AKB48の旅

AKB48の旅

再度「自己言及性」について

2017年12月26日 | AKB
乃木坂46中元日芽香が綴ったアイドル論の説得力、考えさせられた「アイドルとは何か」

最近、AKB48グループの取材をおこなったなかで、改めて楽曲と向き合った。すべての楽曲に当てはまるわけではないが、総合プロデューサーの秋元康氏が描く歌詞は、そうした彼女たちの“今”と重なる部分がある。

当然、聴く人の捉え方によってさまざまに解釈できる。ただ、そうした歌詞の世界観からも、やはり彼女たちのアイドル人生そのものが音楽であり作品であり、魅力なのであると今は感じている。


自己言及性こそが、かつてのAKB48の、そして今の指原さんの「根本教義」である。私以外は誰も言ってないみたいだけど、上記引用から1ミリ先なんだけどな。

階層構造の遷移、そして自己言及性

自己言及性


指原節

2017年12月25日 | AKB
「ラストアイドル」セカンドシーズン決定 秋元康・小室哲哉・織田哲郎・つんく♂・指原莉乃交えて激突<本人コメント>

お話をいただいたとき、ただ純粋にうれしかったです。秋元さんから伺ったのですが、錚々たるプロデューサーの方々が並ぶ場面で、秋元さんの口から私の名前が出たことが、ものすごくうれしかったですね。でも、プロデューサーとして自分がいちばん新人であり実績もないのは一目瞭然なので、なんとか頑張って食らいついていかなければ…そして、私が担当するユニットのメンバーがガッカリしないように頑張りたいなと思っています。

実は、この『ラストアイドル』という番組は、かわいそうすぎて見たことがありません。同じ仕事をしている人間としては、胸が痛くて見ていられないんです。きっとグループごとに個性があると思いますが、私は王道のアイドルソングが好きなので、それが合うユニットと組めたらいいなと思います。

とにかく名前を出していただけたことがうれしいので、メンバーやファンの皆さんをガッカリさせないように、なんとか頑張っていきたいと思います!


相変わらずの見事なまでの指原節。

1段目は、簡潔に事実関係と経緯を述べた上で、一点の歪みもない自己了解像と世界認識に触れる。
2段目は、遠回しの意見というか、異見。批判ととられないよう気配りした上で、それでも批判(と敢えて書く)。
3段目は、控えめな、けれども前向きの、というか実はけっこう前のめりかも知れない決意表明。

この人の構成力は、ちょっと追随を許さないレベル。見事な「序破急」にもなってるし、表面をなぞっても、何段階もの深読みをしても、それぞれのレイヤに破綻がないし、階層間の連携にも抜かりはない。どんだけ頭が良いんだ。どんだけ見通せてしまえるんだ。そして、どんだけ語(騙)れるんだ。

そして指原さんツイート版

ラストアイドルのプロデューサー対決に参加することが発表されました💦
プロデューサーとしてのパワーが一目瞭然で一人だけありませんが、イコラブでの作詞をどこかで誰かが評価してくれてたのかなととっても嬉しいです。
担当するグループのメンバー、ファンの皆さんがガッカリしないよう頑張ります!


実は、上記、記事からの引用と同一構成なんだけど、ツイッターであることを念頭に、巧みに修正されている。

1文目は、最小限に短縮。
2文目、3文目は、より個人向け、ファン向けに、いわば「近接化」されてる。

たぶん、計らずともこれができてしまえる。秋元氏が惚れ込むのも無理はない。

指原プロデュース12人組アイドルグループ「=LOVE」センター・高松瞳を直撃

2017年12月24日 | AKB
指原プロデュース12人組アイドルグループ「=LOVE」センター・高松瞳を直撃

 ――指原Pからアドバイスは

 高松:SNSに関して「こうした方がいい」とたくさんアドバイスしてくれます。女性のプロデューサーなので、体形管理のことはよく言われます(苦笑)。あとは出演しているバラエティー番組を見てくださって「この子のこれがよかった」「あれはこうした方がいいよ」とすごく長文でいただきます。この前、初めてバラエティーに関してのメッセージをいただいたんですけど、熱がすごくて…さすがだな、って。

 ――“笑いを取れ”とのハッパもあった

 高松:ありましたね(笑い)。

 ――指原Pといえば、自身もアイドルオタクでパフォーマンス力にはこだわりが強いが

 高松:直接は言われないんですけど、パフォーマンス力を向上させてほしいと思ってるだろうな、という圧を感じて…。来年の課題として、歌とダンスのレベルを全員で上げていくのが目標です。

 ――メジャーデビュー会見ではスキャンダル対策で「東スポに気をつけろ!」と厳命していた

 高松:言ってましたね! まだ私たちはそういうのは未知の世界で、経験するかも分からないですし(笑い)。メンバーは声優好きやアイドル好きが多い。女性アイドルの方や二次元が好きで恋愛面で興味がある子がいない。大丈夫だと思います!


ネ申26番外編「登れ!指Pチルドレン」見てても感じることだけど、イコラブメンバーは精神力的な意味での内面のばらつきが大きいように感じる。と言うか、比較することで気づけるように思うんだけど、AKB48のオーディションって、外見だけではない、けっこう内面的な要素で選んできてるんだなということが逆に分かる。

そんな中でも、高松さんはしっかりしてる方で、センターに選ばれたのも納得される。このインタビューも、自身を客観視していることが伝わって来る。

「まるで衣装のような制服」

2017年12月23日 | AKB
AKB48グループの衣装制作会社による制服ブランドが、採用4校の新制服を発表。「まるで衣装のような制服」

株式会社オサレカンパニーが、株式会社明石スクールユニフォームカンパニーとコラボレートし立ち上げた学校制服ブランド“O.C.S.D.”(呼称:オーシーエスディー、 正式名称:OSARECOMPANY SCHOOL DESIGN)の、採用第2弾となる2018年度新入学生対象の新制服を発表した。

この新制服の完成に伴い、“O.C.S.D.”公式ブランドサイトでは、AKB48グループに所属する若手メンバーがモデルとして各校の新制服を着用。さらに、制服を着用してのコメントも到着している。


進学先を制服で決めるという女子が少なくないという調査結果があるくらいなんだから、この動きは遅きに失したくらいのもの。けれども同時に、AKB48ほど制服のブランドとして相応しい存在もないわけで、他には比肩できるものすら思いつけない、まず追随を許さないとも言えそう。

アイドルの衣装と制服の連続性もまた、リアルバーチャル連続体の一環にして、正にAKBらしさということになる。モデルとなったメンバーが現役女子高生なのもまた映えるし、萌える。

“O.C.S.D.” 公式ブランドサイト

「20億 その中の奈子 50人」

2017年12月22日 | AKB
東京モノレール「20億人達成」に至る苦難の道

登壇したイメージガールの4人も早速川柳を発表。東京モノレールのPRを思い思いに行った。中でも矢吹奈子は「東京の自宅に帰るときもモノレールが使いやすいし速いのでよく使います」と言い、「20億 その中の奈子 50人」という独特な川柳を作っていた。

「独特な川柳」という評価だけど、どうだろう。こういう場での個人的に50回利用したという表明は、よくTPOを弁えたものと捉えることができるし、それを五、七,五音に巧みに落とし込んだ、けっこう秀逸な作品ではないだろうか。矢吹さんのこういった頭の良さ、言語能力の高さを、もっと生かせないものか。