱?
城 主:大井氏
遺 構:―
指 定:―
現 状:宅地
所在地:埼玉県ふじみ野市大井(元入間郡大井町大井)
大井氏は、武蔵七党のひとつ村山党の祖である村山(平)頼任の孫の家綱が武蔵国入間郡大井に在し大井氏を名乗ったのが始ま
りとされるようです。大井氏の居館は苗字の地であるこの大井に築かれていたようですが今一つ場所がはっきりしません。
国道254号線(川越街道)沿いにある特性寺 この徳性寺を含む東側一帯が館跡の推定地とされるようです
山道脇に設けられた徳性寺の説明板 残念ながら大井氏・館跡に関する記述はありません
もう一つの説明板にもやはり大井氏に関する記述はありません
川越市の南院(廃寺)或いは川越城から移築されたともいわれる山門 大井氏館跡とは関係ない建物ではありますが・・・
川越市に 北院(喜多院)・中院・南院 と並んでいたわけで 廃寺となったその南院のことですね。
本堂
寺号「徳性寺」の扁額 ガラス戸にある紋は天台宗の宗紋で菊花を基調にした「三諦星」紋
板碑群 これら板碑が大井氏と結びつくかどうかは不明ですが
弘安の板碑 鎌倉街道と伝えられる古道に面した「坂上の石塔畑」(東台)から出土したそうです
国道254号線を横切って東に少し行った場所にある「大井戸」
残念ながら説明板の文字が褪色していてよく読めません
大井の地名の由来となった「大井戸」(復元)
大井弁天の森
他にも何か所か確認しておきたかった場所がありましたが、宅地化が進んでいたため見つけられませんでした。
まあ、こn辺りに大井氏の居館があったということだけで満足しておきましょう。
散策日:平成30年(2018)8月19日(日)