個人の人生も山あり谷ありですが(笑)
国の歴史も山あり谷ありです。
日本の平常時といえば平安時代や徳川時代や戦後の現代ですね。
非常時といえば戦国時代や幕末や昭和の15年間戦争ですね。
他国の歴史も似たようものですが
残念なことには、国のイノベーションには
武力を用いる、血の舞うイノベーションの場合が多かったようです。
平常時が続くと、どうしてもシステム疲労が起こってきます。
穏やかな改革と言うものはなかなか難しいようです。
既得権を持つ旧勢力と、新勢力がぶつかり合います。
それでも日本の明治維新は「維新」と言って
「革命」ではないようですね。
戊辰戦争はありましたが
他国に比べると、内戦期間が短く
徳川最後の将軍もあっさりと政権を明け渡しました。
この徳川慶喜の判断は高評価されています。
それに比べると大被害を及ぼした
太平洋戦争は悲惨でしたが
玉砕を求めた軍部を抑えて
最後の最後に終戦の決断をなさった
昭和天皇のご判断も日本を救ったのではないでしょうか。
現代は戦争のない時代なので、ゆっくりとしか改革は進みませんが
僕は戦争より良いのではないかと思っています。
戦後72年ですが、このところの朝鮮半島の動きは
非常時の予兆なのでしょうか?
人間の歴史の平常時と非常時のうねりは
止むことなく続いて行きます。
翻弄されることなく
しっかりと腹をくくって行きたいものですね。